【感想・ネタバレ】店長がいっぱいのレビュー

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Posted by ブクログ

他人丼のチェーン店を展開する、友々家各店舗の店長の物語です。短編のようで実は同じ会社の物語なので繋がっています。この著者の文庫本は最後に文庫書き下ろしの物語が必ずあります。これも同様にあり、それがまた良いのです。

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2021年11月03日

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ネタバレ

あまり期待しないで読み始めたからか予想外に面白く最後はもう少し続きが読みたくなった。ポンコツの2代目にもなんだか人間味も感じて許せてしまう。何より魅力的なのは霧賀さんだ。後解説に出てくるように霧賀さんが出てくるらしい他の小説も読みたくなった。

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2021年06月13日

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それもきちんと話そう。背中にではなく、面とむかって。

友々家という他人丼チェーン店の店長達の物語。老若男女色んな人生を送っている店長が日々のトラブルなどを乗り越えながら店を支える物語。
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各キャラクターが丁寧に描かれてて、店長になった背景がリアル。自分よりも歳上の人に指示しないといけない気まずさや、周りへの態度が酷いバイトとの戦いに感情移入してしまった。クセの強い会長とその息子二代目社長も憎めないんだよなぁ。
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2021年06月07日

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小さい頃「店長」と聞いて思い浮かべるのはスーパーの店長か喫茶店の店長だった。今はフランチャイズ店の休めない店長。この本の店長達もそれぞれ問題・悩みを抱えて大変そう。でも創業者の会長や社長、本社社員も悩んで苦しで模索している。会長のオムライスを社長に食べてもらいたかった。霧賀さん、仕事仕事だと思ったら、そんなことになってたとは。沢渡さんの声てどんな声なのかしら。

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2020年01月12日

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うまい表現ができないのですが、あたたかくていい小説だと思いました。
他人丼のチェーンのいろんな店舗を舞台に、各話主人公(店長)が変わる、形式としては連作短編集なのですが、各話バラバラなのではなく、有機的につながった独特の構成で、それが物語に強さと深みを与えています。文庫で読んだ感じ、計算は全く感じさせないけど、すごく考えて書かれている印象も受けました。
それから、個性豊かで、でも共感できる、しっかりとしたキャラクター設定。一人ひとりの内面の描写が繊細かつ自然で、読んでいるうちにどの登場人物も応援したくなります。
タイトルだけ見て、ブラックな職場を皮肉ったギャグ的な話なのかなと思いましたが、とてもあたたかいヒューマンな作品でした。
働くこと、生きることにちょっと息苦しさを感じたとき。もしくは、色んなものに流されて何となく生きてるけど、自分の人生このままでいいのかなと疑問を感じたときに、手にとってみるといいかもしれません。啓発本のような具体的な解決策(大抵役に立たない)は書いてないけど、小説らしい優しさで働く人の背中を推してくれると思います。

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2019年07月21日

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いわゆる他人丼を提供する外食チェーンの店長たちを描いた連作短編集。
同じチェーンだから単調になるかと思ったが、結構バラエティーに富んだ話になっていた。しかも、共通の登場人物もいたりして、ちゃんとした群像劇になっている。
バイトの人間関係に悩み、売上に苦しみ、夢や家族など自分の問題にも振り回される店長たち。つらそうではあるが、それぞれに光明も見出だせる終わり方がよかった。

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2019年03月13日

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短編のようであるが、各章で共通の登場人物が出てくる
読み進める程に、面白い作品。
いずれ再読するだろうし、続編がでたら必ず買うと決めました。
エィエィイオー!

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2019年02月18日

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国内外に百二十七店舗を展開する他人丼チェーン店『友々家』を舞台に、いろんな店長の様々なトラブルを描く、元気がもらえるお仕事小説。
ちょうど年末年始のチェーン店のカフェ で読むことになった。レジの不具合や客とのトラブルなど、ここでも頼りになるのは店長でした。全国どこでも同じような店構えのチェーン店でも、店長の人柄で雰囲気は変わる。本書に登場する店長さんたちのたくましさは、是非とも行きたくなる店のムードである。

