【感想・ネタバレ】誰がために鐘を鳴らすのレビュー

あらすじ

翌年の廃校が決まっている、男子だらけの県立高に通う錫之助。ある日、担任から音楽室の片付けを命じられハンドベルを見つける。その音色に魅せられ、居合わせた3人の同級生――イケメンでそつがない播須、いじめられ体質の美馬、不良の土屋とハンドベル部を創立することになる。顧問は担任でお地蔵さん似の教師、あだ名は「ダイブツ」。チームワークもバラバラ、音楽の知識もないメンバーで、「女子高のハンドベル部との交流」という不純な目標から始まった部活動。だが、4人は徐々に演奏の面白さに目覚め、出会う人々の輪は広がってゆき…。卒業目前、錫之助がハンドベルの演奏を通して見た未来とは? 一人では絶対に演奏できない楽器、それがハンドベル。4人の凸凹男子高校生と独身教師が奏でる、笑えて泣ける青春物語! 文庫オリジナル書き下ろし短編「まつげに積もる雪」も収録!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ハンドベルというちょっと変わった設定ではあるが、高校生の頃を思い出させる、ちょっと甘酸っぱいお話し。

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2022年08月28日

Posted by ブクログ

この文庫本の解説者、中上次郎さんが書いているように、山本幸久さんの作品を何冊も読んでいると『この人は、あの小説に出ている人だ』とか『この人の過去はこんな感じだったのか』と思わず、ほくそ笑みをしながら読んでしまいます。この小説も漏れずに出てきます。そして文庫書下ろしの小説も、もちろんあります。カバーイラストに描かれている、詰襟の学ランを着た動物達も、読み進めると解ります。このような小説で、読後にホッとした気持ちになると次の作品を読みたくなります。

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2022年08月21日

Posted by ブクログ

仲間でもない、友達でもない、
てんでバラバラの4人が、ハンドベルで繋がるお話。

指導役のカラニャンがとっても愛らしい。

少しずつ4人の絆が深まっていく様子が、ほっこりできる青春ものでした。

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2021年09月04日

Posted by ブクログ

廃校が決定している高校に通っている4人が、音楽室の荷物運びを頼まれる。そこでハンドベルを見つけ、女子高生との合同練習をめあてに、ダイブツ先生も巻き込んでハンドベル部を結成することから始まる。なんとなく過ごしていた高校生活で、やりたいことを見つけてバラバラだった4人が、少しずつ心を通わせていく様子は、まさに青春物語。学生時代にやりたいことと出会うことは、幸せなことだと思う。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

廃校が決まっている男子高校生4人がハンドベル部をつっくって成長していく青春物語。
その中に「店長がいっぱい」に出てくる「霧賀久仁子」氏がいいところで随所に登場。
読後感もすごくよく、とてもいい本でした。

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2019年11月01日

Posted by ブクログ

ちょっと変わった学園ドラマみたいで面白かったです。
ハンドベルが意外でしたが1人では出来ないという処がミソですかね。
相変わらず読んでほっこりさせる作家さんですね。

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2020年12月13日

Posted by ブクログ

廃校が決定している三流高校の男子高校生が、動機不純ながらも一念発起でハンドベルに挑戦。ふぞろいの男たちが奏でる、笑えて泣ける青春物語。
お仕事小説が多い山本作品だが、情熱を傾ける青春ものも原理は同じなので魅力溢れるストーリーになっている。ハンドベルの演奏が、いかにチームワークという一体感が大切なのかがよくわかった。キーマンとして登場する友々家の霧賀さんの存在感がとても魅力的だ。

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2020年02月10日

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