真山仁のレビュー一覧

  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    ハーディ ハゲタカ2.5

    日光・金谷ホテルをモデルとしたミカドホテルの松平貴子を主人公とする、ミカドホテル奪還劇。前作で世界的リゾートホテルグループの傘下となったミカドホテルを奪還するまでの話。先日、日光・金谷ホテルを訪れたこともあり、描写がありありと想像できたことで非常に面白かったが、今回はどちらかと言えばビジネスというよりスパイ小説のようなイメージであった。ラストも、ハゲタカ1.5のスパイラルのような「この手があったか!」というような鮮やかな展開ではなく、かなりあっさりしていた印象。また、本作では全くと言うほど鷲津は現れない、完全に映画でいうマクガフィンとなっている。

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    2021年08月01日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    前から読みたかったのを、やっと読みました。いい短編だった。
    阪神大震災の若い教師時代と、東北の成熟した教師時代と、なるほどこんな対比で小説家は書くのか…
    でも、やっぱり子どもなんだな、子どもを使うんだなあ、子どもで書くことで少し明るさが出るってことなんかなあ…
    実際、まだ解決してないことが多すぎるんですよね、東北の震災…

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    2021年07月31日
  • プリンス

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    「平和ボケの退廃社会ニッポン」日本の民主主義ももはや死に体だけど、比較の問題。「自己分析ができず現実逃避するような大人たち」「自由があって豊かであってもなかなか幸せになれないんだなぁ」贅沢な悩み、いつまで?ミャンマーも遠くなった…

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    2021年07月31日
  • トリガー 下

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    そうじゃないよね、そうじゃないよね、という方に話が進んでいった印象がある。
    エンタメとして面白かった。

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    2021年06月27日
  • トリガー 上

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    登場人物が多すぎて、何度も冒頭の登場人物を開いたことか。読み進めていくうちに、謀略、外交、スパイなど複雑な絡みが徐々に解けると同時に面白さが増して行く。下巻への期待が膨らむ。

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    2021年06月01日
  • 売国

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    宇宙開発に挑む女性研究者と特捜検事の二人は、ある汚職事件と親友の失踪で繋がる。その背後には政治家の影が見え隠れする。政治家や企業トップが日本を売り報酬を受け取ってきた、と思われる。こうした闇は現在でも存在するのだろうか?

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    2021年05月23日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(下)

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    久しぶりのハゲタカシリーズ。
    原発事故から10年が経ち、改めてあの日を思い出す良い機会になった。

    話自体は痛快、もちろんご都合主義的な場面もあったが、鷲津が難局をもろともせず突っ切って終わる最終局面は気持ちいい。

    現実でもそうだがトラブルが起きた際に最も良くないのは俯瞰的に物事を見ず、自身の保身だけを考える人。そうはなりたくないと感じた。

    自分が金融に携わる契機になったシリーズであり、今もこの道は間違いないとも思わせてくれる。
    次作品ははコロナ禍を描いて欲しい。

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    2021年04月15日
  • 新装版 ハゲタカ(下)

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    隠し口座のくだりはやや非現実感が強いが、それ以外のバイアウトやバルクセールなどの部分はリアリティがあり、経済小説として面白く一気に読めた。

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    2021年04月01日
  • 海は見えるか

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    うーーん。なんだか主人公のキャラが鼻につく。
    続編を読んでみようって思ったくらいだから前作はそうでもなかったんだろうけど・・・

    内容もなんだかイマイチな印象。

    もともと続編を書くつもりでいたのかはわからないけど、たいてい続編ってがっかりするような。
    期待しちゃうからかな。

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    2021年03月20日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(上)

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    久しぶりのハゲタカ。ゆっくり読みたいと思うがページを捲る手が止まらない。でも下巻だけでこの小説は収束出来るのだろうか?

