真山仁のレビュー一覧

  • ダブルギアリング 連鎖破綻

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    真山仁は初読、こちらは著者のデビュー作である。破綻寸前の保険会社が、外資保険会社に救済されるまでを読ませる。経済小説にありがちな、社内の派閥争い、他社との駆け引きなどの印象は薄い。保険会社が本来あるべき姿を忘れた先には、加入者(契約者)の不幸がある。資本主義経済の行き着く先に明るい未来はない。

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    2018年04月01日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    下巻はテーマが一変してスパイ小説になりました。アランの死の真相もわかりました。面白かったのですが、中国の恐ろしさを感じました。さすがにノンフィクションではないですが、本気の中国(アメリカもそうでしょうが)は何でもありで、なきにしもあらずと思わされます。

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    2018年02月07日
  • 新装版 ハゲタカ2(下)

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    ネタバレ

    下巻は曙電気にまつわる買収劇。
    日米政府まで巻き込んだスケールの大きな話となっており、多少リアリティに欠けるところはあったもののプラザとの攻防は一気に読ませた。リンが帰ってきたのもシリーズ読者にはうれしいところ。アランの死が解明されなかったのでこれは次に続くんだろうか?

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    2018年02月02日
  • 新装版 ハゲタカ2(上)

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    ハゲタカシリーズ第2弾。
    上巻は鈴紡と月華の統合をめぐって繰り広げられる戦い。
    相変わらずストーリーには躍動感があり、鷲津の葛藤や芝野の家庭環境なども語られ、読み応えあり。

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    2018年02月02日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)

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    ここまで相手と自分のことを俯瞰して商談するのってすごいよなと毎度思う小説。このくらいの余裕と熱量持っていたい。

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    2018年01月03日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)

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    ミカドホテルを元オーナー松平貴子がとり戻そうと奮闘、記憶を失った中国人の女スパイ美麗の復讐と交錯、そして、ちらつく鷲津政彦の影…。誰が見方でだれが敵なのか、陰謀渦巻く国際的な謀略の中、彼女はどう切り抜けていくのか。題名の通り「我慢強い」彼女を応援しながら下巻へ。

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    2018年01月03日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    リーマンショックの前奏曲から渦中まで。
    サブプライムローンから、
    サブプライム・モーゲージ(subprime mortgage)」になることで、
    破綻の速度が急速で、崩壊が連鎖的におき大規模となる。
    ハゲタカファンド サムライキャピタルの鷲津。
    アメリカを買い占めると言う野望に、全力を上げる。
    Greed is good.
    エジソンがつくったアメリカンドリームを買収する。
    なぜか?『欲しいからだ』と鷲津が言う。

    市場の守り神 サミュエルストラスバーグと闘う。
    ジャッキーの考え方と行動が ステキだ。
    新聞記者 北村のジャーナリストになろうとする姿勢が
    鷲津に評価され、それがねたとなってスクープとなる。
    しかし、新聞社の中では、嫌われ者とされる。

    投資会社のあり方と破綻。
    『エリート』であるが故に、みえない罠にはまっていく。
    アメリカのもつ特有なメンツとプライドが
    日本とは、やはり異質なんですね。
    とにかく、鷲津。がんばれや。

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    2018年01月04日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    サムライキャピタル ゴールデンイーグル鷲津が、
    いつ登場するのか 期待していたら、ふーむ。
    現れなかった。
    それが、この物語のおもしろさかもしれない。
    ミカドホテルグループ 松平貴子の活躍が見もの。
    将陽明の 若い頃の初恋が 巨万の富を得ても、
    結局忘れられないと言う 『未練』がテーマなんだね。
    しかし、将陽明は何故執拗に 鷲津にあいたかったのだろうか?
    貴子をメッセンジャーにする必要がないのだが。
    中国での権力と日本の警察などにもにらみを利かすことができる。
    そんなことが、できないと思うが、しちゃう。

    将陽明の娘 美麗は、記憶を奪われ手、徐々に回復する中で
    自分の役割を認識することになる。
    恋人が アランで、それを父親の命令で 一華が殺したと言う。
    一華も、中国の公安部のニンゲンだった。
    公安部長の鎖は、美麗に、父親の将陽明を殺せと命令する。
    それを、知った将陽明は、北京で政治的手腕を発揮する。

    ホテルグループをめぐっての争いが、再建そして遺産相続
    という面での難しさを浮き彫りにする。
    フィリップと言うカリスマ経営者の急逝によって、
    翻弄される 松平貴子。そして、大きなスケールを持つことになる。
    日光、中禅寺湖という日本での隠れた名所でのホテル。
    一度は、行ってみたいなぁ。桜の咲く頃に。

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    2018年01月04日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)

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    ミカドホテルグループのCRO 最高再生担当責任者 
    松平貴子を軸に、物語がすすんでいく。
    リゾルテドゥビーナスの社長 フィリップビーナスに
    評価されて、取締役に。
    アンリドヌーブ社長、モニカバーンスタイン副社長の確執。
    貴子は 熱海の温泉 金色 を立て直すように言われる。
    そんな時に ビーナス会長が 突然 死んでしまう。享年62歳。
    ビーナス会長は モニカに代表取締役をやるようにと言われるが、
    ビーナス会長のヨメ マリーヌビーナスが、大株主となり
    モニカを解任させる。

