真山仁のレビュー一覧

  • 虚像の砦

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    いわゆる「マスゴミ」を描いた作品。マスコミ業界に限らず国に守られた既得権益業界はどこもこんな感じなのかなーと思った。

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    2014年01月27日
  • レッドゾーン(下)

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    テーマが 『愛国心』となっているところに、
    ポイントがあるのかな。
    企業や金融が グローバル化した現代で、
    自分の原点がどこにあるのか ということをあらためて考える。
    引退したアルが アメリカを守るために立ち上がる というのが、
    最後の場面での重要な展開となっている。
    中国の問題は アメリカがかかわらない限り 展開しないのだね。

    中国のありあまった資金をどうつかうのか?
    ということだが、中国は もっとやるべきことがあるだろう。
    空気汚染や環境汚染、貧富の格差是正など、
    有効な使い道はいくらでもあるはずだが
    アメリカの金融手法の土俵に乗って、富を得る
    ということ自体が 腐っているのかもしれない

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    2018年01月04日
  • ベイジン(下)

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    鄧学耕が 朱克明のもとに 組み込まれていく。
    政治的な力学が つねに左右する。
    中立や無関係は存在しない。
    無口で余分なことを言わない鄧学耕。

    『希望とは 自分たちが努力して 奪い取るものだ』
    と 鄧学耕はいう。

    希望とは 世界で最大級の紅陽原子力発電所を
    稼働させることであるが、
    ラジオが 発電所内に持ち込まれて、それが問題を起こす。
    そのラジオは 大連市長が経営している会社のもので、
    原子力発電所のスタッフにプレゼントされたものだった。
    オリンピックの開会式に 発電を間に合わせることに
    成功するが、そのあと ブラックアウトとなる。

    一方で 大連市の市長をターゲットにして 中紀委が拘束

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    2013年12月31日
  • ベイジン(上)

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    中国の実像をとらえるには むつかしいとおもう。
    二人の主人公 日本人の技術顧問としての田嶋。
    特命副書記 鄧学耕。
    『切れすぎる刃物は、切れない刃物より使いにくい。』
    というが、二人は 切れすぎながら 切れないような見事なキャラクター。
    田嶋は 先頭に立って 行動する現場主義者。
    中国人と融合して,中国人の面子も守りながら,根回しする。
    鄧学耕は 情報収集能力があり、分析力や局面判断が巧みだ。
    そして,クールでもある。規律もしっかり守る。
    このような 中国人がいること自体が おそれおおい。

    2008年に オリンピックがあり、
    それに会わせて,世界最大級の原子力発電所をつくると言う。
    ズサンで

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    2013年12月30日
  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    ネタバレ

    ようやく読み終えた。
    小説なのに金融の難しい戦略とかがあって理解しながら読むとすごく時間かかる。なかなか勉強になったし,ストーリーとしても面白かった。

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    2013年12月03日
  • プライド

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    著者の作品のなかでも、この短編集が一番面白いと感じた。人の矜持の本質とはなんなのかを、正攻法で伝えるものもあれば、反面教師的に伝えるものもある。プライドの全くない人間を登場させた作品はなかなか意表を突いて面白かった。

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    2013年09月28日
  • ベイジン(上)

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    2008年に発刊されたこの小説は二つの大事件を予想してしまっている。
    北京オリンピックの開幕に合わせ大連の原発を稼働させる。そのトラブルに立ち向かう日本人技術顧問と中国人責任者。

    この小説が取り上げたのは原発の全電源喪失と言う有り得ない事態。もはやフィクションではなくなってしまったのだが。

    もう一つの事件は中国政府の権力闘争。明らかに李克強と薄熙来がモデルとわかる人物が出ている。

    原発建設現場の無茶苦茶っぷりは笑えない。実際に建設中の橋が落ちたりが頻発しているが、それが原発だったらと考えるとしゃれにならない。

    モデルになった大連の紅沿河原発は今年の2月に稼働を始めている。

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    2013年08月04日
  • ベイジン(下)

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    ハゲタカシリーズの真山仁が週刊誌への連載に初挑戦した一冊。
    原発事故の後の今読むとものすごくいろんなことがしっくり来るとともにいろんな空恐ろしさがやってくる。
    舞台を日本にしたら書けなかったというのもすごい納得がいく上、中国を舞台にしているのもよいスパイスが効いている。
    ハゲタカほどの勢いはないものの、筆力が上がっているので読みごたえが十分。エネルギー系のほうがこの人、いい話書くんじゃない?とか思ってしまった。
    今の日本の原発の話を知るにも、良い一冊だと思います。

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    2012年10月14日
  • マグマ

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     地熱発電は最近クリーンエネルギーとして話題になっているし、それに絡む利権や諸問題もわかるし、それに加えてハゲタカファンドの動きもわかるし、主人公もなんかとっても頑張ってるし、これは面白い!
     
