真山仁のレビュー一覧

  • 新装版 ハゲタカ(下)

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    隠し口座のくだりはやや非現実感が強いが、それ以外のバイアウトやバルクセールなどの部分はリアリティがあり、経済小説として面白く一気に読めた。

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    2021年04月01日
  • 海は見えるか

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    うーーん。なんだか主人公のキャラが鼻につく。
    続編を読んでみようって思ったくらいだから前作はそうでもなかったんだろうけど・・・

    内容もなんだかイマイチな印象。

    もともと続編を書くつもりでいたのかはわからないけど、たいてい続編ってがっかりするような。
    期待しちゃうからかな。

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    2021年03月20日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(上)

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    久しぶりのハゲタカ。ゆっくり読みたいと思うがページを捲る手が止まらない。でも下巻だけでこの小説は収束出来るのだろうか?

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    2021年01月24日
  • 虚像の砦

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    中東で日本人3人が誘拐された実際の事件を背景にして、テレビという巨大メディアの実態を暴く情報小説。
    過去にスクープ報道で汚点を残したが、時の政権に批判的な姿勢を貫くテレビ局が舞台。
    主人公となるのは情報番組のディレクターとバラエティのプロデューサー。
    再三語られるのは、
    「情報とは、情に報いることだ。しかし、報道とは、道に報いて初めてそう呼ぶことができる。ジャーナリストは、真実を追い求めるだけでなく、人としてのあるべき道に報いることが出来なければ、その責任は全うできない」。
    誘拐事件を自作自演あるいは自己責任に世論を誘導するためにテレビ局を利用する政治家。テレビ局に絶大な力を持つ大手広告会社。

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    2021年01月14日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(下)

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    ハゲタカ シリーズ5弾の後編。
    東京電力の様な架空の会社をどう買収するか。霞ヶ関の役人、大物政治家、経済界のドンを相手に買収劇を繰り広げていく様が堪らない。

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    2021年01月03日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(上)

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    震災時の福島第一原発で起きたこととその際の官邸、東京電力内でのやり取りをかいた経済小説の前編。
    震災時の描写が異様にリアルで興奮し、恐怖と憤りを覚えながら読み進めていた。
    当時の首相が誰だったか、官房長官は確かに家族をいち早く避難させてたなとか、どこまで実際のやり取りと近いものがあるのかは不明だがそう遠くはないと感じさせられた。

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    2021年01月03日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(下)

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    最終的に鷲津は首都電力を奪取した。それまでの過程は本当現実の日本の政治家、官僚、電力会社のトップの傲慢さ、逃げ腰、全てをあらわしている。しかし最後にそれからどうなるがないので、どうなるの?と言うところで終わるのは不完全燃焼。結末まで至るところはスリルがあって良いんだけどね。。先回読んだオペレーションZもそんな感じだったなあ・・・

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    2020年12月06日
  • ハゲタカ4 グリード(下)

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    ネタバレ

    アメリカ人の心の中にある、黄色人種を睥睨する気持ちがよく表されている。実際、米国在住時代にそのように感じたことが多々あった。もっとも、その当時は投資家の立場だったので、ビジネス優先で割り切った対応も多かった気がする。

    素朴な疑問として、鷲津のやってることは何らかの法律に引っかからないのだろうか。緻密に練り上げられたシナリオには脱帽だが、自分の金で自分の債権を買い取ってるのに、莫大な稼ぎが生まれるのであれば、それこそどこかに歪みが出ているハズ。

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    2020年12月05日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(上)

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    鷲津が今度は首都電を買収か。と言うような話。ここで東日本大震災が発生して、福島の原発の悲劇がそのまま買収の駆け引きにつながっていく。 状況がわからないところで、次々展開が進んでいき、下巻へ!

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    2020年11月29日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    経済の難しい問題が描かれていますが、難しさを感じさせず、スルスル読めてしまいます。

    外資系投資ファンドの鷲津、銀行員の柴野、老舗ホテルの創業者の娘・貴子と言った、異なる三つの視点で物語が進んでいきます。

    現実の話がモチーフになっているようですが、三者三様の言い分があり、その立場に立って見てみると、一段と奥の深い話に感じられます。

    上巻ではすべての線が一つにつながっていませんが、後半でどのようにつながっていくのか楽しみです。

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    2020年11月29日
  • ハゲタカ 5 シンドローム(下)

