真山仁のレビュー一覧

  • 虚像の砦

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    報道、エンタメ番組のディレクターが、それぞれ気骨を持って撮影、番組制作を進めて行く前に立ちはだかる組織、官僚、政治の壁、壁、壁。

    しかし、グレーなやり方も含めつつ突破していく様がリアルに描かれる。

    内容はフィクションであるが、実事件に近いものを取り扱っており、それも含め多大な臨場感がある。

    真山氏が取り扱う登場人物は、気骨のある人物が多く、読んでいて気持ちが良い。他方で、組織の論理を取り込み、立ち回っていくのでぶっとんだノンフィクション感もない。
    仕事本として新卒などに読ませて感想を聞いてみたい。

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    2012年12月07日
  • ベイジン(下)

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    やっぱり真山仁はよい。上巻はいつも以上に背景を認識するのに時間がかかった。多分中国人の名前を頭に入れるのに苦労したから。★5にしなかったのは、ラストが途中で終わっていたから。このあとを勝手に想像せよというのは、ちょっと乱暴じゃないですか?
    それにしても、本書も震災の前に書いていたというのは、なんだろ、予言者かも。ただ、震災の影響で今後書きづらくなるような。そこは素人考えでプロはうまく現実を小説に取り入れるのを期待しちゃいます!
    しっかり続きを書いてください!!!

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    2012年11月28日
  • 虚像の砦

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    as isとかto beとかで語れる組織。でも人にはそれが必ずしも適用しない。結局、矜持とかモラルとかはas isの延長線上にあり、必ずしも夢=to beではない。
    金銭的に成功する、社会的地位を持つ、世界を平和にするとか、世の中は目標を持っている人を賛辞するような風潮があるけれど、畳の上で死にたいとかも同じくらいの価値があって良いと思う。
    現実的なのか、理想的なのか、青臭いのか、泥臭いのか、熱いのか、クールなのかは皆人それぞれで、大仰にいう必要も無いし、聞く必要も無い。何度も出てくる「自己責任」という言葉は、自分の行動に自分で責任を取れるか、責任を自覚して行動に移せるのかが問われているのだと

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    2012年10月22日
  • 虚像の砦

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    小説は人生で数冊くらいしか読んだ記憶がないけど、
    これはすごく面白かった。

    映像化されたのを見てみたいけど、
    さすがに無理だわな。

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    2012年10月08日
  • プライド

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    経済やエネルギー問題をテーマに小説を書いてきた著者が、日本の農業・食・医療の課題等を突きつけた作品群。それぞれ短編なので、読みやすく、物足りない点もありますが、良いです。

    「一俵の重み」は仕分け作業のくだらなさとあわせて読み応えがあります。

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    2013年10月01日
  • TV版ハゲタカ「日本を買い叩け!」編

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    TV版のノベライズ…。

    軽~く書かれているので…、
    『ハゲタカ』初心者の方には、ちょうどいいでしょう…。

    もちろんっ、
    劇場版の予復習としても、必読ですっ…。

    劇場版が、楽しみです…。

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    2011年10月26日
  • レッドゾーン(下)

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     映画を先に見てしまいましたが、映画はだいぶはしょっていて、難しいところは簡単な設定にしてしまっているので、やっぱり原作のほうが面白いです。
     
     中国を相手にしたから今度は中東のオイルマネーだ!と勝手に次回作を期待しています。

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    2017年08月15日
  • レッドゾーン(上)

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     マツダがモデルと思われる自動車会社を謎の中国資本のファンドが買収しようとする話です。
     今回はハゲタカこと鷲津くんはホワイトナイトに徹してマツダ(らしき会社)を救おうとあれやこれやの手を打ちます。
     どんどんスケールが大きくなってきて、もう次回作は書けなくなるんじゃないか思います。今回はあまり芝野くんが活躍しません。アランの死の謎もいらないんじゃないでしょうか。
     

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    2017年08月15日
  • ベイジン(上)

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     北京五輪の開幕に合わせて、超巨大原発を稼働させて、中国の威信を世界に示そうと言う計画のもとに、日本人技術者、中国人技術者、政治家、官僚などの利害が絡み合いながらストーリーが展開していきます。
     
     ハゲタカほど面白くはありませんが、それなりに面白いです。

     日本でさえあんな原発事故が起きたのに、中国が原発をつくったらどれだけ危険なんだと怖いくなる本です。
     
     たぶん中国人が読んだら怒りだすか、もっともだと納得するかのどちらかです。

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    2017年08月15日
  • レッドゾーン(上)

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    中国の資金に翻弄される日本のモノ作りメーカーの戦いと苦悩、およびそれに絡む主人公「ハゲタカ」の活躍を描いているようだ。
    仕事熱心な人々のホットでスピーディーな行動力が、元気付けのビタミンとして効く。

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    2018年10月14日
  • 疑う力

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    今年の17冊目。
    疑うって言うと嫌な言い方にも聞こえるけど、普通に「それでいいんだっけ?」と思えること。

