山本幸久のレビュー一覧

  • エール!(3)

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    憧れて手に入れた仕事にも嫌な事はある。
    こんな仕事辞めてやる!という仕事の中に、
    笑顔になる一瞬がある。
    生活の為に働くのだから割り切る、
    という考えもある意味正解だと思うし、
    この仕事が天職だと思っていたのに、
    向いてないって挫折する事も多分ある。

    大変そうだね、と言われる仕事に、
    笑顔で楽しげに関わる人もいる一方で、
    誰もが羨む職業に就いているのに、
    人知れず悩んで塞いでいる人も多分いる。

    早期退職に憧れた時期もあったけど、
    社会の片方にしかいられない人生が楽しいのか、
    自信がなくなってきた。
    助け合って社会を作って生きていく上では、
    誰もが自分の役割を「ちゃんと」する事が、
    大事なの

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    2023年11月26日
  • あたしとママのファイトな日常

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    イジメっ子を殴ってやりたいからボクシングで強くなることを目指す風花が真っ直ぐで思い切りがよくて気持ちいい。
    風花は正義感も強く優しく、母親とも仲がよくてボクシングを応援しながら楽しく読みました。

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    2023年11月19日
  • ふたりみち

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    67歳と12歳のドタバタツアー!ふたりの旅の様子も楽しいし、ゆかりさんのこれまでの人生に感じ入りいい話でした。

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    2023年11月13日
  • 人形姫

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    雛人形の職人や現状についてよく分かる一方、職人の熱意や思いも感じた。職人の事がよくわかり面白かった。

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    2023年10月11日
  • 床屋さんへちょっと

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    心温まる家族のストーリー。自分の事に置き換えて切なくなる。不器用だけど一生懸命に、誠実に自分も生きていきたい。

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    2023年09月27日
  • 店長がいっぱい

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    タイトル通り店長がいっぱい。

    チェーン店でそれぞれの特徴ある店長のお話。
    店長ごとに短編になっている。

    こういう店長いたなぁ、、と共感できるのではと思うくらい仕事や人間関係がリアルに描かれている。

    社長の成長も感じてほしい。

    372ページ(文庫)

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    2023年06月29日
  • ある日、アヒルバス

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    アヒルバスバスガイド高松秀子奮闘記。頼りになる三原先輩が辞めて回ってきた新人教育係。ツアーの個性的なお客に振り回された上に一癖二癖ある新人たちの教育に頭を悩ませる。それでも今日も笑顔で東京をご案内。久々にバスガイドさんのいるバスツアーに行きたくなった。で、結局小田切運転手とはどうなった?

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    2023年05月10日
  • カイシャデイズ

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    内装会社に勤める人達の人間関係を面白く描写している作品。
    営業、設計、施工の3人を中心に、統括室や顧客などが絡んで楽しく描かれている。
    この作家さんの描く小説にはイヤな人が出てこないのがいい。
    本当にストーリーにすんなりと入っていける。

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    2023年02月06日
  • 大江戸あにまる

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    ネタバレ

    荒唐無稽感のなんと豊かなことよ。それだけ、江戸は遠くなった。私が子供のころはまだ祖父母からご維新の話を聞いた年寄りがいたが、今その距離にあるのは第二次世界大戦。時間がつくってくれるものは確かにある。

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    2023年01月28日
  • 床屋さんへちょっと

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    あれ?短編集?
    と思ったら連作短編集!
    さらっと読めて、通勤にもぴったりです。

    とっても信頼している読者友達からの紹介で、
    イチオシのこちらをやっと読みました。
    山本幸久さん、いまではお仕事小説の作家さん、というイメージみたいだけど、リアルな世界のなかでも、ちょっぴり勇気をもらえるような素敵なお話をたくさん書いています。


    短編それぞれにちょっとずつ床屋さんのエピソードが挟まれていて、どこで床屋さんが登場するのかな?って読んでいくのも楽しかった!
    読後感もいいし、さっくり読めるし、いろんなひとにおすすめできるお話だったな〜

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    2022年12月29日
  • エール!(3)

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    世の中には色々な仕事があるんだなぁと改めて思う。
    救急センターの電話は、読んでるだけで手に汗握りました。
    農業のゑいさんが、かっこよくて素敵でした☆こんなおばあちゃんになりたい(笑)
    あと、スプーンひとさじの砂糖、というメリー・ポピンズの歌の中の言葉が心に残りました。

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    2022年10月15日
  • ネコ・ノ・デコ/LOVE or LIKE

    購入済み

    しっとりとした佳作

    雨の季節に合うしっとりとした良い作品だと思う。
    学生時代の話と今の話が交錯して、結果的に良い方向へまとまってゆくけれども というようなストーリーが読みやすい文章で語られている。

