真山仁のレビュー一覧

  • チップス(上) ハゲタカ6

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    待ちに待ったハゲタカシリーズ。鷲津ファンなら迷わず手に取ることをおすすめしたい。やっぱり面白い。

    世界の覇権争いをする米中が台湾の半導体ファウンドリーを巡ってマネーゲームを繰り広げる話の前半。あくまでも小説だが、米中がなぜ台湾にこだわるのかがよく理解できる。やはり毎度鷲津を待望したくなる。

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    2026年03月20日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    ネタバレ

    お久しぶりのハゲタカ続編。第6弾。
    あの空気感をたっぷり堪能。
    鷲津さん、ちょっと年をとって落ち着いてきました。
    それもまたよし。

    今回は、、、
    台湾の世界一の半導体企業FSCを巡って、中国、アメリカ、の攻防戦に巻き込まれ?っていうか、恩人に頼まれてそのFSCを守ろうとする鷲津さん、のお話。

    台湾有事とか、半導体とか、なんとなくは知ってたけども、よくわからなかった。
    これはあくまで小説なので、全てを鵜呑みにしてはダメだけど、あぁなるほど、こういう事か、という。
    わかりやすい。有難い。

    武力行使してくるという発想が、なかなかに怖くて。
    そりゃあみんな警戒するよねーというか。
    そういう国だと

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    2026年03月20日
  • チップス(下) ハゲタカ6

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    ネタバレ

    【チップス】 真山 仁 著

     ハゲタカ・シリーズは全て読んでおり、8年ぶりの鷲津政彦の登場に心躍らせて読み始めました。台湾の某半導体メーカーを巡る日台米中韓の闘いです。2023年11月から『日経ビジネス』に連載されたものを加筆修正したとありますが、高市首相の台湾発言、ワーグナー(トランプ)大統領のベネズエラ侵攻なども書かれており、一気に書き上げた感があります。登場人物が多いので、巻頭の「主な登場人物」を参照しながら読み進めました。

     上巻は導入部で背景説明的とも言えますが、下巻に入ると、まるで現実に展開されているかのような国際政治の絡んだ買収劇となり、緊迫度を増して一気に読み終えました。こ

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    2026年03月16日
  • アラート

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    怖い!現実感があり過ぎる。正に今の日本そのもの!米中関係そのものじゃないか!ただ、将来がそうならないことを願うのみ!

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    2026年03月16日
  • 売国

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    終盤まで結末が見えず、グイグイと引き込まれた本でした。
    文庫最新の『墜落』を先に読んでいたので、主人公が亡くなるようなことはないんだろうなとは思ってましたが、それでもハラハラドキドキ。内容は重厚なのにテンポ良く物語が進む娯楽性溢れる1冊でした。さ、次は『標的』だ!

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    2026年02月27日
  • コラプティオ

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    政治が面白いと初めて思わされた小説だった。そもそも政治に興味を持たないのは、(ほとんど)全てが建前で構成されている、と思わされるからであるように思う。国を挙げての「茶番」の中で、時々本音を見せてくれる政治家に人気が集まるのもそのせいでではないだろうか。W主人公のこの小説で二人に共通するのは、この小説で何度も述べられる「青臭さ」にある気がする。なかなか巧妙な形で伏線が回収されていたので、近いうちに再読して、この小説をもっと楽しみたい。

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    2026年02月03日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    ネタバレ

    面白くてあっという間に読み終わった。

    司法書士としては登記周りが気になってしょうがない。
    貴子名義にするには貴子の住民票が必要だがどうしたのか?とか。(あれだけ容易に偽造パスポートが用意されるのだから偽造に決まっているが。お抱えの中国系司法書士が多分いるんだろうなぁ。それにしても本人に無断で登記までやる必要ないと思うんだが…)
    登記原因なに?税金周りは大丈夫なのか?貴子の個人名義にしない方が良かったんじゃないのか。
    謄本を受け取る、受け取らないは関係ないのよ。もう登記入っちゃってるんだから。
    いつかどこかで登記周りを深く考察してみたいなぁ。

    最後は貴子が成長して自らの実力でホテルを取り戻す

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    2026年01月11日
  • “正しい”を疑え!

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    リアル本にて。
    コーチャンフォー若葉台店にて見かけ、今の情報が氾濫している世の中で子供たちが生き抜いていくために何か伝えてあげられることがないかと思い、購入。
    著者の真山仁さんは、小説家で「ハゲタカ」が有名だが、まだ読んだことはなかった。
    ただ今回、この新書で、「小説を通じて社会を良い方に変えたい」と書かれているのを見て、俄然読んでみたくなった。
    日本においては「正しく」あることで安心を得ようとする人が多い。しかしその「正しさ」は、「世間の多くの人と同じ考え方をしている」という意味である。むしろ物怖じせずに「わからないから教えて」と言う姿勢の方が、新しい環境にも馴染みやすく、不安も解消されるの

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    2025年12月30日
  • ここにいるよ

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     教師を退職して10年以上経つ小野寺徹平は,かつての教え子・萌葱が若女将をつとめるえびす温泉郷――和倉温泉郷がモデル――旅館・翁木屋で,年末年始を迎えていた。小野寺とかつての教え子とその家族たちとの避難生活が始まる。
     物語の小見出しを紹介すると,「おかしも」「きのどくな」「ととらく」「おそすぎ」「ぬしや」「あめあめふるな」,そして本書のタイトルである「ここにいるよ」となっている。
     「おそすぎ」は,能登の復旧・復興のスピードが遅いことに対する言葉であり,わたしも地元民からも親戚からも聞いたことがある。とくに,奥能登住民じゃない人からの方が多かったような気がする。
     物語に戻る。ラポルトすずで

