真山仁のレビュー一覧
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「いのちを守るために自分はどう行動するか」
阪神淡路大震災で妻子を亡くした主人公・小野寺徹平。東日本大震災で被災した小学校の応援教師として東北の小学校へ出向。2年後彼は神戸へ帰る。
神戸でも東北でも復興の名の下に様々な葛藤がある。それらを描写しながら、災害での教訓をどう生かしていくのかを問うているのだと思う。
どうしていくか。人それぞれに思いや考えはあるでしょう。
冒頭の「いのちを守るために自分はどう行動するか」は本書の解説に書かれていた言葉。読み終えたばかりの今、まず思ったのはこのこと。
それで万全、ということはない。どんなに準備万端整えたとしても。
でも、「まさか」という事 -
Posted by ブクログ
国際政治に関係するテロ、ある神社に核爆弾を置いたとの反抗声明から始まり元総理、元総理の娘の現総理そして1970年代にまで遡っての政治犯の1人を逮捕し養蜂場のオーナーや家政婦や官房副長官の登場で誰が何の目的でテロ行為を行なっているのか、敵は誰か?!と思いながら読んでいたが日本をどうにかしたいと立ち上がって暴力により国民に目を覚まさせる、言葉で言っても分からない。確かにそうかも、自分も小さい事だけど地震に備えて備蓄をと言われているけど経験した事ないからどうしたらいいか分からない。そのために専門家が伝えているけど日々の雑用や今やらないといけない事?と後回しにしている。誰が敵とは関係ないこの話に自分の
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Posted by ブクログ
少しネタバレあります。
結末と登場人物のエピソードが、お粗末すぎるかな。
構想とタイトルはすごく壮大なものなのに、ラストの展開が幼稚なものだったのにはガッカリ!!
それに『日本初の女性総理』というのも、最初は魅力を感じて読み進めてたけど、読み終えてからジワジワ感じるのは、『女性蔑視なんじゃない??』という思い。 女性の総理だからこんなふうな政治しか出来ない!!と思わされた。(あくまでも私の感想です。)
もっと登場人物の話に肉付けをして欲しかった。
とはいえ、西園寺良子さんが鼻歌を歌ってた浅川マキさんのあたりは、素敵だな。。。とも思ったり。。。