山本幸久のレビュー一覧

  • 花屋さんが言うことには

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    疲れてたんです。
    慣れない仕事とか、環境とか、家事とか、人間関係に。
    だから、表紙が優しい華やかさで彩られた、この本を選んだ。
    あらすじも、疲れてそうな女の子が登場人物に出てくるから、元気もらえそうかなぁ?と。

    タイトルから想像するよりも、
    深い物語だったな、と思う。
    一軒の花屋さんを囲う従業員一人一人、お客さんも
    みんな、表には出したり出さなかったりだけどうちに秘める人生の物語が交錯し合って、それがみんな信頼と、尊敬に満ちている。
    こんな人間関係を築けたら、幸せだよなぁって思えた。

    そして、身を置く環境と自らの行いが良き方向に回れば、人はいくらでも成長できる。
    頑張れる。

    暖かくて、実

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    2025年09月23日
  • 花屋さんが言うことには

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    各章、花をテーマに区切られており読みやすかった。花屋に集まる人々が、各章の主人公となり話が進む。最後の章、もう少し詳細があると嬉しいな~。続編も書けるようにか?ちょっとぼやけて話が終わったのが、肩透かし。

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    2025年09月12日
  • ふたりみち

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    安定の面白さ

    最後のコンサートに収斂していく伏線回収はどきどきする

    おばあちゃんのゆかりと中学生の縁どっちもいいなあ

    ご都合主義といえばそうだけど全くの悪人が出てこないのも好き
    レコード会社社長とかは悪いかも

    こんなドサ周りがある人生も悪くないな

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    2025年09月03日
  • 花屋さんが言うことには

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    花言葉や花にまつわる話や俳句が素敵。
    色だけでなく本数によっても花言葉が違うのは
    知らなかった。
    各章ごとのまとめのような最後の花言葉で
    ほぉーっといい気持ちになれる。
    向日葵の話がちょうど夏の季節にぴったりで
    よかった。
    蘭くんもとても素晴らしい子で将来が楽しみ。
    キクちゃんはいい人達に巡り会えてよかった。

    なかなか花屋さんに行くことがないけれど
    こんな優しい花屋さんに行って
    しばらく会っていない母に花を贈りたいと思った。

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    2025年09月03日
  • あっぱれアヒルバス

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    デコが教育した新人たちが見事に成長し、置いてかれた感を抱く毎日。
    でもデザイン会社の新人にハッパをかけられ、大迷惑な通訳ガイドに翻弄されながら自分の存在意義を再確認し、おまけにカレシまで!
    ぜひぜひ続編が読みたい!

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    2025年08月24日
  • 花屋さんが言うことには

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    縁があって、お花屋さんに勤める事になる。
    お花屋さんの仕事、お花のこと全くもって知識がないので、そうなんだ!と初めて知ることも多く、この花屋さんという職業も知ることができ、
    短編になっていて、その1話ずつテーマの花が出てくるんですが、それもキクコが働き始めてからの出会い、出来事などが書かれてるので、そこでキクコが成長していくのが読めて楽しかったです。
    心温まるお話でした。

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    2025年08月21日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫にまつわる短編集です。
    作家さんによって、猫の描写やひととの関係性の捉え方が異なっていて、楽しめました。猫って、何を考えているかわからないけれど、ふとした時に寄り添っていてくれているように感じたり、不思議な存在です。

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    2025年08月15日
  • 誰がために鐘を鳴らす

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    廃校が決定している高校に通っている4人が、音楽室の荷物運びを頼まれる。そこでハンドベルを見つけ、女子高生との合同練習をめあてに、ダイブツ先生も巻き込んでハンドベル部を結成することから始まる。なんとなく過ごしていた高校生活で、やりたいことを見つけてバラバラだった4人が、少しずつ心を通わせていく様子は、まさに青春物語。学生時代にやりたいことと出会うことは、幸せなことだと思う。

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    2025年08月10日
  • 花屋さんが言うことには

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    花と人をつなぐ物語。
    花屋でアルバイトをする紀久子がお客さんに花を届けているうちにお客さんの事情に少しずつ関わりながら成長していく。
    読んでいて優しい気持ちになれるお話でした。

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    2025年08月10日
  • 花屋さんが言うことには

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    こういうハッピーエンド、大好きだなぁ。普段は花に興味がない自分でも、花屋さんって素敵だなと思わずにはいられない。色や本数で変わる花言葉も面白い。
    紀久子の真面目で素直な性格も、花屋の面々も穏やかで、少しのハプニングはありつつも、安心して楽しく読めた。

