真山仁のレビュー一覧
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大阪松竹座が5月で閉館する前にと玉三郎を観に行った。ウィットの効いた口上と、舞台照明に合わせて考えた打掛の数々。抱きしめたくなるような後ろ姿の舞…。その興奮が落ち着いた頃この本に出会った。
玉三郎の芸親であるカンヤは若手の頃、期待の星として注目されていた時期があり、自意識過剰となり生意気な言動が増えた事で四十代を過ぎる頃には役に恵まれなくなった。その為、玉三郎の一挙手一投足をあげつらい、徹底的に謙虚で一途に精進する姿勢を身につけさせたかった。
三島由紀夫が玉三郎の為に「椿説弓張月」を劇化した。押しも押されぬスターとなったシンイチへのカンヤの躾はさらに厳しくなる。
「帯の揺れ方に驕りがある」…お -
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芝野が曙電機を辞めて東大阪のマジテックという金型製造の中小企業の再生に取り掛かる話。
まあ外伝的な作品ではあるが、面白さはそこそこ。
芝野のガッツには心打たれるものがあったが、今回はなかなかに厳しい戦いだった。最終的に打てた手が特許の公開レベルでは少し味気ないなという気持ち。
芝野がサムキャンベルからものすごい信頼を得ていることがわかったのは面白さに加点したい。
資産価値がなくなった最後の土地の競売に介入してくる鷲津のやり方はいつもながら秀逸。コンサートの話もぜひ読みたい。
作中では語られていないが、4で描写があった飯島の大阪への貢献がこれからどのような形でなされていくのか、そこは気にな -
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今回はアメリカが舞台。いわゆるGE(アメリカンドリーム社)とGC(アメリカ投資銀行)がターゲット。
毎度規模が大きくなっていくハゲタカの話はとても面白く読ませてもらっているが、今回は個人的には微妙だった。
特にヒール役がぱっとしなさすぎる。市場の神様とまで呼ばれたストラスバーグがあまりにも雑魚敵すぎる。またGCのジャッキーもセットで弱く見える。
どちらかというと今作はハゲタカというよりもリーマンショックの悲惨さを訴える気持ちの方が強かったんじゃないかと思う。住宅ローンを債権化しCDOとして売りつける世界の魔力に焦点を当てて無理やり話を作りに行った、という感想。
シリーズで言うとやはり3ま