感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年02月05日
28歳の女性漫才コンビ。テレビに出たいわけじゃなく、しっかり漫才をやりたいという2人。漫才も楽しいが、ふだんの会話が面白い。突然、歌い出したりもする。さらに彼女たちを取り巻く人たちも、それぞれに個性的。特に頼子さんが素敵。コンビの1人が自転車で走り回る地域が、私の活動範囲に重なっていることもあって、...続きを読むよく知っている地名が出てくるのも嬉しい。続編はないんだろうなぁ。でも、この後の彼女たちも見てみたいなぁと思う。
Posted by ブクログ 2019年01月01日
今まで何度も本屋で手にとっていたのだけど、なんとなく買わずにいた本。
もっと早く読めばよかった! 大傑作です。笑えるような、泣けるような・・・。いや、泣けましたよ、実際。
(もっと早く読めばよかったとは思うけど、本ってやっぱり「読みたくなるタイミング」みたいなのがあるので、この時期に読んでいなか...続きを読むったら、面白いと思わなかった可能性もある)
途中の盛り上げ方もよかったが、ラストの展開もすごかった。残りわずかになったところで、「決着ついてないことがいっぱいあるけど大丈夫か!?」と心配になりましたが、大丈夫、きちんときれいにオチました。おみごと!
ぜひぜひ続編を書いてほしい!!
Posted by ブクログ 2014年05月09日
笑いあり涙ありの正にエンターテイメント小説。アカコとヒトミの会話がテンポ良く、気持ちいい。
登場人物が魅力に溢れていて、悪女であるユメノでさえ、何だか憎めない。雨の中の告白は清々しさを感じてしまった。永吉とヒトミの別れのシーンは泣けた。
また再読しようと思う。タイトルも、作品とマッチしていて良い(*...続きを読む^^*)
Posted by ブクログ 2012年11月18日
小説すばる新人賞獲得した小説。
お笑い界で特に厳しい女芸人。お笑いライブを観るのって女子高生くらいの若い女の子がほとんどだから、同姓を観るシビアさがある。
本書のお笑いコンビ、アカコとヒトミも例に漏れず、女子高生の評価に喜んだり凹んだり・・・。わりとシビア。実際のお笑い界を知っている私としては、...続きを読むその世界でのアルアルを存分に楽しめた。インディーズ芸人からTVへの登竜門の1つNHKの「オンバト」出演。事務所の社長、マネージャーとの関わり。事務所お笑いライブの感じとか。モデルとなっている人物がいるであろうと思って読んでいた。あとがきでその本人が語っていてやはり~とも思った。もっとお笑いに力を入れてる事務所とかのが舞台としては面白そうだけど、私は十分楽しめた。
けど、この世界から遠いい人程、なんだ?この話し??って思えちゃうかも。そこが残念。もう少し説明めいた部分があったら尚万人受けしたかもしれない。
ボロイ自転車レッド・バロンがなかなか味だった。
Posted by ブクログ 2016年07月18日
道の途中、夢の途中こそが人生なんだと思える一冊。
その途中を共に過ごせる相手というのは本当に貴重。
ヒトミとアカコ、苦悩を抱えていても舞台に立つ二人の姿がカラっとしていて気持ちのいい一冊。
人生どうなるんだろ?そんな迷いや今の環境への不安を感じた時、気持ちを軽くしてくれる一冊です。
Posted by ブクログ 2016年03月07日
女性漫才コンビを描いた、著者の処女作。
お金も所帯も求めず、やりたいことをやり続ける。
二人の間にもその周りでも事件は起きるけど、解決や折り合いつけるのはこれからって感じ。
ところどころで主人公の一人が歌いだすわけだが、よくあれだけ朗らかな歌詞を(著者は)思い付くものである。
Posted by ブクログ 2018年10月19日
ふむ、なんだこれは。読む前から内容もわかるわな、と思ったが、まあ読む。
