山本幸久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私は静かな空気感の話が好きだが、この小説はそうだったと思う。
気持ちが沈んで前向きになれないときに、読むに連れてだんだんと主人公と一緒に前向きになっていけるお話だった。
八方塞がりお先真っ暗だと思っても、選択肢は意外と色々ある。視野と世界を広げることが大事。その為に人と関わることが大切だと感じた。人と関わると、例え無意識でも誰かを助け、自分も助けられるものなのだなぁと感じた。
気持ちが沈むときって、いつも以上に自分のことばかりになってしまう。このお話に出てくる人々のように誰かを想い、誰かの為に行動できるような人になりたいと思った。
現実世界ではなかなかこんな接客をしてくれる花屋さんは無いように -
Posted by ブクログ
ちょー!!!ラストの尻切れ感ー!!!いやいやいやいや、そこからが知りたいっっ!えーーー!っ!
…という気分で作者の襟元掴んでガクガク首を前後に振り回す勢いの自分を想像しつつ、胸にあったかーい気持ちでいっぱいな今がジワジワ広がっている感覚に満たされている。
どのお話も結末は読者の想像に託すといった形ではあったものの、冒頭で書いた最終話の感じと、『向日葵』の章で感じた涙溢れながらの胸いっぱいになるこの感覚の振り幅たるや!!!
そういや、ブラック企業の話から始まったはずなのに、うまいこと場面転換の流れに乗って、働くっていいな、こんな感覚で成長していけるなら未経験の職種にでも転職に挑戦する勇気がもらえ -
Posted by ブクログ
このお話の舞台である鐘撞市(かねつきし)は人形の町として知られ、節句人形の製造元が多い所です。
その中で、創業180年の森岡人形の社長が、森岡恭平(もりおか きょうへい)で、八代目の当主にあたります。恭平は、鐘撞高校のボート部出身で、当時は主将、今はコーチをしています。
職人の高齢化と後継者不足により、毎年、何軒かの製造元が廃業していく中、森岡人形もその不安は例外ではありません。
そんな中、ひょんなことから、職人見習い候補が現れます。町の飲食店で働くフィリピン人女性 クリシアさんです!
お話の冒頭では、恭平のこと、鐘撞市のこと、森岡人形の職人たちのこと、ボート部のこと、町の人