真山仁のレビュー一覧

  • アラート

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    ちょっと出来すぎてるけど、空恐ろしい。
    真剣に考えだすと、実は怖い話。

    物語の筋としては、著者の今までの作品を合わせた感じも否めないが・・・

    私としては、著者の経済、企業小説の方が好きだ。
    まあ、結局、政治も絡んでくるんだけど。

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    2025年09月02日
  • 当確師 正義の御旗

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    政治の裏側を描いているけど毒が自分には感じられなかったてね。
    善悪の区別も分からなかったです。
    ライトな感覚で少し物足りないですね。
    当確師という設定は好きなのに。

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    2025年08月22日
  • 神域

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    アルツハイマーと老人の失踪事件の真相がどう交わっていくのか、ビジネスとミステリーが融合した作品ではあったものの、登場人物が多い。名字やら名前やらその時時で呼び方が変わるから誰が誰やら混乱してきた。

    麻井中心のビジネス話かと思いきや、楠木刑事が出てきたり、シノヨシの話になったり、いまいち本流が定まってなかったような印象。
    テーマが良かっただけに、風呂敷広げすぎたのでは。最後の終わらせ方もちょっと真山仁らしくないかなぁ。

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    2025年08月20日
  • ロッキード

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    闇深い…。
    田中角栄逮捕の裏に、ニクソンやキッシンジャーの策略が見え隠れしてて、単なる贈賄で終わらない感じがした。
    トライスター問題だけだと思ってたけど、哨戒機にも関与してたのは知りませんでした。

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    2025年08月17日
  • ロッキード

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    ・こうありたいという理想像になりきれば、どんな緊張感の中にあっても、滑らかに話せる
    ・捨己:己を捨てることで道は拓ける

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    2025年08月17日
  • ハゲタカ4・5 スパイラル

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     「ハゲタカ」シリーズのサイドストーリーという位置付けの作品。時代は、ちょうどリーマンショックが世界を襲っていた頃。
     企業の再建を図る事業再生家として活躍していた芝野健夫。「ハゲタカ」の主人公・鷲津の元部下。その芝野が再建を担うことになったのは、東大阪にある町工場「マジテック」。先代が亡くなり、経営危機にあった。うまく立て直したかに見えたが、外資系ファンドや金融機関に翻弄され、突如危機に陥る。町工場が守るべきものは何か、考え抜いた末に芝野がとった捨て身の作戦とは。
     権利や債権などが絡み、その辺りの知識がないと厄介なイメージの経済小説だが、わかりやすく息をもつかせぬ展開で面白いと感じた。

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    2025年08月12日
  • アラート

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    自国の安全のためには防衛費の増強は必要。ただし、国民感情として増強は御免蒙りたい。
    この二律背反する課題を女性政治家が果断な決断で解決していく。
    今の時代求められているのは、こんな政治家だ!

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    2025年08月07日
  • 当確師 正義の御旗

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    ポピュリズムが幅を効かせる時代というのは景気が悪く閉塞感が蔓延している時代背景で、勢いのある声の大きい今すぐに実現可能(と思わせる)な事柄を繰り返す人たちが支持を集める。これは近代の世界の戦闘の歴史が証明している。今は苦しくても、これをやり切って乗り越えよう!って言える政治家を支援したいですね。

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    2025年07月28日
  • レインメーカー

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    展開がスピーディーで読みやすかった一方、過去の話など若干薄めだったかなぁ。
    改めて冒頭から読み直しても、軽いエピソードだけだったので、ちょっと弱い印象。

    後半の登場人物の書き分けはしっかりしており、理不尽な裁判も上手くまとめたと思うが、もっと長編で読みたい作品だった。

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    2025年07月23日
  • ロスト7

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    テロに対する日本の奮闘を描くエンタメ物語と思いきや、高度な国際問題が織りなす極めて政治的な物語でした。ラスト、展開が早く少し消化不良の感もあるが、読み応えは充分にあった。

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    2025年07月16日
  • ベイジン(下)

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    一つの目標に突き進んでいく異国人の心の葛藤と心の繋がりを巧みに紡ぎ出す内容であった。勧善懲悪のエンディングを活字で読むことを期待したが、大連市長のその後や施設内の結末、鄧と朱の恋模様が読者の想像になってしまったことは残念である。

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    2025年06月29日
  • ベイジン(上)

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    不肖もコロナ禍前までは、短期出張ながら幾度も大陸に足を運んで、中国を体感して来ました。首都には足を踏み入れたことはありませんが、河南省や大連には何度も行き、現地の人達との仕事に携わり、円卓での交流も深めて貴重な経験をしてきました。この小説とは全く非なる仕事ではありますが、空気感や人間関係など、非常に共感できる部分も感じながらページを捲りました。

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    2025年06月22日
  • 墜落

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    沖縄の自衛隊の最新鋭戦闘機が墜落
    アメリカから押し付けられる戦闘機のブラックボックス。基地問題。基地地主の殺人事件。
    沖縄であるが故の事件が起こり、解決していく。

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    2025年06月19日
  • ロスト7

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    三菱重工爆破事件から地下に潜ったロスト7。
    日本やアメリカまでも翻弄して…最後にはアメリカ大統領を暗殺までも、近未来を見ているような内容だ。

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    2025年06月16日
  • プライド

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    一俵の重みが面白い。
    米騒動のいま、かなり的を射た内容になってると感じた。
    米野のその先が気になる。短編で終わらせるにはちょっともったいない話だった。

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    2025年06月13日
  • ロッキード

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    「ハゲタカ」の真山仁が当時の資料や関係者へのインタビューをもとにロッキード事件の真相を追ったルポ。中曽根元首相や児玉誉士夫など田中角栄以外にも怪しい人物が見え隠れするが、ロッキード社からニクソン大統領への献金隠蔽のために日本の関係者が利用されたというのが最も腑に落ちる。様々な疑惑が提示されるが、いずれにせよアメリカ政府の都合で、当時疑惑の多かった田中角栄がスケープゴートにされたのは間違いないだろう。
    冒頭で元最高裁判事が述べた「フワフワとした事件」がロッキード事件の本質を突いている。

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    2025年05月12日
  • ロスト7

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    ネタバレ

    見開き1〜5ページくらいで場面展開していくスピード感
    全体として面白く読めたけど深く入り込む感じではない
    ストーリーや伏線は評価できるが、悪くないけどよくもないというか、、、

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    2025年05月07日
  • ベイジン(下)

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    2008年8月8日8時pmに北京五輪が開催された。そこに合わせて、世界最大の原発も運開された。原発という巨大建造物を建てることに命をかける主人公たち、中国中枢の権力争いの物語、が並行して繰り広げられる。

    絶対安全といえども人為的なミスにより事故が起きる

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    2025年05月03日
  • 雨に泣いてる

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    去る東日本大震災。
    足元に転がる死体、ヘドロの異臭、
    敏腕記者が悲惨な現状をリアルに取材していく。

    当時、被災地にはいなかったが、
    津波に人が飲み込まれていく映像や、
    ACのCMで頭がおかしくなりそう
    だったことを思い出した。

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    2025年04月30日
  • ベイジン(上)

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    中国の北京五輪開催日に合わせて
    世界最大の原子力発電所の建設が行われている
    そこに最高技術顧問として主人公が赴任する

    原発事故は一度起きてしまうと放射能汚染により取り返しのつかないことになる。手抜き工事はもちろんのこと、一つのミスも許されない。中国で安全に建設、運用が出来るのか?

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    2025年04月25日