山本幸久のレビュー一覧

  • 花屋さんが言うことには

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    各章、花をテーマに区切られており読みやすかった。花屋に集まる人々が、各章の主人公となり話が進む。最後の章、もう少し詳細があると嬉しいな~。続編も書けるようにか?ちょっとぼやけて話が終わったのが、肩透かし。

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    2025年09月12日
  • ふたりみち

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    安定の面白さ

    最後のコンサートに収斂していく伏線回収はどきどきする

    おばあちゃんのゆかりと中学生の縁どっちもいいなあ

    ご都合主義といえばそうだけど全くの悪人が出てこないのも好き
    レコード会社社長とかは悪いかも

    こんなドサ周りがある人生も悪くないな

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    2025年09月03日
  • あっぱれアヒルバス

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    デコが教育した新人たちが見事に成長し、置いてかれた感を抱く毎日。
    でもデザイン会社の新人にハッパをかけられ、大迷惑な通訳ガイドに翻弄されながら自分の存在意義を再確認し、おまけにカレシまで!
    ぜひぜひ続編が読みたい!

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    2025年08月24日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫にまつわる短編集です。
    作家さんによって、猫の描写やひととの関係性の捉え方が異なっていて、楽しめました。猫って、何を考えているかわからないけれど、ふとした時に寄り添っていてくれているように感じたり、不思議な存在です。

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    2025年08月15日
  • 誰がために鐘を鳴らす

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    廃校が決定している高校に通っている4人が、音楽室の荷物運びを頼まれる。そこでハンドベルを見つけ、女子高生との合同練習をめあてに、ダイブツ先生も巻き込んでハンドベル部を結成することから始まる。なんとなく過ごしていた高校生活で、やりたいことを見つけてバラバラだった4人が、少しずつ心を通わせていく様子は、まさに青春物語。学生時代にやりたいことと出会うことは、幸せなことだと思う。

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    2025年08月10日
  • 花屋さんが言うことには

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    こういうハッピーエンド、大好きだなぁ。普段は花に興味がない自分でも、花屋さんって素敵だなと思わずにはいられない。色や本数で変わる花言葉も面白い。
    紀久子の真面目で素直な性格も、花屋の面々も穏やかで、少しのハプニングはありつつも、安心して楽しく読めた。

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    2025年08月08日
  • 社員食堂に三つ星を

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    グックーはなんだか邪魔だなぁと思ったものも、熟鮓など出てくる料理も楽しく、うまくまとまったストーリーで読み進めるほどに楽しく読めました。

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    2025年08月03日
  • 花屋さんが言うことには

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    私は静かな空気感の話が好きだが、この小説はそうだったと思う。
    気持ちが沈んで前向きになれないときに、読むに連れてだんだんと主人公と一緒に前向きになっていけるお話だった。
    八方塞がりお先真っ暗だと思っても、選択肢は意外と色々ある。視野と世界を広げることが大事。その為に人と関わることが大切だと感じた。人と関わると、例え無意識でも誰かを助け、自分も助けられるものなのだなぁと感じた。
    気持ちが沈むときって、いつも以上に自分のことばかりになってしまう。このお話に出てくる人々のように誰かを想い、誰かの為に行動できるような人になりたいと思った。
    現実世界ではなかなかこんな接客をしてくれる花屋さんは無いように思うけど、もし川原崎花店があったら私も通って常連になりたいと思った。それは無理でも、部屋に花を飾りたくなった。

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    2025年06月26日
  • 社員食堂に三つ星を

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    ネタバレ

    地方の社員食堂に赴任(追いやられた)栄養士みなほ。
    女帝と呼ばれる古参パートの郷力とバチバチしながら、地元食材を取り入れることでお互いを認め合いワンチームになっていく。
    上司は古い体質で若い女性が大きなプロジェクトをまとめ上げたことが信じられず、手柄を横取りするやうなバカおっさんの策略に騙されたことで、本社に戻れるチャンスだったけど留まることにした。
    東京にはない地元の野菜や魚に魅了された。
    美味しそうな料理がいっぱいで、こんな社員食堂に行ってみたい。

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    2025年06月21日
  • 社員食堂に三つ星を

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    面白かった〜
    めげずにがんばってる主人公に感動した。
    社会って理不尽だよな〜
    いいとこばっか取っていく上司。こんな人には絶対なりたくない。

    私もがんばれ、挫けるな。を心の中で唱えながら生きていこう

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    2025年05月23日
  • 社員食堂に三つ星を

