真山仁のレビュー一覧

  • ベイジン(下)

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    ベイジン 真山仁

    2008年の北京オリンピックに合わせて、中国が世界最大の原子力発電所の運開を目指す。そんな中で、日本の技術者と党本部規律検査委員会の役人が、それぞれの役割を全うしながら、想いを胸に同一のミッションに進んでいく。原子力発電所の光と闇に、3.11の前にこれだけ切り込んでいる真山仁の慧眼にさすがに舌を巻く。同時に、本書は他の真山仁の作品と比べても主人公が青臭く、セリフが熱い。何度も名シーンと呼ばれる部分があり、その度に感涙するほどの良いシーンがたくさんある。

    また、本書とは関係が薄いが、真山仁は「関西人のおっちゃん」が好きなのだろうなと最近思う。ハゲタカシリーズの飯島、コラプテ

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    2023年08月06日
  • 黙示

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    『黙示』真山仁著

    テーマ ★★★★★
    問題提起 ★★★★★
    現代社会とのつながり ★★★★★
    (直近の輸入食品中心とする、為替も理由として食糧高騰。)

    【A;購読動機】
    ハゲタカの真山さん。好きな理由は、新聞記者出身でいらっしゃるため、参考文献が豊富なうえでの展開であることです。
    過去、カジノ、地熱エネルギー、原発事故など社会性が高いテーマで展開されていました。
    今回のテーマは「食糧問題」です。
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    【B;テーマと登場人物】
    テーマは食糧問題です。増え続ける世界人口と不足しはじめている食糧を彫り上げます。

    日本は、自給率が低いです。
    どのように国内外から食糧を調達していくの

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    2023年07月30日
  • レッドゾーン(下)

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    おもしろいわ。
    でもリアル世界は、事実は小説よりも奇なりな状態になってるな。本作のラストも、今じゃあり得ないシナリオに思えて仕方ない。
    あれから中国は変わった、日本は変わらなかった。鷲津のイライラそのままの状況がずっと続いている。
    ルールの中で戦う日本、ルールを変えて戦うアメリカ、ルールなど端から無視で戦う中国。国民性は変わらないな。

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    2023年05月29日
  • レッドゾーン(上)

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    映画版ハゲタカが大好きで手を出してみた。
    鷲津も中華買収王の賀一華は、映画版と違ってチャラくてモッサリめだな。というか映画版の二人が色男すぎるのか。
    アカマ自動車では、映画版では登場しない創業家一族と大内社長室長がいいアクセントになっていて、映画版とは違った展開になりそうだ。
    役者が出揃ってゲーム開始というところで上巻は終わる。上巻全体がプロローグのような感じで下巻が楽しみだ。

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    2023年05月27日
  • “正しい”を疑え!

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    批判的思考力を身につけることや、氾濫する情報の中から「正確」なものを選び抜く能力、情報を受け取ったときの他人の反応を正しく予測し、「報道されない事実」に目を向けることで情報発信者の意図を想像すること、これらの力を身につけることが情報化社会を生きてゆくためには不可欠だと言われています。

    国家間の戦争から、SNSで炎上する個人間の意見対立まで、その根本には「自分の主張が正しい」という信念や、「間違っている相手を正そう」とする(間違った)正義感があります。
    世間にまん延する(自分にとって居心地の良い)「正しさ」を疑うためには、歴史的な背景を含めた正確な知識が必要だと言われますし、そのための「教養」

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    2023年04月11日
  • レッドゾーン(下)

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    ハゲタカ、ハゲタカⅡ、レッドゾーンとシリーズ3作一気読み!久々に読み返したけどやっぱり面白い。
    2007〜2008年アカマ自動車。将英龍と美麗の過去については突っ込みどころが多かったけど(そういう意味ではハゲタカ、ハゲタカⅡの方が無理が無くて面白かった)、金融知識ゼロの人間を虜にする怒涛の展開、素晴らしい!読むのにエネルギー使うので続きは間をおこう。

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    2023年03月15日
  • ハゲタカ4 グリード(下)

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    途中かなり、大丈夫かと心配になりましたが、一気読み。架空のストーリーながらリーマンショックというものがよくわかり、弱気を助け強気を挫くを地で行く痛快ストーリーでした。

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    2023年02月17日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    リーマンショック前後のアメリカを舞台にした展開。社名が全てではないが実名使われるのもストレスなくて良いです。テンポ良く面白い。下巻に期待です。

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    2023年02月11日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    レッドゾーンのアカマ自動車救済と並行して一部書かれているが、内容はリーマンショックの内容。
    相変わらずの様々な接点があるが、最終的にどのように一つの線になるか楽しみな内容。

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    2023年01月31日
  • それでも、陽は昇る

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    真山仁『それでも、陽は昇る』祥伝社文庫。

    東日本大震災と阪神・淡路大震災の二つの被災地が抱える葛藤を描いた三部作の完結編。

    早くも阪神・淡路大震災から28年、東日本大震災から12年の歳月が過ぎた。28年前の阪神・淡路大震災ではテレビに映し出された倒壊した阪神高速道路に衝撃を受けた。12年前の東日本大震災では建物の中で激しい揺れに掻き回されながら死を覚悟し、ワンセグで観た大津波と福島第一原発が爆発する光景に絶望を味わった。

    未だに東日本大震災の津波による被災地は復興の途上にある。震災から数年後、当時の首相は『原発はアンダーコントロールだ』と大嘘を吐き、東京五輪の誘致に成功した。燃料デブリの

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    2023年01月18日
  • レッドゾーン(上)

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    一見関係なさそうなストーリーが最終的にどう繋がるか気になる。
    バディーも読んであったため、鷲津がどうやってアハンの死の真相を解くのかも今後の見もの。

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    2023年01月11日
  • “正しい”を疑え!