     題材が似たような小説で石黒櫂の『死都日本』も面白かったけど、こちらの作品のほうが人物がいきいきしている。

     WOWWOWのドラマは終わってしまったが、原作に加えて最新の情報も盛り込まれ、サブストーリーも充実していて、とても感動的だった。

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    2017年08月15日
  • レッドゾーン(上)

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    (上下巻合わせてのレビューです。)

    真山さん最新の文庫本。
    実は文庫化が待ちきれなくて、
    映画まで見に行った作品(しかも一人で)。
    予想通りというか期待通り、文句なしの★5つです。

    日本の架空の自動車メーカー(アカマ自動車)をめぐる
    主人公ゴールデンイーグルと中国ファンドの大買収合戦劇。
    中国という国家の大きさや複雑さが物語に表現されていて、
    今まで以上のスケールの物語になっています。

    ハゲタカシリーズもこれで3作目。
    もう続編はないのかなぁ。。
    なかなかこれまで以上の作品を出すのは難しいですが、
    真山さんには頑張ってもらいたいなぁ。。
    (なんて、思っていたら、続編

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    2021年06月23日
  • 虚像の砦

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    再び真山仁さんの作品

    テーマはマスコミ・ジャーナリズム・報道

    いまさら、マスコミとはどうあるべきなどという主張はしない。しかし、前日亡くなった筑紫哲也さんに関する特番で彼がジャーナリズムのあり方として権力の監視(watch dog)を貫くという言葉が紹介された。

    戦前の日本は政府主導の情報のみが報道されるという状況があった(他の全体主義国家も同様)
    そこからも分かるようにマスコミの役割は重要だ。

    本書のテーマの一つに以前、坂本弁護士一家殺人事件ではTBSがオウム真理教関係者に弁護士の発言のビデオを見せたことは大きな波紋を呼んだ。

    また、イラク日本人拉致事件で、自己責任論に

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    2019年01月16日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    半導体製造で世界一の技術を誇る台湾のFSC
    カリスマ創業者ジェシーの危惧を鷲津は救えるのか

    米国や中国などの思惑がフィクションでありながら、ノンフィクションのように感じられる
    下巻で鷲津がどう動くのか、ドキドキ

    つい鷲津が大森南朋に脳内変換されてしまう(笑)

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    2026年05月03日
  • チップス(下) ハゲタカ6

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    まさに今、現実に起こってもおかしくない事態をテーマに怒涛の展開で最後まで持って行った感じ。よくよく考えると回収されていない話もある気もするけど、台湾、日本、アメリカを舞台にたくさんの登場人物が飛び回り、ページを繰る手が止められない面白さでした。

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    2026年04月30日
  • ウイルス

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    ずっとドキドキハラハラする展開でした。
    何よりもコロナ禍のことを思い出しましたが、今回はそれ以上のウイルスということで、実際に起こり得る可能性もありそうだと思いました。
    その上でコロナ禍の時の自分はどういう行動を取っていたかも思い出し、もし次のパンデミックが起きた時はパニックになりすぎないように行動ができたらいいのかなと思いました。

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    2026年04月30日
  • 墜落

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    沖縄で発生した2つの事件・事故を冨永検事が扱う。その2つは互いに無関係に思えるが、ストーリーの終盤に1つの点で接した時に、一方の事件の真相が解明される展開に興奮した。
    前作の「標的」では首相候補が贈収賄に絡んだのか、絡んでいないのか、明確な答えを出さずに終わったので消化不良だった。今回も米国製戦闘機の不具合に関しては答えを出さずにモヤモヤしたまま終わるのかと思っていたが、技術的な疑問は残るにしても物語として答えを示してくれたのはスッキリして嬉しい。
    雑誌の連載という性質上やむを得ないのかもしれないが、並行して進行する物語の切り替わりが早く読みづらいと感じた。

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    2026年04月30日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    かなり久し振りのハゲタカシリーズ。まさに現在進行系の話で展開が速く飽きさせない。
    上巻はまだまだ導入部分という感じで下巻を読むのが楽しみです。

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    2026年04月26日
  • 玉三郎の「風を得て」

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    玉三郎と真山仁の…、共鳴。
    で、ものすごく読みやすくて。
    じわり、と、伝わってきます。

    第一部
    生い立ち。家族。
    歌舞伎の世界に入る時、その後。
    厳しさ、興味深い。

    第二部
    それぞれ漢字一文字の章。
    ぐっときます。どこまでも、深く、潔い。
    そして、魂に繋がる漢字たち。

    『醜』から始まります。
    〜自らが、醜いから、美しいと感じる〜
    〜醜いも美しいも、見分けがつかない〜
    『演』
    〜自分からの逃避〜
    『闇』
    〜人は闇から生まれ、闇に死んでいく〜
    『妖』『海』
    〜自分自身の思考や感覚に海の存在〜
    スキンダイビング⁉︎
    『情』
    〜人間同士が対峙しないと生まれない〜
    『粋』
    ー東の粋。西の雅。ー

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    2026年04月26日
  • 標的

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    相変わらず読みやすく、すぐに話に引き込まれた。最後の章はスピード感があり、一気に読んでしまった。ハゲタカシリーズは既に現実離れした人の話になってきてしまった感じがするが、冨永検事シリーズはリアリティがあって非常に良い。

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    2026年04月23日
  • タングル

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    最近スパコンの話題がなくなったなあと思っていたら、その理由が分かった。
    今は光量子コンピューターの時代なのですね。

    最後のほうにハゲタカの鷲津が出てきたのは
    驚いた!
    まあまあ面白かった。

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    2026年04月22日
  • “正しい”を疑え!

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    著者はは「ハゲタカ」シリーズで知られる作家。

    作家が書く新書はどんなものなんだろうと思ったのと、学生に勧められる本なのだろかと思って読んでみた。

    「ハゲタカ」のように登場人物が多くないせいか、非常に理解しやすい。
    大人が読んでも面白いと思う。

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    2026年04月22日