内容については、そのとおりだが、驚いたことに、素直に面白い。でぶと大女の漫才だが、でぶのアカコ、なかなか良いではないか。
Posted by ブクログ 2016年05月29日
GWに行った北京のあちこちで何故か見かけた招き猫のせいという訳でも無く、体調を崩してたベッドの中で何か軽くて元気な本を読みたいと手に取った本です。
ちょっと意外なことに5年ぶりの再読でした。
前回は結構厳しめの評価をしていますが、今回はワンランクアップ。
確かに頼子さんや永吉をうまく扱えばもっと面白...続きを読むくなったようには思いますが、これがデビュー作、そこまで要求するのは酷な気もします。むしろアカコとヒトミに焦点をきっちり当てて、その
勢いで読ませるのも結構良いなと。
アカコの歌も最高ですし。
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09-032 2009/04/02 ☆☆☆
元気は良いんですけどね。
常識人のヒトミの視点から、相方のアカコのストレートさが巻き起こす騒動を描いた作品なのですが、どうもこのアカコの性格が掴みきれませんでした。他にもアカコの祖母の頼子さんだとか、マネージャーの永吉だとか、もう少し何とかすれば魅力的になりそうなキャラも沢山あるのですが、でもなんか描ききれて居ない気がします。
もう一歩、抜けきれた無い。そんな印象の作品でした。
Posted by ブクログ 2013年06月19日
お笑いやってる女の子2人組みのお話。
お笑いに一生懸命なだけでなく、女の子らしくしっかり恋もしてて、
なんか青春だなって思った。漫才の内容見ても笑った記憶はないけど・・・
多分面白かった!w
Posted by ブクログ 2024年04月19日
桃餐(とうさん)プロ? まるで倒産寸前みたいなプロダクションに所属する女性漫才コンビ「アカコとヒトミ」。初ライブで、客席が失笑から無反応へ、終いには凍りつくという盛大なスベりの場面から物語は始まります。
二人は共に28歳・独身。大学時代からの腐れ縁でお笑いの道へ進んだのでしたが、当然いい時も悪...続きを読むい時もあります。互いの境遇の相違と嫉妬、すれ違い、喧嘩‥。それでもそれらを乗り越え、真摯に笑いを追求する姿は、一見無謀に思えても尊く、明るい未来を予感させます。
物語の展開、登場人物の対話にリズムがあり、読みやすいです。筆者のノリに引き込まれるように、ライブ会場でネタを共有している感覚になります。
世の中にはM-1やR-1で優勝し、売れっ子を目指している芸人の卵みたいな方はごまんといるんでしょうね。その日暮らしで将来の見通しも持てない不安と常に闘っているのは、ある意味すごいです。
加えて、「万人ウケする笑い」ってあるのかな?と考えてしまいます。もしかしたら、万人に通用する感動や泣かせより難しいのでは?と思います。
その点、アカコとヒトミは決して妥協せず、高みを目指す姿勢が清々しく、応援したくなりました。
山本幸久さんのデビュー作にして、小説すばる新人賞受賞(「アカコとヒトミと」改題)の本作は、笑いと夢をもたらす爽やかな青春小説でした。
Posted by ブクログ 2019年02月14日
女性コンビの漫才師の話。
プロダクションのマネージャーや元アイドルや他の漫才師などとのやりとりなど、楽しく話は進んでいく。
二人は笑いに関してかなりシビアに考えて、マジメに取り組んでいる様子も伝わる。
マネージャーの存在やファンの存在など、色々背中を押してもらえるんだなと思えて楽しく読めました。
Posted by ブクログ 2018年08月23日
28才の女漫才コンビ「アカコとヒトミ」。
テレビよりも舞台でずっと漫才していたいという二人だけど、その道のりは険しい。
先輩芸人のセクハラにパンチで返したり、初ライブも全くうけず。
でも、二人の絆は強かった!
ちょっとホロッとするけど、元気が出る!
