真山仁のレビュー一覧

  • 黙示

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    改めて農業は多面的な面をもっていて、そのた目、利害関係の調整が難しいのだなと感じた。
    農業について今後どのように向き合っていくか考える基礎となった。

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    2015年12月07日
  • 黙示

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    農薬メーカーの開発担当社員、農水省の官僚、ミツバチの被害に悩む養蜂家の3人が、家族や上司やマスコミに翻弄されながら理解の道を見つけていく。

    農薬の問題だけではなく、国の戦略、食料、人々のイメージなど多岐にからむ話だった。
    大事なのは、物事の全体像を把握しようと務めること、極端に善悪を付けずに自分の意見を固めていく姿勢なのではないかと思った。

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    2015年12月04日
  • ベイジン(下)

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    中国と日本の人間性違いは、大元ではあまり違いがない。
    日本にも偽装問題があるし、
    利己主義なところがいっぱいある。

    日本人と中国人は個人ベースでは、
    信頼できるパートナーになりうる。

    そんな小説だった。

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    2015年10月22日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    経済小説

    外資系金融機関という世界が垣間見える傑作経済小説

    ニューヨークの投資ファンド社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気にあえぐ日本に戻り瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新なプランで無慈悲に企業を買い漁っていく。

    都銀で不良債権処理を担当していたエリート行員の芝野健夫にとって鷲津とのビジネスは衝撃的で、自らの将来を変える決断に至る。一方、経営難に苦しむ日光の老舗ホテルの娘・松平貴子も、二人との出会いがきっかけで、自らの試練に立ち向かい始めた。

    かつてニューヨークの投資ファンドにおいて社長を務めていた主人公鷲

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    2015年10月07日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    金融機関に務めていることもあり、共感できるところが多数。
    バブル時代や90年代の金融業界の動きなどは、話で聞くことはあったがあまり実感わかなかった部分について、すごくイメージできるようになった。

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    2015年09月27日
  • 黙示

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    今まで読む機会のなかったジャンル。
    さまざまな人物の思考、思惑が交錯する様が熱量を持って展開される。
    当たり前に身の回りにある食物が当たり前でなくなる可能性、その代替案としての遺伝子組み換え作物、無関心が一番の罪だと感じる作品だった。

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    2015年09月15日
  • マグマ

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    地熱発電についての経済小説。

    こういう小説で描かれる女性がどうも、どの経済小説でも典型的な人格なのがすごく気になるというか、ある種の偏りすら感じますが、内容とは無関係な話なので、置いておきます。

    震災前に出版され読んだ本ですが、震災後改めて読まれた方も多いのでは。

    地熱のむずかしさも含め、小説であるにしてもうまく書かれているので、議論の下地としては参考になる部分もあるかと思います。

    小説化にあたっては、あまり知られていないけど面白い、新しく活用が見込まれる新規的な分野としてスポットが当てられたのだと思うので、原発の議論に関わらず、今後も活用に向けてどんどん進めていってほしい話でもありま

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    2015年09月10日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    上司オススメの本。
    舞台は2000年前後の日本で少し古いが、金融機関と大蔵省、反社会的勢力との関わりあいが描かれており、バブル以降の日本が具体的に描かれている。
    登場人物の背景もみられ、特徴的で面白い。

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    2015年09月27日
  • プライド

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    ミツバチの話が印象的でした。というより、ショックだった。
    よかれと思い選んで買っているものが、生産地の人たちを苦しめているとしたら…。それはもう選べない。選びたくない。
    でも、そんな情報は、なかなか消費者まで伝わってきません。
    いろいろと考えさせられました。

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    2015年09月05日
  • 黙示

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    農薬・TPP・食料危機・GMOとマスメディアでちらちらと出てくるキーワードがこの本で一本に繋がった。
    農業やTPPといったニュースは日頃から目にするものの、どうしても実感が持てず危機感も持てずにいたが、本当に危機的な状況にあることが認識できた。

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    2015年09月01日
  • ダブルギアリング 連鎖破綻

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    さすが真山さんです。熱い人達の生きざまがとてもカッコいい。
    保険業界の勉強にもなるし素晴らしいです。
    プレジデンシャルという社名で、あの会社が出てくるのが密かに嬉しかったり。

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    2015年08月13日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    鷲津をはじめ、キャラクターにホレボレするほど魅力的な本。

