山本幸久のレビュー一覧

  • 凸凹デイズ

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    お仕事小説は良いよね〜。こう頑張ってる人達を見ると応援したくなる。
    反面、今自分は何してんだろ…とも思う。

    凹組というデザイン会社?の物語。

    理想を追ったり、生活のためにやりたく無い事もやったり、仕事ってのは本当に複雑だ。

    多分このままじゃいけなくても、そのままでいてしまう。何か抜け出すきっかけがあると物語は動き出す。新たな物語に入っても、色んな違和感を感じつつ、その物語に慣れなければいけない。
    前の物語の方がよかったように思っても、そうなると何かを捨てなければいけない。

    凸凹生きる人生だから楽しいのかな。

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    2024年01月25日
  • おでんオデッセイ

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    ネタバレ

    タイトルだけで手に取って読んだらサクッと
    読めて思ってたより地方の商店街の現状や
    そういった商店街なんかがある行政の活動に
    興味がわきました。
    有野練物にその娘が町おこしプロジェクトで
    始めたおでん屋台、そこに色んな人たちが
    訪れドラマが描かれていく・・・
    そして静香と六平太も・・・いやいや
    話が出来すぎていないかい?面白かったから
    いいかぁ~まぁおでんだけに身も心も
    あったまる話でした。個人的にはおでん屋台に
    出てくる具材も有野練物の商品も魅力的で
    ほんとにあるなら行ってみたくなった。
    そういえばおでんの屋台って
    最近見かけなくなったな・・・

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    2024年01月10日
  • マイ・ダディ

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    内容がスピーディーなため途中物足りなく感じたが、一男、江津子、ひかりの確かな愛情に少し泣いてしまった。
    いい話でした。

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    2024年01月06日
  • 神様には負けられない(新潮文庫)

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    義肢装具士の学校に行って実際に働いていた身としては学生時代を思い出してとても懐かしかったです。実習の描写があまりにもリアルで共感しながら読めました笑
    業界の良いところも悪いところもリアルに書かれており、義肢装具士を目指す学生さんにはぜひ読んでもらいたい一冊です。

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    2023年10月16日
  • 大江戸あにまる

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    ネタバレ

    江戸時代、オランダ船に乗ってやって来たラクダが日本全国を回った話は知っていますが、その他の動物はどうなんでしょうね?

    江戸末期の有名人が入れ代わり立ち代わり登場するエンターテイメント。

    幸之進が抱いている、お夕の方の思い出が切ない。

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    2023年09月11日
  • 床屋さんへちょっと

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    題名が気になり買った一冊。

    ある家族の歴史を遡って書かれている連作長編の小説

    どの短編の話も髪の事が絡んできていた。

    短編だからか
    なんとなく読みやすかった
    最後の短編で今までの短編の事が絡んでくるのは読んでて楽しくなる。

    ミステリーや謎解きの小説ではらないから全てをスッキリする必要はないのかもしれないが、最後の短編はその後が気になった。

    娘の事
    その後会社はどうなった?
    裏切った後輩にやり返しはしないのか?
    別れた夫との事は?
    いろいろあるがもう少し続きを読みたいと思った小説でした。

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    2023年07月28日
  • カイシャデイズ

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    内装会社のユニークな社員達の日々を描いたお仕事系小説。連作短編のようで読みやすかった。どこにでもあるような日常の話なのだが、ほっこり心温まる。クマさんと鮎川さん、ひっつくのかと思ったけど、、、

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    2023年06月17日
  • ある日、アヒルバス

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    観光バスガイドのの舞台裏を面白可笑しく描いたコメディ小説。不惑の登場人物が沢山出てくるがどれもスッキリした結末に至らない。

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    2023年06月09日
  • 床屋さんへちょっと

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    この著者も何年か前に「どハマり」して大人買いした人です。思いのほか著作が多くて、同じ著者を続けて読まないことにしている私が読破するのは相当の時間を要します。

    本作は10年以上前の作品ですが、床屋は床屋、どんな時代になろうがきっと存在し続ける。いずれロボットが髪を切ってくれるサロンが登場するかもしれないけれど、寡黙な店主だったり聞き上手なスタッフだったり、やはり人の良さは代えがたいものではないかなぁ。

    ちょうど1年前に亡くなった弟が通っていた美容院に今は私もお世話になっています。床屋さんへちょっと顔を出したくなる。

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    2023年06月02日
  • 凸凹デイズ

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    ちっぽけなデザイン事務所・凹組を舞台としたお仕事系、青春系のお話。テンポ良く、読みやすかったが、ラストが唐突。えっ、これで終わりなの的でした。磐井田さんと翔子さん、このまま終わり?

