山本幸久のレビュー一覧
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函館のスナックママ、元歌手の『ゆかり』がドサ周りの旅に出る。津軽海峡をフェリーで渡る時に12歳の家出少女、縁(ゆかり)と出会い、『ゆかり同士』の2人旅が始まる。様々なトラブルに巻き込まれながら、いろいろな場所で人の人情に触れ、ある奇跡が重なりホロリと来る( ; ; )これ絶対、ドラマか映画になるなあ。ゆかり役は石野真子、縁(ゆかり)役は新鋭の子役女優がいい。←勝手に決めてる。
ウォークマンの絵が描かれた文庫本の表紙にめちゃくちゃ惹かれた…懐かしい。実は僕は就職して入った会社が大型スーパー。それも最初は電器売場でウォークマンとかラジカセの担当でした!当時ソニーのウォークマンは新機種が出るたび -
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ハートフルなお仕事小説の多い山本幸久さんの文庫新刊。表紙が可愛すぎて買うのを迷ったが、パラパラ読んだら面白かったので、即買い。
東京の大手食品会社に栄養士として採用された主人公の女性が、上司に騙されて地方のある社員食堂に飛ばされる。その社員食堂にはずっと何十年も勤めているパートのお局のおばさんがおり、言うことを聞かず、これまでも何人も栄養士が辞めている…こんなあらすじだ。
主人公は東京の本社に戻るために悪戦苦闘しながら、だんだんと地方の人たちのあたたかさに触れ、価値観が変化してゆく。特に最初は嫌で仕方なかったお局との関係も雪解けに向かう…よくありがちなハッピーエンドだけど、感情移入してしま -
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物語はお笑い芸人の女性2人組、アカコとヒトミの物語、彼女たちは小さな劇場で漫才をし、都内の移動はお金が無いので自転車をひたすらこぐ、鳴かず飛ばずで貧乏しながらも夢を見て生活している。
いまや『お笑い芸人』はテレビ番組のバラエティやドラマにも出ない日は無く、子供らの憧れでもある。(ダウンタウン松ちゃんや、フワちゃんなど様々な理由で活動停止となることもあるが)
女性2人組の芸人もたくさんいるが、まさにリアルな日常が描かれていた。セクハラのオンパレードの打ち上げ、いい加減なコンテスト審査…せっかくテレビに出られるキッカケがあるも、漫才をやらせてもらえないからと断ってしまうとか、前途多難。結局は人 -
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ネタバレ猫好きだし、好きな作者が含まれいたので。
好きな作者、若竹七海の「神様のウインク」は
文字通り沈みつつある公団に住む中学生の話。
幼い頃の火傷の痕が顔にある少年は、
母親はいるが顔を合わせてもらえず、
母親に代わって祖母の面倒をみるヤングケアラー。
その相方は、
そんな火傷の痕なんて大したことないと言って、
父親によるたばこの痕で水玉模様になった尻を見せた同級生。
相変わらずひりりとした話で、かつミステリー仕立てで面白かった。
他の作者は全くチェックしておらず期待もしていなかったが、
「オロロ畑でつかまえて」の作者はYouTubeでバズった猫の秘密、
「ある日、あひるバス」の作者は四代に渡 -
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ブラック企業を辞めた紀久子に声をかけたのは、花屋を営む李多。
李多からの誘いで花屋でアルバイトをすることに。
紀久子と川原崎花店を中心に日常を描く。
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花を媒体として、紀久子たちの人生が豊かになっていく。
とても爽やかなお話。
お店や町の描写が具体的で、私自身がこの町に住んでるみたいに感じた。
花の香りもしてきそうなくらい。
紀久子は毒もクセもなく、好感が持てる主人公だし、川原崎花店で働く人たちや、町の人々もとてもあたたかい。
そして紀久子が自分の夢を貫こうとしている姿が清々しい。
それにしても、本当にたくさんの種類の花があるんだなと驚いた。
「ゴッホのひまわり」は聞いたことがあったけど、「 -
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この本のタイトル「三つ星」が一体何なのか? それがこの物語のメッセージだ。
そこにあるのは、信頼できる、リスペクトできる仲間達と力を合わせ、工夫して食べることへの喜びを共感し合えること。
高級であることよりも新鮮であること。
収穫する喜びを共感し合えること。
昔から地元の人達に受け継がれてきた食材や料理の意味合いを深く理解すること。
そんなメッセージが物語の味として仕込まれている。
「ええか、悲しいときには美味しいものを食べるのが一番なんやで、そうすると悲しいより美味しいが勝って元気になるんやで!」
一番気に入った台詞だ。
その気持ちが作者が伝える「三つ星」なんだな、、って感じる。
元気 -
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思いやりとか親切心とかって、結局のところ自分自身の傲慢なのか?
さえ子と醐宮が出会った場面、さえ子が前の仕事を辞めた理由、さえ子と義足ユーザーたちとの関わり…読み進めていくうちに、そんなことを考えさせられた。
相手の気持ちを100%理解することは難しい。
それは、マジョリティかマイノリティか(適切な言い方でなかったらごめんなさい)に関係なく、どちらにも言えることで、であるならばどうすれば良いのか。
どう向き合うのか、どう受け入れるのか。
自分の“あたりまえ”や“常識”は、他人のそれとは違うのだということを、日頃感じていることをこの本を読みながらふと思いだす。
バリアフリーとユニバーサルデザ -
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オールナイトニッポン55周年記念公演を小説化した一冊
放送100回目を迎えた藤尾涼太のオールナイトニッポン、しかし直前にスキャンダルが発覚し…というあらすじ
僕はラジオが好きだ
ただ、なぜ好きなのかと言われると言葉に詰まってしまう
この本を読んでちょっと分かった気がする
リスナーとパーソナリティとが繋がり、一つの生放送を、忘れられないあの夜を作り上げていく感覚が好き
聴き返すと初めて聴いたときの感情しっかり思い出せる密着さが好き
いつも一人で聴いているのにイベントに行くと沢山の仲間がどこからか現れるのが好き
あとは当たり前だけどラジオ描写が脳内再生余裕すぎる…!