    香港の富豪 将陽明は、貴子の祖父母も知っている。
    戦争の時に、世話になったと言う。
    そして、ミカドをとりもどすと貴子に言う。

    美麗は、記憶喪失で登場。徐々に記憶がもどっていく。
    アランのことを思い出し、
    将陽明の娘であることを思い出し、そして、自分が何ものかを知る。
    ピアノに触れて、自分の中にしまわれていた記憶が蘇る。

    さて、物語の流れは 明確になってきたようだ
    どう下巻に 展開していくのか?

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    2018年01月04日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    手に汗握る展開で一気に読んでしまいました。
    とっても面白い。大満足でした。
    1つ残念だったのが、もともと、金融小説の色が濃い一連のハゲタカシリーズ。ただし、今回に関してはそれに、国際謀略の色が加わりました。物語を読み進むにつれ、どんどん国際謀略の色が濃くなり、最後には完全に染まります。
    も少し金融の色を残してほしかったなぁ。
    無い物ねだりの気もしますが。。

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    2017年12月06日
  • 売国

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    うーーーーん、アメリカ大統領すら海外からコントロール出来るかもという現代の世の中でこの本の世界観はとても想像しやすい。

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    2017年12月04日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    一昔前に流行っていたハゲタカとか外資ファンドと、
    日系金融機関、バブル後に債務超過に陥った企業を巡るストーリー。
    主人公は日本人ながら外資ファンドのトップを任され、
    まさに日本の金融界を暗躍する。

    ビジネスマンは見積書作って、提案書書いてが仕事では無い。
    ということを強く意識させられるかな。

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    2017年11月14日
  • プライド

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    蜜蜂の話とその後別の作品になったのは連載時に読んで覚えていた。どれもすっきりはしない話だけど面白かった。

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    2017年08月21日
  • ハゲタカ4 グリード(下)

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    リーマンショック当時のアメリカを舞台にした小説。ミステリータッチの展開があり、さらにリーマンショックの裏側を見せるドキュメンタリータッチの雰囲気もあり、面白く学べる小説。

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    2017年06月04日
  • ハゲタカ4 グリード(上)

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    サブプライムローンによる金融危機の時代を舞台にストーリーが進むシリーズ第4弾。
    市場の守り神と言われる巨大投資家との対決。

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    2017年05月28日
  • 黙示

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    農薬問題からの遺伝子組み換え作物を題材にすることで日本の農業、ひいては世界中での食糧争奪戦を人ごとではないと警鐘を鳴らす話。
    農薬メーカーの研究者、農薬の被害を受ける立場の養蜂家、農水省の役人とそれぞれの立場でそれぞれの問題日本の直面する。
    知らないことなどがたくさんあり、とても興味深かった。この話では農水省は前向きな大きなプロジェクトを実行しつつあるが、現実はどうなのか、知りたくなった。

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    2017年04月24日
  • 売国

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    いままでの真山仁作とは少し違う印象だったような。検事が主人公のひとりで推理小説感があったからか。
    ちょっと期待してたものと違ったかな。

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    2017年03月12日
  • マグマ

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    勉強になると同時に面白さを感じることができる作品。倒産した地熱発電会社を再生すべく、投資ファンドから出向した社長が社員と共に奔走していく作品。地熱発電の仕組み、メリット、参入への障壁を学ぶことができ、参入に向けて様々なところへ手を伸ばしていくやり方も含まれており面白かった。真山さんの作品を初めて読んだが今まで読んだ小説で一番面白かった。

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    2017年01月22日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    ネタバレ

    経済・金融に若干興味が出てきたころに買った一冊。なかなかボリュームもあり、専門用語もちらほら出てくるので読むリズムを掴むまで少し時間がかかったが、読み進めていくにつれて引き込まれていくのを感じた。投資ファンド・不良債権・バルクセールなどなど専門用語は調べながら読んでおり的確に物語の内容をつかみきれているかわからないが金融ビジネスも「先見の明」をもっているだけでは支配しきれず、ヒトの心を掴み、他人の評価や自分の立ち位置を把握してこそ上手くいくものだと感じた。また、フィクションではあるけれど日本政府と銀行の腐った体制やバブル期の企業の在り方、その後の失敗について、なんだかやけにリアルな感じがして怖く思えた。(その時代、自分は生まれて間もないころなので真実は全く知らないが。)
    物語も鷲津、芝野、松平貴子を軸に様々な視点で描かれておりどの人物についても興味深い人柄で下巻ではこれらの人物がどのように関わっていくのかとても楽しみ。

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    2016年12月13日
  • ベイジン(上)

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    東日本大震災以前の作品と思うとゾクッとする。
    原発に関しての思いを深くした。

    諦めや絶望からは何も生まれない、希望は努力して奪い取るもの。

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    2016年11月17日