山本幸久のレビュー一覧

  • 凸凹デイズ

    Posted by ブクログ

    『ある日、アヒルバス』が気に入って、昨年「大人買い」した山本幸久。これまた元気をもらえる本です。

    凪海(なみ)はデザイン事務所“凹組(ぼこぐみ)”に勤める新米デザイナー。凹組は、30代半ばの共にデブの男2人、大滝と黒川と、凪海を含めて、社員はたったの3人。ある日、給料かつかつの生活から脱却するチャンスが訪れる。寂れた遊園地が大々的にリニューアルするため、ロゴマークとイメージキャラクター案を募集しており、凹組がそれに応募したところ、採用されたのだ。ただし、今回採用されたのは、凪海がデザインしたイメージキャラクターのほうだけ。ロゴマークは別のデザイン事務所“QQQ”が応募した案の採用が決まり、本

    0
    2017年05月10日
  • 男は敵、女はもっと敵

    Posted by ブクログ

    連作短編集の本作、1話目の主人公はフリーの映画宣伝マン、藍子。2話目以降、彼女が関わる人たちが数珠つなぎ的に主人公として登場します。藍子の不倫相手やその妻子、不倫相手への腹いせに結婚した男の再婚相手と、見る側が異なる楽しみが味わえて面白い。

    小説として楽しいだけでなく、嬉しいのは映画の話いろいろ。映画好きが高じて宣伝マンとなった藍子は、自分が気に入った映画に客を呼ぶために体を張ります。そんな彼女の姿にシビレる若手宣伝マンや、女好きの長老評論家、東映まんがまつりでしか映画を観たことがなさそうな配給会社のオッサンなど、映画関係の登場人物がたくさん。映画好きとしてはたまらん。

    0
    2017年04月25日
  • ジンリキシャングリラ

    Posted by ブクログ

    山本さんには珍しくお仕事小説では無く青春もの。
    軽いですし薄い気もしますが、まあそこが山本さんの持ち味ですからね。楽しく読めます。
    山本さんの作品には、他の作品の主人公がチラリと顔を出すのが定番ですが、この作品ではご本人が出てしまいました。そのチラリ加減が良いんですよね。

    0
    2017年03月16日
  • はなうた日和

    Posted by ブクログ

    9つの短編集。
    とても好きな作品とそうでないものの差が結構あって
    リンクもあっさりしすぎていてもう少し繋がりが欲しかったかな。
    世田谷線そのものに全く馴染みがなかったので
    物語の醍醐味をダイレクトに読み取ることが難しかったのだろうか。

    アカコとヒトミは山本幸久さんにとってとても大事にしているお話なんだと
    しみじみ。
    確かに人情味溢れる愛すべきキャラクターだものね。

    0
    2017年03月10日
  • 床屋さんへちょっと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「なんか行き詰ったり、モヤモヤすると、散髪にいくねん」という知り合いを何人か知っている。女性にとって髪は命ともいえるくらい大切なものだと言うが、男にとってもそれなりに大切なものなのである。

    といってる俺は、手入れが面倒くさいので、坊主刈りだったりするのだが(笑

    本作は、主人公宍戸勲の半生を床屋と家族を通じて描いた連作短編集。最後の2話を除いて、70代の勲の人生を遡る構成が面白い。前の作品に出てきた描写について「あぁ、ここのこれね」って発見できる快感が良い。仕掛けの妙で読ませてくれる。

    主人公一家は結構波乱万丈の時を過ごしており、描きようによってはもっとドラマチックに仕立てられなくもないと

    0
    2017年02月23日
  • カイシャデイズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小さな工務店の、一人ひとりが生き生きと働く日々。上昇志向のある人、ない人。現場の人、内勤の人。それぞれの立場から、環境から見たふとした日常。こんな人たちと一緒に働けたらいいなぁ、と思わせてくれる、どこかあたたかい瞬間がたくさん積み重なって、働くって捨てたものじゃないのかもと思わせてくれる物語でした。

    0
    2017年01月28日
  • ある日、アヒルバス

    Posted by ブクログ

    ミステリーばかり読んでいたので、また違う面白さがあった。
    デコの成長を読みながら感じるのはすごく楽しいし、こっちまで元気付けられる。

    人情とか人柄とか、描写が丁寧にされていてとてもデコの気持ちに添えた。
    ただ、読んでいて先が見えてしまうほどわかりやすすぎたのが残念。

    人との接し方や、自らの言動を振り返らされた。

    0
    2017年01月28日
  • GO!GO!アリゲーターズ

    Posted by ブクログ

    終始軽い文体で読みやすい作品でした。
    ただ芹沢の11球団も渡りあるいた設定は現実離れしすぎていると思うのですが、過去には実際にそういう選手もいたのでしょうか?
    全体的には面白く読めたので作者の他の作品も読もうと思います。

    0
    2017年01月16日
  • GO!GO!アリゲーターズ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    バツイチシングルマザーの主人公の仕事は弱小独立リーグの球団マスコット、ワニの「アリーちゃん」の「中の人」。
    個性的なチームの面々と主人公の成長していく姿が伝わってくるお仕事小説として楽しめる作品。
    実際の独立リーグの取材が綿密にされていることがわかる内容で楽しめる内容だった。

