山本幸久のレビュー一覧

  • 神様には負けられない(新潮文庫)

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    義肢装具士を目指す主人公さえ子。高校を卒業してから7年勤めた内装会社を辞めて、貯めてたお金を専門学校の学費に使い、何年も付き合った彼氏にフラれて、まさに前を向くしかない崖っぷちの彼女。
    渋谷にある専門学校で出会った2人の仲間と共に、四苦八苦しながら学びと経験を深めていく。

    義肢装具士というお仕事、全くと言っていいほど知りませんでした。
    お恥ずかしながら。
    そこには、今まで知り得なかった深くて時に悲しくて、でも明るくて元気が出る素敵な社会がありました。
    自分の人生に芯がある人は強くて美しい。
    それは、義肢装具士を目指すさえ子とその仲間も、彼らに関わる先生や先輩、それから義肢を使っている方々も。

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    2024年03月14日
  • 神様には負けられない(新潮文庫)

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    背中を押し、前向きにさせてくれるお仕事小説。

    社会人7年務めた後、専門学校に通う行動力もすごいけど、そうさせた過去の出来事もリアルだった。

    専門用語も多いけれどそれがまた興味深い。

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    2024年03月04日
  • 花屋さんが言うことには

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    いわゆるブラック企業から、偶然の出会いでお花屋さんへ転職し、新しい環境での人との出会いや学び、胸キュンあり(ほっこり)なストーリーです。

    I泰山木、II向日葵、Ⅲ菊、Ⅳクリスマスローズ、Ⅴミモザ、Ⅵ桜、Ⅶスズラン、Ⅷカーネーションの8章から成っており、各章のタイトルの「花言葉」で繋がっていきます。同じ花でも、色や本数でも意味が異なっていたりと、愛でるだけではない花の楽しみ方に興味を持ちました。

    森教授の存在が好きです。

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    2024年02月25日
  • おでんオデッセイ

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    久しぶりの山本節。アヒルバスにオバケディズまで。やっぱり山本さん。軽妙洒脱な、この路線で行ってほしい。ふろふき大根とちくわぶで、一杯飲りたくなった。

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    2024年01月29日
  • 芸者でGO!

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    ネタバレ

    久々山本幸久、別作品の登場人物がコソっと出てくるのが楽しみな山本作品だが、今回は冒頭いきなりド直球にアヒルバスのデコちゃん登場。

    話は八王子の置屋「夢民」に所属する芸者5人の物語。5人それぞれが主人公の短編5編を収録。読みやすい楽しい話が基本なんだが、それだけでなく若干引っかかるような悲しいような挿話もチラホラと入ってくる。

    特に未以さんは非常に気になる、というかこれ続編読まないと寝ざめ悪いパターンやわ。アヒルバスの中にちょっと出てくるとかでもいいので、彼女のその後、できれば幸せな姿を読みたいと思う。

    その他兎笛さん木遣り練習のシーンや、茂蘭さんのカラオケシーン、謎の美女寿奈富さんの過去

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    2024年01月25日
  • ある日、アヒルバス

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    ネタバレ

    Tさんのおすすめ。

    なぜ、男性ストリップに照明をあてているのか。
    なぜ、チップに必要なお札を用意しているのか。
    なぜ、マネキンでチップをパンツにはさむ練習をさせるのか。
    銀座三越のライオンを退治するのか、
    築地本願寺を忍び足で歩くのか。

    それは主人公のバスガイド高松秀子、通称デコが、
    バスツアーのお客様に楽しんでほしいから。

    敬愛する先輩が辞めてしまい意気消沈する中、
    新人研修を担当させられたデコが、自分自身も成長していく。
    こう書いてしまうと全然面白くないが、
    ベテランガイドの鋼鉄母さんとその息子、
    友人ではなく同期アキ、
    個性あふれる新人たちと、登場人物がぶっとんでいて面白い。

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    2024年01月24日
  • おでんオデッセイ

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    有野静香はそこそこ名の通った商社で働いていた。だが体を壊して故郷へUターンし、実家の練り物工場を手伝っていた。そんな時、一念発起して町おこしプロジェクトに応募し、実家の練り物を使ったおでん屋台を開く事になり…

    おでん屋「かいっちゃん」に通ってくる人を中心として、ほんわかした気持ちになれました。
    嫌いで別れた訳ではない元彼とも上手くいきそうで、続編希望です。

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    2024年01月22日
  • エール!(3)

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    ネタバレ

    お仕事小説のアンソロジー。
    美術品輸送展示スタッフ、災害救急センター通信員、ベビーシッター、農業、イベント会社契約社員、新幹線清掃スタッフの6つの職業を6人の作家が描く。
    はじめましての作家さんが4人、ていうか原田マハさんと伊坂幸太郎さんしか知らない。農業の吉永南央さんの切り口はおもしろく、救急情報センターの日明恩さんのはこれからキュンキュンしてゆきそうかなと。
    伊坂さんはいつもとちょっと違い、作者知らずに読んだら伊坂さんと思わなかったかな、仙台出てこないし。

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    2024年01月21日
  • おでんオデッセイ

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    東京の商社で働いていた静香は、身体を壊し退職後に実家の「有野練物」の手伝いをしていたが、町おこしプロジェクトに応募し、おでんの屋台を開く。

