真山仁のレビュー一覧

  • レッドゾーン(上)
    映画版ハゲタカが大好きで手を出してみた。
    鷲津も中華買収王の賀一華は、映画版と違ってチャラくてモッサリめだな。というか映画版の二人が色男すぎるのか。
    アカマ自動車では、映画版では登場しない創業家一族と大内社長室長がいいアクセントになっていて、映画版とは違った展開になりそうだ。
    役者が出揃ってゲーム開...続きを読む
  • “正しい”を疑え!
    批判的思考力を身につけることや、氾濫する情報の中から「正確」なものを選び抜く能力、情報を受け取ったときの他人の反応を正しく予測し、「報道されない事実」に目を向けることで情報発信者の意図を想像すること、これらの力を身につけることが情報化社会を生きてゆくためには不可欠だと言われています。

    国家間の戦争...続きを読む
  • レッドゾーン(下)
    ハゲタカ、ハゲタカⅡ、レッドゾーンとシリーズ3作一気読み!久々に読み返したけどやっぱり面白い。
    2007〜2008年アカマ自動車。将英龍と美麗の過去については突っ込みどころが多かったけど(そういう意味ではハゲタカ、ハゲタカⅡの方が無理が無くて面白かった)、金融知識ゼロの人間を虜にする怒涛の展開、素晴...続きを読む
  • ハゲタカ4 グリード(下)
    途中かなり、大丈夫かと心配になりましたが、一気読み。架空のストーリーながらリーマンショックというものがよくわかり、弱気を助け強気を挫くを地で行く痛快ストーリーでした。
  • ハゲタカ4 グリード(上)
    リーマンショック前後のアメリカを舞台にした展開。社名が全てではないが実名使われるのもストレスなくて良いです。テンポ良く面白い。下巻に期待です。
  • ハゲタカ4 グリード(上)
    レッドゾーンのアカマ自動車救済と並行して一部書かれているが、内容はリーマンショックの内容。
    相変わらずの様々な接点があるが、最終的にどのように一つの線になるか楽しみな内容。
  • レッドゾーン(上)
    一見関係なさそうなストーリーが最終的にどう繋がるか気になる。
    バディーも読んであったため、鷲津がどうやってアハンの死の真相を解くのかも今後の見もの。
  • プリンス
    序盤から中盤にかけてはゆっくりとした話の流れで、中盤以降は早くなり一気に読み終えた。

    ジミーからピーターへ委ねたモノは、秒でピンときたよ(笑)
  • “正しい”を疑え!
    ジュニア新書だったのね。子ども達に向けての一冊。
    読みやすくて良い。
    情報には発信者の期待がこもる。
    「情報」には情に報いる、という意味がある。なるほど、すごく納得した。それを念頭においてニュースとか見ると、なかなか面白い。

    正しいを疑う力を身に付けるぬは「小説」を読め!
    面白いし、有効手段の一つ...続きを読む
  • ベイジン(下)
    (上下巻合わせてのレビューです。)

    真山さん久々の文庫本。
    予想通りというか期待通りというか、
    750ページを超える長編なのに
    続きが気になって気になって仕方ない感じ。
    寝る間を惜しんで、あっという間に読みきってしまった。
    特に後半からのラストスパートはお見事!

    話は、原子力発電開発を支える日本...続きを読む
  • そして、星の輝く夜がくる
    そして、星の輝く夜がくる 真山仁


    1.小説より
    「人は大切なことは、決して忘れない。
     けどな、過去に縛られたらあかん。
     大切なのは、今日であり、未来やろ。」

    多くの事件、事故がニュースで流れます。
    そして、また、新しい報道で上書きされていく日常です。
    それらに対して、私自身が何を感じ、何を...続きを読む
  • 新装版 ハゲタカ(上)

    多面的な正義の話

    各々の登場人物が自分たちが信じる正義を振りかざしてぶつかり戦う物語。
    かつてバブル崩壊で世界経済は低迷し、今またコロナ蔓延で落ち込もうとしている。
    再読して、今 日本や世界のあちこちでこの本の内容とよく似たことが起こっているのかもしれないと思うとゾッとする。
    啓蒙的な意味合いも込めて読みごたえ...続きを読む
  • レッドゾーン(上)

    主人公が渋い

    ヒット作ハゲタカシリーズの3作目。シリーズ物がヒットし続ける最大の理由は主人公鷲津政彦の実話としても読め造形に尽きる。単なるスーパーマンではなく、弱さ 後ろ暗さ を秘めた人物設定のうまさに感心する。
    ここ20年間続いている中国の台頭 膨張 傍若無人ぶりを見るにつけ、納得する作品。
  • 墜落
    沖縄はほんとに酷い目にあっている。許されることではない。
    日本とアメリカの関係の真実がわかる労作だった。
  • コラプティオ
    友人に勧められた一冊。
    真山作品はこれが初かな?

    面白かったです。
    震災復興を機にカリスマ的人気を集める総理大臣・宮藤。
    物語は宮藤を支える側近の白石と新聞記者の神林、二人の視線で描かれています。

    アフリカの途上国で起きたジェノサイドを伝える小さな記事からすべてが始まり、二人は政権の闇の部分を知...続きを読む
  • 墜落
    沖縄のドキュメンタリー映画を観たような読後感。テーマ、取材力、ストーリー展開の良さに惹き込まれた。緊迫した日米関係の裏事情にはうんざりしたが、比嘉の冴えないジョークか柔らかみを与えた。
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)
    ハゲタカシリーズのスピンオフ上巻。
    シリーズファンにとっては重要なキャラクターの一人である、松平貴子を取り巻くストーリー。
    鷲津が登場しないにも関わらずやっぱり面白い!
    下巻に期待。
  • 新装版 ハゲタカ2(下)
    決着としては不毛な戦いだったのかもしれないが、企業買収をめぐる各登場人物に個性があり、面白く読み応えがある。
    冷酷なだけでなく人間味のある鷲津政彦に引き込まれてしまったが、全体として高度成長期と凋落期の日本を如実に現されてもおり自分の周囲環境に引き寄せて読むこともできた。
  • 墜落
    沖縄での大きな二つの事件、戦闘機墜落によるパイロットの死亡、DVに耐えかねた妻の夫殺人事件どう解決する?それぞれはおりなして語られる、なかなか纏め上げるのは大変だ。読んでいても頭が痛くなった。見事に解決した著者に脱帽。
  • 墜落
    真山作品らしいシニカルさもあるエッジの効いた沖縄を描く快心作。基地問題だけでなく武器問題と本土との格差や風俗問題にも切り込み、それら材料を上手く融合させ読み易い小説に落とし込んでいる点は名人芸。面白かった。