山本幸久のレビュー一覧
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面白かったです!
華道部だったので、花ってやっぱりいいなと改めて思わせてくれるような物語でした。
川原崎花店の店頭に置いてある黒板の看板に、その日イチオシの花にまつわる詩とか短歌、俳句などが書かれてあるのはいいな〜と思いました。
紫陽花だったら、正岡子規の「紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘」。
向日葵...続きを読むPosted by ブクログ -
今年、栄東中、本郷中、田園調布学園中の入試に出題された本。花屋さんの話ってあまり興味がなかったのだけど、読み始めたら面白いのなんのって。花びらと思っている所は実はガクだったり、節句の話や花言葉、和歌や俳句など花にまつわる様々な蘊蓄を交えながら心温まるストーリーが紡がれていく。ブラック企業を辞めて花屋...続きを読む
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脳内で何度も再生されるあのジングル!
夢中で深夜ラジオを聴いていたあの頃が蘇る
作り手と話し手とそして聞き手の物語が
自分の思い出とリンクしながら心を揺さぶってくるPosted by ブクログ -
この目次を付けて同時進行する書き方は初めて、素晴らしく良いわけではなくて、でも途中で終えても分かるからいい。静男の人生これからなのに、逃げずに1番大事な事を守って生きる事を選んだって事。両親の優作を施設に入れる、仕方ない、静男の為で全て丸く収まるの言い草はなるほど離婚する訳だと激しく納得する。どうし...続きを読むPosted by ブクログ
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アヒルバスからファンですが、これもまた好みの作品でした。生い立ちを見せずに漫画のアシスタントの世界を描く、そしてデビューチャンスを幸運に手に入れた。東京に行かずにバスで通うとか応援したいと、それが妹の為だと、妹が漫画を書いてと頼む文章が1番泣けた。そこから始まったんだねぇ。大学の推薦をあんな風に取り...続きを読むPosted by ブクログ
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初めての担当の2人は最後に結婚式場でエンディングかと思いきや、高校生の息子が70万円をバイトしてお母さんの結婚式をするという、いい終わり方。恋も出来たし、仕事もチームで上手く出来たし、友情も、なんだか全部が寿ですよ。この感じはアヒルバスを思い出します。気分良く読み切りました。幸久さん好きだPosted by ブクログ
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とても素敵な小説でした。
『スズラン』のお話が1番好きで、特に李多の母とキクコちゃんの会話が胸に響きました。人との繋がりの中で、ご縁が繋がり、発展していく。
「みんなが私を必要としてくれて、私もみんなが必要なんだって、気づくことができました。」
人との繋がりの温かさは当たり前にあるようでも、目も...続きを読むPosted by ブクログ -
嬉しい時も悲しい時も
どんなときも
日常がすこしぱっと鮮やかになって
癒される
お花にはそんなパワーがある。
わたしの憧れの職業 お花屋さんでの
人間模様が 柔らかに描かれていて
とっても読みやすくてあたたかい本でした。
やっぱり
お花が だいすきだなあ。
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ブラック企業で働いていたグラフィグデザイナー志望の主人公が花屋でアルバイトをしながら、人の縁を紡いでいく物語。
花言葉って素敵ですよね。英語とかもあるんだなと初めて知りました。知らない花もあって、それを写真か絵が付いてたらいいのになってちょっと思いました。Posted by ブクログ -
2023/6/10
ワクワクする!ワクワクした!
人生捨てたもんじゃないよな。
こういうのを摂取して私は生きています。どうもありがとう。
他の話と繋がってたりするからな。
戸部ボクシングジム、おなじみの流珈琲は名前だけ。
デザイン事務所の話もあったけどそれとは違う?
記憶力皆無な私がこうも頑張って考...続きを読むPosted by ブクログ -
花は全く詳しくないけれども、読み終わったあとには花屋さんを覗いてみたいなと思いました。
花言葉にちなんだそれぞれのお話しはどれも温かく、出会えて良かったと思える一冊でした。Posted by ブクログ -
宮沢賢治に励まされる小学児童やら腐女子ボクサーやらの話。
「どんなひとでもイイとことワルいとこがある」
「ふたつの気持ちのどっちがイイのかワルいのかはわからないけど」
あたりの考察や、保育園児の未来ちゃんの何気ない一言、二言に、本性が小松先生寄りの俗物の私としては思わず唸らさます。その他にも、清々...続きを読むPosted by ブクログ -
あたしの拳か吼えるんだ
すごいインパクトで、読みたい!と思ったものの、いつの間にかすっかり忘れてしまっていた
偶々書店で改題された文庫版を見つけ即購入
爽やかで暖かで微笑ましくて
ステキなひと時を過ごせました
Posted by ブクログ -
ブラックな会社を辞めて花屋で働き出し、でもグラフィックデザイナーを諦めたわけじゃないキクちゃん。
花屋で色んな事情のお客様やスタッフと出会い、どんどん活き活きとしてくる彼女が素敵だった。李多さんや花屋のお客様との縁でグラフィックデザインの仕事にも繋がっていく。
元気が出る爽やかな読後感で、こういう...続きを読むPosted by ブクログ