山本幸久のレビュー一覧

  • 笑う招き猫

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    漫才コンビ『アカコとヒトミ』の話です。山本さんの本は読んだ後にほっこりするので、大好きな作家さんの一人です。 女の漫才師という事で私の脳内再生は『ガンバレルーヤ』でした。笑テレビに出て自分達のしたくない事をして稼ぐか、舞台に立ち続けるか―その中で二人は悩みます。時に喧嘩もしてしまいますが、二人は夢に向かって青春を謳歌しています。正直少し羨ましかったです。芸能の世界は時に残酷だと思います。それでも、人を笑わせる事ができる職業は素敵だと思います。読み終わった後に、本の内容以外の事もいろいろ考えました。

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    2018年01月22日
  • 展覧会いまだ準備中

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    美術館の学芸員として働く弾吉。
    大学では応援団いんだったというノッポさん。
    その大学時代の先輩も美術館の先輩方も個性的な人ばかり。
    そんなキャラの濃さの面白さと仕事に対する向き合い方みたいなのがうまくミックスされている。

    2018.1.8

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    2018年01月08日
  • 店長がいっぱい

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    長編で店長が表紙のように一致団結して会社の危機だかに立ち向かう話かと思った。違った(笑)

    自分も小売業に従事していたので人を使うのってホント、大変だよなぁ…としみじみしながら読んじゃいました。自分でやった方が早いし楽なんだけどそれでは店舗としては良くないんですよねぇ。お客さんも勝手ばかり言う人が多いし。仕事内容よりも人間関係で辞める人の方が多そうだなぁなんて思いました。

    この間、海外にいらした方がフェイスブックで日本は人的素材を使いすぎてないかって書かれてました。その方がいらした国は高速はETCで無人。SAのファストフードも注文は液晶で、商品受け取り時のみ店員が対応していたって書いてありま

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    2017年11月27日
  • 展覧会いまだ準備中

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    市立美術館で働く学芸員・今田弾吉は、元大学応援団部員の変わり種。キャラクターの強い女性先輩陣に振り回される毎日に、ひょんなことから出会った一枚の羊の絵が彼の心に火を点ける。
    仕事っていうのは勿論飯を食うためにやるものだが、今田の恩師・ボテロの言葉に重みがある。同じ道を目指した人たちの思いものせてやってみるって考え方は、行き詰まっている時にいいかもしれない。

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    2017年11月19日
  • 凸凹デイズ

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    さらっと読めました。最近ヘビーなのばかり読んでたので、とてもライトで軽やかに読みきれた。大きな山場とか特にないけど、ほっこりできました。

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    2017年08月18日
  • ジンリキシャングリラ

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    ‹内容紹介より›
    ”北陸の小江戸”と呼ばれる町で、父と二人暮らしの高校一年の雄大は、イケメンなのに女子が苦手でちょっぴり喧嘩っ早い。入学早々、先輩と衝突して野球部を追われるが、可愛い先輩に誘われるまま人力車部へ入ることに。そこには、人気者だがモテない部長、男前な女性車夫、サボりの天才等、個性あふれる仲間がいて……。青春の煌きと甘酸っぱさを描いた感動の物語。書下ろし短篇「浅間くんのお父さん」を収録。

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    主人公がまっすぐな性格で好感が持てました。
    まがったことは嫌いだし、自分の感情にも正直です。
    おおまかなストーリー自体は、よくある部活ものと同じ系統ですが、メインは部員同士の関係性や日常

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    2017年08月02日
  • 寿フォーエバー

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    20代女子の働き方&成長、
    ウエディングプランナーのお仕事、
    職場の人たち、
    結婚式の迎え方、
    色々面白かった!!
    でも、主人公に降って湧いた恋?の誘い方には疑問が!

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    2017年07月23日
  • GO!GO!アリゲーターズ

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    球団のマスコットアリーちゃんの中の人茜。
    球団アリゲーターズのメンバーがそれぞれに個性的で楽しい。
    ま、エロ監督&3老人だけは除く、だけど。
    ばついちの茜と子供の関係も微笑ましい。
    弱小アリゲーターズが、変わっていくのも嬉しい。
    元気になれる。

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    2017年03月26日
  • はなうた日和

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    ふとした瞬間に感じる歓び。辛いことが多い生活の中で、そんな歓びを糧に人は生きられるのかもしれない。
    (あらすじ)
    定年間近の平凡な会社員・虹脇は、突然部下の美人OLから飲みに誘われる。手を握られながら「副社長を殴ってほしい」と頼まれて―。(「ハッピー・バースディ」)。売れないアイドルのミドリは、今日もオタク相手に撮影会。しかしその帰り、子連れの元カレと再会し…(「五歳と十ヵ月」)。さえない日常の中にある、小さな幸せときらめきを描いた短編集。文庫化に際し、書き下ろし短編を特別追加。

