山本幸久のレビュー一覧

  • マイ・ダディ

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    小さな教会の牧師・御堂一男。8年前に最愛の妻を亡くし、男手ひとつで娘ひかりを育てている。その娘の現実と過去の事実に、失意のなか一男が選択した決意とは。
    ムロツヨシ初主演映画の小説版。いわゆる"悪い人は一人も出てこない"物語なので、安心して読めるが予定調和すぎる。

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    2021年08月29日
  • 展覧会いまだ準備中

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    自分のやりたい事を仕事にするとは…と仕事をしている身としては色々考えてさせられる本でした。

    主人公とマサヒコの光と影のような対比になっているやり取りが好きです。

    ただ男女が2人で仲良くしていたらすぐ恋愛の話を絡めてくるのにはモヤっとしました。

    終盤は登場人物たちそれぞれの事情なのどが分かってきた所で話が終わってしまうのでスッキリした気持ちで読み終われなかったのが残念。続編があれば読みたいです。

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    2021年05月22日
  • 凸凹デイズ

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    凪海(ナミ)が働くデザイン事務所、「凹組(ボコぐみ)」をめぐる物語。

    お仕事小説でもあり、『遅く訪れた青春』小説のようでもあり。

    何だか楽しい読み心地。トラブルやハプニングも起こるのだけれど、あまり心を乱されずに読めた。
    凪海(ナミ)視点の時にも大滝視点の時にも、語り口がちょっと呑気だからかも。

    この作品だけで完結なのかな。シリーズで読みたいような気持ちもある。ゴッサム・シティやQQQのこともあまりわからないままだったし、それぞれの恋愛模様もほぼ見えてこなかったし。

    短編の「凸凹ホリデー」は、ちょっと不完全燃焼。なんか、切ない気持ちになったなあ。もう少し報われる感じが欲しいと思ってしま

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    2021年05月16日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    寺地はるな、蛭田亜沙子、彩瀬まる、3作品がとても良かった。3人共初めて読んだが、それぞれの作品も読んでみようと思う。

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    2021年05月16日
  • 芸者でGO!

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    おもしろかったです☆
    以前、ある日アヒルバスを途中放棄して以来気になっていた作家さん。なんとそのアヒルバスのデコちゃんが出てました!
    それにしても夢民、弍々、未以、茂蘭、兎笛、寿奈富、戸部屋とかよく考えたなぁ☆そして何気に登場人物の本名が昔の俳優さんのモジリですか⁇
    短編集でしたがビミョーに絡み合っててそこも良かった!
    未以はどうしたんだか、寿奈富の娘はどうなるんだか、続編ないのかなぁ、読みたいです☆

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    2021年03月18日
  • エール!(3)

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    シリーズの中でも変わり種の職業が多かったです。伊坂幸太郎は短い話しの中にも伏線と回収があり、楽しく読めました。

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    2021年03月06日
  • 床屋さんへちょっと

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    連作長編。9つのお話が入っている。
    ひとつの話ごとに、時間が過去に戻る。前に読んだこれとは関係ない2冊も時間が遡っていくところがあったので、あれ?また?と思ってしまった。
    でもこの手法自体は割と好き。前のあれはここからこうなったんだーと知るのが楽しい。

    毎回、床屋さんがちらりと出てくる。ちょっと無理にでも床屋さんを絡めてきているのかな、なんて思う部分もあった。

    勇が年齢に対して大人すぎるのと、登場人物たちの会話がたまに不自然なのとが気になった。こんな話し方はしないだろうなとか、こんなやり取りはしないよね、とか。

    どの章も最後はちょっといい風に終わるので悪い感じはしないのだけれど、腹立たし

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    2021年02月15日
  • 芸者でGO!

