あらすじ
東京から地元に戻ったシングルマザーの茜の就職先は、独立リーグに所属する球団・アリゲーターズ。元有名プロ野球選手だがなぜか全身ピンクでキメたゼネラルマネージャーをはじめ個性的すぎるスタッフや選手たちとともに、成績も経営も低迷中の球団を立て直すべく、事務局員として、そして球団マスコットの「中の人」として悪戦苦闘の日々だが……。がんばる全ての人に贈る最高のお仕事小説!
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Posted by ブクログ
終始軽い文体で読みやすい作品でした。
ただ芹沢の11球団も渡りあるいた設定は現実離れしすぎていると思うのですが、過去には実際にそういう選手もいたのでしょうか?
全体的には面白く読めたので作者の他の作品も読もうと思います。
Posted by ブクログ
バツイチシングルマザーの主人公の仕事は弱小独立リーグの球団マスコット、ワニの「アリーちゃん」の「中の人」。
個性的なチームの面々と主人公の成長していく姿が伝わってくるお仕事小説として楽しめる作品。
実際の独立リーグの取材が綿密にされていることがわかる内容で楽しめる内容だった。
Posted by ブクログ
「悪くないですよ。やればできるじゃないですか」
ピッチングを茜に教えていたときの荻野目のセリフです。
私も「やればできるじゃない」と言われたことがあります。その言葉に今までの努力が報われたように思い、自信になりました。
「やればできるじゃない」人の能力を上手く引き出す魔法のことばだと思いました。
Posted by ブクログ
アラサー・バツイチ・シングルマザーである茜のお仕事は球団マスコットの中の人。それも地方独立リーグ弱小球団。悪戦苦闘の日々のなか、突然奇跡が起こる。山本幸久版「野球狂の詩」。
野球というスポーツの醍醐味のひとつが逆転劇。ひとつの試合にも、プロリーグのシーズンにもその奇跡は起こりうる。人生のたとえに野球がよく用いられる所以でもある訳だが、本書の逆転劇もなかなかの痛快である。お馴染みの文庫版のお楽しみ、書き下ろし短編も味わい深い。
Posted by ブクログ
球団のマスコットアリーちゃんの中の人茜。
球団アリゲーターズのメンバーがそれぞれに個性的で楽しい。
ま、エロ監督&3老人だけは除く、だけど。
ばついちの茜と子供の関係も微笑ましい。
弱小アリゲーターズが、変わっていくのも嬉しい。
元気になれる。
Posted by ブクログ
書き下ろし短編を目当てに本編も再読。
やはり野球好きにはぜひ読んでほしい作品。
ただこの作者の作品全体に言えることだけど、どことなく無能な人を小馬鹿にしている描写が目立つなあと思う