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    2025年08月08日
  • 花屋さんが言うことには

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    ブラック企業で身も心も疲れ果てていた紀久子が働き始めたのは「川原崎花店」という駅前の小さな花屋さん。花を求めるお客さんの事情はさまざま。誰かを祝う花もあれば、少し切ない花もある。いろんな想いが詰まったお花を届けているうちに、紀久子は押し込めていた自分の夢にもう一度向き合いはじめー
    色とりどりのお花と人それぞれの幸せに満ちた、優しさと元気をもらえる物語。

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    2025年08月05日
  • 社員食堂に三つ星を

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    グックーはなんだか邪魔だなぁと思ったものも、熟鮓など出てくる料理も楽しく、うまくまとまったストーリーで読み進めるほどに楽しく読めました。

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    2025年08月03日
  • 花屋さんが言うことには

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    花の名前がついた全9話の連作短編。
    読み終わった今、花束を受け取ったような多幸感。
    それぞれの花言葉がいい味出してる。やさしい物語だった。

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    2025年07月25日
  • 花屋さんが言うことには

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    私は静かな空気感の話が好きだが、この小説はそうだったと思う。
    気持ちが沈んで前向きになれないときに、読むに連れてだんだんと主人公と一緒に前向きになっていけるお話だった。
    八方塞がりお先真っ暗だと思っても、選択肢は意外と色々ある。視野と世界を広げることが大事。その為に人と関わることが大切だと感じた。人と関わると、例え無意識でも誰かを助け、自分も助けられるものなのだなぁと感じた。
    気持ちが沈むときって、いつも以上に自分のことばかりになってしまう。このお話に出てくる人々のように誰かを想い、誰かの為に行動できるような人になりたいと思った。
    現実世界ではなかなかこんな接客をしてくれる花屋さんは無いように

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    2025年06月26日
  • 社員食堂に三つ星を

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    ネタバレ

    地方の社員食堂に赴任(追いやられた)栄養士みなほ。
    女帝と呼ばれる古参パートの郷力とバチバチしながら、地元食材を取り入れることでお互いを認め合いワンチームになっていく。
    上司は古い体質で若い女性が大きなプロジェクトをまとめ上げたことが信じられず、手柄を横取りするやうなバカおっさんの策略に騙されたことで、本社に戻れるチャンスだったけど留まることにした。
    東京にはない地元の野菜や魚に魅了された。
    美味しそうな料理がいっぱいで、こんな社員食堂に行ってみたい。

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    2025年06月21日
  • おでんオデッセイ

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    東京からUターンで戻ってきた練り物屋の娘がおでん屋を始める。お客さんが常連さんになってくれ徐々に愛される店になっていく。元カレとの再会もあり人情味あふれるお仕事小説。食べてみたい具が見つかったので今度作ってみよう。

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    2025年06月17日
  • 社員食堂に三つ星を

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    面白かった〜
    めげずにがんばってる主人公に感動した。
    社会って理不尽だよな〜
    いいとこばっか取っていく上司。こんな人には絶対なりたくない。

    私もがんばれ、挫けるな。を心の中で唱えながら生きていこう

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    2025年05月23日
  • 社員食堂に三つ星を

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    田舎町の会社の社員食堂に、ガッツのある栄養士さんが異動してくることからお話は始まります!
    反対派もいながら、でも、その誠実さで、食堂の人や地域の方々とどんどんつながっていく感じ、とても気持ちよかったです。

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    2025年05月15日
  • 花屋さんが言うことには

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    ブラック企業で疲れ果て、縁あって河原崎花店に転職(アルバイト)した紀久子の物語。店主の李多をはじめ、個性的な登場人物がとても楽しい。お花屋さんがハードワークで綺麗なお店の雰囲気だけでないところも描かれていていい。お客様との繋がりから、本来やりたかった仕事への足掛かりが出来ていく。今後の物語も気になるところ。

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    2025年05月07日
  • おでんオデッセイ

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     大手商社の総合職の経理関係の仕事をしていた主人公の女性が目眩をおこしたり、神経調節性失神で意識を失い病院に運ばれたりしたりしたのと、父親が他界した後母親が1人でしている練り物屋の事が気がかりでその後釜になろうと会社を辞め、母親から様々な練り物の作り方を学びながら、夜はおでんの屋台を出して一生懸命頑張る姿が描かれていました。

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    2025年04月22日