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    2023年05月08日
  • 人形姫

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    人形作りの職人の物語。山本さんのお仕事シリーズは面白いし、いつも伝わるものがある。みんなが自分の仕事に一生懸命になり誇りを持って仕事をする。日本人だろうが外国人だろうが関係ない。どれだけその職業を愛し尊ぶのかそんな思いが伝わってくる。どうかこの人形作りのように伝統的な職業の灯が消えないことを祈っています。

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    2023年05月01日
  • 大江戸あにまる

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    な~~~んと、山本幸久が時代小説。
    「何でまた?」と読んでみれば、確かにある意味立派な娯楽時代小説ですね。それにしてもこのキャストは。。。
    歴史的人物として若き日の勝海舟、鳥居耀蔵、島津斉彬、岩瀬忠震、講談・浪曲の世界からは平手造酒、国定忠治、鼠小僧(いずれも実在)。これらを互いに絡ませて話を進めちゃうんですからね、ちょっと無謀(笑)。平手造酒とか忠治と若い人は知らないでしょうね。ただ登場人物の絡み合いで笑わせてくれるのは山本さんの得意技ですね。
    表紙に描かれる3人の主人公、お人好しで失敗ばかりの幸之進、草花や獣にしか興味のない福助、可愛いけど男勝りの藩主の妻・小桜。そこに駱駝、豆鹿、羊、山鮫

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    2023年04月09日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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     明日町のこんぺいとう商店街を舞台にした群像劇の体裁で、商店街の7つの店舗の人々を7人の作家が描くアソート短編集。シリーズ4作目。

         * * * * *

     寺地はるなさんと山本幸久さんが決め手となって読むことにしました。

     自分のペースで楽しく読めたのは前川ほまれさんの「インドカレーママレード」です。タイトルの伏線回収も含めて好きな作りでした。

     大島真寿美さんの「カフェスルス」もいつもの (?) にぎやかな関西弁によく合った世界でおもしろかった。

     そして山本幸久さんの「おもちゃ屋『うさぎや』」。本巻の7店舗の人たちを見事に巻き込み、ほっこりするハーモニーを聴いているような

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    2024年04月01日
  • 一匹羊

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    山本幸久の何を最初に読んだのだったか。『ある日、アヒルバス』だったか『男は敵、女はもっと敵』のどちらかだったように思います。どハマりして大人買いしたけれど、読み切れず積んだままになっていたものが多数。

    久しぶりに読んでみたら、ハマったときほどの面白さは感じない。だけどやっぱり落ち着ける。突飛なことは何もない、私を含めてその辺に居そうな人たちの、日々の些細な不満。そしてそれをほんの少しだけ向こうに吹き飛ばしてくれるささやかな幸せ。

    読み終わった後に頭の中に流れるのは、第一章のタイトルのせいで本文とはあまり合わない石野真子(笑)。

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    2023年01月13日
  • 大江戸あにまる

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    ユニークで終始ほんわか。ドタドタ喜劇のようでい歴史上の有名人までちゃんと登場。孫悟空にも絡めてすごく計算されて作られたお話なのかと。もっと丁寧に読み込めば、噛めば噛むほど味が出てくるんだろうね。個人的にはラストの畳み掛けが面白かった。

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    2023年01月10日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    寺地さん目当てで購入。
    こういうのって、難しいですね。
    芦原さんのが、するするっと読めて良かった。読めてっていうより、読ませるって感じで、もう終わり?もう少し続きほしー
    山本さんのは、バラバラな物語に一体感がでたし、未来に向かう展開がよかった。

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    2023年01月07日
  • ウチのセンセーは、今日も失踪中

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    ネタバレ

    2022/12/12
    あれ、山本さんにしては物足りぬ。
    もうちょっと先まで見せて欲しかった。
    アル中の先生の書いたのがやっぱり一番だったのはよかった。
    物語を作り続けるしんどさやろか。
    どの人の未来も気になるからまたどこかでお会いしたい。

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    2022年12月27日
  • ある日、アヒルバス

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    ここのところずーっと、会社の先輩にお借りした本が続いている。

    この本も然り。

    痛快、お仕事小説。

    まぁ、賑やかい。
    文字なのに、主人公の明るさが本の外まではみ出てくる(笑)

    バスガイドとして働く高松秀子は、仲間からはデコという愛称で呼ばれている。

    入社五年目となったが、信頼していた先輩が退職してしまい、自分が新人研修の教育係に任命される。


    失敗あり、事件あり、笑いありの楽しい小説。

    ナースのお仕事っていうドラマを昔見たことがあるが、終始そんなノリ。
    ドラマに出来そうな本だなぁつて思って本を閉じたが、検索してみると、ドラマもヒットした。

    やはりドラマになっていたのか!(笑)

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    2022年10月19日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    みんながちょっとづつ幸せになっていく商店街
    そして 明日…未来を考えたくなる
    明日町って名前がピッタリ

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    2022年10月15日
  • 店長がいっぱい

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    「一所懸命働いているのに幸せになれないなんてやっぱり間違っていると思うんだ」
    そんな帯に惹かれて速攻手にした一冊。
    働いても働いても報われない…こんなに一所懸命働いてるのに…忙しさに煽られ考える暇さえない…何の為に働いているんだろう?
    働く社会人、皆一度はそんなことを思った事があるんじゃないのかな。
    そーやって皆自分の為、家族の為、懸命に働いているんですよね。

    明日も頑張ろう!




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    2022年10月01日