真山仁のレビュー一覧

  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    今月の2冊目。今年の18冊目。

    濃厚でしたね。ウルウルくる部分も有りましたし、燃えるような部分も有りました。いい感じです。続きも読んでいきたいですね。

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    2018年08月13日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    今月の2冊目。今年の15冊目。

    ドラマをみて買いました。ドラマと結構違うなーとすでに感じています。まあそれはしょうがない事だとは思いますが。

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    2018年07月28日
  • 売国

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    日本の技術を海外(アメリカ)に供与するという意味での売国か。
    アメリカの持つ技術力もものすごいものだと思いますし、投下される予算の大きさにも驚くが、技術立国を目指してきた日本において、半導体、原子力、宇宙開発というものが世界を引っ張っていけるほどの技術力を持っているというのは素晴らしい話。
    脈々と日本を骨抜きにする為に仕掛けられたものに対抗する為には、元凶にたどり着かなければならない。

    個人的には日本の宇宙開発というものをあまり良く知らなかった。
    が、地球レベルで物事を考える上で宇宙は切っても切れない。お金はとんでもないくらいかかるのであろうが、もう少し興味をもつようにしなければ。

    そのよ

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    2018年07月10日
  • ハゲタカ4 グリード(下)

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    ハゲタカIVとサブタイトルのつく本書は、リーマンショックに代表されるアメリカあるいは世界金融恐慌を題材にした幕である。

    サブプライムローンの破綻に端を発した一連の金融破綻、危機の頂点が2008年9月15日のリーマンブラーザーズの破綻である。一連の金融恐慌の原因を本書では人間の強欲(GREED)に求めている。

    そして、日本のハゲタカファンドがアメリカの象徴を買いたたくという構図をぶち上げながら、その結末は現場の人間を信頼する、それこそが最も収益の向上をもたらし、ハゲタカファンド=事業再生して売却するオーナーに価値をもたらすというストーリーを提示するのだ。

    真山仁のハゲタカシリーズは、そうい

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    2018年07月09日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    またまた会社の方に貸して頂いた。
    不良債権を抱えた銀行や企業の債権を安く買い叩き、手中に収めた企業を再生し利益をあげる、バルチャービジネス。これをハゲタカと呼ぶらしい。

    お仕事小説で、私には難しく感じられるのだが、これが実に面白い。
    バブル崩壊前後、自分は中高生だったが本書に書かれている数々の事件で記憶に残っているところも多い。フィクションだが、バブル崩壊後の日本を思い出す。

    登場人物それぞれの個性も非常に良い。

    読み始めるとつい時間を忘れて読書をしてしまう。

    上巻だけでもかなりおもしろかったが、
    下巻ではどんな展開が待っているのだろう???

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    2018年07月07日
  • 雨に泣いてる

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    応援教師を主人公に、東日本大震災の被災地の子供たちや地元の人々との交流を描いた著者が、本書では新聞記者を主人公にそえた。
    記者魂の塊のようなベテラン記者が、東日本大震災の現地雪を志願する。彼は、阪神淡路大震災の時に書いた記事で深い傷を負い、その克服のために取材を敢行する。
    一人称で書かれており、他社とのスクープを巡る戦いや本社幹部との確執など、記者版ハードボイルドの感。
    冒頭から続く被災地の壮絶な様子に加え、被災者の心情を克明に描写できるのは、著者自身が阪神淡路大震災を経験している所以か。
    被災地での過酷な取材活動が続くが、中盤から俄然ミステリー性を帯びてくる。新人記者を救助する際に犠牲になっ

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    2018年06月28日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    経済ものの作家という著者のイメージから、この作品には意外感があった。
    しかし、著者が阪神淡路大震災で被災していると知り、彼にとっては書くべき作品であったと、納得。
    東日本大震災で被災した小学校へ、阪神淡路大震災で妻子を失くした主人公が、応援教師として赴任。彼は、関西人のノリで子供たちの本音を引き出し、被災地の抱えるさまざまな問題に取り組んでゆく。読んでいて爽快感を覚えると言ってしまったら、被災者に対して不適切発言になるだろうか。
    3.11から7年が過ぎ、当事者以外はややもすると、過去の出来事との思いに至りがちになる。
    そんな時、折に触れてこの作品を読み返すのもいいだろう。
    続編の『海は見えてい

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    2018年06月25日
  • 虚像の砦

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    中東で日本人が誘拐された。その情報をいち早く得た、民放PTBディレクター・風見は、他局に先んじて放送しようと動き出すが、予想外の抵抗を受ける。一方、バラエティ番組の敏腕プロデューサー・黒岩は、次第に視聴率に縛られ、自分を見失っていった。二人の苦悩と葛藤を通して、巨大メディアの内実を暴く。

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    2018年06月16日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    相変わらず面白い。
    鷲巣はほぼ登場しないが登場人物に微妙な影響を及ぼしている。日本、フランス、中国の3つの国の人間たち思惑が交錯する。
    フランスのホテル経営と日本の旅館業の考えの違いが浮き彫りに。
    日光の美しさにあらためてシーズンオフに行ってみたくなった。