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    ネタバレ

    ジュニア新書だったのね。子ども達に向けての一冊。
    読みやすくて良い。
    情報には発信者の期待がこもる。
    「情報」には情に報いる、という意味がある。なるほど、すごく納得した。それを念頭においてニュースとか見ると、なかなか面白い。

    正しいを疑う力を身に付けるぬは「小説」を読め!
    面白いし、有効手段の一つだな。

    「何になりたいか」じゃなくて「何をしたいか」を追い続けるという思考は、目から鱗だった。

    この方の小説、元々好きなんだけど、こういう想いがあっての作品だったのだ、ということがわかって良かった。

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    2022年11月08日
  • ベイジン(下)

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    (上下巻合わせてのレビューです。)

    真山さん久々の文庫本。
    予想通りというか期待通りというか、
    750ページを超える長編なのに
    続きが気になって気になって仕方ない感じ。
    寝る間を惜しんで、あっという間に読みきってしまった。
    特に後半からのラストスパートはお見事!

    話は、原子力発電開発を支える日本人技師と
    中国人エリートの物語。
    中国国内の腐敗の様子や気質等、
    日本では味わえないことがたくさん疑似体験できる。
    改めて、世界の価値観は多様性に富んでいると感じた。

    中国に興味のある人、もっと知りたい人は
    是非読んで下さい。

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    2022年10月10日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    そして、星の輝く夜がくる 真山仁


    1.小説より
    「人は大切なことは、決して忘れない。
     けどな、過去に縛られたらあかん。
     大切なのは、今日であり、未来やろ。」

    多くの事件、事故がニュースで流れます。
    そして、また、新しい報道で上書きされていく日常です。
    それらに対して、私自身が何を感じ、何を考えているのか? 
    時間をつくることにより、少しだけ遠い未来を想うことにつながっています。
    そんなことに気づかせてくれた作品です

    2.購読動機
    久しぶりの小説を読むにあたり、取材から掘り下げて執筆する真山さんをチョイスです。

    ドラマ「ハゲタカ」のあと、バラ色の未来/カジノ誘致、虚像の砦/放送認可

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    2022年10月09日
  • レッドゾーン(上)

    購入済み

    主人公が渋い

    ヒット作ハゲタカシリーズの3作目。シリーズ物がヒットし続ける最大の理由は主人公鷲津政彦の実話としても読め造形に尽きる。単なるスーパーマンではなく、弱さ 後ろ暗さ を秘めた人物設定のうまさに感心する。
    ここ20年間続いている中国の台頭 膨張 傍若無人ぶりを見るにつけ、納得する作品。

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    2022年10月04日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

    購入済み

    多面的な正義の話

    各々の登場人物が自分たちが信じる正義を振りかざしてぶつかり戦う物語。
    かつてバブル崩壊で世界経済は低迷し、今またコロナ蔓延で落ち込もうとしている。
    再読して、今 日本や世界のあちこちでこの本の内容とよく似たことが起こっているのかもしれないと思うとゾッとする。
    啓蒙的な意味合いも込めて読みごたえのある本。

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    2022年10月04日
  • コラプティオ

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    友人に勧められた一冊。
    真山作品はこれが初かな?

    面白かったです。
    震災復興を機にカリスマ的人気を集める総理大臣・宮藤。
    物語は宮藤を支える側近の白石と新聞記者の神林、二人の視線で描かれています。

    アフリカの途上国で起きたジェノサイドを伝える小さな記事からすべてが始まり、二人は政権の闇の部分を知ることになるー。

    別の作家さんで私がとても好きな作品があるのですが
    それもカリスマ的人気政治家が独裁者に変わる危うさ、流れに任せるのではなく「考える」ことの重要性を描いていたので私はこういったテーマが好きなのかもしれません。

    ただし薄っぺらい内容になることは許されないテーマゆえ、作家さんの力量が

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    2022年09月14日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)

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    ハゲタカシリーズのスピンオフ上巻。
    シリーズファンにとっては重要なキャラクターの一人である、松平貴子を取り巻くストーリー。
    鷲津が登場しないにも関わらずやっぱり面白い!
    下巻に期待。

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    2022年09月04日
  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    決着としては不毛な戦いだったのかもしれないが、企業買収をめぐる各登場人物に個性があり、面白く読み応えがある。
    冷酷なだけでなく人間味のある鷲津政彦に引き込まれてしまったが、全体として高度成長期と凋落期の日本を如実に現されてもおり自分の周囲環境に引き寄せて読むこともできた。

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    2022年08月24日
  • 当確師 十二歳の革命

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    真山仁『当確師 十二歳の革命』光文社文庫。

    当選確率99%を約束する選挙コンサルタントの聖達磨を主人公にした選挙小説のシリーズ第2弾。

    今回、聖達磨は現職総理大臣の岳見を選挙区で落選させて欲しいというとんでもない依頼を受ける。

    誰を対立候補として擁立させるのか、聖達磨はどんな驚愕の秘策を見せてくれるのか……

    いや、驚愕の秘策などなかった。正しく生きてきた人間が正しい選挙戦を闘った結果は当然の如くなのだ。終盤の予想外の展開にハラハラし、12歳の少年の素直な正しい意見に胸が熱くなった。

    この総理まで登り詰めた岳見という二世議員は、無能で厚顔無恥な安倍晋三と中身の無い軽い発言でお馴染みの下

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    2022年05月18日