真山仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現代史の基礎知識が必要とされるかなり難しい小説だった。
1970年代半ばから現在も続くアメリカの日本遠隔統治の裏側を、ニクソンのウォーターゲートから田中角栄逮捕に至る一連の流れの中で、作者が現代の対アメリカ依存体質に警鐘を鳴らすかのような危機感を感じさせる迫力があった。
登場人物を架空の名前で描いてはいるが、ニクソン、キッシンジャー、三木武夫、福田赳夫、中曽根康弘、児玉譽士夫、丸紅、ANA、川崎重工など、小説の人物をこれらの名前に変換して読み、当時の事件の報道との乖離を改めて感じさせられた。
経済小説である事を前提として読んではいても、自国優先のアメリカ諜報機関がやりそうな…物語に説得力があっ -
Posted by ブクログ
ネタバレコラプティオ→日本語に訳すと『腐敗』・『汚職』と言う意味だそうです。
冒頭から、彗星のように現れた、名政治家の熱い演説から物語は始まり、その政治家が国を思い総理になり、また、その政治家の演説を聞き、憧れ政治の世界に飛び込み秘書官にまで登り詰める若者と、その同級生の新聞記者を中心に物語は進んで行く。
これだけ熱く国を思い行動する総理と、その総理を時に諌めながらも支える秘書官、そして権力を監視すると言う使命を追い求める記者。
そんな総理でも権力の魅力には逆らえなかったか、と思うラストではありましたが、こんなにも熱い方々が実在したならば、日本はもう少しマシな国になっていただろうなぁ〜と思わせてくれた -
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Posted by ブクログ
真山さんの圧倒的取材力には脱帽である。
国や地方自治体の現実的な振る舞いをこの文書の中に再現して余りある。
それにしても、危機を目前にして変われない日本の現実に、改めて嫌になる。
小説が悪いわけではなく、現実社会に。
であるならば、日本人としての個人、私自身は地方議員として、どう振る舞えば良いのか、そう簡単に答えが出るものではない。
しかしながら、この本で桃地教授が小説の中身として語られるように、繰り返し繰り返し、気がついた人から出来ることを動いていくほかないのだろうと思う。
太平洋戦争後、幕末維新後、その他の歴史的転換点にあっても、市政の日本人、社会が大きく変わる中で、1日1日を必死で