山本幸久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
働く女性アンソロジー。
日明恩さんを目当てに。
119にかけて最初に取ってくれる所。
いたずらも多い中、こうして頑張ってくれている人達は
本当に神経すり減らしているのだな、と。
確かに現場の緊迫感はないものの
それを判断する、大事な場所。
ベビーッシッターも、かなり信頼がなければ
やりづらい仕事です。
しかしそんな仕事内容よりも、友人の方が
非常に気になる話でした。
ドラマチックに演出…悲劇のヒロインならぬ
ドラマにどっぷりな感じの人。
迷惑がかからなければ別に、ですが
これは確実に迷惑被ってます。
そして最年長ヒロインw
世間をしらなくても、自分の世界を知っていれば
それだけで十分で -
Posted by ブクログ
働く女性をテーマにした短編集、全6編。
・原田マハ「ヴィーナスの誕生」
→美術品輸送・展示スタッフ。元美大生。
・日明恩「心晴日和」
→災害緊急情報センター通信員。
消防士として現場でホースを握りたかったのに、119の電話を受け付ける係に任命され、内心不服だったのだが……。
・森谷明子「ラブ・ミーテンダー」
→未婚ベビーシッター。かつては、体操選手としてオリンピックを目指す中学生だった
・山本幸久「クール」
→89歳、ひなびた田舎でひとり働く農家。
・吉永南央「シンプル・マインド」
→イベント会社契約社員。40代未婚。元バンドの人気者
・伊坂幸太郎「彗星さんたち」
→新幹線清掃スタッフ。内気 -
Posted by ブクログ
中学生という若さで子供の父親となった静男。
母親は生後5ヶ月の子供を置いて出て行ってしまった。
静男の両親は離婚しており、一緒に暮らしている父親も滅多に家には帰ってこない。
現実的に考えたら、中学生の男の子が一人で子供を育てるのはムリがありますよね。
実際の子育ても、やはり周りの人たちの支えがあって成り立つモノだと思います。
物語の中の静男も最終的には沢山の人たちの協力のもと、子育てをしていくわけですが…。
母親が出て行った理由が最後までわからずモヤモヤです。
お腹を痛めて産んだ我が子を置いて出て行く理由。。
余程の事があったのだと私は思いたい。