真山仁のレビュー一覧
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リーマンショックの前奏曲から渦中まで。
サブプライムローンから、
サブプライム・モーゲージ(subprime mortgage)」になることで、
破綻の速度が急速で、崩壊が連鎖的におき大規模となる。
ハゲタカファンド サムライキャピタルの鷲津。
アメリカを買い占めると言う野望に、全力を上げる。
Greed is good.
エジソンがつくったアメリカンドリームを買収する。
なぜか?『欲しいからだ』と鷲津が言う。
市場の守り神 サミュエルストラスバーグと闘う。
ジャッキーの考え方と行動が ステキだ。
新聞記者 北村のジャーナリストになろうとする姿勢が
鷲津に評価され、それがねたとなってスクープとなる。
しかし、新聞社の中では、嫌われ者とされる。
投資会社のあり方と破綻。
『エリート』であるが故に、みえない罠にはまっていく。
アメリカのもつ特有なメンツとプライドが
日本とは、やはり異質なんですね。
とにかく、鷲津。がんばれや。 -
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サムライキャピタル ゴールデンイーグル鷲津が、
いつ登場するのか 期待していたら、ふーむ。
現れなかった。
それが、この物語のおもしろさかもしれない。
ミカドホテルグループ 松平貴子の活躍が見もの。
将陽明の 若い頃の初恋が 巨万の富を得ても、
結局忘れられないと言う 『未練』がテーマなんだね。
しかし、将陽明は何故執拗に 鷲津にあいたかったのだろうか?
貴子をメッセンジャーにする必要がないのだが。
中国での権力と日本の警察などにもにらみを利かすことができる。
そんなことが、できないと思うが、しちゃう。
将陽明の娘 美麗は、記憶を奪われ手、徐々に回復する中で
自分の役割を認識することになる。
恋人が アランで、それを父親の命令で 一華が殺したと言う。
一華も、中国の公安部のニンゲンだった。
公安部長の鎖は、美麗に、父親の将陽明を殺せと命令する。
それを、知った将陽明は、北京で政治的手腕を発揮する。
ホテルグループをめぐっての争いが、再建そして遺産相続
という面での難しさを浮き彫りにする。
フィリップと言うカリスマ経営者の急逝によって、
翻弄される 松平貴子。そして、大きなスケールを持つことになる。
日光、中禅寺湖という日本での隠れた名所でのホテル。
一度は、行ってみたいなぁ。桜の咲く頃に。 -
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ミカドホテルグループのCRO 最高再生担当責任者
松平貴子を軸に、物語がすすんでいく。
リゾルテドゥビーナスの社長 フィリップビーナスに
評価されて、取締役に。
アンリドヌーブ社長、モニカバーンスタイン副社長の確執。
貴子は 熱海の温泉 金色 を立て直すように言われる。
そんな時に ビーナス会長が 突然 死んでしまう。享年62歳。
ビーナス会長は モニカに代表取締役をやるようにと言われるが、
ビーナス会長のヨメ マリーヌビーナスが、大株主となり
モニカを解任させる。
香港の富豪 将陽明は、貴子の祖父母も知っている。
戦争の時に、世話になったと言う。
そして、ミカドをとりもどすと貴子に言う。
美麗は、記憶喪失で登場。徐々に記憶がもどっていく。
アランのことを思い出し、
将陽明の娘であることを思い出し、そして、自分が何ものかを知る。
ピアノに触れて、自分の中にしまわれていた記憶が蘇る。
さて、物語の流れは 明確になってきたようだ
どう下巻に 展開していくのか? -
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ネタバレ経済・金融に若干興味が出てきたころに買った一冊。なかなかボリュームもあり、専門用語もちらほら出てくるので読むリズムを掴むまで少し時間がかかったが、読み進めていくにつれて引き込まれていくのを感じた。投資ファンド・不良債権・バルクセールなどなど専門用語は調べながら読んでおり的確に物語の内容をつかみきれているかわからないが金融ビジネスも「先見の明」をもっているだけでは支配しきれず、ヒトの心を掴み、他人の評価や自分の立ち位置を把握してこそ上手くいくものだと感じた。また、フィクションではあるけれど日本政府と銀行の腐った体制やバブル期の企業の在り方、その後の失敗について、なんだかやけにリアルな感じがして怖く思えた。(その時代、自分は生まれて間もないころなので真実は全く知らないが。)
物語も鷲津、芝野、松平貴子を軸に様々な視点で描かれておりどの人物についても興味深い人柄で下巻ではこれらの人物がどのように関わっていくのかとても楽しみ。