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    2026年04月12日
  • 黙示

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    ネオニコチノイド系の農薬誤散布をきっかけに農薬メーカー、官僚、政治家、マスコミ等の様々な当事者の思惑が交錯。
    農薬や遺伝子組み換えは現代において人間社会を維持するために必要な食糧を確保するためには不可欠な存在であることは間違いないけど、原発と同じく一度人智を超えた世界に足を踏み入れれば予期せぬ副作用を人間にもたらす危険性も孕んでいるという点、考えさせられるなぁと思った。
    相当な取材と情報収集に裏付けられた内容だなと思いつつ、広げられた大風呂敷が広げられたまま終わってしまった感じもする。

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    2026年04月12日
  • ここにいるよ

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    真山仁には、東日本大震災の被災地を舞台にした震災三部作がある。
    その震災三部作の主人公は、阪神大震災で被災した教師小野寺。小野寺は東日本大震災の被災地で応援教師として子供達と向き合う。
    2024年の元旦、教え子が女将をつとめる能登半島のえびす温泉(和倉温泉と思われる)の旅館で能登半島地震に被災し、そこで小学校を立ち上げる。

    この作品単独でも読めるが、やはり、震災三部作を読んでいた方がよりこの作品を理解できる気がする。

    この作品を読んで思うのは、復興というのは大変困難を伴うということ。
    被災の度合いも人それぞれ。地元に対する思い入れも人それぞれ。
    復興に対するビジョンも人それぞれで、合意を得

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    2026年04月06日
  • ロスト7

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    うーーーん,そんな風に世界は動くか?と思ってしまった.なんか...どっかの提灯記事ならぬ提灯小説っぽい匂いがほんの少しくらいするような,都合がよい,ではなく都合が操作されたストーリーっぽく感じてしまった.
    ほんの少し,だけど.

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    2026年03月27日
  • アラート

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    ネタバレ

    日本の防衛をテーマにした小説。

    防衛大臣を経て女性総理大臣になるまでの、都倉響子の政治家人生奮闘記って感じ。
    パラレル世界?というか近未来予想のお話?だったのだけど。
    日本、本当に危ういんだなぁということは理解はした。

    2025年出版の本なんだけど、刻一刻とリアルの方の世界情勢が変わっていくから、もうなんか、小説の中身と比べて、そうはならんやろ、とか思ってしまったり、、、真山さんの本、できたら出版直後に読んだ方が良いのかもな。
    真山さんアメリカ嫌いなんだね(^_^;)というかトランプ政権がヤバいってことかな。

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    2026年03月27日
  • ここにいるよ

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    能登半島という設定で架空の地名が舞台ですが、おそらく和倉温泉、能登島から着想を得ているんだと思います。地震の被害に遭ったのとそいる小学校とそこに住む人たちの物語。

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    2026年03月23日
  • プリンス

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    架空の国メコンを舞台とした、民主主義とは何かを問う作品。

    大統領選に出馬するジミー・オハラがメコンに帰国後、飛行機を降りているところ狙撃され暗殺される。その妻が敵討ちという御旗のもと、自身が大統領に立候補するが、その背後にはアメリカの陰謀が。
    その関係性を察知した息子ピーターと親友の犬養渉は叔父であるシルバを大統領として推薦するも、本人から固辞される。

    そこでピーター、渉が決断したことは、ジミーの遺志を継いでピーター自身が大統領に立候補することだった。

    というのが全体像。
    結末は小説ならではのものだが、モデルとしたミャンマーでは未だに民主化は遠い状態。

    著者の本「疑う力」で示されていた

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    2026年03月04日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    鷲津が戻ってきた。ただし全く昔のままではない。燃えるものがないようだ、しかし冷静沈着とは言える。序盤は場面がどんどん変わることもあり、読みにくく、読むスピードが上がらない。後半になってやっと面白くなってきた。そして大事件。都合が良すぎるのではないか。
    台湾からバカにされる日本。悲しい。

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    2026年03月02日
  • ここにいるよ

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    2024年1月1日、能登半島を襲った巨大地震に巻き込まれた元教師・小野寺徹平が、恐怖と不安の中でもこれからのことを考えて行動する姿を描く。

    何かにつけて、阪神・淡路大震災や東日本大震災を比べる人がいる。
    震災後には、これからの非日常と闘いが始まるのに比べられる気持ちや復興が遅れていると言う非難などさまざまな声にも疲弊する。
    辛く苦しいのは大人だけではなく、子どもでもそうである。
    小野寺が被災地で子どもたちと向き合う姿に自分に何ができるか考えてしまう。


    『能登のとと楽、加賀のかか楽』という言葉があるのを知らなかった。
    能登は、奥さんたちがよく働き、夫は漁や杜氏などの出稼ぎする以外は、家でブ

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    2026年02月27日
  • 雨に泣いてる

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     真山仁さんは東日本大震災以降、「震災三部作」やそれらに連なる(新作の)『ここにいるよ』で、教師が被災地に向き合うことで、被災者の苦悩と克服への道のりを描いていました。
     本作も"震災モノ"かと手にしましたが、まるでタイプが違いました。主人公は新聞記者で、震災の惨状で葛藤する姿を通して描くのは‥‥え? まさかの犯罪小説ですか?

     思っていたのと大分違い、少々戸惑いました。主人公がかつてのトラウマを抱えていたり、手のかかる新人記者の存在もあり、記者としての矜持や成長が描かれたらスルッと納得でしたが…。
     途中から被災死亡した人物の過去の事件との関連が浮上し、思わぬ方向へ展開

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    2026年02月27日