    0
    2017年01月15日
  • 笑う招き猫

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    爽やかに漫才に青春をかける二人の女の子さ。いろいろありながらも少しずつ成長し、人気が出てくる様子に癒やされながら読みました。

    0
    2016年11月25日
  • 男は敵、女はもっと敵

    Posted by ブクログ

    作者は本当に男性か!?小説として勿論面白いし、男としては女性心理の勉強になる。登場する女性は皆逞しい。(2016.10)

    0
    2016年11月02日
  • ある日、アヒルバス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スチュワーデス物語を山本幸久節で書いたらこーなったって感じの小説。
    主人公は新人に毛が生えだした体の20台ぽっちゃりバスガイド(笑、彼女がエエ感じにドタバタしてくれて、なるほど山本幸久が題材にしそうなテーマだなぁと、読んでて微笑ましくなる。

    お仕事小説だと、池井戸系のベタベタなんもエエけど、読むとかえって疲れる時があり、そういう時は山本幸久みたいなんを欲してしまう。
    身体が疲れてる時、本当はタンパク質とビタミンが必須なんだけど、本能的にスイーツ食いたくなる感じかな(ちょっとちゃうか)

    この作品もスイーツ的な欲求は満たされ、口当たり…もとい読みやすさも軽くて、気分転換に最高。作中のピノ的な役

    0
    2016年08月14日
  • 笑う招き猫

    Posted by ブクログ

    道の途中、夢の途中こそが人生なんだと思える一冊。
    その途中を共に過ごせる相手というのは本当に貴重。

    ヒトミとアカコ、苦悩を抱えていても舞台に立つ二人の姿がカラっとしていて気持ちのいい一冊。
    人生どうなるんだろ?そんな迷いや今の環境への不安を感じた時、気持ちを軽くしてくれる一冊です。

    0
    2016年07月18日
  • 凸凹デイズ

    Posted by ブクログ

    小さな広告プロダクションで働く、若手のデザイナー・ナミを取り巻く物語。大滝と黒川。個性的な2人の30男と3人きりで細々とデザインの仕事を続ける彼女。エロ雑誌やスーパーのチラシなど、様々。あるクライアントからのコンペでの結果によって、ナミの人生が少しずつ変わっていく。
    同じ広告業界ということもあり、「あるある」と思う部分も沢山。しかしクライアントとの距離の取り方が現実的じゃないな、とは思ったけど。磐井田みたいなキャラクターのお客さんはなかなかいないでしょう。
    私と同年代でもある女性のデザイナー・醐宮には親近感と羨望を感じた。
    取り分け天才肌の黒川の存在感が、私には大きく感じた。
    美術の予備校に通

    0
    2016年06月17日
  • 床屋さんへちょっと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2016/5/6
    おじいさんの人生を遡っていく。
    うまいなぁ。
    さっきの章で回想していた出来事がこれか。とか、この人と後々結婚したんだね~とかいちいち確認できてなんだか身近に感じられる。
    おじいさん死んでしまった後の話も寂しいけど優しい気持ちになる。
    うまいなぁ。
    やっぱりこの人の本好きだわ。

    0
    2016年05月07日
  • エール!(3)

    Posted by ブクログ

    シリーズ1のあと、3を読みました。
    どの女性たちも一生懸命お仕事していて、ほんとにエールを送りたくなります。美術品輸送、災害緊急情報センター、新幹線清掃、ベビーシッターなどの、仕事の裏側を知る楽しさも味わいました。
    知らなかった作家さんとの出会いがあるのも楽しみでした。

    0
    2016年04月29日
  • 展覧会いまだ準備中

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2016/4/21
    羊の風船の会社!
    前読んだの読み返したい!
    すごく面白いんだけど美術館のその後も気になるよ。
    結構まだ何も始まってないところで終わっちゃうんだもん。
    ヤギさんがニューヨーク行った後どうなるのさ?
    弾吉の企画は実現するのかい?
    続編あるのかなぁ・・・

    0
    2016年04月24日
  • 笑う招き猫

    Posted by ブクログ

    女性漫才コンビを描いた、著者の処女作。

    お金も所帯も求めず、やりたいことをやり続ける。

    二人の間にもその周りでも事件は起きるけど、解決や折り合いつけるのはこれからって感じ。

    ところどころで主人公の一人が歌いだすわけだが、よくあれだけ朗らかな歌詞を(著者は)思い付くものである。

    0
    2016年03月07日
  • 一匹羊

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2016/2/17
    この人の本はいい。
    現実的に前向きなお話だ。
    私もちょっとだけがんばろうって気になる。
    短編で、そのどれもがそうだった。
    この人たちがちょっとがんばってその後どうなったのかまた教えて欲しい。
    ちょっとがんばれる人になろう。

    0
    2016年02月19日
  • 凸凹デイズ

    Posted by ブクログ

    3人しかいないデザイン事務所『凹組』で働く凪海。
    あまりお金にならない仕事ばかりだったけど、リニューアルする遊園地のキャラを請け負うことに。
    でも何やら過去のごたごたとか色々あって…
    でも、山本さんのお仕事小説は楽しくて好き!!

    2016.1.29

    0
    2016年01月30日