山本幸久のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
老舗人形店で、亡き父の後を継いで若き八代目社長となった森岡恭平。
高校生の頃はボート部で、女子にも人気があったが、その頃から跡継ぎとして人形の頭作りもしており、忙しくて婚期を逃していた。
職人の高齢化も進んでいるが、良い手立ても思い付かないまま、ここまできた。
そんな折、職人たち行きつけのフィリピンパブで働くクリシアという女性が、ある職人が弟子にしてやると言ったとやって来た。
クリシアは日本の雛人形に興味を持ち、その知識もしっかりしていて、職人になりたい!という意気込みは凄かった。
そんなこんなで、人形業界や恭平の未来はどうなっていくのか…
人情味溢れる中、日本の伝統継承についても何か投げ掛け -
Posted by ブクログ
最近ガーデニングにハマっていることもあり、タイトルに惹かれて手に取りました。
物語の中にはたくさんの花が登場し、知らなかった花言葉や、お花の色によって意味が違うことなど、「知っているようで知らなかったこと」がたくさんありました。
舞台はお花屋さん。
主人公をはじめ、そこに関わる人たちのさまざまな人生や想いが描かれています。
時には不思議な出来事が起こったり、「これも運命なのかな?」と思うような偶然が重なったり…。
小さな奇跡や人とのつながりについて考えさせられました。
大きな事件が起こるわけではないけれど、読み終えた後は心が少し温かくなり、身近な幸せに目を向けたくなる一冊でした。
花 -
Posted by ブクログ
「川原崎花店」でアルバイトをしている美大生のミドリは金沢の画材メーカー内定をもらったものの、この先絵を描くかどうか悩んでいたが…。
『花屋さんが言うことには』の続編。主人公は前作の紀久子から今作は美大生のミドリに。ミドリは前作にも出てたよねと、前作を読んでから4年近くが経ち、すっかり内容を忘れてしまっていたが、読んでいるうちに何となく思い出してきた。
コロナ禍の話。もう5年も前なのかとしみじみ。生花店もかなり影響が出たんだなぁ。
前作もそうだったけど、パート店員さんの光代さんが黒板の立て看板に毎日書く花にまつわる一言と、編の最後の花言葉。有名な花しか知らない私には、毎回勉強になる。
出