【感想・ネタバレ】ハゲタカ2.5 ハーディ(上)のレビュー

あらすじ

日本を代表するクラシックホテルの日光ミカドホテルは、経営難に陥り世界的リゾートグループのリゾルテ・ドゥ・ビーナス傘下に。創業家の長女、松平貴子はビーナスから執行役員になって目標値を達成すればミカドを返すと約束される。一方、謎多い中国の大富豪から救済案の提示が。陰謀の渦巻くなか貴子が闘う!

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もはや経済小説を超えた!スパイ映画並みのシリアス感!
主人公は『ハゲタカ』に登場した老舗ホテルのオーナー松平貴子。
『ハゲタカⅡ』~『レッドゾーン』の間に起ったパリの一流ホテルの買収をめぐる内紛騒動を描いています。『ハゲタカ』の時と同様に、買収を目論む様々な輩(失礼)から中国当局まで!あらゆる陰謀に巻き込まれる貴子。それでも、タイトルにもある貴子を指す言葉、「ハーディ」(丈夫な、頑健な)の通り、何事も自分で決める強さ、意志が随所にあり、成長した貴子を見ることができます。スピンオフですが『ハゲタカ』シリーズの主人公・鷲津はほんの少し登場します(笑)
また、『ハゲタカ』シリーズは企業買収がテーマの企業小説ですが、本作の特徴としては「スパイもの」といえるほどのスリリングな諜報戦も描かれています(シリーズとしては異色)。そのスパイ映画さながらの活躍を見せているのはもう一人の主人公といっていい、美麗です。鷲津の右腕・アランの恋人であり、中国当局のスパイであった美麗はアランの死の真相を知り、復讐を誓います。復讐のために裏切り、騙し、時には要人を殺害していくその様はまさに、スパイ映画さながらです。
貴子が「陽」であれば美麗は「陰」。対照的だがどこか似ている二人が交差するとき、物語は急展開を見せます!『ハゲタカ』シリーズ初心者にも、スパイものが好きなあなたにもおすすめできる傑作です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ハゲタカシリーズのスピンオフ上巻。
シリーズファンにとっては重要なキャラクターの一人である、松平貴子を取り巻くストーリー。
鷲津が登場しないにも関わらずやっぱり面白い!
下巻に期待。

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2022年09月04日

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ネタバレ

ハゲタカシリーズは全作品制覇のつもりが、(文庫本)書下ろしの本作に今まで気付きませんでした。
鷲津がほとんど出てこない作品ではありますが、貴子の奮闘ぶりに胸が熱くなりました。
スケールの大きいシリーズであることを再認識しました

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2020年01月23日

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ハゲタカ番外編。主人公はミカドホテルの創業者一族の娘であり、同ホテルを買収したリゾルテ・ドゥ・ビーナスの役員を務める松平貴子。
ミカドホテルを取り戻すため立ち向かう貴子と暗躍する中国投資家の存在。
やっぱりハゲタカは外しません。

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2018年06月05日

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「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ作品。
鷲津は名前が触れられるだけで、世界的リゾートグループのリゾルテ・ドゥ・ビーナスの傘下となったミカドホテルを取り戻そうとする松平貴子が主人公。
中国の大富豪から救済策が提案されるが、彼の真意は?
誰が味方で誰が敵か、松平貴子はミカドホテルを取り戻せるのか、日本とフランスを舞台に虚々実々の戦いが繰り広げられる。
題名の「ハーディ」とは、スコットランド人の元恋人が貴子を評した言葉だった。
「HARDY、元々は我慢強いという意味だが、図々しいと言う意味もある。他には、耐寒性という意味もある。耐寒性というのは、君にぴったりだ。寒くてもじっと我慢して耐えている。その実、中はたぎるほど燃え盛っている。うっかり触れると火傷しそうだ」
彼女の行動を見ていると、言い得て妙である。

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2025年02月04日

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ハゲタカシリーズのスピンオフ。本編シリーズと当たり前だけどリンクしながら、謎であった部分が見えたりして軽快に読める。後は下巻に期待。

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2023年01月17日

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真山仁さんの代表作・ハゲタカシリーズの登場人物であるミカドホテルグループCRO・松平貴子が主人公の当著。
ミカドホテルグループは外資のビーナスグループの傘下に入っているのだが香港の大富豪・将陽明は、貴子に対し”見返りの無い援助”を申し出る。ただより高いものは無いと考える貴子は、将の提案を怪しむも、将の口から”鷲津政彦”の名が出た時、複雑な感情が芽生える。一方、記憶喪失から回復した将の娘・美麗は、将への復讐を企てる。。。
貴子は多くの陰謀が渦巻く中、どう闘っていくのか!?

