山本幸久のレビュー一覧
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オールナイトニッポン55周年記念公演を小説化した一冊
放送100回目を迎えた藤尾涼太のオールナイトニッポン、しかし直前にスキャンダルが発覚し…というあらすじ
僕はラジオが好きだ
ただ、なぜ好きなのかと言われると言葉に詰まってしまう
この本を読んでちょっと分かった気がする
リスナーとパーソナリティとが繋がり、一つの生放送を、忘れられないあの夜を作り上げていく感覚が好き
聴き返すと初めて聴いたときの感情しっかり思い出せる密着さが好き
いつも一人で聴いているのにイベントに行くと沢山の仲間がどこからか現れるのが好き
あとは当たり前だけどラジオ描写が脳内再生余裕すぎる…! -
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義肢装具士を目指す主人公さえ子。高校を卒業してから7年勤めた内装会社を辞めて、貯めてたお金を専門学校の学費に使い、何年も付き合った彼氏にフラれて、まさに前を向くしかない崖っぷちの彼女。
渋谷にある専門学校で出会った2人の仲間と共に、四苦八苦しながら学びと経験を深めていく。
義肢装具士というお仕事、全くと言っていいほど知りませんでした。
お恥ずかしながら。
そこには、今まで知り得なかった深くて時に悲しくて、でも明るくて元気が出る素敵な社会がありました。
自分の人生に芯がある人は強くて美しい。
それは、義肢装具士を目指すさえ子とその仲間も、彼らに関わる先生や先輩、それから義肢を使っている方々も。 -
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ネタバレ久々山本幸久、別作品の登場人物がコソっと出てくるのが楽しみな山本作品だが、今回は冒頭いきなりド直球にアヒルバスのデコちゃん登場。
話は八王子の置屋「夢民」に所属する芸者5人の物語。5人それぞれが主人公の短編5編を収録。読みやすい楽しい話が基本なんだが、それだけでなく若干引っかかるような悲しいような挿話もチラホラと入ってくる。
特に未以さんは非常に気になる、というかこれ続編読まないと寝ざめ悪いパターンやわ。アヒルバスの中にちょっと出てくるとかでもいいので、彼女のその後、できれば幸せな姿を読みたいと思う。
その他兎笛さん木遣り練習のシーンや、茂蘭さんのカラオケシーン、謎の美女寿奈富さんの過去 -
Posted by ブクログ
ネタバレTさんのおすすめ。
なぜ、男性ストリップに照明をあてているのか。
なぜ、チップに必要なお札を用意しているのか。
なぜ、マネキンでチップをパンツにはさむ練習をさせるのか。
銀座三越のライオンを退治するのか、
築地本願寺を忍び足で歩くのか。
それは主人公のバスガイド高松秀子、通称デコが、
バスツアーのお客様に楽しんでほしいから。
敬愛する先輩が辞めてしまい意気消沈する中、
新人研修を担当させられたデコが、自分自身も成長していく。
こう書いてしまうと全然面白くないが、
ベテランガイドの鋼鉄母さんとその息子、
友人ではなく同期アキ、
個性あふれる新人たちと、登場人物がぶっとんでいて面白い。
行 -
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ニニが出ている。芸者でゴー、こうして友情出演みたいに出てくるのが嬉しいし山本幸久さん好きだよね。義肢装具士の存在も含めて考えたことないので、勉強になりました。3人もよかった 会社はこれから本当に出来ると思う。専門学校は大学みたいに学生生活を楽しむ場所じゃないので友情を育てる難しいかと思いますが、この3人は巡ってきたのですね。無意識のうちに出た言葉が相手を傷つける場面があるけど、あれを言われると何も言えない声も掛けれないと自分も思う。難しいね良かれと思って伝えても相手には同情だけの哀れみと受け取られるって 五十嵐貴久さんと同じでこのふんわり読んでいて和んでしまうのはどういう理屈なんだろうと考える
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Posted by ブクログ
覚悟を決めて何かに立ち向かう人の美しさが描かれていて私はとても好きでした。
と言っても、義肢装具士を目指す主人公のさえ子は途中で何度も「私は向いてないかも」と弱気になります。
そんな時に周りが羨ましく見えたり、自分の弱いところばかりが目についたりとすごくリアルな描写がありました。
でも周りには何気なく元気をくれる友人がいて、頑張っている人がいて、自分を頼ってくれる人がいる。
それを知りもっと逞しくなっていく、そんなお話なのですが読んでいてとても清々しい気持ちになりました。
読み進めるうちに登場人物に嬉しいことがあると自分も嬉しくなり、反対もまた然りですっかり没入していたように思います -
Posted by ブクログ
憧れて手に入れた仕事にも嫌な事はある。
こんな仕事辞めてやる!という仕事の中に、
笑顔になる一瞬がある。
生活の為に働くのだから割り切る、
という考えもある意味正解だと思うし、
この仕事が天職だと思っていたのに、
向いてないって挫折する事も多分ある。
大変そうだね、と言われる仕事に、
笑顔で楽しげに関わる人もいる一方で、
誰もが羨む職業に就いているのに、
人知れず悩んで塞いでいる人も多分いる。
早期退職に憧れた時期もあったけど、
社会の片方にしかいられない人生が楽しいのか、
自信がなくなってきた。
助け合って社会を作って生きていく上では、
誰もが自分の役割を「ちゃんと」する事が、
大事なの