真山仁のレビュー一覧
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シンイチは幼い頃から感受性豊かな子で、幼稚園も1日でやめてしまったくらいだった。幼少期にポリオにかかり、足の動きが悪くなる。両親は心配して日本舞踊を習わせた。5歳で初舞台。6歳で守田屋の内弟子になり、坂東喜を名乗る。次に坂東玉三郎を名乗る。坂東弥五郎と坂東田門が教育係としてつく。
光の魔術師である玉三郎は、何より照明に力を入れる。魂を孤立させないための道筋を照らすのが闇だ。
海に魅せられるのはそこに豊穣の無があるから。玉三郎にとって海は想念を存分に解放する世界なのではないだろうか。
東の粋、西の雅。粋が過ぎたら下品になる。雅が過ぎたら野暮になる。経験を積まないで無闇に粋になろうとすると、 -
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再読。新刊を読むために、一巻から読み返してみる。
2011年3月11日に起きた東日本大震災から2ヶ月ちょっと、主人公の小野寺は神戸からの応援教師として甚大な被害を受けた被災地・遠間市の小学校に赴任した。小野寺自身も阪神淡路大震災で被災し、妻子を亡くした過去があった。赴任早々、小野寺は、健気に頑張りながらもどこか無理をしている子どもたちに向かって、「頑張るな」と言葉を掛けて自分たちの不満をぶつけた壁新聞・"わがんね新聞"を作ることを提案する…。
以前に読んだのは、確か自身が教師になって間もないころだった。そのときと今とでは、読んだときの感想が違う -
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ネタバレ安全保障問題、特に防衛費増強の財源問題を取り上げた政治小説。
我が国の防衛と国民負担について考えさせられる小説で、そのことについて国民が自分事として捉えなければならないというメッセージには共感した。また、人頭税形式の「防人税」と、それを拒否する場合は1か月間の予備自衛官勤務=事実上の徴兵制という本作の中の防衛財源の解決策も、現実世界での実現可能性はかなり低いとは思うが、かなり興味深い政策アイデアだと思った。そして、主人公の一人である都倉響子は、現実にもいてほしい魅力的な政治家だと感じた。
ただ、小説としては詰め込みすぎで消化不良のように思えたし、在日米軍が突然撤退したり、中国が中日安全保障条約 -
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ロッキード事件
リアルタイムでは知りませんが、田中角栄がロッキード社から賄賂を受けっとて捕まった、というザックリした知識しかなかったので、その真相がまとめられてるんかな、と思い購入
事件から40年近く経過し、公文書が公開されたり、関係者からの新たな証言が得られたりとかして、改めてイチから検証されていました
関係者の多くが高齢になっていて、ギリギリのタイミングで得られた証言もあり、とても貴重な内容でもありました
完全に核心に迫れたわけではないけれど、個人的にはかなり衝撃的な内容だったと思っています
角栄さん、民間航空機の便宜かと思っていたけれど、どうやら対潜哨戒機の便宜であったのでは?と -
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ネタバレまたドラマの「ハゲタカ」が始まったので録画予約しました、NHKの土曜ドラマが好きでよく見ていたころ読んだ本のメモ書きです、簡単ですが。 また「ハゲタカ」ファンに戻りそうです。
鷲津役の綾野剛さんがPRのためにチャンネル変えるとあちこちに出ていましたか、彼にこの役は合うかもしれない、ちょっと癖がある顔立ちだし演技派だし。と思って録画の予約をしました。
早朝に再生して少し見たのですが過去のものがうろ覚えなので、大筋は別で細かな所が変えてあるようですが面白そうです。柴野役の渡部さんもちょっと線が細くて神経質だが行動力も包容力もあって、できる感じがいいと思いました。
実はこの柴野さんの仕事ぶりを追っか -
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国宝から玉三郎さんにきました。
玉三郎さんの本ってあまりないんですね。意外。
第二部の「その風を得て」が良かったです。
醜さを自覚してこその美。
自分が何者か理解してこその自分。
現代人への警鐘。スマホで何でもできる現代の危機感。
マツコさんとのテレビ番組でも話されていたけれど、「実」に話すことが大切。私も大切にしたい。
守破離については職場で上司の話で以前学んだ。
何ごともまずは先輩の型を真似るところから始める。
それを完璧に身につけたところで型を破ることができる。自己流。
さらに鍛錬と修行を重ねると新しい流れ、離となる。
こちらも大切なこと。