山本幸久のレビュー一覧

  • 寿フォーエバー

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    老舗の結婚式場で働く独身の靖子。
    日々他人の幸せを目の当たりにし、自分も早くと思うが相手がいない。
    それでも愉快で頼もしい仲間に囲まれて、仕事をこなしていく。
    チームでこなす仕事に結婚という懐かしさで心があたたかくなる。

    2016.1.6

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    2016年01月06日
  • 展覧会いまだ準備中

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    山本さんらしい作品です。
    応援団出身の美術館の新米学芸委員・今田弾吉が主人公。
    いつもジャージ姿で口の悪い筧さん、展示準備に入ると寝食を忘れ倒れたりする八木橋さんなど変人ばかりの先輩女性学芸員達。
    彼女たちに振り回され、雑用ばかりの毎日だが、そんな中で今田がやりたいテーマを見つけ、進み始めるまでを描いた暖かなお仕事小説です。
    ヒロインのサクラさんも可愛いですが、今田の元恋人として凸凹デイズの醐宮さんも現れて、オータキさんなどの凹組メンバーが顔を出したりするのも懐かしく。。。。
    一気に読んでしまいました。
    もっとも最期は少々しり切れとんぼ気味でしたが。

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    2016年05月08日
  • 幸福トラベラー

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    書下ろし目当てで読みましたが、本編を改めて読んだら非常に面白かった。ときめきますね。
    書下ろしについては『幸福ロケット』を読んでいないと楽しめないあたりが残念。

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    2015年12月29日
  • 床屋さんへちょっと

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    床屋さんを軸に父娘の温かな関係が描かれている連作長編。
    様々な時代を行ったり来たりが、懐かしく優しい気持ちにさせてくれる。
    思わず笑ってしまったりホロッと来たり…
    読み進めるほど、この話の虜になってしまう。

    2015.12.25

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    2015年12月25日
  • 幸福トラベラー

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    山本さんといえば「お仕事小説」そんなイメージなのですが、この作品の主人公は中学生。何だか小路さんの小説を読んでるような気がしました。
    もっとも山本さんの相変わらずの遊び心で、時々過去作品の主人公たち(『ある日、アヒルバス』のデコちゃん、『笑う招き猫』のヒトミとアカコ)が顔を出したりするのですが。というか、まだまだ色々と顔を出してるようで、その辺りを調べてみるのも一興ですね。
    さて話はと言うと、中学生版ローマの休日ですから、なんだかひたすら微笑ましい。ただ少々小粒なイメージがあります。

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    2016年05月15日
  • 幸福トラベラー

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    さえない新聞部部長の"ぼく"と上野公園で出逢った謎の女の子との一日だけの冒険と奇跡を描く青春小説。

    ストーリー中にはいろいろな作品の登場人物もリンクしているので著者ファンにとってはにやっとしてしまう場面がちらほら

    「旧七夕」の章は幸福ロケットの続編的で本編の種明かし的なストーリーに。

    中学2年生の主人公の一人称口語文体なので、とっかかりはちょっとイラっときたのですが、後半3/4は一日であっという間に読んでしまいました。

    本作品では上野公園が舞台となっていて、ガイドブックにもなっちゃいます。上野公園はざっくり知っていただけですが今度じっくり巡ってみたいなと思ったのです

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    2015年09月21日
  • 幸福トラベラー

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    いささか妄想全開なところはあるものの、なかなか爽やかなボーイミーツガールなお話でした。
    上野の地理を知っているとより楽しめると思います。私個人は上野は多少知ってるものの、知らない場所がたくさん出てきて面白かったです。
    最後の短編はやや蛇足な気がしました。

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    2015年09月08日
  • 笑う招き猫

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    ふむ、なんだこれは。読む前から内容もわかるわな、と思ったが、まあ読む。
    内容については、そのとおりだが、驚いたことに、素直に面白い。でぶと大女の漫才だが、でぶのアカコ、なかなか良いではないか。

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    2018年10月19日
  • 凸凹デイズ

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    初めはどの主人公もあまり好きじゃないなと言うのが正直な感想だったが、読みおわった時には全員が良いキャラだなと思いました。

    個人的にはゴミヤさんがとても好きでした
    いつもは女社長として、テキパキと仕事をこなしているのに、凪海と飲みに行くときは普通の女の子で、そういうところに惹かれました。

    クスッと笑えるところが多くて、
    心がほっこりする作品でした

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    2015年07月21日
  • 凸凹デイズ

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    ネタバレ

    山本作品の特徴、軽くて読みやすい。それは良くも悪くもあるんだけど、広告やらデザインやらを世界を舞台にして小難しい小説書かれると、多分ウザったいものになりそうなので、この作品はこの軽さ読みやすさがばっちりハマっている。

    主要登場人物の醐宮を上手く使ってるのも良い。彼女の立ち位置がこの小説の核心になっていて、その核心と周囲をどう絡ませるか山本小説の軽さがここでも際立つ。立つ瀬ない状態にするわけでもなく、かといってエエ奴にしてしまうのでもない。

    「峰不二子にもツラいことはあるのよぉ」こんなの書かせたら抜群に上手いよなぁ。

    星評価には影響させてないけど、巻末の三浦しおんさんの解説もいいぞ。お仕事

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    2015年06月24日
  • はなうた日和

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    ちょっとずつの魅力的な話が沢山読めるショートストーリー。
    それぞれが少しリンク性を保ちながら、それぞれの日常、
    人生や愛について描かれている。

