真山仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ空自最新戦闘機F-77に乗る我那覇1尉、嘉手納基地の第404飛行隊で勤務している。沖縄に転勤になった検事の富永、米軍用地地主の金城一を妻の金城華がめった刺しした事件を追う。暁光新聞の記者、神林は休暇で沖縄にリゾート旅行に訪れていた。
そんな時中国の対応で対領空侵犯任務へ発進した我那覇は帰投時に墜落してしまった。
空自OBの楢原元空将補が事故調査に加わりF-77の欠陥を疑い始める。沖縄では基地問題が大規模デモになる中、富永、神林それぞれが事故の原因を探り出す。そして金城の殺人事件も絡み事態は複雑に。
空自を舞台にする割に輸送機部隊ナンバーの404飛行隊を戦闘機部隊にしたり、対領侵の指示が管制塔からだったり、空自や航空機に関する非常識さが目立つ。沖縄の現状や複雑な構造のストーリーは面白いのに残念だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ投資ファンドのトップを務める鷲津政彦。企業買収の攻防やその背景にある人間ドラマが非常に高く評価されたシリーズの第6弾。
8年ぶりに帰ってきた鷲津。今回のターゲットは、台湾にある世界最大の半導体企業で、描かれるテーマは「台湾有事」と「半導体覇権」。
微細な半導体製造で世界一の技術を誇る台湾企業をめぐり、米国と中国が触手を伸ばす。そして、半導体産業の復活を狙う日本。ぶつかり合う大国の思惑に巻き込まれた鷲津政彦は、この難題をどう解くのか、というお話。
現在進行形で議論されている地政学リスクに触れられているせいか、過去の作品と比べても政治と経済活動の歪な結びつき(政治都合で企業が不条理を突きつけられる図)が色濃く描かれています。一方で、実際に今世界で起きていることにも通じるため、考えさせられる作品でもありました。
ただ、鷲津も年を取り、後継者に多く託すようになるなど、全体的に鷲津の存在感が薄くなった印象があり少し寂しかったです。