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    東日本大震災で、国民の信頼を失い、株価は大暴落して紙くず同然になるのも時間の問題、、、という首都電力、ひいては日本を買い叩く鷲津さんの話。
    原発の記述の緻密さの裏に、真山さんが何度も取材を重ねたことが伺えた。
    紙くず同然状態の企業のどこに魅力を感じるのか?
    最後の逆転劇が見物でした。

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    2020年11月20日
  • ハゲタカ4・5 スパイラル

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    ハゲタカシリーズで、読みやすく、続きが気になり一気に読んでしまった。

    グリードを読んだ後だったせいか、ダイナミックさが足りなく感じたが、シリーズ通して感じる爽快感が味わえた。

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    2020年11月17日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    ネタバレ

    テンポよく話が展開して、サクサク読めるが、終盤に暗殺が多すぎて暗いイメージになった。

    続きがきになる楽しさがあり、順番が逆になってしまったが、このハーディからレッドゾーンの順で読めたらもっと楽しめたと思う。

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    2020年11月04日
  • 標的

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    日本初の女性総理大臣を目指す越村、初の女性総理は誕生なるか、本当に清く正しいのか、検察はガセとも思える収賄のタレコミをきっかけに捜査を始める。裏でうごめく現職総理や介護ビジネスの利権者たち。
    これは最初は主役が誰なのかわからなかったが、どうやら検察冨永シリーズ2作目らしい。
    この作者は余計なまどろっこしい描写がなくて、テンポよく読めるのがいい。最後は気になって寝る時間を越えて一気読みしていまった。
    最後も越村の夫が潔い、まあまあ納得の決着。

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    2020年11月03日
  • ハゲタカ4・5 スパイラル

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    ずいぶん前に買ってたのに読みかけたままにしてたこの本、やっと読み終わった。4.5だけあってスピンオフ的な話だったけど夢もあって、おもしろかった。芝野さんが、どうしても渡部篤郎が浮かんでしまう笑

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    2020年11月02日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    リゾルテ・ドゥ・ビーナス内の激しい権力闘争に巻き込まれつつも、傘下に入ったミカドホテルを自身の手で取り戻すべく奮闘する松平貴子。香港の大富豪・将陽明とその孫の賀一華、そして将の娘の美麗はそれぞれの「野望」を抱き、ありとあらゆる手を使いながらリゾルテ・ドゥ・ビーナスを攪乱していく。貴子は魑魅魍魎を相手に無事、ミカドホテルを取り戻す事は出来るのか!?

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    2020年10月20日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    外資ファンドのイメージが変わる方もでてくるのではと感じさせる一冊。
    むしろ内資銀行の方が体裁ばかりを気にして、ビジネスの本質を置き去りにしてしまったが故に、今の凋落に繋がったのかなと。半沢の言葉があるべき論かもしれないが再び心に刺さった。

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    2020年10月09日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    主人公の挫折がよくある感じなのはしかたないのかな。過去の因縁的なものも匂わせてるけどどう展開するんだろう?今のところ主人公が薄っぺらいのが少し気になっている。女性の書き方も奔放に性を求めるアメリカ女と一途な大和撫子みたいな対比がイラっとする。
    年代記的な書き方になっているので人物はあまり書き込めないのかもしれないけど、交渉は時間や労力がかかるので、そこら辺はもう少し書き込んでもいいのではないかと思う。数年間かかる一つのディールだけで一冊書いてもいいくらいではないか。
    とはいえ大変テンポ良く、日本企業のダメな部分も活写しつつ半沢直樹みたいな開き直った様式美に堕落しない感じで、なんというかバランス

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    2020年09月26日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)

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    真山仁さんの代表作・ハゲタカシリーズの登場人物であるミカドホテルグループCRO・松平貴子が主人公の当著。
    ミカドホテルグループは外資のビーナスグループの傘下に入っているのだが香港の大富豪・将陽明は、貴子に対し”見返りの無い援助”を申し出る。ただより高いものは無いと考える貴子は、将の提案を怪しむも、将の口から”鷲津政彦”の名が出た時、複雑な感情が芽生える。一方、記憶喪失から回復した将の娘・美麗は、将への復讐を企てる。。。
    貴子は多くの陰謀が渦巻く中、どう闘っていくのか!?

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    2020年09月24日
  • 標的

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    政治がテーマの小説はストーリーがパターン化されている感じがするが、この作品もそのパターン通りという感じ。よくある政治の小説という感じ。だけどまあまあ面白いと思った!

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    2020年09月12日