    無理のない程度の魅力を兼ね備えた、
    個々のキャラクターが作品の中で生きています。
    そしてすこし大きくなったエリにグッときます。

    作品間リンク------------------------------------------
    笑う招き猫:アカコとヒトミ
    凸凹デイズ:世田谷もなか
    世田谷線

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    2016年05月06日
  • 床屋さんへちょっと

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    ネタバレ

    社長という役職に縁のある父娘の、
    人生の断面毎に起こる些細な出来事を
    短編集にしたもの。

    話は徐々に過去に遡り、
    各話では「床屋さん」が登場する。

    表題作まで読み進めたとき、
    些細な出来事ばかりであった
    これまでの話が素敵なものに見えてくる。

    起伏の激しい話ではないけど、良い話。

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    2015年04月07日
  • 寿フォーエバー

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    ウェディングプランナーが主人公の話、ということで手にとった。寿々殿よく潰れないなぁ…と心配になったけど、私ももう少し頑張ろうと思える話だった。伏線拾えてない所もあったけど、最後は泣きました。

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    2015年02月18日
  • カイシャデイズ

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    内装会社の社員のそれぞれから見た視点で章を分けて書いてある。
    会社での上司や同僚との関係や仕事に対する思い等、読んでいてこんなに仕事を楽しめるって!と羨ましくなる。

    2015.2.17

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    2015年02月18日
  • エール!(3)

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    伊坂さん目当てで購入。

    最初、どこか伊坂さんぽくないなぁと思ったのは、女性が主人公だからかな。何人かの語り手のなかに女性がいるパターンはあったけど、完全に女性が主人公と言うのは、伊坂さんでは珍しい気がします。設定もぶっ飛んでなくて、どうなのかなーと思い始めた頃に楽しませてくれるあたり、さすがですね。今回は他の作家さんの話とリンクしてたりして、この遊び心溢れるところが、やっぱりこの人が好きだと思わせてくれる。

    他の作家さんもとても良かったです。皆さん職業のチョイスがいい。華やかさはないけど、裏方で大事な役割を果たしてるような、普段全く意識したことないような仕事が多くて。こんな仕事もあるのか、

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    2015年02月05日
  • カイシャデイズ

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    凸凹デイズも好きだったが、個人的には
    カイシャデイズに一票。

    登場人物全員に魅力がある。
    飲食店をメインにした内装業者ココスペースの話。
    短編で一人一人に焦点をあてているので
    すんなりと読み進められる。

    ただ、もう少し主役たちを掘り下げて貰いたかった。
    高柳の部下たちの成長過程はもっと細かい描画が見たかった。
    そこが少し物足りなかった。

    ミスドのドーナツが食いたくなります。

    作品間リンク------------------------------------------
    凸凹デイズ:黒川

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    2016年05月06日
  • 凸凹デイズ

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    よくあるお仕事小説かと思って読み始めた。結構、引き込まれるようなリズムと面白さ。あちこちでとっ散らかったエピソードを投げ捨てて疾走する軽い感じが、かえって良いみたいだ。
    デザイン屋の夜昼無い生活が、まあ、そんなものだろうなんだろうな、とよく分かる。

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    2018年10月19日
  • 床屋さんへちょっと

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    「床屋さんへちょっと」

    軽いタイトルの割に、書かれた内容は一人の男の人生と、その家族の物語。
    でもやっぱりどこか飄々として、それでいて人生の厳しさと温かさと寂しさと…人生そのもののような味わいを感じさせてくれる。

    冒頭の「桜」では自分の墓を下見にいく老年の男性が、次の「鋤き鋏」では娘の婚約者と行動を共にしている。そして「マスターと呼ばれた男」では海外出張に出かけた先での話で…

    そう、この物語は主人公である「宍倉 勲」の人生の一場面一場面をカットした作品だ。
    当然ながら、一つ一つの話にはつながりがあり、「あそこで書かれていたことはこういうことだったのか」という伏線を読み解くような楽しみ方も

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    2014年12月08日
  • 凸凹デイズ

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    社員が3人しかいないデザイナー会社
    「凹組」に勤める若手女性社員、凪海と
    彼女の上司、大滝の過去の視点で
    交互に物語が進む。

    登場人物のキャラが立っている、
    というか変人が多い。

    喜怒哀楽を笑いだけで表現する
    磐井田が個人的には好き。

    なんとなく「大東京トイボックス」を
    思い出した。

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    2015年03月12日
  • 男は敵、女はもっと敵

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    ネタバレ

    連作短編集。
    映画の宣伝マン藍子、36歳。
    最初のストーリーで、藍子は不倫をしていて、仕事でも成功しているような感じではなく思えたのに。
    最初は藍子の目線でのストーリーだからかな。連作なので、ほぼ全員がこの後のストーリーで出てくるし、特に藍子は毎回出てくるので、そういう意味でもおもしろい。

    藍子のポリシーは憧れるよね。まぁかなりの美人ってところがポイントなんだけどね。

    個人的に最後のショートが好き。不倫相手の子供が出てくる回ですな。彼女の人を惹きつける理由が全編を通してわかるし、ダメな部分もわかる。
    彼女のまわりの人間もいい人・悪い人ってことでなく、人間として扱われていて読んでいて不快感が

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    2014年10月13日