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2020年09月24日

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ここまで相手と自分のことを俯瞰して商談するのってすごいよなと毎度思う小説。このくらいの余裕と熱量持っていたい。

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2018年01月03日

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ミカドホテルを元オーナー松平貴子がとり戻そうと奮闘、記憶を失った中国人の女スパイ美麗の復讐と交錯、そして、ちらつく鷲津政彦の影…。誰が見方でだれが敵なのか、陰謀渦巻く国際的な謀略の中、彼女はどう切り抜けていくのか。題名の通り「我慢強い」彼女を応援しながら下巻へ。

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2018年01月03日

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ミカドホテルグループのCRO 最高再生担当責任者 
松平貴子を軸に、物語がすすんでいく。
リゾルテドゥビーナスの社長 フィリップビーナスに
評価されて、取締役に。
アンリドヌーブ社長、モニカバーンスタイン副社長の確執。
貴子は 熱海の温泉 金色 を立て直すように言われる。
そんな時に ビーナス会長が 突然 死んでしまう。享年62歳。
ビーナス会長は モニカに代表取締役をやるようにと言われるが、
ビーナス会長のヨメ マリーヌビーナスが、大株主となり
モニカを解任させる。

香港の富豪 将陽明は、貴子の祖父母も知っている。
戦争の時に、世話になったと言う。
そして、ミカドをとりもどすと貴子に言う。

美麗は、記憶喪失で登場。徐々に記憶がもどっていく。
アランのことを思い出し、
将陽明の娘であることを思い出し、そして、自分が何ものかを知る。
ピアノに触れて、自分の中にしまわれていた記憶が蘇る。

さて、物語の流れは 明確になってきたようだ
どう下巻に 展開していくのか?

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2018年01月04日

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ハゲタカ3のスピンオフ
ミカドホテルの松平貴子を軸としたホテル事業買収サスペンス

甘言にただ載せられて動くのではなく、主体性を持ってミカドホテルを取り戻す

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2025年03月04日

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ネタバレ

感想
金色屋を貴子がどう建て直していくかに興味があったが、話がドンドンビーナスグループの買収の方向になり、ちょっと期待した展開からそれた。

貴子の場合、買収される側なので、鷲津目線とは違ってコントロールできず流されるままなので読者としても一緒に不安になってしまう。

あらすじ
ビーナスグループの傘下に入った日光ミカドホテルを支配人の松平貴子がどう建て直すか?貴子はビーナスグループの担当執行役員の任を受け入れ、熱海の金色屋の再生を任ぜられる。

記憶をなくしたさおりは六本木のクラブで働いていたが、香港の富豪の陽将明に目をかけられ、部分的に記憶を取り戻していく。さおりの名前は美麗で、アランを亡くした後、記憶喪失になっていたのだった。

美麗は賀との再会で全ての記憶を取り戻す。ビーナスグループの会長であるビーナスが急逝する。ビーナスグループの跡目を巡って、香港の将やKKLも買収に名乗りを上げ、グループの行方が混沌とする。そんな中、美麗は将への復讐の機会をうかがっていた。

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2024年03月16日

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大好きなハゲタカシリーズのスピンオフ。
個人的にあまり好きでない松平貴子さんが主人公だった為読むのを後回しにしていたのですが、
やはり流石の面白さです。
個人的に貴子の妹の珠香、ビーナスグループのモニカに魅力を感じました。二人とも仕事に一途で実力があり周りを惹きつけるところが好きです。

メインキャラクターのアランの死の謎も明かされるのか…下巻も楽しんで読ませていただきます!

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2022年07月15日

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鷲津ではなく松平貴子が主人公の本書。
怠く読み始めたが、いい感じ。
アランが亡くなった理由も下巻で明らかになりそう。

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2022年06月21日

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ネタバレ

専門的な部分が多くてちょっと難しかった。経済や金融の話と思っていたので、スパイとか殺人とかそんなものが出てくるとは知らず、驚きつつもハラハラしながら楽しめた。
終盤は結構残酷な部分も多くて後味は悪い。
ハゲタカシリーズは初めてだったので、パートワンから読みたくなった。

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2021年03月22日

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10月-13。3.0点。
ハゲタカのスピンオフ。日光ミカドホテルの松平貴子が主役。
フランスのホテルチェーンの一つとなっているミカドグループ。チェーンのゴタゴタに翻弄される貴子。
中国の富豪が、味方に付くとの申し出が。

すっと読める。鷲津が出てこないと、やっぱり物足りないが。。
下巻に期待。

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2020年10月14日

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ネタバレ

松平貴子が主役のストーリー。誰が味方で、誰が敵なのかまだ分からず、下巻でアランが死んだ本当の理由、美麗との関わりがどう展開していくのか楽しみ。
余談ではあるがドラマ版で貴子役を演じていた女優が適役だった。色々ありドラマの続編はないであろうなのが残念

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2020年07月15日

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ネタバレ

ハゲタカシリーズのスピンオフ。

時期的には、レッドゾーンの少し前のストーリー。

ミカドグループの松平貴子とアランの恋人 美麗が主人公。鷲津は上巻には登場しなかった。

スピンオフのためか、企業買収のハラハラ感はあまり感じない。
少し物足りない感じ

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2019年03月06日

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今月の1冊目。今年の24冊目。

番外編ということです。本編のような重厚金融ストーリーはないです!本当に番外編という感じです。

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2018年10月08日

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ハゲタカのスピンオフ作品。
ミカドホテルの松平貴子が主人公。
とは言え、アランの死にもつながる話。
下巻が楽しみ。

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2018年07月22日

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貴子が主役のハゲタカ外伝。本筋はスケールが大きくなりすぎの感がありますが、外伝だけあってとっつきやすいかんじになっていると思います。展開も早くて面白いので下巻が楽しみ。ただ、貴子が任された熱海のホテルの再建の件がどこかにいってしまっていて、どうにも必要性と辻褄あわせをどうするのか気になっています。下巻で帳尻があうのか・・・?

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2018年02月01日

Posted by ブクログ

話の展開が早い。
どんどん進みます。

ホテルの話と鷲津の話の絡め方が少し強引な気がしますが、とりあえず下巻が楽しみです。

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2017年12月03日

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