真山仁のレビュー一覧

  • 標的

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    久しぶりに面白かった。途中で停滞はあったものの、逮捕直前の緊迫感や小菅と金沢での取り調べ、終盤の記者を巻き込んだ情報戦はドキドキしながら一気に読んでしまいました。冨永さん以外で共感を覚える人は皆無でしたが、神林くんがだんだん記者らしくなって驚きです。

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    2025年11月07日
  • 墜落

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    沖縄の抱える課題と、政治的な決着。
    なんとも煮え切らない結末ではあるものの、それが沖縄のリアルなんだろうと思わせる内容だった。

    夫殺し、最新戦闘機の墜落事故、米国からの干渉等の同時多発した事件を富永検事が解決に導くシリーズもの。
    第3弾だが、1作目を読んでなかったみたい。

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    2025年11月05日
  • 玉三郎の「風を得て」

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    ネタバレ

    Red Chairを見て素敵だなと感じて、モデルなのでは?と言われている「国宝」の原作を読んでから映画を鑑賞。
    そうしたらどんどん興味が湧いてきて本書を購入。
    「国宝」の原作で喜久雄が観客の乱入から「現実との境界があいまいになって(自分に戻る事が出来なくなった)壊れ始めた」と思うんだけど、「演」の章で同じようなことを語っていたのに驚き。
    なんだかどの映像をみてもふわふわ優しそうに見えるのにピリっとした空気があって不思議な方。
    いつかと言わずなるべくはやく舞台を見に行ってみたいと思わせる本でした。

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    2025年10月24日
  • 墜落

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    沖縄でDVで妻が夫を殺害した事件、最新鋭戦闘機が民間人を巻き込んで墜落した事故...殺人事件の真相は、軍事機密を盾に進まない事故原因、及び腰な県や政府。戦後80年経っても戦後を引きずる沖縄。沖縄の暗部が抉り出される問題作

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    2025年10月16日
  • 売国

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    面白かったが、内容を書き切るにはもう少しページ数が必要だったかも。左門が最後どうなったかも分からないし(続編への伏線?)

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    2025年10月11日
  • 玉三郎の「風を得て」

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    著者のフィルターを通した玉三郎さんの生き様が、趣き深かった。
    漢字 一文字のテーマで話していく構成は、2人の人となり、人柄が、染みて見えるよう。

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    2025年09月28日
  • 墜落

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    沖縄の問題は根が深く、状況や人が入り組んでいて理解するのが難しい。ただ一つ間違いなく言えるのは、腰抜けの日本政府のおかけで敗戦後80年過ぎた今も占領国の植民地政策が継続されているということ。独立国として国民が祖国を誇りに思える日は果たして今後来るのでしょうか。年中行事になった感のあるチンピラ政治屋集団のボス猿選びの最中に読んで、心が塞ぐ小説でした。

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    2025年09月25日
  • 疑う力

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    単に常識を疑うだけでなく、そのスキルを身につけるためにはミステリーを読めというフレーズに共鳴しました

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    2025年09月23日
  • オペレーションZ(新潮文庫)

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    普段読まないジャンルだったが今の政治状況と被り、違和感なく読めた。
    結末もリアリティ側に舵を切っており、クライマックスで最高潮となるようなエンタメ性は無く、現実社会への不安を抱いたまま終結。
    政治家とは。官僚とは。国民とは。
    考えさせられる。

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    2025年09月09日
  • 疑う力

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    2021年の夏、一年遅れで開催された東京オリンピックの開会式直前にウクライナ国境に米国の精鋭部隊が派遣されたというフェイクニュース。今回のウクライナ侵攻は、プーチンとしては渋々やらざるを得ない状況に追い込まれる。今回の侵攻は、プーチンの狙い通りには、まったく進んでいない。

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    2025年08月24日
  • バラ色の未来

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    500ページあるものの一気読み。面白かった。

    IR誘致をめぐる怪しい輩の駆け引き、リゾート地の実態、それを追いかける新聞記者たちの執念など、ハゲタカっぽい感じで飽きさせない内容。

    冒頭の町長自宅の火事やホームレスの死、無理心中など、どんどんと話がつながっていくので読みやすく、終盤も新聞記者の矜持が伺えた。
    甘い話にバラ色の未来なんて無いのよ。

