真山仁のレビュー一覧

  • ウイルス

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    数年前のコロナより凄い致死率50%以上を誇るウイルスがコウモリから伝染し、日本から発生したどの設定。
    長年ウイルス研究をしていた研究者などが集められ対策に追われる中、総理までもがウイルスにやられた。
    パンデミックが起こる中で、世界から日本の対応が求められる。今後も、起こりうる出来事であり、恐ろしく思いながら読めました。

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    2026年06月05日
  • ウイルス

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    エボラ+コロナ合体の新形エボラウイルスによるパンデミックを描く。真山氏なのでストーリも展開も文章も上手だが、少し荒唐無稽さも目立ち、発生からパンデミックまでは丁寧だったのに、PCR検査キットやワクチン製造の目途が立ちつつあるあたりから急に萎んだ印象。もう一つのウィルスであるSNSも、もっと正面から扱ってほしかったし、教訓が活かされない日本の政治体質にももっと辛辣に切り込んでほしかったところ。

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    2026年06月03日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    ハゲタカシリーズは初めてですが、台湾有事に関する経済小説は珍しく手に取りました。
    最初はやや足踏み状態が続きますが、途中から一気に事が進み、そこそこのめり込む事が出来ます。
    台湾有事という歴史的な出来事が、単なるマネーゲームに成り下がっている感もありますが、下巻に期待ですね。

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    2026年05月24日
  • ウイルス

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    コロナ禍後の世界。致死率が高く、感染力もある新たなウイルスが日本で発生。感染は拡大し、日本と世界がパンデミックに再び陥っていく。コロナで学んだ教訓を生かすことができるのか、が問われる作品内容。新型コロナウイルスが落ち着き、どこかで過去の出来事、と感染症や未知のウイルスについて意識が低下してきている「今」だからこそ「将来」に向けて読むべきだと、ページを捲る中でその思いを強くする。一般人である自分にとっては「結果的にそこまでする必要はなかったね」と言える方が、対処や処置、措置については良いのではないかと考えるのだけれど、それを実際に考え、実行する医療従事者や政治家にとっては「言うは易く行うは難し」という面も強いのだろうなと。だからこそ、作中に出来ていた涌田総理のような方がある意味輝いて見えたし、頼もしく思えた。現実にはどこまでこのような政治家が存在するのだろうかという純粋な疑問も湧くけれども。最愛の人との突然の別れは病気に関わらず起こりえる。けど、どこかでその日は「まだ先」「自分には関係ない」と心の奥底で思ってしまっているのも事実。きょう突然未知のウイルスに自分が、家族が、感染してしまったら・・・そう思うと日常の苛立ちなど些末なことだと思えてくる。来るべき未来への警鐘と捉え自分の来し方、考え方を見直しつつ、身近な人への感謝の想いを忘れずに、また陰で支えて下さっている方々がいつ何時もいることを忘れず、心の中で手を合わせ「今日も世界が平和で穏やかになりますように」と祈りつつ、ページを閉じる。

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    2026年05月22日
  • プライド

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    ネタバレ

    真山仁、初体験。
    本来、緻密な取材や自らの実験検証を通して書く社会派小説家である著者が、本作は記事のスクラップと想像力だけで書き上げた短編集らしい。(浅川芳裕氏の解説)
    私にとって初作品なので、その他作品との違いがよくわからないが、作者の鋭い着眼点と問題意識がいかんなく発揮された名作だと思う。(明らかに、事業仕分けの蓮舫議員や不二家や雪印乳業などの期限切れ原材料不正使用などがモデル)
    では、短編集なので以下勝手にランク付してみる。寸評は評価A以上の作品のみ。
    【S=傑作、A=秀作、B=並、C=駄作 】

    ♦「一俵の重み」A カロリーベース基準の食料自給率算出の問題提起と日本人の主食である米の増産と海外輸出への前途多難
    ♦「医は…」B+
    ♦「絹の道」A+ かつての国の基幹産業だった絹の復権を目指すシルクロード
    ♦「プライド」B+
    ♦「暴言大臣」B+
    ♦「ミツバチが消えた夏」S 原因はニコチノイド系農薬説が濃厚だが、農家に支えられる農水省の既得権益が少数の養蜂家の声を潰す
    ♦「歴史的瞬間」B

