真山仁のレビュー一覧

  • マグマ

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    本を閉じた時に胸に生じた熱い気持ちをどうしたらよいのだろうか。
    これは大人のファンタジーだと思う。感動も当然したがそれ以上に高揚感のある作品だった。読み終わった今余韻が残っていてそのまま次の読書にシフト出来ない。

    所謂ハゲタカと呼ばれる外資系のファンドに勤務する野上妙子は、地熱発電の会社を買収再生する任務に当たる。採算ベースに乗せ、会社を売却し利益を得る。リストラをし会社を立て直そうとする妙子と、地熱発電への熱い想いを持つ研究者と衝突する。
    研究者と衝突しレクチャーを受ける度に深まる疑問。事故のリスクを伴う原子力発電と比して、地熱発電は夢のエネルギーとも言える。何故エネルギーの選択肢として狭

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    2015年09月21日
  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    下巻も一気読み。米国政府の汚職摘発から日本の首相まで登場させるスケールは、この先の展開がちょっと心配になるくらいの大きさ。全編を通して、迫力と緊迫感は一級品だった。村岡のエピソードだけはレベル感が低くないですか?

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    2015年07月02日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    待望の続編。
    久々に読んだけれども本当に面白い。
    計算づくめの駆け引きがたまらなくかっこよいです。
    金融危機。今の世の中のことをかんがえると小説とは思えません。

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    2015年06月22日
  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    ネタバレ

    どうする、一気に読み終わったよ。すごすぎる、自分。
    ドラマと違って政界方面まで足を突っ込んだ鷲津。
    次作品は映画化された話なので、是非読みたい。
    アランの死の謎もあるし。
    週末、古本屋に行かないと。
    1日1冊読んでる私、まだまだ行けるかも!

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    2015年06月03日
  • 新装版 ハゲタカ2(上)

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    ネタバレ

    たまらず一気に読んだ。
    ドラマとは違う展開。アランが…。
    こちらはだいぶ内容がドラマに反映されてる。

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    2015年06月03日
  • ベイジン(上)

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    中国での原子力発電所を建設する話。上巻では映画監督や中国の政治の話が多く、全体から考えると導入部分が多い。中国での常識や政治腐敗がわかりやすく描かれている

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    2015年03月10日
  • ベイジン(下)

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    中国で原子力発電所を舞台に、エンジニア、官僚、映画監督を主人公として展開される。3.11を予期しているかのような克明な描写があり、続きが読みたくなる。中国でのビジネスの難しさを読みながら考えることができる。

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    2015年03月10日
  • コラプティオ

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     面白い、作者は、このような政治をからめた小説を書かすとNO1。
     しかし、現実の日本にはこの小説のような政治家は、残念ながらいない。

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    2015年02月12日
  • プライド

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    短編集である。6編と1編。
    その時々の話題を 作品に仕上げている。
    さすが、小説家 である。
    その物語づくりの巧みさに 感心をする。

    農と食にかかわる問題も 瞬間凍結して
    物語として 提出する。

    一俵の重み
    仕分け をすることに対して 米野の巧みな戦い。
    必殺仕分け人 早乙女の ムダの判断。
    米野は パフォーマンスをして
    人材を育てる。
    官僚とは どうあるべきなのか?
    少なくとも、民主党の政権でのなかでの 官僚とは。
    コメを輸出する。というテーマは 夢のような 現実的な話。
    それが 政府がかかわることは、意味があるのだろうか。

    医は
    医術とは どう活かされるのか。
    論文を書かない限り、偉

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    2015年01月07日
  • 虚像の砦

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    面白かった。読み応えもありました。真山仁の作品で1番好きです。
    TBSが舞台の小説。
    巨大なパワーをもつテレビ業界。取り巻く負の側面とその中にある正義。仕組み。
    パワーを持つモノコトヒトは高い倫理観が必要。
    視聴率だけ取れればなんて言葉はどうしても聞きたくもない。

    Aug, 2014

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    2014年08月23日
  • ベイジン(上)

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    大作。そして傑作。

    上巻は読み進めることがつらくなるくらい苦しい。
    理解できない文化の違い、と一言で表していいのか躊躇うほど、
    中国という国へ対しての不信感、嫌悪感が掻き立てられていく。
    ほとんどの登場人物を嫌いになるのではないかと思うほど。

    それがだんだんと、
    すでに出来ている文化の在り方や、そこで育まれた人々の性質を
    自分の価値観に照らし合わせてただ厭わしく思うということは、
    知らないものをただ闇雲に恐れているということなのかもしれない、
    という感覚にも似たあいまいな考えが、自然と自分の意識に染み込んでいった。
    この国についてもっと知りたい、好きになりたいとも思った。

