山本幸久のレビュー一覧

  • 店長がいっぱい

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    結構な店舗数を誇る他人丼のチェーン店の店長が主役。東京はもちろんのこと、北海道や海外の店まで舞台になっています。

    同族企業で初代はやり手の女史だったけれど、2代目はボンクラ。でもその2代目も段々と変わってゆきます。

    劇的に面白いわけではないのですが、なんだかとても優しくて、温かい気持ちになる。コロナ禍で外食チェーン店も大変であろうことを思うと、こんな話はいっそう和む。

    新メニューもこうして考えられているのでしょうか。マーマレードとマヨネーズの取り合わせは確かに不味そうだから、メニューに載らなくてよかった(笑)。

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    2021年06月04日
  • ふたりみち

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    67歳の元ムード歌謡歌手と、何故か彼女の歌に涙する12歳の家出少女。55歳の年の差を超え2人は強い絆で結ばれていく。笑って笑って、ラスト1行に涙する人生讃歌。極上のロードムービー小説。
    人生の日陰者が、人生最後のスポットライトを求めて全国ドサ回りの旅へ。トラブル続きは山本幸久ワールドのお約束だが、いつの間にか一緒に旅している気分になる。「運命に逆らわなきゃ」って言葉が、とても心地好い。最後の最後まで可能性を信じる気持ちを大切にしたい。

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    2021年04月06日
  • ふたりみち

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    才能に恵まれたけど花開かず、一人娘を授かったけど二度失い、人生のあれやこれやを飲み込んで耐え忍んで生きてきたゆかりが67歳にして初めて運命に逆らう。相棒に12歳の家出少女を引き連れての復活ライブツアー…。

    シャンソンの調べと昭和のムード歌謡の香りがしっかりと絆をつないでいく、同窓会みたいな懐かしい、けれどちょっと遠いところの空気に包まれます。

    ゆかりを支える人の輪が3世代に脈々と続くのがステキです。真っ直ぐに育った娘とその養い親が惚れ惚れするほど魅力的です。そして相棒縁の母子もチャーミング。嬉しい文庫書き下ろしの短編でもほのぼのします。

    ゆかりさん、アヒルバスの出身なんですね♪

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    2021年03月24日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    この商店街の魅力というか、根底に流れる想いみたいなもののが自分の好みなのか、「合わないなぁ」と感じるものがなくどれも平均点以上のおもしろさ。
    安定・安心・粒揃い なアンソロジー。
    いろいろ増えてきて忘れてる話もあるので、第1集から読み直してみたくなりました。

    どうでもいいことだけど、巻末の〈初出〉の日付、本当?

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    2021年01月24日
  • カイシャデイズ

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    店舗などの内装設備会社ココスペース。営業担当のベテラン社員高柳は、同社の新入社員橋本がズル休みをしていることを知る。現場に向かっている途中で、橋本が自転車でフラフラと走っているところを見つけ…。

    あー面白かった。
    これが第一の感想。大事件はない、ひねったハラハラもない、感動もない、でも面白い。

    過去に読んだ作品が『凸凹デイズ』だったので、デイズシリーズ=山本幸久の会社シリーズなのかな?高柳、石渡、篠崎…それぞれの視点で、難しい仕事を抱えては、それなりになんとか解決していくという、普通の仕事の話で特に盛り上がらない話といえばそれまでだが、どんどん読ませていくのは作者の力量であろう。

    『凸凹

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    2021年01月21日
  • ある日、アヒルバス

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    なんでもない日常だけど さらっと読めて笑えてドラマを見ているような感覚になる。
    強いメッセージ性はないけど みんなが頑張ったり 少しずつ成長する姿はいい!
    カオルくんの濃いキャラは密かに好き 笑

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    2021年01月18日
  • ふたりみち

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    夢物語なのかな。
    読めば幸せな気になります。
    出来過ぎと感じるけど物語ならいいのかなと思います。
    現実は辛いですからね。

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    2021年01月09日
  • ふたりみち

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    偶然に次ぐ偶然...いつもなら「出来過ぎだろっ」って突っ込むところなのにちっとも嫌じゃない。いろんな出会いや別れがあって今がある。そう思える素敵な物語だった。東日本大震災を絡めた物語だけど温まりました。

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    2021年01月07日
  • 床屋さんへちょっと

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    実にほのぼのと読めるストーリー。
    お菓子メーカーの二代目の苦悩、その娘、孫が床屋で繋がっている話。
    どうってことのない日常が、繋がっている。
    幸せな気分になる本でした。

