山本幸久のレビュー一覧

  • 花屋さんが言うことには
    いわゆるブラック企業から、偶然の出会いでお花屋さんへ転職し、新しい環境での人との出会いや学び、胸キュンあり(ほっこり)なストーリーです。

    I泰山木、II向日葵、Ⅲ菊、Ⅳクリスマスローズ、Ⅴミモザ、Ⅵ桜、Ⅶスズラン、Ⅷカーネーションの8章から成っており、各章のタイトルの「花言葉」で繋がっていきます。...続きを読む
  • 花屋さんが言うことには
    ブラック企業を辞めて花屋でバイトを始めて成長していく物語。

    「話の流れが順調すぎる」という感想が多くて驚いた。それだけ厳しい現実世界と戦っている人達が多いのだろう。

    主人公なりに花屋で働く世間のイメージとのギャップに驚きつつも努力した上で、持っていた特技が生かせて良い物語だと思った。

    今までの...続きを読む
  • おでんオデッセイ
    久しぶりの山本節。アヒルバスにオバケディズまで。やっぱり山本さん。軽妙洒脱な、この路線で行ってほしい。ふろふき大根とちくわぶで、一杯飲りたくなった。
  • 芸者でGO!
    久々山本幸久、別作品の登場人物がコソっと出てくるのが楽しみな山本作品だが、今回は冒頭いきなりド直球にアヒルバスのデコちゃん登場。

    話は八王子の置屋「夢民」に所属する芸者5人の物語。5人それぞれが主人公の短編5編を収録。読みやすい楽しい話が基本なんだが、それだけでなく若干引っかかるような悲しいような...続きを読む
  • ある日、アヒルバス
    Tさんのおすすめ。

    なぜ、男性ストリップに照明をあてているのか。
    なぜ、チップに必要なお札を用意しているのか。
    なぜ、マネキンでチップをパンツにはさむ練習をさせるのか。
    銀座三越のライオンを退治するのか、
    築地本願寺を忍び足で歩くのか。

    それは主人公のバスガイド高松秀子、通称デコが、
    バスツアー...続きを読む
  • おでんオデッセイ
    有野静香はそこそこ名の通った商社で働いていた。だが体を壊して故郷へUターンし、実家の練り物工場を手伝っていた。そんな時、一念発起して町おこしプロジェクトに応募し、実家の練り物を使ったおでん屋台を開く事になり…

    おでん屋「かいっちゃん」に通ってくる人を中心として、ほんわかした気持ちになれました。
    ...続きを読む
  • エール!(3)
    お仕事小説のアンソロジー。
    美術品輸送展示スタッフ、災害救急センター通信員、ベビーシッター、農業、イベント会社契約社員、新幹線清掃スタッフの6つの職業を6人の作家が描く。
    はじめましての作家さんが4人、ていうか原田マハさんと伊坂幸太郎さんしか知らない。農業の吉永南央さんの切り口はおもしろく、救急情報...続きを読む
  • おでんオデッセイ
    東京の商社で働いていた静香は、身体を壊し退職後に実家の「有野練物」の手伝いをしていたが、町おこしプロジェクトに応募し、おでんの屋台を開く。

    実家の工場で作った練物でのおでんは、出汁も染みて絶品。
    少しずつ常連客も増えて親しくなり、高校時代の元カレのDJポリスの六平太とも良い関係に…。

    登場人物の...続きを読む
  • 神様には負けられない(新潮文庫)
    ニニが出ている。芸者でゴー、こうして友情出演みたいに出てくるのが嬉しいし山本幸久さん好きだよね。義肢装具士の存在も含めて考えたことないので、勉強になりました。3人もよかった 会社はこれから本当に出来ると思う。専門学校は大学みたいに学生生活を楽しむ場所じゃないので友情を育てる難しいかと思いますが、この...続きを読む
  • おでんオデッセイ
    東京の大手商社で体調を崩し、実家の練り物屋さんの手伝いをしていた主人公の静香。ある日、一念発起して町おこしプロジェクトに応募し、実家の練り物を主食材にしたおでんの屋台を始める。美味しさに誘われて集まる多彩な常連客との騒動を描いた作品。
    今回は『笑う招き猫』のアカコとヒトミがかなりの頻度で顔を出し、『...続きを読む
  • おでんオデッセイ
    おでんの屋台が舞台。東京で就職したけれど体調を崩して地元へ戻った静香が始めたのがおでんの屋台。何かに行き詰まったりした人たちの生活の中で、そこにおでんの屋台があることの意味がそれぞれにあってそれがじんわりと温かくしてくれる。エピソードのひとつひとつが面白いのはもちろんなんだけれど、屋台の雰囲気やお客...続きを読む
  • エール!(2)
    お仕事小説アンソロジー第2巻。
    坂木司さんのスイミングインストラクターのお話が好きです。レッスン後にインストラクターである主人公たちがジャグジーに浸かってお話する場面が印象的でした。
    「明日も仕事がんばろ!」と思える作品です。
  • エール!(1)
    お仕事小説アンソロジー。
    大崎梢さんの漫画家のお話と、近藤史恵さんのツアーコンダクターのお話がすごく面白かったです!短編だから読みやすい。「エール!」は3巻まであるみたいなので、全部読んでみたいです。
  • 花屋さんが言うことには
    お花や植物が出てる小説を探していてたどり着いた本。

    沢山のお花や花言葉も出てきてとても楽しかった。
    お花屋さんのお仕事小説でもあり、バックヤードについて知れたり、季節のお花についても勉強になった。

    物語としても楽しくて、続きがあれば読みたいくらい。

    お花が好きな人にオススメの本です。
  • 神様には負けられない(新潮文庫)
    覚悟を決めて何かに立ち向かう人の美しさが描かれていて私はとても好きでした。

    と言っても、義肢装具士を目指す主人公のさえ子は途中で何度も「私は向いてないかも」と弱気になります。

    そんな時に周りが羨ましく見えたり、自分の弱いところばかりが目についたりとすごくリアルな描写がありました。

    でも周りには...続きを読む
  • エール!(3)
    憧れて手に入れた仕事にも嫌な事はある。
    こんな仕事辞めてやる!という仕事の中に、
    笑顔になる一瞬がある。
    生活の為に働くのだから割り切る、
    という考えもある意味正解だと思うし、
    この仕事が天職だと思っていたのに、
    向いてないって挫折する事も多分ある。

    大変そうだね、と言われる仕事に、
    笑顔で楽しげ...続きを読む
  • あたしとママのファイトな日常
    イジメっ子を殴ってやりたいからボクシングで強くなることを目指す風花が真っ直ぐで思い切りがよくて気持ちいい。
    風花は正義感も強く優しく、母親とも仲がよくてボクシングを応援しながら楽しく読みました。
  • ふたりみち
    67歳と12歳のドタバタツアー!ふたりの旅の様子も楽しいし、ゆかりさんのこれまでの人生に感じ入りいい話でした。
  • 人形姫
    雛人形の職人や現状についてよく分かる一方、職人の熱意や思いも感じた。職人の事がよくわかり面白かった。
  • 花屋さんが言うことには
    ブラック企業に嫌気がさし退職した紀久子はひょんな出会いをキッカケに花屋でバイトをはじめる。
    花屋に通う小さい男の子蘭くんの言葉が可愛く、
    すごく刺さる。
    ストーリーの終わり方も個人的に意表をつかれた終わり方で印象に残った。