山本幸久のレビュー一覧

  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    今回の作品はどれも、手探りながら悩みながらも未来に向かって前に進もうとしている。こんな商店街あれば良いのに。どこかにあって欲しいとしみじみ思う。

    0
    2024年10月29日
  • 社員食堂に三つ星を

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    がっつり管理栄養士がメインの小説が珍しいので題材にしてくれて嬉しい。
    そんな物珍しさで手に取ってみた。

    長らく経営されている厨房によくいる女帝(お曲様)の存在は期待通りだったが、栄養は二の次のような言動で主人公に噛み付いていたので、じゃあなぜここで働いているの??と強く思った。
    地方の田舎へ行けばそうゆう人間も珍しくはないのだろうか???
    しかし、主人公も主人公で、名前を叫んだ上で、なんでタマネギを水につけてしまうんですか!?ビタミンB群やカリウムが溶けてしまうでしょ?辛味成分であるアリシンは血液をサラサラにするし、疲労回復にかかせないビタミンB1の働きも持続させるので積極的に摂取した方がい

    0
    2024年10月29日
  • 花屋さんが言うことには

    Posted by ブクログ

    お花屋さんが舞台の物語。
    温かい雰囲気の一冊で、楽しく読み終えることができた。

    何気ない日常を丁寧に描いていて、大きな展開はないものの、ほっとするような印象を受けた。
    主人公がやりたいと願っていたデザインに再び向き直る姿も応援したくなる。

    疲れている時に読みたい一冊かもしれない。

    ☆3.6

    0
    2024年10月22日
  • おでんオデッセイ

    Posted by ブクログ

    安定の山本幸久。
    東京の、おそらく人も羨む大企業でバリバリ働いていた主人公は、あるときオーバーワーク、過剰ストレスで出社できなくなり、実家の練り物屋に出戻る。
    そして実家の練り物をネタにおでん屋台を細々とやり始めるのだが、そこに来るお客さんたち、元彼、などなどとのあれこれがあって、あぁ、幸せに生きたいよね。日々、人とちゃんと出会って、話して、尊重しあって、気づかって。

    みたいな、優しい幸せを噛み締める、山本幸久のお得意のほっこり物語。

    優しいだけじゃなくて、ちゃんと、辛い現実だったりも、冷静に描かれているからこそ、とっても「良い話」だけど、白けないで読める。ほっこりできる。
    その塩梅も良い

    0
    2024年10月12日
  • 社員食堂に三つ星を

    Posted by ブクログ

    何年か前にどハマりして大人買いをした作家です。その頃よりはハマりはしないけれど、相変わらず落ち着くし、何よりもこの作家の話には元気を貰えます。

    管理栄養士の主人公みなほは理不尽に田舎の家具メーカーの社員食堂に飛ばされる。その先には誰も楯突けないお局パート調理員がいて、みなほ以前に着任した栄養士はみんな耐えきれずに退職。だからこそ自分は絶対に辞めたくない。

    根っから意地悪な人も世の中にはいるでしょうが、よく知ってみればいい人というのが本の中。アヒルバスが出てくるのも嬉しい。擬人化されたミゼット2にはちょっと引くけれど。瀬里奈ちゃん推し。

    0
    2024年10月07日
  • 社員食堂に三つ星を

    Posted by ブクログ

    東京でキャリア街道まっしぐらの管理栄養士・日元
    みなほは突如、紀伊半島にある地元家具メーカーの
    社員食堂へ異動を命じられる。東京が恋しいみなほ
    だったが、町の人の優しさやおいしい郷土料理に
    出逢い…。

    0
    2025年03月08日
  • おでんオデッセイ

    Posted by ブクログ

    真夏におでんの話を読むのもどうかと思ったんだけど、そんなの関係なくやっぱり良いんだよなあ。

    特別おでんが好きなわけではない私でも、猛烈におでんが食べたくなるという。
    特に東京揚げ。

    あと作中に出てくるおでんがモチーフのゲーム、アイデアといい、ネーミングセンスといいだいぶ面白い。
    実際にあったら、人気が出そうだと思うのは私だけ?

    読後感も爽やかで、よく煮た大根みたいに心がホクホク温かくなる。

    現実はこんなに全てが丸く収まる程甘くないのかもしれないけど、彼らが行き着く未来に幸あれと願うばかり。

    0
    2024年08月20日
  • 人形姫

    Posted by ブクログ

    森岡人形の人形が現実にあったら、男雛や女雛、その他の人形はどんな造形をしているんだろうと想像に夢が膨らんだ。

    0
    2024年06月23日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【収録作品】
    一軒目「サクマ手芸店」寺地はるな
    二軒目「ツルマキ履物店」蛭田亜紗子
    三軒目「川平金物店」彩瀬まる
    四軒目「~中古楽器・中古レコードの買取・販売~しゑなん堂」芦原すなお
    五軒目「インドカレー ママレード」前川ほまれ
    六軒目「カフェ スルス~コアラちゃんの巻~」大島真須美
    七軒目「おもちゃ屋『うさぎや』」山本幸久

