山本幸久のレビュー一覧
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ネタバレ栄養学の知識や野菜の知識が色々出てきて勉強になった。洋楽の方はあまり好みには合わなかったけど。
赤星さんの料理が全部美味しそうなので、食べてみたいなぁとずっと思いながら読んでた。
車に人格持たせて会話するキャラクターは初めて見たけれど、他人乗せてるときくらいやめなよと思わずにいられない。
「うっさい」とか毎回聞き流されてたけど現実では絶対相手に聞かれて覚えられてるやつじゃん。
以前他の作品でも「がいな」という言葉を聞いたから主人公のように品種とは思わなかったけど、他の作品の主人公が「すごいとかそういう意味らしい」というのを真に受けていたことにこの作品で気づいた笑
なんだよ、大きいってことな -
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スカイツリーを見上げる 下町の片隅に、ひっそりと 息づく商店街『 明日町こんぺいとう商店街』。シリーズの4作目です。金平糖の角は24個。24軒のお店が集まっていて、今回はその中から7軒のお店のハートフルなエピソードが収められています。
お店ごとに作家が交代するのがこのアンソロジーの特徴で、私は前川ほまれさんの描いた 5軒目の『インドカレー ママレード』が心に残りました。
2軒目の蛭田亜紗子さんの『ツルマキ履物店』の回はちょっとテイストが違い「あら?」と思いましたが、色々な作家さんを読めるのがこのシリーズの良さなので、こんなテイストもありだな、と思いました。
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Posted by ブクログ
東京から紀伊半島の会社の社員食堂に異動となった管理栄養士のみなほ。そこの社員食堂には、女帝と呼ばれるベテラン調理員がいて、みなほの考えるメニューに難癖を付ける。
みなほと車のミゼットのグックーとの会話が、相場という感じで、何だかよいです。
女帝の剛力も意地悪だけど、実は社員食堂を愛するひとで。
三つ星の由来となる凄腕の料理長の赤星も、社員食堂を愛して、勤務先の陽々子社長は、みんなの良きお母さんという具合。
出向元のウマカフーズのマネージャーは、こんな上司がいる会社で大丈夫か?という始末
みんな、考え方は違えど一生懸命に生きているんだなという感想 -
Posted by ブクログ
花がたくさん描かれた表紙が可愛くて読んでみました。
グラフィックデザインを学んだ後、ブラック企業で働いていた紀久子がひょんなことから花屋で働きはじめ、良い人たちと関わり合いながら自分の目標を見つけてゆくお話。
花言葉や短歌や俳句が所々に出てきてアクセントになっています。
色ごとに花言葉があったり、エレベータのない配達をしなくてはならなかったり、と花屋さんの仕事って予想以上に大変だな、と思いました。
少し昭和のドラマを観ている感じがします。主人公が良い人たちに囲まれた、よくあるタイプの小説だと思うけれども、花屋で働きながらもやりたい仕事に少しずつ近づいていく姿を読むと、私も目標に向かって頑張