山本幸久のレビュー一覧

  • 花屋さんが言うことには

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     ブラック企業勤めで心身ともに疲れ果ててしまった25歳の女性が、花屋でのアルバイトを通して自分を見つめ直し、人生をプロデュースしていけるようになるまでを描く再生物語。
     8章からなり、各章のタイトルには花名がつけられている。

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     好きな仕事に就き持てる能力を発揮する。理想的ですが、それにはいくつかの条件が必要です。
     その仕事に対しての適性があることはもちろんだけれど、それだけでは足りない。

     人は仕事ぶりや実績を正当に評価され認められることで、モチベーションが上がり視野は広がり能力も磨かれます。
     つまり誰と出会うかが大切なのです。

     美大のデザイン

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    2023年02月14日
  • 笑う招き猫

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    28歳の女性漫才コンビ。テレビに出たいわけじゃなく、しっかり漫才をやりたいという2人。漫才も楽しいが、ふだんの会話が面白い。突然、歌い出したりもする。さらに彼女たちを取り巻く人たちも、それぞれに個性的。特に頼子さんが素敵。コンビの1人が自転車で走り回る地域が、私の活動範囲に重なっていることもあって、よく知っている地名が出てくるのも嬉しい。続編はないんだろうなぁ。でも、この後の彼女たちも見てみたいなぁと思う。

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    2023年02月05日
  • 大江戸あにまる

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    愉快、愉快。途中、何度吹き出したことか。本読みながら、こんなに笑ったのは久しぶり。さすが幸久さん。歴史上の人物含め、愛すべきお人好したちが動物たちと繰り広げる笑いと涙の大騒動。「わたしはどうしてここにいるのだろう」哀しみと人間たちへの警鐘も。「ふだんは頼りなさげなのに、いざとなると人一倍頑張って困難に立ち向かい、物事を解決に導いていく。そうした話を自ら吹聴せず、聞かれても恥ずかしそうにするだけ」の主人公。「ひとも獣もつまらん殺生は避けたほうがいい」で江戸無血開城⁈そうか、下屋敷は動物もひとも皆が公平に暮らす理想郷・天竺だったんだ。

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    2022年11月09日
  • 花屋さんが言うことには

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    主人公はグラフィックデザイナーを夢見て美大へ進学するもブラック企業に就職を余儀なくされ、心身ともに疲れ果て仕事を辞めることを決意した君名紀久子24歳、偶然出会った川原崎花店の店主外島季多のすすめで花屋でバイトすることになった…仕事仲間やお客さんとの出逢いを通して、もう一度前向きに夢を追いかけてみようと奮起する…そんなお話でした。読んでみて、お花好きにはたまらない作品でした!知らないお花はちょっと調べてみて、あぁ~このお花だったのねって、花言葉にもいろいろあって興味深かったです。内容もすごくよくてお花に癒され主人公を応援しながら、読んでいて元気をもらえた作品でした。リアルにお花に囲まれて過ごした

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    2024年12月11日
  • 人形姫

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    ネタバレ

    2022/9/21
    おもしろいなぁ。やっぱりおもしろい。
    クスッと笑えて最後にちょっと泣ける。
    最高やん。
    お仕事小説の名手で今回も結構なお手前。
    雛人形職人のプロフェッショナルにときめくよ。
    ほんとにこんな風にスポットライトがあたって潤えばいいのにな。
    職人全部にそう思う。
    彼らの未来が見たいので、またどこかに出てきてくれることを願います。

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    2022年09月27日
  • 大江戸あにまる

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    ラクダやワニやオランウータン。
    江戸に、そんなに色んな動物がいたのか。
    想像すると楽しくなってくる。
    そんな動物に振り回されるのが、ちょっとへっぽこだけどまじめでいい人な幸之進。
    草花や動物が大好きな福助と一緒に動物絡みのトラブルに奔走する。
    一生懸命なのに、なんでだかちょっとひどい目にあってしまって気の毒ながらつい笑ってしまったり。
    平手造酒や勝海舟のような実在の人も出てきて興味深い。
    テンポよく最後まで読ませてくれた。
    後日談にはちょっとしんみり。幸之進、その後どうしたのかな。。。

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    2022年09月24日
  • 凸凹デイズ

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    凹組の面々のお話し。凪海の成長も頼もしい。何もかもうまくいくわけではないが、後味のいいお話になっている。

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    2022年09月03日
  • 誰がために鐘を鳴らす

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    ハンドベルというちょっと変わった設定ではあるが、高校生の頃を思い出させる、ちょっと甘酸っぱいお話し。

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    2022年08月28日
  • ウチのセンセーは、今日も失踪中

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    漫画家の世界は知らないが、きっとそうであろうと思わせるリアルさがある。ストーリーに引き込まれて一気に読み終わった。