    ハゲタカシリーズは大好きで、今回も発売されたのを見て飛びついた。
    とにかく、登場人物が全員魅力的である。
    いいヤツ、悪いヤツ、みんなキャラが立っていて面白い。
    だから、読んでしまうんだろうなぁという感じである。

    舞台は、リーマンショックあたりの話。フィクションとは言うものの、ストーリーが現実とリンクしているので、想像がしやすく、サクサク読める。
    飯島が支援したと噂の知事もニヤッとしてしまった。

    これだけ濃厚なのにサクサク読める本は久しぶりな気がする。下巻では、上巻以上に波乱が待ってるんだろうな。期待でワクワクさせる。
    上巻としては

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    2015年07月15日
  • マグマ

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    原子力の代替となるかどうかは別として、地熱発電にもっと力を入れていいような気がするが、本当に原発ゼロでもその動きは鈍かった。やはりコストなのか。開発の難しさなのか。時間がかかるだけなのか。でも、日本においてこの発電をやらないということはないという認識を新たにした。

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    2015年07月05日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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     鷲頭に都合の良い展開。
    「リーマン・ショック・コンデンシャル」早川書房
    の方が緊迫感があって面白い

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    2015年07月05日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    最後に鷲津が驚きの策を用意しているのはこれまでと同様だが、痛快さが弱くなった印象。鷲津も歳をとったってことかな。

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    2015年06月24日
  • コラプティオ

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    政治と原発。リアリティーありすぎです。最後は何か唐突な締めくくりですが、間違いなく面白いかった。ずいぶん前に「マグマ」で地熱の可能性を感じたけど一向に進展しない。福島の恐怖は忘れ去られようとしている日本に警鐘を。

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    2015年06月22日
  • マグマ

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    2011年の3.11の原子力発電所の人災を予期していたかのような内容で2015年の今読んでも、つい唸ってしまう。

    原子力が発展してきた背景には一度手に入れてしまった神の火を生活水準を落とすことのできない国民が、原発推進派の脅しによって、今もここまできている。

    実際に原発を何基か止めても生活、経済に影響はないのではないかと思う。
    大きな政治力が働いているのを感じる。

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    2015年06月04日
  • 虚像の砦

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    ジャーナリストとは 何か?
    を自問する 風見は イスラエルでの日本人人質事件を
    通じて、ジャーナリストのあり方を 真剣に問う。
    父親も 新聞記者で その姿を追いかけていた。
    日本も二世代目が 物語の中心になっていくのですね。

    お笑い系番組を企画して 視聴率オトコといわれる黒岩。
    父親が 笑いの研究をしていた。
    それを受け継いで、笑いを追求する。
    弱いものいじめや年寄りをバカ扱いする笑いから
    本当の笑いとは何かを追求する。

    風見と黒岩の二人が 同じテレビ局の中で
    苦闘しながら 本当の姿を 求めようとする。

    一方で 『自己責任』という 言葉が どうやって発生し
    どのように操作されるのかを、暴

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    2016年08月26日
  • ダブルギアリング 連鎖破綻

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    破錠寸前になりながらも、辛うじて生きながらえている、生命保険会社。顧客からの凄まじい解約。経営統合の白紙撤回など、生き残りに奔走するが、金融庁もこの生保が潰れると、銀行までもが潰れかねないと考えていた。
    ダブルギアリンク、バブルが弾けた後の銀行、生保の合併は凄まじいものであった。当時を振り返って読み始めたらなかなか面白かった。最後は割とあっさりと合併進んでしまったので、イマイチではあった。

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    2015年05月10日
  • ダブルギアリング 連鎖破綻

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    本屋で何気なく手に取りました。
    新入社員として大手生命保険に入社、転職で中堅生命保険へ。そこで破綻、外資系に会社が買われ転籍。妊娠・出産で退職したものの、子供の成長に合わせて派遣社員として現在も損保系生保で働く私。結果10年以上日本の生命保険会社を、社員として中から見てきました。
    冒頭の切迫感から、当時のことがよみがえってきます。
    そんなことが裏で行われているとは知らず、お客様の解約の電話でテレビを点け、会社の破綻を知った私達平社員達。
    小説上の生保会社のモデルがどの生保かわかりませんが、じっくり読もうと思います。

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    2015年06月02日