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    2017年03月26日
  • エール!(3)

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    エールという題目だけあり、どのお話も最後は頑張ろう!いいな♫と思える終わり方で読んでいて爽やか!そんな中にも自分に当てはまって感じる事もあったり。ちょっと読むのに楽しかった!2017/3/10完読

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    2017年03月11日
  • GO!GO!アリゲーターズ

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    書き下ろし短編を目当てに本編も再読。
    やはり野球好きにはぜひ読んでほしい作品。
    ただこの作者の作品全体に言えることだけど、どことなく無能な人を小馬鹿にしている描写が目立つなあと思う

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    2017年02月03日
  • GO!GO!アリゲーターズ

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    山本さん=お仕事小説ですが。。
    一気に勢いで読ませてしまう。そんなノリが山本さんの持ち味だと思うのですが、今回はどうも乗り切れなません。
    例によって賑やかなキャラが周りにいて、色々としでかしてくれるのですが、どうも主人公が大人しい。自省的。そのせいで中心部だけ波風が治まって居るようで弾んで来ないのです。結果として、各節の終わりに置かれるいつものオチ的文章にも切れが感じられませんし。
    まあ、悪くはないのですが。

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    2016年12月22日
  • ある日、アヒルバス

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    楽しめたけどちょっと長い。
    この人の本はみんな幸せになっていいなーって思うけど、読んだ後はごりごりに暗かったり意地悪い話が読みたくなる。人間って不思議。

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    2016年10月30日
  • 美晴さんランナウェイ

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    世宇子の叔母、27歳の美晴さん。
    個性的でマイペース。
    みんなはそれに振り回されっぱなし。
    だけど、その明るい性格についつい気を許してしまう。
    山本作品らしく、面白かった。

    2016.8.19

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    2016年08月20日
  • ある日、アヒルバス

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    アヒルバス入社五年目のバスガイド・高松秀子(通称デコ)の奮闘ぶりを描く、お仕事&青春小説。
    前半はわがままツアー客とのあれこれ、後半は個性派新人たちの教育に苦労が物語の展開。時には笑って時には泣いて、仕事とは決して楽なものではないけれど、成し遂げたいと思わせる何かがある。後日談的書き下ろし短編『リアルデコ』では、成長した、そして東京が何より好きなデコの姿が頼もしく感じさせる。

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    2016年04月24日
  • エール!(3)

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    お仕事系小説シリーズの第3弾。
    あまり心に響く作品がなく、かといって実力作家が揃っているだけにつまらなくもなく、淡々と読み終わった印象。

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    2016年04月23日
  • 男は敵、女はもっと敵

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    一人の女性を中心に描かれた連作短編集。
    さっぱりとした男勝りの美人な藍子。
    男性には人気があるが、女性には嫌われている。
    でもさっぱりしてて素直なところが好感が持てる。
    それにしても、山本幸久って人は凄い!
    まるで女性。とても男性が書いた小説とは思えない!

    2016.2.11

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    2016年02月11日
  • 男は敵、女はもっと敵

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     みんなそれぞれに欠点もあるけれど憎めない可愛さも兼ね備えている、出てくる女性はそんな女性ばかりだった。利己的なところも少々あるけど、みんな幸せになりたくて一生懸命なのだ。

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    2015年11月29日
  • 美晴さんランナウェイ

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    ネタバレ

    なんやろ?俺ってそんなに堅物やったっけ?
    主人公美晴さんの人騒がせな行動がイチイチ勘に触って楽しめない。ノンフィクションだし、作者も主人公の破天荒な行動と、それに振り回される一家のドタバタ騒動を笑って欲しい趣旨で書いてるのが読んでて分かるのに、のんきに笑えない自分がちょっとイヤになりつつ、読み進めていって気がついた。

    そう言えば、スマホはおろか、携帯やPCが出てこない。デンスケってひょっとして。病院でタバコ?そう、この話は1980年代前半ぐらいを舞台にした物語だったのである。

    舞台が1980年代くらいだと思って読むと、主人公美晴さんの行動がそんなに勘に触らない。「かなん姉ちゃんやなぁ」とは

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    2015年11月03日
  • 笑う招き猫

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    女性漫才コンビの青春成長物語。


    恋したらアカン(面白くなくなるから)ってのは成程、よくわかります。

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    2015年10月26日