山本幸久のレビュー一覧
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内装工事会社ココスペースを舞台にした作品。
登場人物が、章が進む度に新しい主役として登場する。
ひとつひとつの出来事が、複数の視点から表現されていて、人と人との伝わりきらない想いがいろいろあるのだなと改めて実感した。中には、あえて自分の気持ちを伝えないでその役割を果たすという信念をもった女性もいた。
この作品を読むことで、内装工事会社のいろいろな部門の業務内容に触れることができる。内装工事の仕事は面白そうだが仕事漬けの毎日なのだろうなという印象を持った。
ぜひ、タカさん、クマ、シノのトリオと一緒に仕事をしてみたいなと思う楽しい作品だった。 -
Posted by ブクログ
料理の描写が丁寧で、読んでいるだけで美味しさが伝わってくる作品。
社員食堂という舞台設定も新鮮で、食を通じて人や組織が変わっていく様子が心地よい。
郷力さんという、いわゆる女帝・お局的な存在の描写がとてもリアルだった。
管理者としていくつかの職場を見てきた身として、「こういう人いるよな」「こういう人がいる職場はやりづらいよな」と思いながら読んだ。だからこそ、少しずつ彼女が味方になっていく過程には説得力があり、みなほの接し方や人柄の大切さがよく伝わってくる。
上に立つ人間として、部下とどう向き合うべきかを考えさせられる一面もあった。
この物語を通して改めて考えさせられたのは「何のために仕事を -
Posted by ブクログ
ネタバレ美大を卒業したのものの,食品会社の営業で働いていた君名紀久子は、出した退職願を返されそうになっている所を花屋の外島季多(りた)に助けてもらった。
年に一回母にカーネーションを送るだけしか利用したことないお店だったが、名前に「キク」があることで覚えてもらっていたようだ。
そこから、季多の花屋でバイトしつつ、元々やりたかったグラフィックデザイナーの道をふたたび目指すことになる。とはいえ、数年間実績のない紀久子の再就職は苦戦していた。
川原崎花店には、店長の季多の他に、パートで元高校の国語教師の光代さん、30歳で農大の研究員をしつつバイトもしている芳賀くんがいた。
いろんな工夫で花屋を盛り上げていく