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    田舎町の会社の社員食堂に、ガッツのある栄養士さんが異動してくることからお話は始まります!
    反対派もいながら、でも、その誠実さで、食堂の人や地域の方々とどんどんつながっていく感じ、とても気持ちよかったです。

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    2025年05月15日
  • 社員食堂に三つ星を

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    お仕事小説が好きで手に取った本。面白い。困難に直面しても、なんとか前向きに乗り越えようとするヒロインを応援しながら読み進めた。

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    2025年03月29日
  • 社員食堂に三つ星を

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    なんとなく展開が読めるにもかかわらず終始ワクワクしっぱなしだった。随所に過去の作品のキャラクターがちりばめられていてお宝探しの様相にもテンションがあがる。
    時折流れる曲名は自分にとってはあんまり馴染みのないものだったのがとても残念。脳内で一緒に踊れたらもっと最高だったのになぁ。
    アヒルバス、またまた読みたくなってきた。

    栄養士さんの苦労も丁寧に描かれていてとてもとても身近に感じたのはさすが。

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    2025年03月17日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    色んな著者さんがいらっしゃったので、それぞれの猫の世界が描かれていました。
    猫が中心でもあまりグロい展開は想像していなかったのでそのため星4にしましたが、その他の作品はどれも猫という存在が中心に描かれていて読んでいて幸せな気持ちになりました。
    石田祥さんの作品は特に好きでした!

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    2025年03月12日
  • 人形姫

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     このお話の舞台である鐘撞市(かねつきし)は人形の町として知られ、節句人形の製造元が多い所です。

     その中で、創業180年の森岡人形の社長が、森岡恭平(もりおか きょうへい)で、八代目の当主にあたります。恭平は、鐘撞高校のボート部出身で、当時は主将、今はコーチをしています。

     職人の高齢化と後継者不足により、毎年、何軒かの製造元が廃業していく中、森岡人形もその不安は例外ではありません。

     そんな中、ひょんなことから、職人見習い候補が現れます。町の飲食店で働くフィリピン人女性 クリシアさんです!

     お話の冒頭では、恭平のこと、鐘撞市のこと、森岡人形の職人たちのこと、ボート部のこと、町の人たちのことが、丁寧に語られます。クリシアさんが、森岡人形の門を叩くキッカケを作ったのも、ある職人さんの失敗からだったのですが、冒頭から説明を受けているので、あの人だったらさもありなん、という感じで理解できます。

     雛人形は、頭師(かしらし)、着付師、髪付師、小道具師、手足師といった多くの職人の分業で作られます。それぞれが、経験がものを言う、まさに職人技の世界を持っています。だから、こだわりも強く、人間関係も難しくなります。

     マンション化による住居の変化などで雛人形も様変わりしています。そして、追い打ちをかけるような少子化と後継者難。

     さあ、八代目の恭平は、この苦難をどう乗り越えるのでしょうか?
     クリシアさんは、男社会の徒弟制度・伝統的日本文化の雛人形製造元において、森岡人形の救世主となりうるのでしょうか?
     さらに、鐘撞高校ボート部はライバル校に勝てるのか?
     恭平(37歳・独身)の結婚はどうなる?

     興味が尽きないお話を、お仕事小説の名手 山本幸久氏が紡ぎます。

     ひなまつりの今日をきっかけに読んでみませんか。雛人形のウンチクも覚えられますよ♡

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    2025年03月03日
  • ふたりみち

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    函館のスナックママ、元歌手の『ゆかり』がドサ周りの旅に出る。津軽海峡をフェリーで渡る時に12歳の家出少女、縁(ゆかり)と出会い、『ゆかり同士』の2人旅が始まる。様々なトラブルに巻き込まれながら、いろいろな場所で人の人情に触れ、ある奇跡が重なりホロリと来る( ; ; )これ絶対、ドラマか映画になるなあ。ゆかり役は石野真子、縁(ゆかり)役は新鋭の子役女優がいい。←勝手に決めてる。

    ウォークマンの絵が描かれた文庫本の表紙にめちゃくちゃ惹かれた…懐かしい。実は僕は就職して入った会社が大型スーパー。それも最初は電器売場でウォークマンとかラジカセの担当でした!当時ソニーのウォークマンは新機種が出るたびに飛ぶように売れたなあ。(サンヨーとかアイワとか今はもう無くなったなあ)中高生が売場に何回か見に来て、お小遣いを貯めて買いに来たり、可愛い女の子にはカセットテープをおまけしたり、万引き少年に説教したり…悪戦苦闘した新入社員の日々もなんだか懐かしく思い出された。

    郷愁、そしてほのぼの感の残る小説。

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    2025年03月04日
  • 社員食堂に三つ星を

