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2009年、ハゲタカと呼ばれた世界的な企業買収者・鷲津政彦は、原子力発電所を建設する民営会社の株を買収に失敗。財・政・官がもつれあう、権力構造の複雑怪奇さを思い知る。その2年後。リベンジを賭け、総本山「首都電力」に買収を仕掛けようとした矢先の2011年3月。東北を未曾有の地震、津波、最悪の原発事故が襲う。
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Posted by ブクログ
『そして、星の輝く夜が来る』を始め、”震災”を描く3部作を著している著者が、「ハゲタカ」シリーズでついに東日本大震災を取り上げた。
小説ゆえ、電力会社名は首都電力、原発設置県は磐前県としているが、その起きた事態は、東日本大震災そのもの。
上巻では、鷲津の行動は脇役的で、頁の大半を占めるのは事故の起きた磐前第一原子力発電所での所長を中心としたスタッフたちの懸命な作業や、広報室社員それに新聞記者の行動などの群像劇。
その迫力ある描写は、官邸や時の総理の馬鹿げた行動など当時そのままであり、小説ではなくドキュメントのよう。
震災支援にNPO団体を立ち上げた鷲津が、危機に瀕したこの首都電力をどのように扱うのか、下巻が楽しみ。
Posted by ブクログ
ハゲタカシリーズのファンです。
こちらは最新シリーズ。
前作がアメリカ大統領の影がちらつくような、
壮大な話だった一方、本作は日本の電力会社の買収話。物足りないのではと感じていました。
読み進める中、目次の日付に気づいて鳥肌が立ちました。2011年3月11日、東日本大震災。
未曾有の震災で原発と闘う現地のリーダー達、
日本政府の動揺、諸外国の対応…
実際に震災を体験していない私が言うのは大変おこがましいが、史実に近いリアルなストーリーに、
鷲津やリン、私の大好きな飯島さん、サム等いつものメンバーが謀略を巡らせていきます。
分厚い上下巻ですが、一気読みしてしまいます!
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