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    2018年05月27日
  • 海は見えるか

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    「そして、星の輝く夜がくる」の二作目。
    前作で小野寺先生は、自分の言葉がいかに人を傷つけていたかを思い知らされた。
    その体験が二作目に大きな影響を与え、今作の先生は始終悶々と、自分の言葉の軽さに悩む。
    人間というのは、歳を取っていても悩み続ける生き物だと感じた。

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    2018年05月03日
  • ダブルギアリング 連鎖破綻

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    真山仁は初読、こちらは著者のデビュー作である。破綻寸前の保険会社が、外資保険会社に救済されるまでを読ませる。経済小説にありがちな、社内の派閥争い、他社との駆け引きなどの印象は薄い。保険会社が本来あるべき姿を忘れた先には、加入者(契約者)の不幸がある。資本主義経済の行き着く先に明るい未来はない。

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    2018年04月01日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    下巻はテーマが一変してスパイ小説になりました。アランの死の真相もわかりました。面白かったのですが、中国の恐ろしさを感じました。さすがにノンフィクションではないですが、本気の中国(アメリカもそうでしょうが)は何でもありで、なきにしもあらずと思わされます。

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    2018年02月07日
  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    ネタバレ

    下巻は曙電気にまつわる買収劇。
    日米政府まで巻き込んだスケールの大きな話となっており、多少リアリティに欠けるところはあったもののプラザとの攻防は一気に読ませた。リンが帰ってきたのもシリーズ読者にはうれしいところ。アランの死が解明されなかったのでこれは次に続くんだろうか?

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    2018年02月02日
  • 新装版 ハゲタカ2(上)

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    ハゲタカシリーズ第2弾。
    上巻は鈴紡と月華の統合をめぐって繰り広げられる戦い。
    相変わらずストーリーには躍動感があり、鷲津の葛藤や芝野の家庭環境なども語られ、読み応えあり。

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    2018年02月02日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)

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    ここまで相手と自分のことを俯瞰して商談するのってすごいよなと毎度思う小説。このくらいの余裕と熱量持っていたい。

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    2018年01月03日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)

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    ミカドホテルを元オーナー松平貴子がとり戻そうと奮闘、記憶を失った中国人の女スパイ美麗の復讐と交錯、そして、ちらつく鷲津政彦の影…。誰が見方でだれが敵なのか、陰謀渦巻く国際的な謀略の中、彼女はどう切り抜けていくのか。題名の通り「我慢強い」彼女を応援しながら下巻へ。

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    2018年01月03日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    リーマンショックの前奏曲から渦中まで。
    サブプライムローンから、
    サブプライム・モーゲージ(subprime mortgage)」になることで、
    破綻の速度が急速で、崩壊が連鎖的におき大規模となる。
    ハゲタカファンド サムライキャピタルの鷲津。
    アメリカを買い占めると言う野望に、全力を上げる。
    Greed is good.
    エジソンがつくったアメリカンドリームを買収する。
    なぜか?『欲しいからだ』と鷲津が言う。

    市場の守り神 サミュエルストラスバーグと闘う。
    ジャッキーの考え方と行動が ステキだ。
    新聞記者 北村のジャーナリストになろうとする姿勢が
    鷲津に評価され、それがねたとなってスクープ

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    2018年01月04日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    サムライキャピタル ゴールデンイーグル鷲津が、
    いつ登場するのか 期待していたら、ふーむ。
    現れなかった。
    それが、この物語のおもしろさかもしれない。
    ミカドホテルグループ 松平貴子の活躍が見もの。
    将陽明の 若い頃の初恋が 巨万の富を得ても、
    結局忘れられないと言う 『未練』がテーマなんだね。
    しかし、将陽明は何故執拗に 鷲津にあいたかったのだろうか?
    貴子をメッセンジャーにする必要がないのだが。
    中国での権力と日本の警察などにもにらみを利かすことができる。
    そんなことが、できないと思うが、しちゃう。

    将陽明の娘 美麗は、記憶を奪われ手、徐々に回復する中で
    自分の役割を認識することになる。

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    2018年01月04日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)

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    ミカドホテルグループのCRO 最高再生担当責任者 
    松平貴子を軸に、物語がすすんでいく。
    リゾルテドゥビーナスの社長 フィリップビーナスに
    評価されて、取締役に。
    アンリドヌーブ社長、モニカバーンスタイン副社長の確執。
    貴子は 熱海の温泉 金色 を立て直すように言われる。
    そんな時に ビーナス会長が 突然 死んでしまう。享年62歳。
    ビーナス会長は モニカに代表取締役をやるようにと言われるが、
    ビーナス会長のヨメ マリーヌビーナスが、大株主となり
    モニカを解任させる。

    香港の富豪 将陽明は、貴子の祖父母も知っている。
    戦争の時に、世話になったと言う。
    そして、ミカドをとりもどすと貴子に言う。

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    2018年01月04日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    手に汗握る展開で一気に読んでしまいました。
    とっても面白い。大満足でした。
    1つ残念だったのが、もともと、金融小説の色が濃い一連のハゲタカシリーズ。ただし、今回に関してはそれに、国際謀略の色が加わりました。物語を読み進むにつれ、どんどん国際謀略の色が濃くなり、最後には完全に染まります。
    も少し金融の色を残してほしかったなぁ。
    無い物ねだりの気もしますが。。

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    2017年12月06日