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    山本幸久さんの作品は相変わらず面白いですね。
    悪い人は1人も出てこないですね。
    アットホームな感じがしてホッコリします。

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    2021年01月26日
  • 一匹羊

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    ホッコリする話の詰まった短編集。
    何が言いたいのかわからない話から、元気をもらえる話と、ムラがありながらもすんなり読める。
    得るものはないが、のんびりしたい時にはよい本だと思います。
    私は最後の町おこしの話が良かったです。

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    2021年01月18日
  • 誰がために鐘を鳴らす

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    ちょっと変わった学園ドラマみたいで面白かったです。
    ハンドベルが意外でしたが1人では出来ないという処がミソですかね。
    相変わらず読んでほっこりさせる作家さんですね。

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    2020年12月13日
  • 床屋さんへちょっと

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    床屋をテーマとした、ほっこりとさせる連作長編ですね。
    時系列がバラバラなのは意味があるのかな。
    少し違和感を、感じてしまいました。
    続けて読めば意味が分かったかも知れないですね。

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    2020年12月04日
  • ジンリキシャングリラ

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    "北陸の小京都"と呼ばれる町の高校生・雄大。トラブルで野球部を終われ、可愛い先輩に誘われるまま人力車部に入ることに。青春の煌めきと甘酸っぱさを描いた感動の物語。
    お仕事小説も面白いけど、青春ものもなかなかの群像劇のスペシャリスト山本幸久さん。何かに打ち込む青春時代は美しい。特に年齢を重ねてくると、"若さ"って無限大の可能性を秘めていたことにやっと気づくのだ。

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    2020年11月15日
  • ある日、アヒルバス

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    とても面白かったけど、最後にものたりない感じがありました。もうちょっとデコさんと新人研修の続きが読みたかったです。
    最後の先輩との話もあまり好みでなく残念でした。

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    2020年11月03日
  • 展覧会いまだ準備中

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    美術館が舞台という意外性以外は普通かな。
    読んで面白かったです。
    でもオススメかと言うと自分は疑問です。

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    2020年10月06日
  • あっぱれアヒルバス

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    あれからもう12年かぁ。早いものです。気がつけばデコちゃんも中間管理職。色々と見たくないものも見える頃。でもデコちゃんらしく育ってて嬉しかった!!
    あらすじ(背表紙より)
    アヒルバスのバスガイドになって12年、いつしかベテランになった高松秀子。恋も仕事も充実…のはずが、後輩に追い抜かれっぱなしの日々。外国人向けオタクツアーのガイドを担当するが、最悪の通訳ガイド・本多光太のおかげでトラブル続発。デコは乗客に、そして自分にも幸せを運ぶことができるのか―!?

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    2020年04月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    スカイツリーを見上げる下町のかたすみに、
    ひっそりと息づく商店街がありました。
    それがー『明日町こんぺいとう商店街』
    こんべいとうの角は、24個って知っていましたか?
    戦後の焼跡に、24軒のお店が集まって歩きだしたこの小胆がは、
    だから明日町こんぺいとう商店街。いつまでも味が変わらない。
    ひとつとして同じ形がないこのお菓子には。
    「商店街の永年の繁盛、お客様の健康長寿」を祈り、
    「個性のある商店街づくり、店づくり、そして人づくり」という
    願いが込められています。
    さあ、今日も店がひらきます。


    明日町商店街シリーズもこの本で第4弾です。
    それぞれのお店の話を、違う作家さんが書かれているアンソ

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    2020年04月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    前半はとてもとても良かったのに、四軒目からダメだった。
    がっかり。
    彩瀬まる、久しぶりにとても良かったなぁ。
    蛭田さんも、寺地さんもとても好みだった。
    でもやっぱり彩瀬まるの川平金物店が、1番良かった。

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    2020年03月16日
  • 男は敵、女はもっと敵

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    女性が中心の短編集。
    それぞれに主人公がいるが、少しずつ繋がっていて面白い。
    広告業界で働く主人公が多く、こんな仕事もあるのかと面白い。
    楽しく読める短編集でした。

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    2020年03月09日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    シリーズ4冊め。
    気になるお店のみお邪魔する。

    寺地はるなさんの『サクマ手芸店』が良かった。
    どんなに仲良くてもどこか相手が妬ましかったり、隣の芝生は青い…あるよね…と頷く。

    大島真寿美さんの『カフェスイス』。
    話が思わぬ方向に。店貸し切りで好きなように厨房まで使えるのか?現実的にありえるのか?とちょっと疑問。

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    2020年03月09日
  • ある日、アヒルバス

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    デコさんは応援したくなる。秀子さんか。
    そして偽伯爵のがっかり感ときたら。
    登場時の期待を返せと。

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    2020年03月01日