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    ハートフルなお仕事小説の多い山本幸久さんの文庫新刊。表紙が可愛すぎて買うのを迷ったが、パラパラ読んだら面白かったので、即買い。

    東京の大手食品会社に栄養士として採用された主人公の女性が、上司に騙されて地方のある社員食堂に飛ばされる。その社員食堂にはずっと何十年も勤めているパートのお局のおばさんがおり、言うことを聞かず、これまでも何人も栄養士が辞めている…こんなあらすじだ。

    主人公は東京の本社に戻るために悪戦苦闘しながら、だんだんと地方の人たちのあたたかさに触れ、価値観が変化してゆく。特に最初は嫌で仕方なかったお局との関係も雪解けに向かう…よくありがちなハッピーエンドだけど、感情移入してしまいました。 

    僕も新入社員でスーパー入社した時は千葉の木更津で一人暮らしをはじめ、職場にはオフクロよりも少し年が下くらいのおばさんたちがたくさんいた。中には何十年も勤めて『主』となってる重鎮のお局さんがいて、どんなに頑張ってもこの人に嫌われたり、疎まれたりしたら終わり。有名大学を出てうちの会社に入ってきた優秀な奴が、おばさん(軍団)にいじめられて一年以内に辞めていくのを何人も見た。
    幸いにも僕は『人当たり』は悪いほうではなかったので、あまり悩まず仕事ができたかな。

    一点なんか気になったのが、主人公の女性がミゼット(ダイハツの三輪自動車)を通勤に使っているのだが、これが擬人化して時々主人公を励ましたり、喋るのだ。これは無しでしょう…(レビューを見ると、ほとんどの人が同じ意見だった)
    これさえ無ければ5つだったなあ。

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    2025年02月27日
  • 笑う招き猫

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    物語はお笑い芸人の女性2人組、アカコとヒトミの物語、彼女たちは小さな劇場で漫才をし、都内の移動はお金が無いので自転車をひたすらこぐ、鳴かず飛ばずで貧乏しながらも夢を見て生活している。

    いまや『お笑い芸人』はテレビ番組のバラエティやドラマにも出ない日は無く、子供らの憧れでもある。(ダウンタウン松ちゃんや、フワちゃんなど様々な理由で活動停止となることもあるが)

    女性2人組の芸人もたくさんいるが、まさにリアルな日常が描かれていた。セクハラのオンパレードの打ち上げ、いい加減なコンテスト審査…せっかくテレビに出られるキッカケがあるも、漫才をやらせてもらえないからと断ってしまうとか、前途多難。結局は人気が出て大成するまで描かれるわけでなく、夢を追い続けるところで終わる…なかなか厳しい世界だから、どこかで見切りをつけ引退する人もきっと多いに違いない。

    2017年にドラマ化その後に映画化されているようだ。予告編だけ見たが、小説では『のっぽ』と『ぽっちゃり』のコンビだが、映画はアイドル女優が演じているので、2人とも可愛すぎてちょっと小説のイメージとは合わないかなあ…

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    2025年02月27日
  • 社員食堂に三つ星を

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    社食、ほんとに感謝しかない。
    寒い日に温かいものが食べられることだけでも
    ありがたい。

    いろいろ癖のあるパートさんも出てくるけど、
    うちの食堂の裏側ってどんな感じなんだろう。
    ちょっと気になる。

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    2025年02月10日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    ネタバレ

    猫好きだし、好きな作者が含まれいたので。

    好きな作者、若竹七海の「神様のウインク」は
    文字通り沈みつつある公団に住む中学生の話。
    幼い頃の火傷の痕が顔にある少年は、
    母親はいるが顔を合わせてもらえず、
    母親に代わって祖母の面倒をみるヤングケアラー。
    その相方は、
    そんな火傷の痕なんて大したことないと言って、
    父親によるたばこの痕で水玉模様になった尻を見せた同級生。
    相変わらずひりりとした話で、かつミステリー仕立てで面白かった。

    他の作者は全くチェックしておらず期待もしていなかったが、
    「オロロ畑でつかまえて」の作者はYouTubeでバズった猫の秘密、
    「ある日、あひるバス」の作者は四代に渡って会社にいる猫たちの社史の話を描いていて、
    どちらも面白かった。
    猫がいる会社、うらやましい。

    さらには、見合いをしたら猫飼い同士だった話や、
    夜のコインランドリーで黒猫と会う濱氏も良かった。
    とにかく粒ぞろいの猫アンソロジー、
    いやそこはニャンソロジーか。

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    2025年01月28日