    実家の工場で作った練物でのおでんは、出汁も染みて絶品。
    少しずつ常連客も増えて親しくなり、高校時代の元カレのDJポリスの六平太とも良い関係に…。

    登場人物のキャラも際立つうえにちょっとした問題も切り抜けて、良い方向に進んでいくので気持ちよく楽しめる。
    心に沁みてくる温かい物語である。

    そして、なんと言ってもおでんが美味しそうである。
    たまねぎ天に紅しょうが天、餃子巻にウインナー巻、肉いなり、小型ばくだん…とインターンを終えて寄った早咲ちゃんが頼んだも

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    2024年01月20日
  • 神様には負けられない(新潮文庫)

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    ニニが出ている。芸者でゴー、こうして友情出演みたいに出てくるのが嬉しいし山本幸久さん好きだよね。義肢装具士の存在も含めて考えたことないので、勉強になりました。3人もよかった 会社はこれから本当に出来ると思う。専門学校は大学みたいに学生生活を楽しむ場所じゃないので友情を育てる難しいかと思いますが、この3人は巡ってきたのですね。無意識のうちに出た言葉が相手を傷つける場面があるけど、あれを言われると何も言えない声も掛けれないと自分も思う。難しいね良かれと思って伝えても相手には同情だけの哀れみと受け取られるって 五十嵐貴久さんと同じでこのふんわり読んでいて和んでしまうのはどういう理屈なんだろうと考える

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    2024年01月01日
  • 神様には負けられない(新潮文庫)

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    覚悟を決めて何かに立ち向かう人の美しさが描かれていて私はとても好きでした。

    と言っても、義肢装具士を目指す主人公のさえ子は途中で何度も「私は向いてないかも」と弱気になります。

    そんな時に周りが羨ましく見えたり、自分の弱いところばかりが目についたりとすごくリアルな描写がありました。

    でも周りには何気なく元気をくれる友人がいて、頑張っている人がいて、自分を頼ってくれる人がいる。

    それを知りもっと逞しくなっていく、そんなお話なのですが読んでいてとても清々しい気持ちになりました。

    読み進めるうちに登場人物に嬉しいことがあると自分も嬉しくなり、反対もまた然りですっかり没入していたように思います

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    2023年11月27日
  • エール!(3)

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    憧れて手に入れた仕事にも嫌な事はある。
    こんな仕事辞めてやる!という仕事の中に、
    笑顔になる一瞬がある。
    生活の為に働くのだから割り切る、
    という考えもある意味正解だと思うし、
    この仕事が天職だと思っていたのに、
    向いてないって挫折する事も多分ある。

    大変そうだね、と言われる仕事に、
    笑顔で楽しげに関わる人もいる一方で、
    誰もが羨む職業に就いているのに、
    人知れず悩んで塞いでいる人も多分いる。

    早期退職に憧れた時期もあったけど、
    社会の片方にしかいられない人生が楽しいのか、
    自信がなくなってきた。
    助け合って社会を作って生きていく上では、
    誰もが自分の役割を「ちゃんと」する事が、
    大事なの

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    2023年11月26日
  • あたしとママのファイトな日常

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    イジメっ子を殴ってやりたいからボクシングで強くなることを目指す風花が真っ直ぐで思い切りがよくて気持ちいい。
    風花は正義感も強く優しく、母親とも仲がよくてボクシングを応援しながら楽しく読みました。

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    2023年11月19日
  • ふたりみち

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    67歳と12歳のドタバタツアー!ふたりの旅の様子も楽しいし、ゆかりさんのこれまでの人生に感じ入りいい話でした。

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    2023年11月13日
  • 人形姫

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    雛人形の職人や現状についてよく分かる一方、職人の熱意や思いも感じた。職人の事がよくわかり面白かった。

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    2023年10月11日
  • 床屋さんへちょっと

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    心温まる家族のストーリー。自分の事に置き換えて切なくなる。不器用だけど一生懸命に、誠実に自分も生きていきたい。

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    2023年09月27日
  • 店長がいっぱい

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    タイトル通り店長がいっぱい。

    チェーン店でそれぞれの特徴ある店長のお話。
    店長ごとに短編になっている。

    こういう店長いたなぁ、、と共感できるのではと思うくらい仕事や人間関係がリアルに描かれている。

    社長の成長も感じてほしい。

    372ページ(文庫)

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    2023年06月29日
  • ある日、アヒルバス

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    アヒルバスバスガイド高松秀子奮闘記。頼りになる三原先輩が辞めて回ってきた新人教育係。ツアーの個性的なお客に振り回された上に一癖二癖ある新人たちの教育に頭を悩ませる。それでも今日も笑顔で東京をご案内。久々にバスガイドさんのいるバスツアーに行きたくなった。で、結局小田切運転手とはどうなった?

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    2023年05月10日
  • カイシャデイズ

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    内装会社に勤める人達の人間関係を面白く描写している作品。
    営業、設計、施工の3人を中心に、統括室や顧客などが絡んで楽しく描かれている。
    この作家さんの描く小説にはイヤな人が出てこないのがいい。
    本当にストーリーにすんなりと入っていける。

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    2023年02月06日
  • 大江戸あにまる

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    ネタバレ

    荒唐無稽感のなんと豊かなことよ。それだけ、江戸は遠くなった。私が子供のころはまだ祖父母からご維新の話を聞いた年寄りがいたが、今その距離にあるのは第二次世界大戦。時間がつくってくれるものは確かにある。

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    2023年01月28日