真山仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミカドホテルの再建を背負う松平貴子と、香港の大富豪・将陽明、その娘・美麗を中心に、リゾート企業、買収、復讐、国際的な陰謀が絡み合っていくハゲタカシリーズのスピンオフです。
読み始めは企業買収を描く経済小説という印象でしたが、読み進めるほどに、かなり国際サスペンス寄りの作品でした。
誰もが利益だけで動いているように見えて、その根底には家族への想い、過去への後悔、復讐心、そして守りたいものがあり、数字では測れない人間臭さがあり、湿度の高い物語になっています。
特に印象に残ったのは、主人公が何度も追い詰められながらも、自分の信念だけは手放さず前へ進もうとする姿で、経営者としての強さだけではなく、一人の人間として揺れ動く姿が描かれていて、気づけば企業の行方よりも彼女自身を応援していました。
ただ、本編『ハゲタカ』のような息詰まる金融戦や鷲津政彦の存在感を期待してしまい、正直物足りなさを感じる部分あありました。
また、登場人物や利害関係が多く、序盤は少し整理しながら読む必要がありました。
それでも、シリーズの裏側を覗く外伝としては面白く、読み終えた後には“金で動く世界ほど、人間の感情に振り回されるのかもしれない”という感覚が残る一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ミカドホテルの再建を背負う松平貴子と、香港の大富豪・将陽明、その娘・美麗を中心に、リゾート企業、買収、復讐、国際的な陰謀が絡み合っていくハゲタカシリーズのスピンオフです。
読み始めは企業買収を描く経済小説という印象でしたが、読み進めるほどに、かなり国際サスペンス寄りの作品でした。
誰もが利益だけで動いているように見えて、その根底には家族への想い、過去への後悔、復讐心、そして守りたいものがあり、数字では測れない人間臭さがあり、湿度の高い物語になっています。
特に印象に残ったのは、主人公が何度も追い詰められながらも、自分の信念だけは手放さず前へ進もうとする姿で、経営者としての強さだけではなく、一人の人間として揺れ動く姿が描かれていて、気づけば企業の行方よりも彼女自身を応援していました。
ただ、本編『ハゲタカ』のような息詰まる金融戦や鷲津政彦の存在感を期待してしまい、正直物足りなさを感じる部分あありました。
また、登場人物や利害関係が多く、序盤は少し整理しながら読む必要がありました。
それでも、シリーズの裏側を覗く外伝としては面白く、読み終えた後には“金で動く世界ほど、人間の感情に振り回されるのかもしれない”という感覚が残る一冊でした。