真山仁のレビュー一覧

  • チップス(下) ハゲタカ6

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    世界で唯一、微細半導体を生産できる台湾メーカーをアメリカと中国で取り合う。実際世の中で起きてもおかしくない状況。絶対絶命で解はないのではと思われるのだが、それを鷲津が解決する。うーん、それが本当に解になっているのか。新しい半導体とやらに現実味がないが、たしかにこうなれば嬉しい結末と言えるか。
    フェニックスは実は今のラピダスではないんだろうな。

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    2026年03月04日
  • 玉三郎の「風を得て」

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    シンイチは幼い頃から感受性豊かな子で、幼稚園も1日でやめてしまったくらいだった。幼少期にポリオにかかり、足の動きが悪くなる。両親は心配して日本舞踊を習わせた。5歳で初舞台。6歳で守田屋の内弟子になり、坂東喜を名乗る。次に坂東玉三郎を名乗る。坂東弥五郎と坂東田門が教育係としてつく。

    光の魔術師である玉三郎は、何より照明に力を入れる。魂を孤立させないための道筋を照らすのが闇だ。

    海に魅せられるのはそこに豊穣の無があるから。玉三郎にとって海は想念を存分に解放する世界なのではないだろうか。

    東の粋、西の雅。粋が過ぎたら下品になる。雅が過ぎたら野暮になる。経験を積まないで無闇に粋になろうとすると、

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    2026年03月03日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    震災が絡んだ話、しかも東日本大震災と阪神淡路大震災を経験した教師の応援教師としての被災地での奮闘。自分も心に傷があるという小野寺徹平の葛藤を読んだ。自分はこのような熱血タイプの先生は苦手だったなーと思いながら(笑)
    でもこのタイプがいないと小説になるような物語は生まれない。実際に起きた震災であったかもしれない物語として読んだけれどモデルがいてもおかしくない。連作としてあと2作続くようなので読もうと思う。

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    2026年03月02日
  • ここにいるよ

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    阪神淡路大震災で妻子を喪った小学校教師・小野寺が、東日本大震災の被災地・遠間の小学校に応援教師として赴任した"震災三部作"のその後の話。前作(三作目)で教師を辞め、教え子と共に"阪神"の教訓を語り継ぐNPO法人を始めた小野寺。
    四作目では、能登半島大地震を描く。

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    2026年03月01日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    再読。新刊を読むために、一巻から読み返してみる。

    2011年3月11日に起きた東日本大震災から2ヶ月ちょっと、主人公の小野寺は神戸からの応援教師として甚大な被害を受けた被災地・遠間市の小学校に赴任した。小野寺自身も阪神淡路大震災で被災し、妻子を亡くした過去があった。赴任早々、小野寺は、健気に頑張りながらもどこか無理をしている子どもたちに向かって、「頑張るな」と言葉を掛けて自分たちの不満をぶつけた壁新聞・"わがんね新聞"を作ることを提案する…。


    以前に読んだのは、確か自身が教師になって間もないころだった。そのときと今とでは、読んだときの感想が違う

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    2026年02月25日
  • アラート

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    ネタバレ

    安全保障問題、特に防衛費増強の財源問題を取り上げた政治小説。
    我が国の防衛と国民負担について考えさせられる小説で、そのことについて国民が自分事として捉えなければならないというメッセージには共感した。また、人頭税形式の「防人税」と、それを拒否する場合は1か月間の予備自衛官勤務=事実上の徴兵制という本作の中の防衛財源の解決策も、現実世界での実現可能性はかなり低いとは思うが、かなり興味深い政策アイデアだと思った。そして、主人公の一人である都倉響子は、現実にもいてほしい魅力的な政治家だと感じた。
    ただ、小説としては詰め込みすぎで消化不良のように思えたし、在日米軍が突然撤退したり、中国が中日安全保障条約

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    2026年02月15日
  • ロッキード

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    ロッキード事件
    リアルタイムでは知りませんが、田中角栄がロッキード社から賄賂を受けっとて捕まった、というザックリした知識しかなかったので、その真相がまとめられてるんかな、と思い購入

    事件から40年近く経過し、公文書が公開されたり、関係者からの新たな証言が得られたりとかして、改めてイチから検証されていました

    関係者の多くが高齢になっていて、ギリギリのタイミングで得られた証言もあり、とても貴重な内容でもありました

    完全に核心に迫れたわけではないけれど、個人的にはかなり衝撃的な内容だったと思っています

    角栄さん、民間航空機の便宜かと思っていたけれど、どうやら対潜哨戒機の便宜であったのでは?と

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    2026年02月14日
  • ここにいるよ

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    中に居なければ分からない震災後の人間模様。麗ちゃんのエピソードに心が詰まった。教師小野寺が登場する震災三部作が未読なので、読まなくては。

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    2026年02月14日
  • ここにいるよ

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    地震とその後の復興の在り方をあたたかくまたシニカルに捉えていて興味深い一冊。やはり作者の力量を感じさせる

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    2026年02月11日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    ネタバレ