    雑誌「農業経営者」副編集長の浅川芳裕氏の解説も素晴らしい。

    作者の、農産物(特に米)は非効率な兼業農家への所得補償をやめ海外輸出を目指す先進農家への支援を行い、国家的輸出産業とすべきだという意見には大賛成。
    現政権の様に、自然気候に左右される米の減反補償をして、不作が続けば米価がさらに上がり国民生活に大打撃を与えるのは危険すぎる。それより、増産推奨して国内米価を安定させ(必要なら所得補償してでも)、余剰分はバッファとして輸出米として活用すれば備蓄米も安定し、食糧安全保障上も理に適う。
    解説の浅川芳裕氏は、作者の「米(輸出)は兵器と同じ位の国益だと思う」という講演での発言に対して「米が国益でなくなる、米に官僚や政治家の介入がなくなる日こそ、日本農業が健全化する」と解説で述べる。であれば、農協は今のままでいいのかという問いも期待したい。

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    2026年05月12日
  • チップス(下) ハゲタカ6

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    鷲津が散りばめられたピースが1つになる

    米中の思惑が読んでいて、さもありなんという感じ
    実際はもっと凄いのかもしれないと恐怖を覚える

    1つの話としてはここまでだが、過去のハゲタカシリーズも含め、スピンオフとしてでも後日談が読んでみたい

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    2026年05月09日
  • チップス(下) ハゲタカ6

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    この本を読んで
    ・台湾有事への理解と米中の狙い
    ・半導体戦争への理解
    ⇨世の中の動きをキャッチアップ

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    2026年05月06日
  • チップス(下) ハゲタカ6

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    イッキ読みでした。

    最後まで鷲津政彦の思惑というか、話の落としどころが読めずドキドキしながら読みました。

    鷲津政彦が次に何に心を動かされるのか楽しみです。

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    2026年05月04日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    今回は貴子が主人公。人に頼ってばかりだった貴子が1人でも結果を出していくことを決意していくための話。
    今回から中国資本が絡み始め、金融ドラマだけでなくスパイアクション的な要素も加わってきて、そちらの描写が増えたことは気になった。将さんの最後のエピソードはかなり泣けた。

    アランの真相も徐々にわかってきたが、メイリがなかなか救われない。。。ミカドホテルで早くお世話になってくれることを期待。

    宮部みどりといい、芝野といい、貴子もそうだけどみんなめちゃくちゃ成り上がっててすごい。

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    2026年05月04日
  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    芝野、貴子、鷲津の3名がそれぞれの道で活躍していて嬉しくなる。
    特に今回は鷲津と芝野の共闘ということで、アツかった。1作目でも鷲津は芝野を見込んでスカウトしていたのだが、本作の中でも芝野を認めるような発言があったりと、とてもいいなと思った。
    曙電機とシャイン、またプラザグループなど巨大な敵を相手に今回も鷲津が目にもの見せてくれる。

    でもアラン、お前は死んだらあかん。
    あと飯島さん、ちょっと都合のええキャラになりすぎちゃいますのん?

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    2026年05月04日
  • 新装版 ハゲタカ(下)

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    投資、経営の世界を描いたドラマ。
    一定の金融の知識は必要だとは思うが、それよりも感情で動く人や相手の気持ちを想定して最善策を打つことの重要さを常に説いてるビジネス本に近い小説。
    経営の世界は本当に恐ろしい。けどそこでしか得られない経験というものはあるのだろうなと思う。

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    2026年05月04日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    半導体製造で世界一の技術を誇る台湾のFSC
    カリスマ創業者ジェシーの危惧を鷲津は救えるのか

    米国や中国などの思惑がフィクションでありながら、ノンフィクションのように感じられる
    下巻で鷲津がどう動くのか、ドキドキ

    つい鷲津が大森南朋に脳内変換されてしまう(笑)

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    2026年05月03日
  • チップス(下) ハゲタカ6

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    まさに今、現実に起こってもおかしくない事態をテーマに怒涛の展開で最後まで持って行った感じ。よくよく考えると回収されていない話もある気もするけど、台湾、日本、アメリカを舞台にたくさんの登場人物が飛び回り、ページを繰る手が止められない面白さでした。

