真山仁のレビュー一覧

  • 虚像の砦

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    著者2作目。
    前回読んだ『黙示』同様、綿密な取材の結果が伝わってきて、あたかもノンフィクションを読んでいるかのような錯覚に陥る。
    テレビ局の報道とバラエティ番組、両者に関わる人物たちの苦悩と葛藤と起死回生の物語。
    政治家からの言論弾圧や、華やかさの裏でめまぐるしく展開する裏工作が、妙なリアリティを伴って突きつけられる。
    背景説明の多さも事実ながら、一般人である私にはそれが理解を助けてくれるツールだったと思う。

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    2016年02月19日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    序盤の勢いに圧倒されて、思わず泣きそうになった。
    被災することを言葉にすると簡単なのかもしれないが、経験者からすれば、決して終わりはないと突きつけられた気がする。
    中盤から終盤にかけては、主人公の教師という面だけではなく、一人の人間としての苦悩がちょっと??

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    2016年02月12日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    2016.2.6
    経営者の舐め腐った責任転嫁。これがバブル崩壊の真の原因だったのだろう。資本主義社会で真っ当なことをやっているファンド。死肉を食べることで病気の蔓延を防ぐ自然界のタカと、まさに同じ役割を果たしている。
    あと、敵対的買収はやらないという方針は意外だね。

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    2016年02月07日
  • 地熱が日本を救う

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    マグマを読んで九州電力の株を買ったけど、原発問題で売却。この本にあるように地熱をもっと活用すべき。日本は利権でしか決められないのかと悲しくなる。

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    2016年01月04日
  • 黙示

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    改めて農業は多面的な面をもっていて、そのた目、利害関係の調整が難しいのだなと感じた。
    農業について今後どのように向き合っていくか考える基礎となった。

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    2015年12月07日
  • 黙示

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    農薬メーカーの開発担当社員、農水省の官僚、ミツバチの被害に悩む養蜂家の3人が、家族や上司やマスコミに翻弄されながら理解の道を見つけていく。

    農薬の問題だけではなく、国の戦略、食料、人々のイメージなど多岐にからむ話だった。
    大事なのは、物事の全体像を把握しようと務めること、極端に善悪を付けずに自分の意見を固めていく姿勢なのではないかと思った。

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    2015年12月04日
  • ベイジン(下)

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    中国と日本の人間性違いは、大元ではあまり違いがない。
    日本にも偽装問題があるし、
    利己主義なところがいっぱいある。

    日本人と中国人は個人ベースでは、
    信頼できるパートナーになりうる。

    そんな小説だった。

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    2015年10月22日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    経済小説

    外資系金融機関という世界が垣間見える傑作経済小説

    ニューヨークの投資ファンド社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気にあえぐ日本に戻り瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新なプランで無慈悲に企業を買い漁っていく。

    都銀で不良債権処理を担当していたエリート行員の芝野健夫にとって鷲津とのビジネスは衝撃的で、自らの将来を変える決断に至る。一方、経営難に苦しむ日光の老舗ホテルの娘・松平貴子も、二人との出会いがきっかけで、自らの試練に立ち向かい始めた。

    かつてニューヨークの投資ファンドにおいて社長を務めていた主人公鷲津政彦。不景気に苦しんでいた日本にふとしたころから舞い戻り、社会から強烈なバッシングにさらされながらも、圧倒的なスピードで企業買収を成功させていくダイナミックな展開にはハラハラどきどき待ったなしです。

    一言で簡潔に表現すると、めちゃめちゃおもしろい作品です。企業買収というビジネスシーンを圧倒的なスケールで描いた本作。映画化・ドラマ化もされた傑作シリーズ。実際にそのような場面に立ち会う人は限られているため、あまりベールを脱ぐことのなかった外資系金融機関の姿を垣間見ることができます。

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    2015年10月07日
  • 黙示

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    今まで読む機会のなかったジャンル。
    さまざまな人物の思考、思惑が交錯する様が熱量を持って展開される。
    当たり前に身の回りにある食物が当たり前でなくなる可能性、その代替案としての遺伝子組み換え作物、無関心が一番の罪だと感じる作品だった。

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    2015年09月15日
  • マグマ

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    地熱発電についての経済小説。

    こういう小説で描かれる女性がどうも、どの経済小説でも典型的な人格なのがすごく気になるというか、ある種の偏りすら感じますが、内容とは無関係な話なので、置いておきます。

    震災前に出版され読んだ本ですが、震災後改めて読まれた方も多いのでは。

    地熱のむずかしさも含め、小説であるにしてもうまく書かれているので、議論の下地としては参考になる部分もあるかと思います。

    小説化にあたっては、あまり知られていないけど面白い、新しく活用が見込まれる新規的な分野としてスポットが当てられたのだと思うので、原発の議論に関わらず、今後も活用に向けてどんどん進めていってほしい話でもあります。

