山本幸久のレビュー一覧

  • ふたりみち

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    函館のスナックママ、元歌手の『ゆかり』がドサ周りの旅に出る。津軽海峡をフェリーで渡る時に12歳の家出少女、縁(ゆかり)と出会い、『ゆかり同士』の2人旅が始まる。様々なトラブルに巻き込まれながら、いろいろな場所で人の人情に触れ、ある奇跡が重なりホロリと来る( ; ; )これ絶対、ドラマか映画になるなあ。ゆかり役は石野真子、縁(ゆかり)役は新鋭の子役女優がいい。←勝手に決めてる。

    ウォークマンの絵が描かれた文庫本の表紙にめちゃくちゃ惹かれた…懐かしい。実は僕は就職して入った会社が大型スーパー。それも最初は電器売場でウォークマンとかラジカセの担当でした!当時ソニーのウォークマンは新機種が出るたび

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    2025年03月04日
  • 社員食堂に三つ星を

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    ハートフルなお仕事小説の多い山本幸久さんの文庫新刊。表紙が可愛すぎて買うのを迷ったが、パラパラ読んだら面白かったので、即買い。

    東京の大手食品会社に栄養士として採用された主人公の女性が、上司に騙されて地方のある社員食堂に飛ばされる。その社員食堂にはずっと何十年も勤めているパートのお局のおばさんがおり、言うことを聞かず、これまでも何人も栄養士が辞めている…こんなあらすじだ。

    主人公は東京の本社に戻るために悪戦苦闘しながら、だんだんと地方の人たちのあたたかさに触れ、価値観が変化してゆく。特に最初は嫌で仕方なかったお局との関係も雪解けに向かう…よくありがちなハッピーエンドだけど、感情移入してしま

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    2025年02月27日
  • 笑う招き猫

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    物語はお笑い芸人の女性2人組、アカコとヒトミの物語、彼女たちは小さな劇場で漫才をし、都内の移動はお金が無いので自転車をひたすらこぐ、鳴かず飛ばずで貧乏しながらも夢を見て生活している。

    いまや『お笑い芸人』はテレビ番組のバラエティやドラマにも出ない日は無く、子供らの憧れでもある。(ダウンタウン松ちゃんや、フワちゃんなど様々な理由で活動停止となることもあるが)

    女性2人組の芸人もたくさんいるが、まさにリアルな日常が描かれていた。セクハラのオンパレードの打ち上げ、いい加減なコンテスト審査…せっかくテレビに出られるキッカケがあるも、漫才をやらせてもらえないからと断ってしまうとか、前途多難。結局は人

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    2025年02月27日
  • 社員食堂に三つ星を

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    社食、ほんとに感謝しかない。
    寒い日に温かいものが食べられることだけでも
    ありがたい。

    いろいろ癖のあるパートさんも出てくるけど、
    うちの食堂の裏側ってどんな感じなんだろう。
    ちょっと気になる。

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    2025年02月10日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    ネタバレ

    猫好きだし、好きな作者が含まれいたので。

    好きな作者、若竹七海の「神様のウインク」は
    文字通り沈みつつある公団に住む中学生の話。
    幼い頃の火傷の痕が顔にある少年は、
    母親はいるが顔を合わせてもらえず、
    母親に代わって祖母の面倒をみるヤングケアラー。
    その相方は、
    そんな火傷の痕なんて大したことないと言って、
    父親によるたばこの痕で水玉模様になった尻を見せた同級生。
    相変わらずひりりとした話で、かつミステリー仕立てで面白かった。

    他の作者は全くチェックしておらず期待もしていなかったが、
    「オロロ畑でつかまえて」の作者はYouTubeでバズった猫の秘密、
    「ある日、あひるバス」の作者は四代に渡

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    2025年01月28日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫尽くしアンソロジーということで、手に取りました。
    タイトルと中身は…とりあえず全てのお話に猫ちゃんが出てきます。

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    2025年01月13日
  • 花屋さんが言うことには

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    ブラック企業を辞めた紀久子に声をかけたのは、花屋を営む李多。
    李多からの誘いで花屋でアルバイトをすることに。
    紀久子と川原崎花店を中心に日常を描く。

    花を媒体として、紀久子たちの人生が豊かになっていく。
    とても爽やかなお話。
    お店や町の描写が具体的で、私自身がこの町に住んでるみたいに感じた。
    花の香りもしてきそうなくらい。
    紀久子は毒もクセもなく、好感が持てる主人公だし、川原崎花店で働く人たちや、町の人々もとてもあたたかい。
    そして紀久子が自分の夢を貫こうとしている姿が清々しい。
    それにしても、本当にたくさんの種類の花があるんだなと驚いた。
    「ゴッホのひまわり」は聞いたことがあったけど、「

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    2025年01月03日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    こんぺいとうの角って、24個あるんだなーと今さらですが知りました。

    知っている作家たちが描いて紡いでいくストーリー、私はとてもほんわかして好きでした。

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    2024年12月25日
  • 社員食堂に三つ星を

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    ネタバレ

    面白かった。
    登場人物がそれぞれちゃんとしてるのと、なかなか主人公が強い。
    ちゃんと仕事として結果を出して、でも最後までしっかりやり残さないように、という考えがえらいなあ。
    あと食堂の話なのでメニューが美味しそうでよいね。熟れ鮨食べてみたいわあ。

