山本幸久のレビュー一覧

  • 店長がいっぱい

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    国内外に百二十七店舗を展開する他人丼チェーン店『友々家』を舞台に、いろんな店長の様々なトラブルを描く、元気がもらえるお仕事小説。
    ちょうど年末年始のチェーン店のカフェ で読むことになった。レジの不具合や客とのトラブルなど、ここでも頼りになるのは店長でした。全国どこでも同じような店構えのチェーン店でも、店長の人柄で雰囲気は変わる。本書に登場する店長さんたちのたくましさは、是非とも行きたくなる店のムードである。

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    2019年01月06日
  • 笑う招き猫

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    今まで何度も本屋で手にとっていたのだけど、なんとなく買わずにいた本。
    もっと早く読めばよかった! 大傑作です。笑えるような、泣けるような・・・。いや、泣けましたよ、実際。
    (もっと早く読めばよかったとは思うけど、本ってやっぱり「読みたくなるタイミング」みたいなのがあるので、この時期に読んでいなかったら、面白いと思わなかった可能性もある)

    途中の盛り上げ方もよかったが、ラストの展開もすごかった。残りわずかになったところで、「決着ついてないことがいっぱいあるけど大丈夫か!?」と心配になりましたが、大丈夫、きちんときれいにオチました。おみごと!


    ぜひぜひ続編を書いてほしい!!

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    2019年01月01日
  • ウチのセンセーは、今日も失踪中

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    ネタバレ

    富山と東京、この距離をバスと新幹線を使い分けて、上手いなぁ。最後のまとめも、景色と意気込み、上手いです。
    所々に、職業意識の大切な要素も語られていて、読んで良かった。

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    2018年12月13日
  • 凸凹デイズ

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    再読。
    著者との出会いとなった大好きな作品。

    ナミと大滝、黒川の今の凹組もいいけど、ゴミヤ、オータキ、クロの凹組が切なくて好きです。

    ストーリーの各所に散らばった伏線が、少しずつ回収される展開に、ページを何度も戻したり、読み終えてからも更にパラパラ戻ったりと、しばらく楽しみました。

    10年経ってナミが現れ、そのおかげで本来の凹組が復活するラストに、やっぱり今回も鼻の奥がツンとして仕方がなかったです。

    あー楽しかった。
    これからも何度も手にする作品になると思っています。


    追記、
    文庫に未名未コーポレーションの磐井田を中心にした書き下ろし短編があると知り、ファンとしては外せない!と、文

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    2018年09月02日
  • カイシャデイズ

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    ココスペースはリフォームなどを手掛ける内装会社です。その会社で働く人々それぞれの視点で描いています。どの人もそれぞれいい味があり、楽しく読めました。仕事をお金を稼ぐ手段と考えず、自分の最大限の物を創る社員達を見て温かい気持ちになります。読み終わったら、仕事っていいなと思います。嫌な人が出てこないお仕事小説で、読み終わったら、きっとみなさんココスペースで働きたくなりますよ~私もシュウカツデイズしたいです!

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    2017年10月21日
  • ある日、アヒルバス

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    お仕事に対して、まっとうにがんばる人たちのお話。みんな、自分の長所と短所をかかえながら、きちんと自分の道を進んでいくのが眩しい。
    いろんなことが辛くなったら読みたい本。

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    2017年10月21日
  • 床屋さんへちょっと

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    父親と娘の関係を中心に、家族の歴史を時を遡りながら描く連作小説。お仕事小説プラス家族小説の傑作。
    全てのシーンが映像で脳内再生されるかのように、会話のテンポや場面のシチュエーションが素晴らしい。無駄な登場人物が存在せず、全員が愛すべき人々である。そして、区切りの時に出てくる床屋さん。本当におはなしの展開が巧い。山本さんはもっと評価されていい作家さんです。

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    2017年06月27日
  • ある日、アヒルバス

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    バスガイドのデコこと秀子は、東京の観光スポットをめぐるバス会社に就職して5年。彼女の毎日がおもしろ可笑しい。私が山本幸久にハマるきっかけとなった1冊。

    ちなみに『ある日、アヒルバス』は、NHK BSプレミアムにてつい先日まで放映されていました。放映前、藤原紀香が出演すると聞き、へ~、誰の役なのかなと思っていました。だって原作の主人公デコは23歳。藤原紀香が出演するとすれば、まさかそんな年齢の役はないだろうし、ならばデコが尊敬する先輩バスガイドの役かなと。そしてビックリ、40歳の新人バスガイドの話だとぉ。原作の設定無視にもほどがある。で、観ずじまいだったのですが、面白かったんですかね。

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    2017年04月26日
  • ある日、アヒルバス

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    バスガイドさんの奮闘記。
    文句なしに応援したくなるし
    捕物帖まででてきて面白い。
    思わず肩入れしたくなっちゃう主人公とともに巻き起こるドタバタ劇がクセになりそう。
    小田切くんとの今後がとっても気になる。