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    2025年12月30日
  • タングル

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    日本発のテクノロジーや日本の世界との仕事の仕方を考えるのに良いストーリー、そしていつもの真山仁様のエキサイティングな流れ。一気に読みました。ちょっと「日本から見た」世界で、世界が(もしくはシンガポールがでも)日本をこのように見てるかは不明。

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    2025年12月28日
  • レインメーカー

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    医療過誤を被告、原告、それに関わる人達を多方面から書いた秀作。真山仁の作品は初めてだけど、かなり良かったなぁ。他も読もうっと。

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    2025年12月14日
  • アラート

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    何と恐ろしいことか、アメリカ軍がもし全て日本から撤退したら、日本は本当の独立国家になるのかもしれないが、そんなことは考えもしない。
    散々日本からお金を引き出して、搾り取れなくなったら、退散するかもしれない。そうしたら、日本は防衛費だけではなく、国を守る人も足りなくなる。
    そんな現実を見せられることになろうとは、なんて恐ろしい本か!さすが真山仁。

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    2025年12月01日
  • アラート

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    面白かった。考えさせられた。戦後80年。80年も平和が続いた奇跡。徐々に有事が現実味を帯びてきた今、戦争に巻き込まれない為に、どうすればいいのか。防衛費増に反対するだけでは済まないが、本当に防人が必要なのか。ただ言えるのは平和ボケでいられる時代ではなくなっていること。政治家任せでなく、一人一人が真剣に向き合わないと。勇ましい女性首相が誕生したのは、単なる偶然ではないだろう。

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    2025年11月17日
  • 玉三郎の「風を得て」

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     坂東玉三郎の歌舞伎を見たのは、2020年10月のことだった。
    演目は、夢枕獏作の楊貴妃。まさに、玉三郎は、楊貴妃になっていた。
    その舞台を見ながら、美しいとは、こういうことだと思った。女形であるという境界を超えて、神々しいほどの美しさ。
     楊貴妃の姿の凛々しさとキラキラと輝く髪飾りと伸びやかな黒髪が、しずしずと幻想的であり、繊細な動きを伴って歩き舞う。歩いているのと舞うことが混然一体となる。あぁ。玉三郎を見ておいてよかった。

     本書は、真山仁が、1993年のインタビューの出会いから始まる。じっと、玉三郎をインタビューして、その中から本書が生まれた。確かに、星の王子様が言うように「大切なもの

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    2025年11月14日
  • コラプティオ

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    これは面白かったです。読みながらメモをした本書の文章を少し加筆してつなげてみました。かなり変ですが。

    新政権に就いた人たちとその支持者の方々に私は問いたいです。そこに正義はありますかと。
    強さこそが力だなどと妄信し、国益優先という詭弁の下で自らの利益を優先していませんか。
    国家権力の下では国民の命は1ドル札より軽いという事実を分かっていますか。
    長期独裁政権により、我々国民は何も考えない愚民ばかりになってしまいましたがこのままで良いわけはありません。
    暴君はいらない。No Crowns! No Kings!
    独占は紛争の源です。分かち合うことがこれからの日本、世界にとって必要なことなのではな

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    2025年10月27日
  • 墜落

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    沖縄在住中に読んだせいか非常に身に沁みる感覚になった。極端すぎる内容とも感じるが、これも現実にあるのか。考えさせられた。

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    2025年10月24日
  • 新装版 ハゲタカ(下)

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    爽快。時間軸が一気に進むのも、読みやすさの一因かも。身の回りにMBOが多いなか、参考にしたくて久々に手に取った。このまま続編まで一気読み間違いなし。

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    2025年10月18日
  • 玉三郎の「風を得て」

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    「風」と書いて(ふう)と読む。
    『風姿花伝』の「風」らしい。
    玉三郎によれば、自分自身が自覚する生き方を『流儀』とするなら、その流儀は他人から見た形容とは必ずしも合致しない。そういう他者からの評価が『風』と呼ばれ、自分では変えようがない。それは本質だから。二つの姿のギャップを詰めていくことが芸道なのか。
    役者や落語家がよく「化ける」と言うけど、あれが「風を得た」ってことなのかな?などと、勝手に腑に落ちる。

    以前から理系脳の玉三郎の話はいつも豁然として気持ちが良いと思っていた。真山仁という絶好の相手を得て、引き出された言葉が満載だった。

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    2025年10月17日
  • “正しい”を疑え!

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    ネタバレ

    発信者の意図を正しく理解することが大切だと感じた。
    言葉尻だけを取り上げて、批評するのではなく、なぜそう言ったかを背景を知ることが大切。

    それぞれの立場での正しさがあるため、コミュニケーションを通して、お互いを理解し、妥協点を探る必要がある。そのためのコミュニケーション。

    クリスティを読んでみたい。

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    2025年10月09日
  • 墜落

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    DVに耐えかねた妻が夫を殺害した。その家族は複雑で歪な形の家族だった。
    空自のエースパイロットが喜屋武岬に墜落。その機体は米国の機密が詰まった最新機で、その原因追及には様々な困難が。そして県内で巻き起こる”反基地”デモーー。
    貧困、基地、自衛隊、日米安保、軍用地主。沖縄の闇をすべて突っ込んで混ぜ合わせた一冊。
    読んでてリアルすぎて苦しくなってくるけど、これが目を背けるべきではない沖縄の真実かもしれない。僕らだからこそ、読むべき本。
    富永検事のシリーズ三作目だということは知らずに読んだ。他のも読んでみたい。

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    2025年09月28日