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2019年01月06日

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タイトル通り店長がいっぱい。

チェーン店でそれぞれの特徴ある店長のお話。
店長ごとに短編になっている。

こういう店長いたなぁ、、と共感できるのではと思うくらい仕事や人間関係がリアルに描かれている。

社長の成長も感じてほしい。

372ページ(文庫)

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2023年06月29日

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チェーン店の友々家の、いろんな支店の短編集かと思ったらそんなことはなく、各章に共通する登場人物が何人もいて、楽しい楽しい。
八王子北口店の犬塚くんの弟を他の店舗で見つけたときは思わずニンマリ。
嫌な印象しかなかった社長だけど終盤はホロリとさせられ、各店舗各店長のさまざまな話がひとつにまとまった。

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2022年02月13日

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なんか違う、と思いながら働く店長さんたち。
答えは出ないけど、じたばたしながら生きるって愛しいよね、と思える短編集でした。
一部、ちょっとね…というオジさんはいたけど。

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2021年10月16日

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ネタバレ

さまざまな店長が出てくる短編集。

嫌なヤツとして描かれているキャラクターでも、自分と違う信念を持って生きているだけで、それを含めて見るとどこか憎めない。

社長が変わっていくところは、胸熱だった。

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2021年10月13日

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友々屋という、他人丼のチェーン店の様々な店舗の店長を主人公とした短編集。
フランチャイズの店長然り、赤道近くの海外支店に飛ばされた店長然り、それぞれの人間模様、苦悩の中にそれぞれが活路を見出すようなストーリー仕立てとなっており、必ずしも完全無欠のパーピーエンドでないリアルさが絶妙に心地よい。
基本は緩やかなストーリーの展開となっているが、その中に世間のシステムや決まりに対して、店長という媒体を通して訴えかけているものがあるのも事実、話が進むにつれて、前作の人間が出てくるのも、引き込む要因の一つとなっている。

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2021年08月28日

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結構な店舗数を誇る他人丼のチェーン店の店長が主役。東京はもちろんのこと、北海道や海外の店まで舞台になっています。

同族企業で初代はやり手の女史だったけれど、2代目はボンクラ。でもその2代目も段々と変わってゆきます。

劇的に面白いわけではないのですが、なんだかとても優しくて、温かい気持ちになる。コロナ禍で外食チェーン店も大変であろうことを思うと、こんな話はいっそう和む。

新メニューもこうして考えられているのでしょうか。マーマレードとマヨネーズの取り合わせは確かに不味そうだから、メニューに載らなくてよかった(笑)。

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2021年06月04日

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「一所懸命働いているのに幸せになれないなんて、やっぱりまちがっていると思うんだ。」と帯に書かれていて、「そうだそうだ!幸せになれる話なんだな!!」と思って中身も確認せずに購入。1人の店長が成長して行くお話かと思ったけど違った。
短編集のような感じはあまり好みではなかったのですが、後半はそれまでに出て来た登場人物が絡み合って、じんわり、温かいお話でした。
「夜の海」での淡々とした社長の行動や思いが、却って泣けました。

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2020年06月08日

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他人丼チェーン店の店長たちと本社創業者と家族の物語。
それぞれの人間像が魅力的。
読後感もよく、おすすめの作品でした。

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2019年10月12日

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短編連作。チェーン店の店長が主役かと思いきや連作で頼りない2代目社長がメインですね。
チェーン店で働いたり、バイトしたことがある人にはとてもイメージしやすく、刺さるものもあるのではないか。
仕事の大変さ、店長のやりがい、孤独などが表現されていて面白い!

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2019年08月20日

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友々亭というチェーン店の店長たちの
様々な人生のお話。
チェーン店はどこにいっても店構えは
変化はあまりないけど、そこで働く人は個性的。

その対比の書き方が面白かった!

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2018年11月10日

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友々丼はどんな味がするのかな?