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    2024年11月27日
  • ふたりみち

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    一瞬だけ売れた往年の歌手と、中学生の女の子とのロードムービー的作品。ドサ回りを試みるも行く先々で拠無い理由で中止中止また中止。とても面白いです。

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    2024年11月25日
  • 社員食堂に三つ星を

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    ネタバレ

    管理栄養士のみほなは、東京でキャリア街道を邁進していた筈が、突然紀伊半島の田舎へ異動となった。そこにはベテランパート調理師の郷力が幅を利かせていて、一々突っかかってくる。だが、次第に町の人の優しさに支えられて…

    明らかに理不尽な左遷の様な人事だったけれど、小さな町の人々と触れ合ううちにやる気を見せていくみほなを応援したくなりました。
    目の敵にしていた郷力も、娘との不仲をみほなが取り持ち、次第に協力していく様子も爽快でした。

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    2024年11月19日
  • 花屋さんが言うことには

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    主人公の紀久子が花屋で働き、花の知識を学んでいくだけではなく、大学で学んだデザインを生かす機会があり、両面での成長が読んでいてワクワクしました!

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    2024年11月18日
  • おでんオデッセイ

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    読み始めてすぐに、どうしてもおでんが食べたくなってまだ暑いのに作って食べた(笑)
    練り物屋さんが営業するおでん屋台。焼酎の出汁割り飲んでみたい。
    最終的にそれぞれの話がちゃんとまとまってスッキリした読後だった。

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    2024年10月16日
  • 社員食堂に三つ星を

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    この本のタイトル「三つ星」が一体何なのか? それがこの物語のメッセージだ。

    そこにあるのは、信頼できる、リスペクトできる仲間達と力を合わせ、工夫して食べることへの喜びを共感し合えること。
    高級であることよりも新鮮であること。
    収穫する喜びを共感し合えること。
    昔から地元の人達に受け継がれてきた食材や料理の意味合いを深く理解すること。
    そんなメッセージが物語の味として仕込まれている。

    「ええか、悲しいときには美味しいものを食べるのが一番なんやで、そうすると悲しいより美味しいが勝って元気になるんやで!」
    一番気に入った台詞だ。
    その気持ちが作者が伝える「三つ星」なんだな、、って感じる。

    元気

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    2024年10月01日
  • おでんオデッセイ

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    屋台のおでん屋さんを舞台に、
    店主と常連さんたちの日常を描く
    ドタバタ劇。

    ある場所、食べ物を軸に進むストーリーは、
    わたしの大好物と言っても過言ではありません。

    地元へのUターンも有りだと感じる
    今ならではの作品。

    おでん片手に読むと、
    もっと楽しいかもしれません!

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    2024年09月07日
  • 神様には負けられない(新潮文庫)

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    義肢装具士という馴染のない職業が主人公。
    押し付けがましくないのに、バリヤフリーについてシミジミ考えさせられました。

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    2024年08月07日
  • 神様には負けられない(新潮文庫)

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    思いやりとか親切心とかって、結局のところ自分自身の傲慢なのか?
    さえ子と醐宮が出会った場面、さえ子が前の仕事を辞めた理由、さえ子と義足ユーザーたちとの関わり…読み進めていくうちに、そんなことを考えさせられた。

    相手の気持ちを100%理解することは難しい。
    それは、マジョリティかマイノリティか(適切な言い方でなかったらごめんなさい)に関係なく、どちらにも言えることで、であるならばどうすれば良いのか。
    どう向き合うのか、どう受け入れるのか。
    自分の“あたりまえ”や“常識”は、他人のそれとは違うのだということを、日頃感じていることをこの本を読みながらふと思いだす。

    バリアフリーとユニバーサルデザ

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    2024年06月19日
  • 店長がいっぱい

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    ネタバレ

    ほっこりしていて楽しかったです。
    チェーン店での色々な店舗での店長の短編集。
    一気読みできます。

    中盤らへんから話が繋がってくるのもこれまた楽しみの一つ。

    社長の成長する姿も笑いあり涙ありです。

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    2024年06月07日
  • あの夜を覚えてる

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    オールナイトニッポン55周年記念公演を小説化した一冊
    放送100回目を迎えた藤尾涼太のオールナイトニッポン、しかし直前にスキャンダルが発覚し…というあらすじ

    僕はラジオが好きだ
    ただ、なぜ好きなのかと言われると言葉に詰まってしまう
    この本を読んでちょっと分かった気がする
    リスナーとパーソナリティとが繋がり、一つの生放送を、忘れられないあの夜を作り上げていく感覚が好き
    聴き返すと初めて聴いたときの感情しっかり思い出せる密着さが好き
    いつも一人で聴いているのにイベントに行くと沢山の仲間がどこからか現れるのが好き
    あとは当たり前だけどラジオ描写が脳内再生余裕すぎる…!

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    2024年05月20日
  • 美晴さんランナウェイ

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    自由奔放な美晴さん。その破天荒な奇想天外な自由人の様子を主人公の世宇子してんから描かれている。

    すごい美晴さんというキャラクターが好きになった。確固たる自分があり悩みながらも自分の道を模索している様子がありありと見えたからだ。
    たまご酒をジャックダニエルで作ったのは大分笑った。
    逃げる。大人だから、年齢だから、色んな観念からの逃げなのか。果たしてそれは逃げなのか。
    それはともかく色んなことから逃げ続けている私には美晴さんはかっこよく見えた。

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    2024年04月06日