真山仁のレビュー一覧

  • ダブルギアリング 連鎖破綻

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    破綻の危機を迎えた生命保険会社を舞台にした物語。
    主人公である各務の自分の会社へのコミットがカッコ良い!
    特に、最後の覚悟はthe男の生き様という感じで感動。

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    2016年01月19日
  • ベイジン(上)

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    下巻に期待!と感じるくらい、スピーディーによめた。原発や中国の政治闘争の内幕とかが詳細に描かれており面白かった。

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    2016年01月16日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    20151229

    新聞記者の経験を活かした経済モノ、政治モノが多い印象の著書による東日本大震災を題材にした異色作品。

    こんなに読みやすくて、心が暖まる作品も書けれるのかと著書の力量に驚かされた。

    阪神大震災により、妻と娘を失った小学校教師が、東日本大震災で被災した小学校に赴任し、明るく、前向きに奮闘する物語。フィクションではあるものの、すべてのエピソードがリアルで深く考えさせられるテーマが多かった。

    普段、小説をいつか読み返そうと思う事は無く、本が溜まったら古本屋に買い取ってもらうが、この作品はずっと手元に置いておきたいと思える。

    著書の最新作も気になるので読もうと思った。

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    2015年12月29日
  • ベイジン(下)

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    原発というものが神の火ではなく悪魔の火であることがよく理解できた。未だに電力会社に飼われている家畜やカネに目がくらみ放射能産業に群がるハイエナどもに読ませてやりたい。震災よりはるか以前にこの本を書かれた著者に敬意を表したい。この本が福島の原発大爆発よりも前に書かれていたということの意味を日本国民には考えてもらいたい。この本のタイトルはベイジンではなくフクシマでもおかしくはない。

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    2016年01月01日
  • 虚像の砦

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    架空と言いながら限りなく現実の事件をモデルにした小説。
    日本人3人がイラクで人質になった事件はもう11年前だったことが感慨深い。
    つい最近のことのように思っていたがもう11年経ったのだ。

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    2015年12月07日
  • マグマ

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    本を閉じた時に胸に生じた熱い気持ちをどうしたらよいのだろうか。
    これは大人のファンタジーだと思う。感動も当然したがそれ以上に高揚感のある作品だった。読み終わった今余韻が残っていてそのまま次の読書にシフト出来ない。

    所謂ハゲタカと呼ばれる外資系のファンドに勤務する野上妙子は、地熱発電の会社を買収再生する任務に当たる。採算ベースに乗せ、会社を売却し利益を得る。リストラをし会社を立て直そうとする妙子と、地熱発電への熱い想いを持つ研究者と衝突する。
    研究者と衝突しレクチャーを受ける度に深まる疑問。事故のリスクを伴う原子力発電と比して、地熱発電は夢のエネルギーとも言える。何故エネルギーの選択肢として狭

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    2015年09月21日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    初めての経済小説です。
    俗に”ハゲタカ”と呼ばれる外資系ファンドの社長・鷲津は邦銀が大量に抱える不良債権を安く買い叩きその何倍もの値段で売却したり、企業再建をして莫大な利益を得る。
    良い事してますよ、彼は♪かつて(今も?)日本企業が抱えた闇を鋭く抉り、日本経済再生の為に身を粉にして働く人物達のお話です。三葉銀行常務の飯島、いい味出してます!

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    2015年09月05日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    下巻が気になる内容。素人には難しい企業買収に関する用語がたくさん出てくるが、深い意味がわからなくても読み進められる。
    主人公の心理状態を読み解くのが至難のわざ。

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    2015年07月03日
  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    下巻も一気読み。米国政府の汚職摘発から日本の首相まで登場させるスケールは、この先の展開がちょっと心配になるくらいの大きさ。全編を通して、迫力と緊迫感は一級品だった。村岡のエピソードだけはレベル感が低くないですか?

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    2015年07月02日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    待望の続編。
    久々に読んだけれども本当に面白い。
    計算づくめの駆け引きがたまらなくかっこよいです。
    金融危機。今の世の中のことをかんがえると小説とは思えません。

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    2015年06月22日
  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    ネタバレ

    どうする、一気に読み終わったよ。すごすぎる、自分。
    ドラマと違って政界方面まで足を突っ込んだ鷲津。
    次作品は映画化された話なので、是非読みたい。
    アランの死の謎もあるし。
    週末、古本屋に行かないと。
    1日1冊読んでる私、まだまだ行けるかも!

