真山仁のレビュー一覧
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鷲津の恩師、堀氏からの遺言でFSCを救ってほしいということが発端で、最先端半導体を巡る米中の争いに巻き込まれた台湾の救済に奔走する。
いつものように鷲津率いるサムライキャピタルのメンバーが緻密な戦略と情報戦の末、勝利を収めるが、過去作品と比べると敵側の怖さがあまり伝わって来なかったので、前作と比べると迫力が無かったように思える。
とはいえ、人を動かすための信念や、人生哲学といったものは伝わって来て、エピローグにあった鷲津の人物評価についても腹落ちする部分があった。
赤間自動車や曙電気、タングルで登場した早乙女教授等、これまでの歴史で鷲津が手掛けた会社が登場するのもシリーズモノならではと感 -
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ネタバレロッキード 真山仁
田中角栄の交渉術について
日米繊維交渉にて
カネの大義名分を考えるのも巧みだった。角栄さんはあの時、佐藤総理に電話を入れる前、通産省の事務方に「この2千億円は老朽化した過剰繊維の処分に使われるもので、産業政策上、何ら問題ない」と説明していた。すなわち、アメリカの圧力に屈したのではなく、あくまで産業振興のために国が支出するのだという"理論武装"も合わせて用意し、人と組織を自在に動かす。そこに角栄さんの凄さがあった。
→ステークホルダーが仕事をしやすいようにする
理論武装させる
努力しても報われない社会や、賢く立ち回る者だけがお金持ちになっていく構 -
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ネタバレ地震で原子力発電がクローズアップ、次世代のエネルギーとして地熱発電が極光を浴びる。だが地震国でありながら地熱での成功例は一カ所で小規模な例しかなく、さらに温泉地帯の住民の反対で立ち往生する。一部だけで開発を実行するが、やがて熱水層が出るがすぐに枯れ、開発が暗礁に乗り上げる。その理由は事前調査で利権をめぐってのデーター改竄があったことが発覚する。政治家の利権保持するがための改竄は、無能で危険な政策であるばかりか、決して国民への危機から守ためものではない。現実、日本は次世代エネルギーに関して政治家を含め日本は「危機感」がなく、何事も政治家の利権と名誉の度がすぎ、無能と無責任さが映るのは私だけだろう
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日経ビジネスに連載されていた小説。2023年11月から2025年9月までとのこと。
テーマは微細加工の半導体を巡る地政学的な戦いに挑む鷲津。今ならAIを含めたテーマにするのだろうが、2023年の時点ではむしろ半導体がビジネスの主力テーマだったと思う。執筆にあたり数年かけて調査したのだろうから現在とテクノロジーの主戦場が少し違っていてもそれは仕方ないと思う。
が、台湾の微細加工の半導体工場を巡って米中が熾烈な奪い合いをする中、鷲津がこの両国を手玉に取るという、ある意味痛快な内容。その半導体企業のオーナーが亡くなり、相続の話が絡むので、より面白みが増している。
鷲津はなかなか動かない。読む手が止ま