    明日町こんぺいとう商店街シリーズ4

    あったらいいなと思える商店街。

    0
    2024年06月22日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    シリーズ4弾

    『サクマ手芸店』寺地はるな
    糸子さんと充輝の不器用な親子関係のなかに温かさが良い
    康恵さんと城戸の関係が切ない

    『川平金物店』綾瀬まる
    主人公がなんて可哀想な人と思ったら、、
    意外性のある生き物
    その生き物が商店街を歩く
    理由が涙ぐましい
    傷ついた茂さんにジイちゃんはじめ商店街の人々が温かく優しい

    上記の2作品が良かった

    人気作家さんが描く商店街
    現代に失われつつある人情味があり
    通いたくなるお店ばかりだった

    疲れた私の心が癒された

    0
    2024年06月07日
  • 芸者でGO!

    Posted by ブクログ

    八王子の奥屋の芸者衆のお話で、それぞれが抱えるエピソードを描いた作品でした。エピソードの結末は、・・・と言ったところがあり、その後を想像させるところが、物足りなくもあり面白くもある作品でした。軽い感じで読むことができる作品でした。

    0
    2024年06月01日
  • おでんオデッセイ

    Posted by ブクログ

    一気に読むことが出来た。

    幼稚園児が歌う曲が恥ずかしかったり、お見合いを薦めてくる婆さんが嫌だったりもあったが、全体的に良い話。

    0
    2024年05月21日
  • おでんオデッセイ

    Posted by ブクログ

    退職して始めた屋台のおでん屋さん。色々なお客さんが来る中で、少しづつ関わりを深めていく様子はやっぱり屋台ならではの人情があっていいな、と思います。次のステップに踏み出す所で物語は終了。明るい気持ちに慣れました。季節的には少し暑くなってきたけど、おでん食べたいなぁ。

    0
    2024年05月03日
  • おでんオデッセイ

    Posted by ブクログ

    おでん美味しそうだなぁ…と素直に思える。静香の肩肘張らない頑張りが周りの人たちを巻き込んで なんだかんだで丸く収まった。わくわくする終わり方が気持ちいい。あとひょっこりアヒルバスが登場してて懐かしかった!

    0
    2024年04月29日
  • 笑う招き猫

    Posted by ブクログ

     桃餐(とうさん)プロ? まるで倒産寸前みたいなプロダクションに所属する女性漫才コンビ「アカコとヒトミ」。初ライブで、客席が失笑から無反応へ、終いには凍りつくという盛大なスベりの場面から物語は始まります。

     二人は共に28歳・独身。大学時代からの腐れ縁でお笑いの道へ進んだのでしたが、当然いい時も悪い時もあります。互いの境遇の相違と嫉妬、すれ違い、喧嘩‥。それでもそれらを乗り越え、真摯に笑いを追求する姿は、一見無謀に思えても尊く、明るい未来を予感させます。
     物語の展開、登場人物の対話にリズムがあり、読みやすいです。筆者のノリに引き込まれるように、ライブ会場でネタを共有している感覚になります。

    0
    2024年04月19日
  • おでんオデッセイ

    Posted by ブクログ

    おでんの美味しい冬の頃に予約して届いたのが春うららな陽気の日だったから、なかなか手に取れなかった。
    でも返却日が迫ってきて、こりゃまずいと読み始めたら面白かった!
    心温まる人情ものとでもいうのか、おでんを中心として物語が進んでいく。
    でもやっぱり…もっと寒い冬に読みたかったなー!!

    0
    2024年03月29日
  • おでんオデッセイ

    Posted by ブクログ

    必ず練物を食べたくなる話。

    練物やおでんの魅力がいっぱいの小説でした。
    ガンモの作り方など知らない世界を知れたのがよかったです。
    小説の内容は、とても暖かい感じの小説なので心地よく読めました。

    近くにこんな屋台があれば、たまに寄りたいなって思います。

    0
    2024年03月08日
  • エール!(3)

    Posted by ブクログ

    働く人への応援短編小説集。異色だけど山本幸久さんの作品が面白かった。いろんな仕事があって、豆知識もたくさん。多彩なアンソロジーで楽しめた。頑張ろうって思える。

    0
    2024年03月05日
  • おでんオデッセイ

    Posted by ブクログ

    どの話もほっとする話でした
    おでんの具のようにじんわり温かくなって 少し笑いがある話でした
    最近ミステリーの話を多く読んでいたのでより
    気分転換にもなりました

    0
    2024年02月25日
  • あの夜を覚えてる

    Posted by ブクログ

    オールナイトニッポンリスナーなので読んで見ました。
    オールナイトニッポンリスナーや深夜ラジオを聞いていた人にはそこそオススメ出来ますが、それ以外の人には…
    舞台脚本を小説化したためか心情描写が薄く、淡々と物語が進んで行くため没入出来ませんでした。

    0
    2024年01月28日