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    2021年01月24日
  • 虚像の砦

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    中東で日本人3人が誘拐された実際の事件を背景にして、テレビという巨大メディアの実態を暴く情報小説。
    過去にスクープ報道で汚点を残したが、時の政権に批判的な姿勢を貫くテレビ局が舞台。
    主人公となるのは情報番組のディレクターとバラエティのプロデューサー。
    再三語られるのは、
    「情報とは、情に報いることだ。しかし、報道とは、道に報いて初めてそう呼ぶことができる。ジャーナリストは、真実を追い求めるだけでなく、人としてのあるべき道に報いることが出来なければ、その責任は全うできない」。
    誘拐事件を自作自演あるいは自己責任に世論を誘導するためにテレビ局を利用する政治家。テレビ局に絶大な力を持つ大手広告会社。

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    2021年01月14日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(下)

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    ハゲタカ シリーズ5弾の後編。
    東京電力の様な架空の会社をどう買収するか。霞ヶ関の役人、大物政治家、経済界のドンを相手に買収劇を繰り広げていく様が堪らない。

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    2021年01月03日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(上)

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    震災時の福島第一原発で起きたこととその際の官邸、東京電力内でのやり取りをかいた経済小説の前編。
    震災時の描写が異様にリアルで興奮し、恐怖と憤りを覚えながら読み進めていた。
    当時の首相が誰だったか、官房長官は確かに家族をいち早く避難させてたなとか、どこまで実際のやり取りと近いものがあるのかは不明だがそう遠くはないと感じさせられた。

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    2021年01月03日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(下)

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    最終的に鷲津は首都電力を奪取した。それまでの過程は本当現実の日本の政治家、官僚、電力会社のトップの傲慢さ、逃げ腰、全てをあらわしている。しかし最後にそれからどうなるがないので、どうなるの?と言うところで終わるのは不完全燃焼。結末まで至るところはスリルがあって良いんだけどね。。先回読んだオペレーションZもそんな感じだったなあ・・・

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    2020年12月06日
  • ハゲタカ4 グリード(下)

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    ネタバレ

    アメリカ人の心の中にある、黄色人種を睥睨する気持ちがよく表されている。実際、米国在住時代にそのように感じたことが多々あった。もっとも、その当時は投資家の立場だったので、ビジネス優先で割り切った対応も多かった気がする。

    素朴な疑問として、鷲津のやってることは何らかの法律に引っかからないのだろうか。緻密に練り上げられたシナリオには脱帽だが、自分の金で自分の債権を買い取ってるのに、莫大な稼ぎが生まれるのであれば、それこそどこかに歪みが出ているハズ。

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    2020年12月05日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(上)

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    鷲津が今度は首都電を買収か。と言うような話。ここで東日本大震災が発生して、福島の原発の悲劇がそのまま買収の駆け引きにつながっていく。 状況がわからないところで、次々展開が進んでいき、下巻へ!

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    2020年11月29日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    経済の難しい問題が描かれていますが、難しさを感じさせず、スルスル読めてしまいます。

    外資系投資ファンドの鷲津、銀行員の柴野、老舗ホテルの創業者の娘・貴子と言った、異なる三つの視点で物語が進んでいきます。

    現実の話がモチーフになっているようですが、三者三様の言い分があり、その立場に立って見てみると、一段と奥の深い話に感じられます。

    上巻ではすべての線が一つにつながっていませんが、後半でどのようにつながっていくのか楽しみです。

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    2020年11月29日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(下)

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    東日本大震災で、国民の信頼を失い、株価は大暴落して紙くず同然になるのも時間の問題、、、という首都電力、ひいては日本を買い叩く鷲津さんの話。
    原発の記述の緻密さの裏に、真山さんが何度も取材を重ねたことが伺えた。
    紙くず同然状態の企業のどこに魅力を感じるのか?
    最後の逆転劇が見物でした。

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    2020年11月20日
  • ハゲタカ4・5 スパイラル

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    ハゲタカシリーズで、読みやすく、続きが気になり一気に読んでしまった。

    グリードを読んだ後だったせいか、ダイナミックさが足りなく感じたが、シリーズ通して感じる爽快感が味わえた。

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    2020年11月17日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    ネタバレ

    テンポよく話が展開して、サクサク読めるが、終盤に暗殺が多すぎて暗いイメージになった。

    続きがきになる楽しさがあり、順番が逆になってしまったが、このハーディからレッドゾーンの順で読めたらもっと楽しめたと思う。

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    2020年11月04日