2018.8.23
Posted by ブクログ 2018年01月22日
漫才コンビ『アカコとヒトミ』の話です。山本さんの本は読んだ後にほっこりするので、大好きな作家さんの一人です。 女の漫才師という事で私の脳内再生は『ガンバレルーヤ』でした。笑テレビに出て自分達のしたくない事をして稼ぐか、舞台に立ち続けるか―その中で二人は悩みます。時に喧嘩もしてしまいますが、二人は夢に...続きを読む向かって青春を謳歌しています。正直少し羨ましかったです。芸能の世界は時に残酷だと思います。それでも、人を笑わせる事ができる職業は素敵だと思います。読み終わった後に、本の内容以外の事もいろいろ考えました。
Posted by ブクログ 2016年05月03日
山本さんの処女作という事です。面白かった。
なんだろう無理がありそうでない感じの、
いい意味で適当な適度なキャラクターの描き方なので、
読んでいてスッと入ってくる。
業界を知らない自分たちでも何となく感じる
テレビやお笑いに対して抱く疑問点や
もやもや感がうまく描かれていて本当に感心します。
...続きを読む彼女たちは他の作品にときどき登場するので目が離せません。
Posted by ブクログ 2014年08月10日
漫才「なんか」なんて言わせない、命かけてます。
テレビに出ればいいのか、舞台にだけ出ていればいいのか、なにが一番いい漫才なのか、答えは出ないけど、自分たちを見失ってはダメ。二人で漫才がしたい、それが大切。
するっと軽く読めるのがいい。色々と、ああ、これはリアルなんだろうなー、と思わせるネタも。
Posted by ブクログ 2014年01月13日
著者のデビュー作で第16回すばる新人賞受賞作。新人女性漫才コンビが活躍するエンターテイメント。序盤は言葉の選び方や食事エピソードが続く構成などデビュー作らしく何となく固さが素人目にも感じられた。しかし、いったんエンジンがかかると主人公二人と共にストーリーが流れ出す。登場人物も多種に考えられている。気...続きを読む軽に読める秀作。おすすめ。
Posted by ブクログ 2013年12月19日
駆出しの漫才コンビを描く。
泣いて笑って、そりゃ元気ですわ。アカコの唄う歌は聞いてみたい。
日頃テレビで見るお笑い芸人も、こういう時期を経ているのかなと考えると、芸の道というのは一筋縄ではいかないと神妙になってしまった。
彼女たちの漫才を現実の舞台で見てみたい。
あとがきの片桐さんは、もう自由やね...続きを読むw
Posted by ブクログ 2013年09月06日
作者はお笑い芸人と生の繋がりがある方だそうで、アカコとヒトミやその周りの業界の人々は生き生きとキャラを作ってありました。…が、生々しくはない。読んでいて、字面を追っているだけで、お話に入り込むことなく読み切ってしまった感じが、私にはあります。芸能界なんてものは、もっと大変で、もっとシビアな世界だと想...続きを読む像するのに、サラッとトントン、そこに生きる人たちが、としの割に幼過ぎるような気がしてなりませんでした。次の一冊は読み友さんにイチオシをリサーチてからにしたいな。
Posted by ブクログ 2014年08月25日
大失敗の初舞台を経て、少しずつ着実に成長していくアカコとヒトミ。個性的な二人の友情が良かった。漫才のネタを文章で読むのは何だか空々しい気がするけど、実際に舞台で見たらこの二人は絶対面白いと思う。続編でその後のアカコとヒトミ(その時は実力派中堅漫才師になってる)を見てみたい。
Posted by ブクログ 2013年01月24日
新人漫才師・アカコとヒトミの物語。
アカコの突拍子のなさに振り回されるヒトミの視点で物語が進むので
感情移入がしやすい。
二人の魅力も欠点も判りやすく描かれている。
お笑いに生きる、舞台にかける。
生活の安定からはかけ離れた人生になるが、それでもその道を選んだ二人に
エールを送りたい。
マネージャー...続きを読むと元アイドルの絡みはちょっと余分な気も?
漫才だけでなく、二人のテーマソングをぜひ生で聞いてみたいな~。