    またドラマの「ハゲタカ」が始まったので録画予約しました、NHKの土曜ドラマが好きでよく見ていたころ読んだ本のメモ書きです、簡単ですが。 また「ハゲタカ」ファンに戻りそうです。
    鷲津役の綾野剛さんがPRのためにチャンネル変えるとあちこちに出ていましたか、彼にこの役は合うかもしれない、ちょっと癖がある顔立ちだし演技派だし。と思って録画の予約をしました。
    早朝に再生して少し見たのですが過去のものがうろ覚えなので、大筋は別で細かな所が変えてあるようですが面白そうです。柴野役の渡部さんもちょっと線が細くて神経質だが行動力も包容力もあって、できる感じがいいと思いました。
    実はこの柴野さんの仕事ぶりを追っか

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    2026年02月09日
  • 新装版 ハゲタカ(下)

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    外資ファンドの敏腕買収者、通称「ハゲタカ」は敵なのか?それとも味方なのか?
    最初から最後までドキドキしながら読みました。
    シリーズ物を読み始めると、止まらなくなってしまうので、躊躇していましたが、納得のストーリーで、続編にも、早々に手が伸びそうです。

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    2026年01月31日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    外資ファンドの敏腕買収者、通称「ハゲタカ」は敵なのか?それとも味方なのか?
    最初から最後までドキドキしながら読みました。
    シリーズ物を読み始めると、止まらなくなってしまうので、躊躇していましたが、納得のストーリーで、続編にも、早々に手が伸びそうです。

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    2026年01月31日
  • ロッキード

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    ロッキード事件。話題になって印象にも残っているものの、結局どういう事件かよくわかっていなかった。そこへ本書が出版され、読みたいと思っていた。
    かなり骨太なノンフィクション。読み終えたが、到底理解しきれてはいない。でも、当時疑惑の目が向けられていた人物たちが必ずしも罪を犯したと言い切れないとの検証は興味深い。小説家だからこそ、想像力を広げることができる部分もあるのだろう。

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    2026年01月25日
  • 売国

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    ネタバレ

    気鋭の検察官・冨永真一と宇宙開発に挑む若き女性研究者・八反田遙の視点で複雑に絡み合う宇宙開発・日米関係を描いたお話。
    「国益とは何か? 」と問うような重厚かつとっつきにくさを感じるテーマですが、主人公の冨永はそれはさておき検察官としてやるべきことをやる!という姿勢を貫いてくれるおかげで、一気に読み進められました。
    真山仁さんはこういった重厚なテーマに対して、しっかりエンタメを通じて向き合わせてくるかのような作品が多くて好きです。
    本筋ではないですが、『ハゲタカ』シリーズとのクロスオーバーもありかなり興奮しました。

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    2026年01月21日
  • 当確師 正義の御旗

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    面白かった!総裁選挙がこの間あったところ。多かれ少なかれこういう事は、あるだろうなあ、と思う半面外圧がここまであるのかと思うと、考えてしまう。まさかこれまでの事はないと思うけど、。

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    2026年01月19日
  • ここにいるよ

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    震災三部作の能登編
    能登の地方性をこの作品で知る
    少しずつ復興はしているんだろうけど、
    さまざまな人が絡むと調整が大変。
    外部の人間が知ったかで入る弊害を感じた作品

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    2026年01月03日
  • 玉三郎の「風を得て」

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    国宝から玉三郎さんにきました。
    玉三郎さんの本ってあまりないんですね。意外。
    第二部の「その風を得て」が良かったです。
    醜さを自覚してこその美。
    自分が何者か理解してこその自分。
    現代人への警鐘。スマホで何でもできる現代の危機感。
    マツコさんとのテレビ番組でも話されていたけれど、「実」に話すことが大切。私も大切にしたい。
    守破離については職場で上司の話で以前学んだ。
    何ごともまずは先輩の型を真似るところから始める。
    それを完璧に身につけたところで型を破ることができる。自己流。
    さらに鍛錬と修行を重ねると新しい流れ、離となる。
    こちらも大切なこと。

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    2026年01月04日
  • ベイジン(下)

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    まさか、そこで終わり!?

    あとがきが2010年3月ということもあり、その1年後に福島の原発事故。
    先見の明どころか、まるで未来を見てきたかのような終盤の展開。
    映画、小説にもなったフクシマ50の話と、かなり酷似している点があり、鳥肌が立つ内容だった。

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    2025年12月24日
  • ベイジン(上)

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    中国で世界最大規模の原発を建てるストーリー。

    冒頭で、オリンピック開幕直前に原発稼働を止める訴えがあり、そこまでの経緯を日本、中国それぞれの主人公の視点で進められていくのが上巻。冬の嵐で多くの工員が亡くなったものの、稼働停止となるような大きなイベントはまだ出てこない。

    天安門事件の映画撮影企画の話もこの原発建設にどう関わっていくか。下巻も楽しみ

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    2025年12月23日
  • オペレーションZ(新潮文庫)

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    いや、まぁ結末はそうなるよね。

    江島総理がブエノスアイレスで体験したデフォルトが、日本においてもその危機が迫っているという想いで、覚悟を持って歳出半減を計画、断行しようとする話。
    ミスター財務省の周防を中心に、どのようにそれを実現出来るかを練って積み上げていく。
    膨大な参考文献を元に、ノンフィクションのようなストーリー展開はさすが真山仁。
    満足のいく内容であったものの、続きが気になる終わり方なので、連載小説のオペレーションFも読んでみよう。

    選挙のところでは当確師の話が一瞬触れられていたが、あっちの小説に周防が出ていたかなぁ。要確認。

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    2025年12月15日