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    2016年12月20日
  • ある日、アヒルバス

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    ネタバレ

    バスツアーって、楽しそうであこがれる。そしてやっぱりガイドさんって凄いんだなあ。登場人物がみんな個性的で生き生きしていて、読み終わった後元気になれました。仕事と家庭の両立についても考えさせられる場面が多くて、同じ女性として応援したくなりました。

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    2016年10月06日
  • 幸福ロケット

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    妻が持ってた本、多分小学生の娘も読んだと思われる本を、出張の移動時間用に持ち出して読んだ。ラストシーンには素直に感動、言葉にできない気持ち、恋とはこういうものだったなと懐かしさで一杯になり、いい大人がティッシュで涙を拭きながら読んだ。またいつか読みたい。(2016.7)

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    2016年07月30日
  • カイシャデイズ

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    ネタバレ

    従業員47名の内装施工会社が舞台のお仕事小説、連作短編が連なって1つの世界を構築するパターンの1冊。
    「魔のトライアングル」と称される、営業高柳、施工管理篠崎、設計デザイナー隈元のトリオが、主役でエエ味出してるんだけど、俺的には彼らに匹敵するくらい…いやそれ以上と言っていいくらいに総務のお局「大屋」さんがお気に入り。

    魔のトライアングル筆頭に、仕事に猪突猛進、周り巻き込んで大騒ぎできるのも、扇の要がしっかりしているからだと分かるほどには仕事してきた。そういう意味で「大屋」さんはスゲーぞ、盤石の事務屋総務屋後方支援。あこがれるわぁ。

    企業戦士のお仕事小説っていうと、古くは城山三郎だの、最近だ

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    2016年06月07日
  • カイシャデイズ

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    ネタバレ

    2016/4/3
    おもしろかったわ~
    これぞお仕事小説。
    明日から仕事頑張ろうと思える。ありがたやありがたや。
    楽しく仕事するのってホントに素敵だ。かっこいい。

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    2016年04月03日
  • 床屋さんへちょっと

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    山本幸久さんのお仕事もの大好きです。
    これは、もろお仕事ではないですが、
    後からじんわりしてくる熱い想いがいい。
    行ってみたい世界です。

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    2016年03月18日
  • カイシャデイズ

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    働く事を楽しむってすごく難しいことだけど、楽しまないとやってられないし仕事の中に楽しみを見出す事が働くってことなのかもしれないと気づかせてくれる。 この作家はどの作品もアクの強いキャラクタばかり出てくるのに作品が巧く纏まっているのがまとめるのが凄いなと思う。

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    2016年02月14日
  • 展覧会いまだ準備中

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    主人公は美術館の学芸員で、大学の応援団出身というちょっと変わった設定です。美術館の仕事や厳しい懐事情もよくわかりますが、仕事に情熱を傾けるとはどういうことかを改めて考えさせてくれる作品です。通常のお仕事小説なら一つの職場だけが定点観測のように描かれるのかもしれませんが、この作品は美術館に軸足を置いた上で、様々な人との関係を通して仕事とは、働くとはどういうことか、好きな仕事に就けたらそれでいいのか、というところまで書いているので、いま現在働いている人はもちろん、将来のことを考え始めた中高生にもふさわしい内容だと思います。文庫版書き下ろしの短編もとても素晴らしく、読み終えて幸せな気持ちになりました

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    2016年01月18日
  • 寿フォーエバー

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    ネタバレ

    2015/8/31
    おもしろかったなー
    ハッピーだったわ。
    メロロンの彼氏のハリーがほんまもんのクソやったのは予想外やった。
    お仕事小説はおまけで「がんばろう」って気になれるのもいい。
    笑えて泣けて大満足でした。

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    2015年08月31日
  • ある日、アヒルバス

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    作品間リンク------------------------------------------
    凸凹デイズ:①凹組 ②凪海

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    2016年05月06日
  • 凸凹デイズ

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    やりたい事と現実との違い。人を羨ましくなったり、自分はなんで…と後ろ向きになったとしても毎日、仕事している主人公。働いている人みんながどっかで共感できる気持ちを持っている人たちが出てくる本。

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    2015年06月12日
  • 幸福ロケット

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    自称クラスで八番目にかわいい香な子を主人公とする、山本幸久版「小さな恋の物語」。
    小学五年生の恋話なのにストーリーが嘘臭くなく、ラストシーンには涙がこぼれました。打算的な生き方をしてしまっている大人たちに、本当の恋と友情を教わったかのようです。
    山本作品の文庫版のお楽しみである書き下ろし短編もGOOD!まさかのカップル誕生でした。また、個人的に嬉しかったのは、アカコとヒトミの登場。元気そうで何よりです。あと、元モデルで美人でちょっと怖い女性教師って、私もいいと思います。

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    2015年04月20日