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    2026年04月30日
  • ウイルス

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    ずっとドキドキハラハラする展開でした。
    何よりもコロナ禍のことを思い出しましたが、今回はそれ以上のウイルスということで、実際に起こり得る可能性もありそうだと思いました。
    その上でコロナ禍の時の自分はどういう行動を取っていたかも思い出し、もし次のパンデミックが起きた時はパニックになりすぎないように行動ができたらいいのかなと思いました。

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    2026年04月30日
  • 墜落

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    沖縄で発生した2つの事件・事故を冨永検事が扱う。その2つは互いに無関係に思えるが、ストーリーの終盤に1つの点で接した時に、一方の事件の真相が解明される展開に興奮した。
    前作の「標的」では首相候補が贈収賄に絡んだのか、絡んでいないのか、明確な答えを出さずに終わったので消化不良だった。今回も米国製戦闘機の不具合に関しては答えを出さずにモヤモヤしたまま終わるのかと思っていたが、技術的な疑問は残るにしても物語として答えを示してくれたのはスッキリして嬉しい。
    雑誌の連載という性質上やむを得ないのかもしれないが、並行して進行する物語の切り替わりが早く読みづらいと感じた。

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    2026年04月30日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    かなり久し振りのハゲタカシリーズ。まさに現在進行系の話で展開が速く飽きさせない。
    上巻はまだまだ導入部分という感じで下巻を読むのが楽しみです。

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    2026年04月26日
  • 玉三郎の「風を得て」

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    玉三郎と真山仁の…、共鳴。
    で、ものすごく読みやすくて。
    じわり、と、伝わってきます。

    第一部
    生い立ち。家族。
    歌舞伎の世界に入る時、その後。
    厳しさ、興味深い。

    第二部
    それぞれ漢字一文字の章。
    ぐっときます。どこまでも、深く、潔い。
    そして、魂に繋がる漢字たち。

    『醜』から始まります。
    〜自らが、醜いから、美しいと感じる〜
    〜醜いも美しいも、見分けがつかない〜
    『演』
    〜自分からの逃避〜
    『闇』
    〜人は闇から生まれ、闇に死んでいく〜
    『妖』『海』
    〜自分自身の思考や感覚に海の存在〜
    スキンダイビング⁉︎
    『情』
    〜人間同士が対峙しないと生まれない〜
    『粋』
    ー東の粋。西の雅。ー
    ー粋が過ぎたら下品。雅が過ぎたら野暮。ー
    〜粋を磨く〜
    〜相手に恥をかかせない配慮〜
    〜本質を探求する作業〜
    『伝』
    〜守破離〜
    『花』
    〜人を惹きつける存在〜
    〜魂を揺さぶる力が色気〜
    『風』
    ー他者からの評価を風ふうと呼ぶー
    世阿弥の風姿花伝ー風を得てー
    『老』
    ー死に向かって生きるー
    ー老いてこそ花ー
    『桜』
    〜花びらの色〜
    『夕』『食』
    〜自然なまま〜
    『美』
    〜移ろっていくものにこそ、美しさが宿る〜
    ー羊にまつわる語源 美、善、義ー

    終章
    司馬遼太郎
    ー街道をゆくー

    真新しい気づきに、出逢い。
    優しい言葉での導きを感じます。

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    2026年04月26日
  • 標的

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    相変わらず読みやすく、すぐに話に引き込まれた。最後の章はスピード感があり、一気に読んでしまった。ハゲタカシリーズは既に現実離れした人の話になってきてしまった感じがするが、冨永検事シリーズはリアリティがあって非常に良い。

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    2026年04月23日
  • タングル

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    最近スパコンの話題がなくなったなあと思っていたら、その理由が分かった。
    今は光量子コンピューターの時代なのですね。

    最後のほうにハゲタカの鷲津が出てきたのは
    驚いた!
    まあまあ面白かった。

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    2026年04月22日
  • “正しい”を疑え!

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    著者はは「ハゲタカ」シリーズで知られる作家。

    作家が書く新書はどんなものなんだろうと思ったのと、学生に勧められる本なのだろかと思って読んでみた。

    「ハゲタカ」のように登場人物が多くないせいか、非常に理解しやすい。
    大人が読んでも面白いと思う。

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    2026年04月22日