    なだれこむよう

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    2014年08月12日
  • 虚像の砦

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    唸る。

    同時進行で展開していくストーリー。主要人物が多いにも関わらず物語がぶれていかない。

    放送局の経営的な裏側を垣間見ながら、ニュースとして流される「情報」が、誰の、どんな意図で「よりわけられ操作されていくか」を目の当りにすることになる。

    経済とジャーナリズムについての知識を深めることもできるけど、それだけじゃない。
    それらに対し、自分がどう対処すべきか、を考えさせられる。

    読み終わったときにはあたたかな気持ちにもなれる作品。

    フルコースだね。

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    2014年08月07日
  • 虚像の砦

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    マスコミものの社会派小説いいよね。
    情報が溢れてる現代、何でもかんでも受動的に受け入れてちゃだめだなと改めて思う。
    だけど自分で考えて情報を取捨選択する力がもはや私に残ってるかしら。
    ほんとに脳みそぐずぐずになってる気がするよ最近。

    白石一文にこういうバリバリマスコミ系社会派モノ書いてほしいなあ

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    2014年07月13日
  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    『ラブもフェアも信じない、信じるのはパッションだけよ。』

    しびれるー。リン姉さん、かっこよすぎる。

    ボストンのアランの墓でご両親と再開する場面で涙が止まらなくなってしまった。

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    2014年03月03日
  • ベイジン(下)

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    北京五輪開催式と同時に稼働させる予定だった世界最大の原発。

    中国の闇と現実を描き、その中で「希望」を見いだし生きていこうと突き進む人たち。
    全く違う場所で、違う環境で、違う目標に向かって生きていた3人の人たちが、交わり、共に突き進んでいく姿がとても自然に、上手に描かれていた。

    やっぱり真山仁はすごい。

    ベント、蒸気爆発など、福島第一原発を予言しているようなこの内容にも本当に驚きます。
    真山さんは、二酸化炭素削減のために全世界が「原発推進」の姿勢を取り、原発建設ラッシュになっていることに不安を抱き、本作を作ったそう。
    その不安が、悲しいことに的中してしまった。
    真山さんは今、

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    2014年02月28日
  • ベイジン(上)

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    まるで、福島第一原発事故を予測していたかのような内容。

    真山さんの社会問題を取り上げて読者に突き付ける書き口は、やっぱり見事だしすごい。

    いろんなことを思うけど、確かなのは、原発の問題はものすごい政治的で、簡単に決められるものではないということ。
    原発大国フランスでも、日本でも、中国でも、同様なのだと思う。

    原発って一国だけの問題じゃないってことを、多くの人が見落としてる。
    途上国はエネルギー不足で原発を建設したい。でも技術がない。そうなれば、原発大国のフランスや日本、そしてアメリカなんかの力を借りることになる。
    原発は巨大な利権施設でもあるわけだから、技術を持ってる国は原発

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    2014年02月28日
  • 虚像の砦

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    いわゆる「マスゴミ」を描いた作品。マスコミ業界に限らず国に守られた既得権益業界はどこもこんな感じなのかなーと思った。

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    2014年01月27日
  • レッドゾーン(下)

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    テーマが 『愛国心』となっているところに、
    ポイントがあるのかな。
    企業や金融が グローバル化した現代で、
    自分の原点がどこにあるのか ということをあらためて考える。
    引退したアルが アメリカを守るために立ち上がる というのが、
    最後の場面での重要な展開となっている。
    中国の問題は アメリカがかかわらない限り 展開しないのだね。

    中国のありあまった資金をどうつかうのか?
    ということだが、中国は もっとやるべきことがあるだろう。
    空気汚染や環境汚染、貧富の格差是正など、
    有効な使い道はいくらでもあるはずだが
    アメリカの金融手法の土俵に乗って、富を得る
    ということ自体が 腐っているのかもしれない

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    2018年01月04日
  • ベイジン(下)

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    鄧学耕が 朱克明のもとに 組み込まれていく。
    政治的な力学が つねに左右する。
    中立や無関係は存在しない。
    無口で余分なことを言わない鄧学耕。

    『希望とは 自分たちが努力して 奪い取るものだ』
    と 鄧学耕はいう。

    希望とは 世界で最大級の紅陽原子力発電所を
    稼働させることであるが、
    ラジオが 発電所内に持ち込まれて、それが問題を起こす。
    そのラジオは 大連市長が経営している会社のもので、
    原子力発電所のスタッフにプレゼントされたものだった。
    オリンピックの開会式に 発電を間に合わせることに
    成功するが、そのあと ブラックアウトとなる。

    一方で 大連市の市長をターゲットにして 中紀委が拘束

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    2013年12月31日
  • ベイジン(上)

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    中国の実像をとらえるには むつかしいとおもう。
    二人の主人公 日本人の技術顧問としての田嶋。
    特命副書記 鄧学耕。
    『切れすぎる刃物は、切れない刃物より使いにくい。』
    というが、二人は 切れすぎながら 切れないような見事なキャラクター。
    田嶋は 先頭に立って 行動する現場主義者。
    中国人と融合して,中国人の面子も守りながら,根回しする。
    鄧学耕は 情報収集能力があり、分析力や局面判断が巧みだ。
    そして,クールでもある。規律もしっかり守る。
    このような 中国人がいること自体が おそれおおい。

    2008年に オリンピックがあり、
    それに会わせて,世界最大級の原子力発電所をつくると言う。
    ズサンで

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    2013年12月30日