真山仁のレビュー一覧
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ネタバレ3.5
前作から半年後2007夏から始まる。日本最大の自動車メーカー(トヨタ?)アカマ自動車を巡り、米中を巻き込んだ大型ディール。国産自動車産業を作りたい中国の思惑、日本を代表する企業のM&Aと抗戦。鷲津の活躍と厳しさ、日本や企業に対する想いも光る。アカマ自動車のプライドや車に対する熱さ、コンプライアンス問題、芝野が世話になった中小メーカーマジテックの再生の話などが入り乱れなかなか面白い。
2007年当時の中国通は中国を知りたければマカオに行けと言っていた。膨張中国そのもの。
ホライズンキャピタルの歴史。プライベートエクイティと呼ばれる再生ファンドとしてビジネスを開始し、不良債権をバルクセー -
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面白い。
経済のことを何も知らないけれど、面白いと思う。
しかもすらすらと読める。
難しい本を読むと、読み出してから小説の世界観に入り込むまでに時間がかかることがよくあるのだけど、この小説は知らないことも多い世界の話だろうに、一瞬で小説の世界に入り込める。
たぶんそれは、鷲津という主人公がいいからなのかもしれん。
どんな小説であれ、自分が信じることを突き通す人が好きなのかも。そんで、1番大事なことを大事にするために、ひたすらちゃんと考えて自分で選択するっていうのができる人が好きなのかも。
世間一般の良い悪いとかは、一旦除外して、考える。
のが好き。
ハゲタカの感想になっているかは知らないけ -
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仕事と食事以外の時間は全てハゲタカシリーズ時間。
20年以上前に発行された本書を読んで、社会全体に影を落とし、騒がれた様々な政治社会の出来事が蘇ってくる。
日本はバブル後の金融破綻、負債処理に長く時間がかかり今や失われた30年とも言われるが、変化を受け入れることに非常に慎重であり、責任所在の曖昧さ、意思決定の遅さなど、この時代に日本に参入してきた欧米人に日本は非常に異質で理解しがたい国と映ったのではないかと思う。
ハゲタカⅡは企業買収、再生の攻防はさることながら、アランの死を契機に鷲津が生き場所を彷徨う姿になんとも言えない気持ちで読み進めましたが、リンや仲間と再出発となり、誰と働くかの大切 -
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久しぶりに寝る間も惜しんで一気に読み倒し、現在ハゲタカⅡの下巻を読んでいます。急に経済小説の面白さにはまってしまい、これから読み漁りそう。
ハゲタカシリーズはドラマ化され、多くの方がレビューされているので、備忘録として以下記録したいと思います。
堺憲一氏によると、日本では企業や経済を扱った小説を経済小説といい、ジャンルが確立されているそうです。
【第一世代】1960年代前後に登場するパイオニア世代
城山三郎氏、山崎豊子氏はこの世代
【第二世代】高度成長が終焉し、安定成長期に入った70年代中盤期以降
高杉良氏、堺屋太一氏など
【第三世代】80年代以降に登場。バブル時代の時期
【第四世代】90 -
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最近読んだ福田和代著『バベル』がコロナウイルスによる緊急事態宣言下の現代日本と相似形をなすなら、本書は明日の日本を示しているのだろうか。
国の借金が1千兆円を超え、財政危機の日本。
迫りくる財政破綻を打破しようと、時の総理がオペレーションZと名付けられた一般会計歳出半減断行を宣言する。
「Zには、後がないという意味がある。私たちの国は絶体絶命で、後がないという作戦を遂行せよという意味だ」
その内訳は、社会保障関連費と地方交付税交付金をゼロにすること。
その実現のためのチームOZが結成されるが、野党ばかりか与党や閣僚からも反対の声が沸き上がる。
果たして、この作戦は成功するのか、スリリングな展開 -
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ネタバレ4
三葉銀行専務飯島に迫る鷲津。戦前から連綿と続いていた政府や軍閥などの私腹を肥やすための貯金箱となりマネーロンダリングの温床となった匿名口座を担当していた飯島。それを告発しようとして自殺に追い込まれた鷲津の父花井淳平。お前は正義のために死ねるか。今の時代に大切なのは正義や。因縁が明らかに。えびす屋芝野の話やミカドホテル松平貴子の話、太陽製菓の話も含め、要素が混ざり合いなかなか面白い。ニューヨークに帰るリンと別れた鷲津。続きも読みたい。
80年代に米国で一世を風靡したLBO敵対的買収は、遺恨を遺す、同業者も入り買収価格が上がる、従業員の士気の低下、ブランドイメージの低下などのデメリットが多く -
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ネタバレハゲタカ上
3.5
ハゲタカビジネス、企業再生ビジネスを描いた企業小説。経済の知識がつくのもあるが、小説としても面白い。ニューヨークの投資ファンドで名を上げ日本に戻った鷲津政彦、リン、芝野、飯島、貴子などのキャラや因縁など。実際の企業名が少し変えて書いてあり、事実になぞっている部分もあるよう。三葉銀行退職しえびす屋役員になった芝野、自分達大人は若い世代に胸を張って己の生き様を誇れるだろうか。闘うことも挑戦することもせずにただ自分達の都合の良い結果だけに満足して先に進むのを避けている。
スーバーえびす屋社長瀬戸山、自分の能力を過信し、部下の言葉を信じすぎ、社会の流れを見誤った。これは全て経営者