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    2022年10月03日
  • 男は敵、女はもっと敵

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    連作短編で藍子さんに纏わる強者たちの日常が描かれるというか、暴かれる(笑)
    男女の想いが錯綜して、ぐちゃぐちゃになっているさまがなんとも滑稽。冷静な傍観者をきめこむもいつしか巻き込まれ、運命共同体みたきになっているのが面白かった。
    ラストは完全におまけだけど特別感満載。

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    2022年09月02日
  • 人形姫

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     雛人形職人や製作現場の現状を通して、伝統工芸やそれに支えられ発展してきた町の変化を描く、お仕事小説。

          * * * * *

     雛人形職人の世界や製作現場の現状が端的に書かれていて、わかりやすかった。

     匠の業の継承や後継者不在という問題は、今やあらゆる伝統文化の世界に共通しているのではないでしょうか。その原因は無意味としか思えない因襲に起因するところが大きいと思います。
     昔気質の職人たちの無駄に封建的な意識が変わらない限り、伝統文化は廃れていく一方でしょう。そこに気づいて少しずつでも改革していく必要に迫られているのが、伝統文化の世界だと思います。

     本作でも、主人公の恭平

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    2022年07月15日
  • ヤングアダルト パパ

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    中学生が父親に。しかも母親と一緒に暮らしたのは、2週間足らず?
    設定には相当無理があるのだけれど、なぜだかほっこりしたまま、不安な気持ちでやきもきすることもなくエンディングに辿り着いた。
    子どもは可愛い、でも一番遊びたい盛りで、青春を謳歌したい時期に、子育て一辺倒で日々過ごしていけるものか?とは思った。

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    2022年06月01日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    スカイツリーを見上げる下町の片隅にある商店街の物語、第4弾。
    戦後の焼跡に24軒集まって始まった商店街ということだったけれど、今では80軒近くの店があるという。
    毎回、冒頭に地図が載っているけれど、その本に載っている短編のタイトルのお店だけなので、これは・・・あの物語のお店の場所なのだが・・・と迷ってしまう。
    今回の桜さんのように、お店を出て歩きながら紹介してくれると、ふむふむ、川平金物店は、水沢文具店の向かって左隣なのだな?とわかって嬉しい。
    今までに登場した、全部のお店が載った大きな地図が見たいなあ〜

    老朽化した二階建てで、一階がお店で二階が住居という作りが多い。
    看板も古い言葉で、若い

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    2022年03月02日
  • 人形姫

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    そろそろ雛祭りの時期である。
    そして、最近テレビで、水墨画と雛人形について是非見たいと海外から女性が来日している番組を見たところだった。

    雛人形は、頭師、着付師、髪付師、手足師、小道具師とそれぞれを分業で作っている。
    ひとつひとつ、手作りで魂をこめて作っているのが、よくわかった。

    そして、時代によって、代理雛の顔も変化しているのを知り、とても感慨深く伝統の凄さも感じた。

    そのあとこの本を手にしたので、最初からすんなりと入り込めた。

    この物語は、独身の恭平が、亡き父のあとを継ぎ人形職人をしながら社長として、高齢化した職人たちといっしょに奮闘していく話である。

    伝統を継承しながらも今の時

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    2022年02月23日
  • 店長がいっぱい

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    チェーン店の友々家の、いろんな支店の短編集かと思ったらそんなことはなく、各章に共通する登場人物が何人もいて、楽しい楽しい。
    八王子北口店の犬塚くんの弟を他の店舗で見つけたときは思わずニンマリ。
    嫌な印象しかなかった社長だけど終盤はホロリとさせられ、各店舗各店長のさまざまな話がひとつにまとまった。

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    2022年02月13日
  • ふたりみち

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    これぞまさしくリア充。そうだ、六十七歳だってリア充はできる。

    67歳の元ムード歌謡歌手ゆかりはドサ回りの旅の途中、12歳の家出少女縁(ゆかり)に出会う。公演は行く先々でトラブルに見舞われるが、それを乗り越えてふたりは強い絆で結ばれていく。
    .
    少し天然なおばちゃんって感じのゆかりにも実は辛い過去があって、それが場面場面で少しづつ回想されていて、今回のドサ回りで縁に出会ったことでその過去にも向き合うことが出来ていたのが深い。友情に年齢は関係ないと思った。

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    2022年01月30日
  • エール!(3)

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    この物語に出てくる人達は、みんな自分の仕事に誇りを持っていてかっこいい。自分の好きなことを仕事にする人、天職を見つけた人、大変だけどやりがいを見出せる人、様々な人がいたけれどどの人もプライドを持って働いているのが素敵だなぁと感じた。私も自分が誇りを持てる仕事に就きたいな〜

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    2022年01月27日