【感想・ネタバレ】地熱が日本を救うのレビュー

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Posted by ブクログ 2016年01月04日

マグマを読んで九州電力の株を買ったけど、原発問題で売却。この本にあるように地熱をもっと活用すべき。日本は利権でしか決められないのかと悲しくなる。

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Posted by ブクログ 2013年03月27日

再生可能エネルギー特措法によって注目を浴びた地熱発電

再生可能エネルギーの中でも天候等に左右されることなく、開発時からのCO2排出量も全発電の中でも格段に低い

しかし、その発電に適した土地の8割が国定公園内に分布していたこと、地元温泉組合からの反対(温泉が枯渇した事例はなく、地元への手回しによっ...続きを読むては良好な関係を築き、発電後の温水を利用した温泉施設も可能)が普及を阻んでいた

近年国定公園内の開発制限が緩和され、温泉地を抱える自治体での積極的な参入も紹介

「CO2が出ない」「仕方ない」で動かしている原子力発電、前者については開発時及び排水時の温室効果が指摘され、後者についても原料のウランの枯渇も指摘されるなど決して安定も安心もないといえる中で火山国日本では地熱発電にもう少し前向きになってもいいのでは?と思えた。

同時に「反原発には対案がない」と指摘されるが、声を上げ続け、意見の存在を知らしめ、実態に反映させる重要性も忘れてはならないといえる。

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Posted by ブクログ 2013年05月02日

原発事故のあと、太陽光や風力発電に脚光があたる一方、そういえば地熱発電は置き去りにされています。

 発電に使う、熱水だまりが多く存在するのは国立公園、国定公園内が多く開発に制限があること、隣接する温泉地から「温泉が枯渇するのではないか」ということで反対が多いことが開発が進まない原因とされています。...続きを読む

 スゴイ、と思ったのは国内ではこの10年間新規の地熱発電所建設がないにもかかわらず日本の地熱発電技術は世界トップレベルでシェア7割を占める、という点。こんなところにも日本のすぐれた技術があるのですね。発電機器と掘削技術(調査、評価段階から)の組み合わせで信頼を得ているそうです。

 注目したいのは、

①熱水だまりほど温度が高くなくとも低温で沸騰する物質を介することで発電は可能(バイナリ発電)

②熱水だまりはなくとも高温岩体に水を注入し回収する事で発電することもできる

③地熱発電ほど深く掘らなくとも地中の温度が一定であるところを利用し、夏は冷房に、冬は暖房に利用することができる(スカイツリーはこの技術を利用)

 発電用の燃料輸入が増加したことで貿易収支が赤字へ、という部分は円高と海外に生産拠点が移されることによる産業空洞化の影響が大きく、原発が再稼働する/地熱発電など再生エネルギーを多く利用してもそう簡単には貿易収支は改善しないと思います。(昨今の円安の方が効果大、と思います)

 地熱にかかわる方々の生の声が入っていればもっと説得力のある本になったのではないでしょうか。

 

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Posted by ブクログ 2013年04月29日

地熱のポテンシャルの解説書。

日本の発電量約9500億Kwhに対し、地熱資源量は、2347万Kw。フル活用すれば、約二割を担保できる可能性がある。

ただし、現状は資源量の約1.5%しか活用されていない。

太陽光や風力と違って天候に左右されないし、国定公園問題や温泉街との抵触が解消すれば、かなり...続きを読む普及しそうだ。

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Posted by ブクログ 2013年04月04日

地熱発電について熱く語った1冊です.読み物としての完成度はやや?かも知れませんが,平易で読みやすいと思います.「地熱発電」というのは,面白いキーワードだと思いますが,如何でしょうか?

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Posted by ブクログ 2013年03月11日

震災から2年を期して出た、のであろう本。同じ著者の小説「マグマ」で、地熱発電の面白さや可能性、問題点がわかったような気がしていましたが、そのおさらい的に。著者はその後も地熱の普及を熱心に訴えていたそうで(僕もそれで知ることになったのですが)、そして、風は吹いてきたのでは、と。地熱だって反対する人は出...続きを読むるし、どんな発電所だって大規模なものは交付金やらで利権が絡む、のだけど、太陽に直ちに依存しない自然エネルギー、という点(砕けて言うと雨の日も無風の日も使える)では、やっぱり大きな可能性があると思います。タイトルは仰々しくて、あんまり好きではないけれど、こりゃあイケるのではと思うんだよねえ。

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