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    2015年09月10日
  • プライド

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    ミツバチの話が印象的でした。というより、ショックだった。
    よかれと思い選んで買っているものが、生産地の人たちを苦しめているとしたら…。それはもう選べない。選びたくない。
    でも、そんな情報は、なかなか消費者まで伝わってきません。
    いろいろと考えさせられました。

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    2015年09月05日
  • 黙示

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    農薬・TPP・食料危機・GMOとマスメディアでちらちらと出てくるキーワードがこの本で一本に繋がった。
    農業やTPPといったニュースは日頃から目にするものの、どうしても実感が持てず危機感も持てずにいたが、本当に危機的な状況にあることが認識できた。

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    2015年09月01日
  • ダブルギアリング 連鎖破綻

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    さすが真山さんです。熱い人達の生きざまがとてもカッコいい。
    保険業界の勉強にもなるし素晴らしいです。
    プレジデンシャルという社名で、あの会社が出てくるのが密かに嬉しかったり。

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    2015年08月13日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    鷲津をはじめ、キャラクターにホレボレするほど魅力的な本。

    ハゲタカシリーズは大好きで、今回も発売されたのを見て飛びついた。
    とにかく、登場人物が全員魅力的である。
    いいヤツ、悪いヤツ、みんなキャラが立っていて面白い。
    だから、読んでしまうんだろうなぁという感じである。

    舞台は、リーマンショックあたりの話。フィクションとは言うものの、ストーリーが現実とリンクしているので、想像がしやすく、サクサク読める。
    飯島が支援したと噂の知事もニヤッとしてしまった。

    これだけ濃厚なのにサクサク読める本は久しぶりな気がする。下巻では、上巻以上に波乱が待ってるんだろうな。期待でワクワクさせる。
    上巻としては☆4.8かな。最終的な評価は下巻で。

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    2015年07月15日
  • マグマ

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    原子力の代替となるかどうかは別として、地熱発電にもっと力を入れていいような気がするが、本当に原発ゼロでもその動きは鈍かった。やはりコストなのか。開発の難しさなのか。時間がかかるだけなのか。でも、日本においてこの発電をやらないということはないという認識を新たにした。

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    2015年07月05日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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     鷲頭に都合の良い展開。
    「リーマン・ショック・コンデンシャル」早川書房
    の方が緊迫感があって面白い

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    2015年07月05日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    最後に鷲津が驚きの策を用意しているのはこれまでと同様だが、痛快さが弱くなった印象。鷲津も歳をとったってことかな。

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    2015年06月24日
  • コラプティオ

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    政治と原発。リアリティーありすぎです。最後は何か唐突な締めくくりですが、間違いなく面白いかった。ずいぶん前に「マグマ」で地熱の可能性を感じたけど一向に進展しない。福島の恐怖は忘れ去られようとしている日本に警鐘を。

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    2015年06月22日
  • 虚像の砦

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    ジャーナリストとは 何か?
    を自問する 風見は イスラエルでの日本人人質事件を
    通じて、ジャーナリストのあり方を 真剣に問う。
    父親も 新聞記者で その姿を追いかけていた。
    日本も二世代目が 物語の中心になっていくのですね。

    お笑い系番組を企画して 視聴率オトコといわれる黒岩。
    父親が 笑いの研究をしていた。
    それを受け継いで、笑いを追求する。
    弱いものいじめや年寄りをバカ扱いする笑いから
    本当の笑いとは何かを追求する。

    風見と黒岩の二人が 同じテレビ局の中で
    苦闘しながら 本当の姿を 求めようとする。

    一方で 『自己責任』という 言葉が どうやって発生し
    どのように操作されるのかを、暴きだす。
    なるほど、こんな文脈で 『自己責任』でてきたのか。

    テレビ局の経営が あまり 
    収益性のないビジネスモデルになってきているなかで
    ドレッシング ですすめるのか?護衛集団に守られるのか?
    いずれにしても マスメディアが 苦悩の選択をせざるを得ない。
    それでも、マスメディアには バーチャル的な権力が存在するのは
    不思議である。
    こんなところに、電通がしゃしゃり出てくるのも 意外な感じがあった。

    真山仁の 追求するテーマが 先鋭化しているのは、
    彼のもつ 志が 大きいのかもしれない。
    大きく物事をとらえながら、言葉の意味を
    事件の背景における 大きな闘いが しのぎあっている。

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    2016年08月26日
  • ダブルギアリング 連鎖破綻

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    破錠寸前になりながらも、辛うじて生きながらえている、生命保険会社。顧客からの凄まじい解約。経営統合の白紙撤回など、生き残りに奔走するが、金融庁もこの生保が潰れると、銀行までもが潰れかねないと考えていた。
    ダブルギアリンク、バブルが弾けた後の銀行、生保の合併は凄まじいものであった。当時を振り返って読み始めたらなかなか面白かった。最後は割とあっさりと合併進んでしまったので、イマイチではあった。

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    2015年05月10日