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    2022年08月28日
  • 誰がために鐘を鳴らす

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    この文庫本の解説者、中上次郎さんが書いているように、山本幸久さんの作品を何冊も読んでいると『この人は、あの小説に出ている人だ』とか『この人の過去はこんな感じだったのか』と思わず、ほくそ笑みをしながら読んでしまいます。この小説も漏れずに出てきます。そして文庫書下ろしの小説も、もちろんあります。カバーイラストに描かれている、詰襟の学ランを着た動物達も、読み進めると解ります。このような小説で、読後にホッとした気持ちになると次の作品を読みたくなります。

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    2022年08月21日
  • 人形姫

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    同じ事の繰り返しのように見えて、
    まったく同じ日などないと感じた作品でした。
    「雛人形」を取り巻く街、人。それぞれが悩みや葛藤を抱え日々暮らしている。
    決して曲げられない信念をもつ人たちの人生を見ることが出来ていいなぁーと素直に感じました。
    雛人形とヨット部。はじめはまったく関係ないようにみえたけれど、読み進めるうちに混ざり合うように必要不可欠な部分が見えた時は、素敵な時間でした。

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    2022年07月27日
  • ある日、アヒルバス

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    いい本だなあ。デコとチェキッコが「アヒルバス社歌」を唄うところで目頭が熱くなった。あと、「リアルデコ」で三原先輩がデコとの思い出を思い出しているところ。嫌なことが一杯あっても明るく振る舞うデコがホントにいい。大好きだ。

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    2022年06月22日
  • 人形姫

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    ネタバレ

    雛人形を作り上げるのに、専門の職人が何人もいること、なんとなく知っていたので、話に入っていきやすかった。

    それぞれの人間模様、後継者問題、恋愛めいたこと…全てが絡み合うところは絡み合い、流れるところは流れ、とても読みやすかった。

    この後日談も想像してしまうし、それも合わせて、朝ドラにピッタリと勝手に思ってしまう。

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    2022年06月08日
  • 人形姫

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    軽妙洒脱な会話の中にも、人の情けがいっぱい詰まった人情噺。必ずホロリの場面も。山本ワールド健在。素直に楽しめた。味噌汁の具にレタスありなんだ〜?

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    2022年01月19日
  • マイ・ダディ

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    一男って、なんて愛情深いのだろう。
    ひかりが最愛の妻の忘れ形見だからというだけでは、あそこまで深い愛情は持てないはず。
    ひかりが病に倒れて明らかになった事実。
    それからの一男の行動が素晴らしかった。
    全てはひかりを救うため。
    なんて、なんて深い思い。
    ひかりの友達もいい子たち。
    ラストの素晴らしかった。
    ムロツヨシさんの一男も観てみたくなった。

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    2021年12月11日
  • 店長がいっぱい

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    他人丼のチェーン店を展開する、友々家各店舗の店長の物語です。短編のようで実は同じ会社の物語なので繋がっています。この著者の文庫本は最後に文庫書き下ろしの物語が必ずあります。これも同様にあり、それがまた良いのです。

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    2021年11月03日
  • 誰がために鐘を鳴らす

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    仲間でもない、友達でもない、
    てんでバラバラの4人が、ハンドベルで繋がるお話。

    指導役のカラニャンがとっても愛らしい。

    少しずつ4人の絆が深まっていく様子が、ほっこりできる青春ものでした。

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    2021年09月04日
  • 店長がいっぱい

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    ネタバレ

    あまり期待しないで読み始めたからか予想外に面白く最後はもう少し続きが読みたくなった。ポンコツの2代目にもなんだか人間味も感じて許せてしまう。何より魅力的なのは霧賀さんだ。後解説に出てくるように霧賀さんが出てくるらしい他の小説も読みたくなった。

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    2021年06月13日
  • 店長がいっぱい

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    それもきちんと話そう。背中にではなく、面とむかって。

    友々家という他人丼チェーン店の店長達の物語。老若男女色んな人生を送っている店長が日々のトラブルなどを乗り越えながら店を支える物語。
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    各キャラクターが丁寧に描かれてて、店長になった背景がリアル。自分よりも歳上の人に指示しないといけない気まずさや、周りへの態度が酷いバイトとの戦いに感情移入してしまった。クセの強い会長とその息子二代目社長も憎めないんだよなぁ。
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    2021年06月07日
  • ジンリキシャングリラ

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    北陸の或る都市の鷭高と言われる高校にある人力車部に所属することになった「浅間雄大」が主人公。どんどん読み進み最後はどうなるのか?と思うのですが、著者の山本幸久さんは作品を文庫化する際に必ずといって良いほど短編を収録するので、この物語もそれを読むと「どうなるのか?」がわかります。でも、もしこの続編が数年後に出たら読みたいですね。

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    2020年06月13日