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    2015年06月03日
  • 新装版 ハゲタカ2(上)

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    ネタバレ

    たまらず一気に読んだ。
    ドラマとは違う展開。アランが…。
    こちらはだいぶ内容がドラマに反映されてる。

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    2015年06月03日
  • ベイジン(上)

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    中国での原子力発電所を建設する話。上巻では映画監督や中国の政治の話が多く、全体から考えると導入部分が多い。中国での常識や政治腐敗がわかりやすく描かれている

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    2015年03月10日
  • ベイジン(下)

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    中国で原子力発電所を舞台に、エンジニア、官僚、映画監督を主人公として展開される。3.11を予期しているかのような克明な描写があり、続きが読みたくなる。中国でのビジネスの難しさを読みながら考えることができる。

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    2015年03月10日
  • コラプティオ

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     面白い、作者は、このような政治をからめた小説を書かすとNO1。
     しかし、現実の日本にはこの小説のような政治家は、残念ながらいない。

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    2015年02月12日
  • プライド

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    短編集である。6編と1編。
    その時々の話題を 作品に仕上げている。
    さすが、小説家 である。
    その物語づくりの巧みさに 感心をする。

    農と食にかかわる問題も 瞬間凍結して
    物語として 提出する。

    一俵の重み
    仕分け をすることに対して 米野の巧みな戦い。
    必殺仕分け人 早乙女の ムダの判断。
    米野は パフォーマンスをして
    人材を育てる。
    官僚とは どうあるべきなのか?
    少なくとも、民主党の政権でのなかでの 官僚とは。
    コメを輸出する。というテーマは 夢のような 現実的な話。
    それが 政府がかかわることは、意味があるのだろうか。

    医は
    医術とは どう活かされるのか。
    論文を書かない限り、偉

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    2015年01月07日
  • 虚像の砦

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    面白かった。読み応えもありました。真山仁の作品で1番好きです。
    TBSが舞台の小説。
    巨大なパワーをもつテレビ業界。取り巻く負の側面とその中にある正義。仕組み。
    パワーを持つモノコトヒトは高い倫理観が必要。
    視聴率だけ取れればなんて言葉はどうしても聞きたくもない。

    Aug, 2014

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    2014年08月23日
  • ベイジン(上)

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    大作。そして傑作。

    上巻は読み進めることがつらくなるくらい苦しい。
    理解できない文化の違い、と一言で表していいのか躊躇うほど、
    中国という国へ対しての不信感、嫌悪感が掻き立てられていく。
    ほとんどの登場人物を嫌いになるのではないかと思うほど。

    それがだんだんと、
    すでに出来ている文化の在り方や、そこで育まれた人々の性質を
    自分の価値観に照らし合わせてただ厭わしく思うということは、
    知らないものをただ闇雲に恐れているということなのかもしれない、
    という感覚にも似たあいまいな考えが、自然と自分の意識に染み込んでいった。
    この国についてもっと知りたい、好きになりたいとも思った。

    なだれこむよう

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    2014年08月12日
  • 虚像の砦

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    唸る。

    同時進行で展開していくストーリー。主要人物が多いにも関わらず物語がぶれていかない。

    放送局の経営的な裏側を垣間見ながら、ニュースとして流される「情報」が、誰の、どんな意図で「よりわけられ操作されていくか」を目の当りにすることになる。

    経済とジャーナリズムについての知識を深めることもできるけど、それだけじゃない。
    それらに対し、自分がどう対処すべきか、を考えさせられる。

    読み終わったときにはあたたかな気持ちにもなれる作品。

    フルコースだね。

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    2014年08月07日
  • 虚像の砦

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    マスコミものの社会派小説いいよね。
    情報が溢れてる現代、何でもかんでも受動的に受け入れてちゃだめだなと改めて思う。
    だけど自分で考えて情報を取捨選択する力がもはや私に残ってるかしら。
    ほんとに脳みそぐずぐずになってる気がするよ最近。

    白石一文にこういうバリバリマスコミ系社会派モノ書いてほしいなあ

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    2014年07月13日