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    2025年08月14日
  • アラート

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    出だし、ん、財務省執筆か?次に中国から金が出ている?真山仁はこういう主張をする?わけが分からなかったが、中盤以降でやっと面白くなる。
    これが著者の描く理想か。米国から独立し、中国との中間に位置する。
    しかしなあ、それにしても中国を美化しすぎ。中国がこんなに甘くはないだろう。

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    2025年08月13日
  • 当確師 十二歳の革命

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    当確師第二弾。
    こっちも面白かった。総理が小物過ぎて迫力というかライバル感はなかったのが物足りなかったが。
    ただ、メリルだけは中途半端で、気付いたら退場していた気がする。なんかよく分からんキャラだったかな。

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    2025年08月06日
  • 当確師 正義の御旗

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    先日の参院選があり、悲喜こもごも、ドラマや映画のように様々なニュースが流れ、
    不謹慎ではありますが、エンタメのように楽しむことが出来たのでした。
    今作は、与党の総裁選を舞台にした選挙戦の裏側を見せてくれます。
    個人的には、
    もっともっと悪い人が暗躍したり、悪い人と戦うヒーローがいたりと、ワクワクドキドキの展開を希望してしまいます・・・・・。

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    2025年08月02日
  • 墜落

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    富永検事シリーズの第3弾。
    那覇地検に赴任した富永は、妻がDVに耐えかねて夫を殺害した事件と、自衛隊の戦闘機が墜落し、民間人が犠牲になった事件とを担当することになる。
    この二つの事件がどのように関連してくるのか、興味津々に読み続ける。
    巻末の多様な参考文献と、著者の綿密な取材に基づく、沖縄の貧困、基地問題など沖縄の闇が鋭く描き出される。
    同時に、墜落事故の原因追及を巡って、米国の最先端軍事技術に触れられない事態に、日本の置かれた現状を見る。

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    2025年07月29日
  • ベイジン(上)

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    官僚主義が蔓延り、汚職と権力抗争に明け暮れる中国の実相を、原発建設に絡めて描いた経済情報小説。
    主人公は、紅陽核電の技術顧問となった日本人田嶋伸悟。
    国家の威信を懸けた北京五輪の開会式に合わせ、世界最大の原子力発電を稼働させるべく、日本人技師の田嶋が技術顧問に起用される。
    その開発責任者にと特命を受けたのが大連市党副書記の鄧学耕。
    一方、映画監督の楊麗清が北京五輪記録映画の総監督に指名される。
    この3人を中心に物語が展開する。
    運転開始に向けて邁進しようとする田嶋の前に、鄧学耕が立ち塞がる。
    中国内部の権力闘争と賄賂・汚職に翻弄されながら、様々な曲折を経て、田嶋と鄧学耕はお互いを認め合う間柄に

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    2025年07月03日
  • ロッキード

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    『ロッキード事件』
    小学生のころの事件だっただけに、断片的な記憶しかない。

    ロッキードの贈収賄事件により、田中角栄首相、フィクサー・児玉誉士夫が逮捕された…

    が、真相は違ったんだと。

    田中角栄にロッキードのトライスターに便宜を図ることのメリットもなかったし、もっといえば、全日空にとっても、安全面からみてもトライスターを選ぶことになっていたのだから…

    当時の検察の捜査も⁇だが、角栄の弁護団も何をやっていたのか⁇
    検察側の証拠に対して、徹底的に矛盾をついていけば問題はなかったはずなのに。
    世論がそうはさせなかったのだろうか⁇
    角栄が悪者にされてしまったような気がしてならない。

    裏にはアメ

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    2025年06月09日
  • オペレーションZ(新潮文庫)

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    「政治経済エンターテインメントドラマ」として単純に楽しめた。
    しかし、現実の日本を描いていることは間違いない。
    TVドラマがあるのは知らなかったので、いつかは視てみたい。

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    2025年06月08日
  • レッドゾーン(下)

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    レッドゾーン上巻に続き下巻も読みましたが内容は面白かったのですがやはり、中国人の名前が覚えらえず苦戦・・・でも、また読んでみたい自分がいる

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    2025年06月01日
  • レッドゾーン(上)

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    投資ファンド系の本で読んでみたものの中国の名前で最初はフリガナがあったけど途中からフリガナが振っていなく中国人の名前の読み方がわからず最初のページに戻ったりして面倒だったのが残念なところ

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    2025年06月01日