友々丼をメインにチェーン店約120店舗を展開する友々家
そこで働く各店舗の店長をメインとした話。
広告代理店から転職
一癖も二癖もあるバイトに手を焼く
などなど問題点を解決していく。それを纏める容姿が美しく仕事が出来る本社の霧賀久仁子。
各章は別々の店の店長の話だが霧賀が関わっている為細かな所で話が繋がる。
最後の方の章は一代で友々家を築いた現会長「真田あさぎ」とその息子でポンコツ二代目社長の話。
ドタバタが最後まで続くのかと思いきや最後はしんみりとして終わった。

山本さんの小説は映像化が多いように感じます。
この本もいづれは映像化するんじゃないでしょうか。
店長のドタバタ
美しい霧賀の恋愛
ポンコツ社長の成長
刺激がいろいろあって楽しめます。
個人的にかなり不評だった卵の殻をかぶった豚のぬいぐるみが気になって仕方がない。ぜひ見てみたいものです。

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2018年10月08日

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「一所懸命働いているのに幸せになれないなんてやっぱり間違っていると思うんだ」
そんな帯に惹かれて速攻手にした一冊。
働いても働いても報われない…こんなに一所懸命働いてるのに…忙しさに煽られ考える暇さえない…何の為に働いているんだろう?
働く社会人、皆一度はそんなことを思った事があるんじゃないのかな。
そーやって皆自分の為、家族の為、懸命に働いているんですよね。

明日も頑張ろう!




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2022年10月01日

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前半は表紙のイメージどおりのコメディタッチお仕事小説だったのが、後半タイトル回収して、ちょっといい話にまとまってるとこ好きです。
雑誌の連作を一冊にまとめるときに、書き下ろしを加えてこうやってまとめてくれると、読後感が全然違うと思う。

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2021年12月11日

Posted by ブクログ

色んな店長のオムニバス。
表紙のイラストのせいか、店長ばかりが集められたところでの話かなー、と思って読み始めてしまったので、少し期待とは違っていました。
まあ、あるあるです。

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2019年07月09日

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他人丼のチェーン店「友々家」
スタンダードなメニューの友々丼は、豚バラ肉とたまねぎを甘辛く煮込んだものを卵でとじて、ご飯にのせます。
それぞれのお店で働く、店長さんの奮闘する姿に元気が出ました。

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2019年01月15日

Posted by ブクログ

丼チェーン店【友々屋】を舞台に様々な事情を抱えながらも懸命に働く店長たちの姿を描いた連作短編集。装幀のポップなイラストに相反しどの話もほろ苦いが、もがき苦しみながら奮闘する彼ら彼女らの姿に共感を抱かずにはいられない。海外進出店舗が舞台の「夢から醒めた夢」は特に秀逸で、ダメダメな二代目社長を母である前社長目線で追う「寄り添い、笑う」も感慨深いが、いまいち活かされないまま終わる設定がちらほらあるのは少し勿体ない。『仕事の効率が上がるほど多忙になり幸せを感じられない』という台詞は現代を象徴しているように思えた。

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2018年06月20日

Posted by ブクログ

長編で店長が表紙のように一致団結して会社の危機だかに立ち向かう話かと思った。違った(笑)

自分も小売業に従事していたので人を使うのってホント、大変だよなぁ…としみじみしながら読んじゃいました。自分でやった方が早いし楽なんだけどそれでは店舗としては良くないんですよねぇ。お客さんも勝手ばかり言う人が多いし。仕事内容よりも人間関係で辞める人の方が多そうだなぁなんて思いました。

この間、海外にいらした方がフェイスブックで日本は人的素材を使いすぎてないかって書かれてました。その方がいらした国は高速はETCで無人。SAのファストフードも注文は液晶で、商品受け取り時のみ店員が対応していたって書いてありました。日本って「お客様は神さま」精神が大なり小なりあるので店員に無理難題言う人が多いんですよねぇ。でも考えてみてほしい。この値段でそこまでのサービスを求めるのはどうなのか、という事を… お金が全てではないけれどもやはり適正価格というものが商品にもサービスにもあるのだからその辺りは客側も弁えてもらわないと困るってのはありますよねぇ…

個人的にはクニコさんがバツ2男にひっかかった理由が全然理解できない。声か?声が良かったのか?もしくは小説だからわからないけれどもイケメンだったからか?
会長と言い、同期の店長と言い、研修先の元ヤン店長と言い、女性の方が気風が良くて颯爽としていただけになんかその男かぁ…という感じが非常に勿体ない(笑)
最後のオムライス店にはホロリとさせられました。

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2017年11月27日

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