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    2020年12月22日
  • 笑う招き猫

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    面白かったです。
    漫才をテーマにした小説では自分はベストだと思います。
    けど続編はいらないですね。
    これで満足です。

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    2020年10月01日
  • 店長がいっぱい

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    「一所懸命働いているのに幸せになれないなんて、やっぱりまちがっていると思うんだ。」と帯に書かれていて、「そうだそうだ!幸せになれる話なんだな!!」と思って中身も確認せずに購入。1人の店長が成長して行くお話かと思ったけど違った。
    短編集のような感じはあまり好みではなかったのですが、後半はそれまでに出て来た登場人物が絡み合って、じんわり、温かいお話でした。
    「夜の海」での淡々とした社長の行動や思いが、却って泣けました。

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    2020年06月08日
  • カイシャデイズ

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    社会人が主人公の小説。働く人なら誰しも経験のある上司や社外関係者からのお叱りや受けてきた恥など、登場人物の目線で描かれており、自分だけじゃないんだなーと勇気をもらえた。それぞれの企業戦士模様が面白かった。

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    2020年06月04日
  • 男は敵、女はもっと敵

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    連作短編集。高坂藍子本人は内心悩みも不安も抱えているのに、周囲の人間から見ると美しく強い女性。吾妻くんは何故会社辞めちゃったのか、最後に明かされたあの子は誰の子?全然それらしい人いなかったのに。それとも描かれていない期間に関係のあった人?気になる!

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    2020年01月12日
  • 一匹羊

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    ネタバレ

    山本幸久の短編集、どの作品の主人公も、どこにでもいそうな、人間臭い人たちばかり。そしてどこにでもありそうな話で、とんでもない不幸があったりとか、ゴールデンラッキーがあったりということは一切ない。街中にあふれている普通の話ばかりである。

    が、そういうのを書かせると上手いのが、この作者。どの作品も余韻がいいねんなぁ。「この後、この人はもう人頑張りするんやろな」とか「ちょっと一息入れるんかな」ってな終わり方。
    こういうのを読むとじゃ俺も、今抱えているちょっとした(でも俺にとっては少々やっかいな)問題に手を付けてみよっかな…みたいな勇気が湧く。

    山本作品の常連キャラもちょいちょい出ていて、そういう

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    2019年12月24日
  • 誰がために鐘を鳴らす

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    廃校が決まっている男子高校生4人がハンドベル部をつっくって成長していく青春物語。
    その中に「店長がいっぱい」に出てくる「霧賀久仁子」氏がいいところで随所に登場。
    読後感もすごくよく、とてもいい本でした。

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    2019年11月01日
  • 店長がいっぱい

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    他人丼チェーン店の店長たちと本社創業者と家族の物語。
    それぞれの人間像が魅力的。
    読後感もよく、おすすめの作品でした。

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    2019年10月12日
  • エール!(3)

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    様々な職業をテーマに、様々な作家さんが競演したアンソロジーの第3弾。
    たまたま好きな作家さんが多かったので、第3弾からいきなり読み出したが、美術作品の運搬の方の話や、ベビーシッター、新幹線の清掃員の話が特に面白かった。
    それぞれの作家さんの得意分野の作品が読めたのも、とてもお得な作品集だったと思う。
    順番が違うけど、第1弾も第2弾も読んでみようと思う。

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    2019年10月05日
  • 店長がいっぱい

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    短編連作。チェーン店の店長が主役かと思いきや連作で頼りない2代目社長がメインですね。
    チェーン店で働いたり、バイトしたことがある人にはとてもイメージしやすく、刺さるものもあるのではないか。
    仕事の大変さ、店長のやりがい、孤独などが表現されていて面白い!

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    2019年08月20日
  • あっぱれアヒルバス

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    アヒルバスシリーズ第2弾。今回は外国人観光客が多いツアー。バスガイドの秀子ことデコがアニメやフィギュア関連の場所を巡る。思いがけないことが起きたり大変な仕事でもあるけれどデコがお客様との交流を通して自分に足りないものやこれからやろうとしていることを見つめていくそういう気づきの物語でもあるようにおもう。東京を一緒に巡っているようなそんな楽しい感覚にもなれる。前作からデコも歳を重ね後輩もできて、でもデコはデコ。この作品を読むとアイスのピノが食べたくなる。

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    2019年08月20日
  • 幸福ロケット

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    思いがけない本から、思いがけず、この本を知って、初めてこの作家さんの本を読んでみた。特別に驚くような事件が起こるわけでもなく、小学生の親子、淡い恋、友達との関係が、面白おかしく綴られて、最後に胸を打たれた。
    意外な出会いに感謝✨ありがとう

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    2019年04月22日