真山仁のレビュー一覧

  • シャドーゲーム

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    現代史の基礎知識が必要とされるかなり難しい小説だった。
    1970年代半ばから現在も続くアメリカの日本遠隔統治の裏側を、ニクソンのウォーターゲートから田中角栄逮捕に至る一連の流れの中で、作者が現代の対アメリカ依存体質に警鐘を鳴らすかのような危機感を感じさせる迫力があった。
    登場人物を架空の名前で描いてはいるが、ニクソン、キッシンジャー、三木武夫、福田赳夫、中曽根康弘、児玉譽士夫、丸紅、ANA、川崎重工など、小説の人物をこれらの名前に変換して読み、当時の事件の報道との乖離を改めて感じさせられた。
    経済小説である事を前提として読んではいても、自国優先のアメリカ諜報機関がやりそうな…物語に説得力があっ

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    2026年08月22日
  • コラプティオ

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    ネタバレ

    コラプティオ→日本語に訳すと『腐敗』・『汚職』と言う意味だそうです。
    冒頭から、彗星のように現れた、名政治家の熱い演説から物語は始まり、その政治家が国を思い総理になり、また、その政治家の演説を聞き、憧れ政治の世界に飛び込み秘書官にまで登り詰める若者と、その同級生の新聞記者を中心に物語は進んで行く。
    これだけ熱く国を思い行動する総理と、その総理を時に諌めながらも支える秘書官、そして権力を監視すると言う使命を追い求める記者。
    そんな総理でも権力の魅力には逆らえなかったか、と思うラストではありましたが、こんなにも熱い方々が実在したならば、日本はもう少しマシな国になっていただろうなぁ〜と思わせてくれた

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    2026年08月19日
  • 新装版 ハゲタカ(下)

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    すごくのめり込んであっという間に読んでしまった。
    主人公の鷲津がカッコいい…痺れる…。
    良くも悪くも周りの登場人物が、鷲津に翻弄される描写もすごい。
    鷲津が現実にいたら、オーラすごいんだろうなぁ。

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    2026年08月17日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    ハゲタカシリーズのファンなので、久しぶりに読めて幸せ。
    相変わらずおもしろい。
    早く下巻を読みたい。

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    2026年08月12日
  • ベイジン(上)

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    中国で世界最大の原発を作るために、日本人技術者と中国の堅物官僚が、衝突と協力を繰り返しながら困難を克服していく。

    中国で仕事をした事があるが、小説の中の中国の空気感は大したものだと思う。

    引き込まれていく原発ストーリー。重い内容なのに軽やかなタッチで進むところが良い。内容的にもとても面白い。久々に夢中になれた。

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    2026年08月11日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    アメリカ、中国、日本による技術面で世界の最先端を行く台湾の半導体製造企業FSCを巡る買収合戦という経済面と台湾有事という政治面が絡んだ内容となっていて時流に乗った作品である。

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    2026年08月10日
  • シャドーゲーム

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    真山氏の「ロッキード」と合わせて読むといいのかもしれん(未読)。小説だから仕方ないのだが、これが角栄でこれが中曽根で、と答え合わせしながら読むのはかなりまどろっこしい。内容は面白かったけど、小説だからここまで大部でなくても良かったのではとも思う。。

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    2026年08月07日
  • ロッキード

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    くだんの事件が起きた時、自分は中学生でテレビで詳しく解説を見るわけでも新聞を読むわけでも週刊誌を読むわけでもなかった(いまのようにWebもなかったのでそれ以外の手段はなかった)ので、もう本当に表面的なことしか知らなかったのだが、この本の中盤以降の話は「そういうことだったのか」ととても興味深く読めた。今の日米関係にもつながる話だし、田中角栄という人がどういう人だったのか(これが私のようなその時代を知っている読者にはまだるっこしいのだけど)を丁寧に導入部で説明しているので、ぜひ若い人たちにも読んでほしい。

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    2026年07月31日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    新刊が出ることも知らず、ハゲタカを1から読み直していた。
    本屋でたまたま続編が出たことを知った。

    私は今まで、過去の作品としてハゲタカに触れてきた。そこで描かれていることも「かつてあった事象に近似的な出来事」として読んでいた。

    しかし今回はタイムリーな感覚で本作に触れることができた。

    初の女性総理大臣
    思いつきで動くアメリカ大統領
    緊張感のある米中関係

    それらがとても肌感覚を伴って流れ込んでくる。

    初めてのハゲタカ体験だった。

    ストーリーの感想は下巻を読み終わってから振り返ることとする。

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    2026年07月29日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    阪神大震災と東日本大震災、時を経てつながる2つの震災にまつわる物語。
    結局子供達がたくましく育っていく。
    大人ができることは少ない。

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    2026年07月26日
  • 玉三郎の「風を得て」

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    私にとって玉三郎さんは泉鏡花の作品を演っている人だった(^^)でも歌舞伎は気楽に行けるものと聞いて公演へ行き、実際に玉三郎さんを観て一目で魅了された(,,゚Д゚)その玉三郎さんの一部を知れる嬉しい本(*^^*)私は人生の半ばを過ぎても極めたいものが見つからない(-_-;)けれど、玉三郎さんも真山さんも凄いな〜羨ましいな~(о´∀`о)と思うのもおこがましいか…

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    2026年07月11日
  • “正しい”を疑え!

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    正しいを疑うというのは、中々に難しい事だなと思いつつ読み進めましたが、話の流れはとても纏まっていてスラスラと読めた気がします。

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    2026年06月28日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    これは、きっと話題のあの企業がモデル。どうしても頭のなかでその企業に置き換えながら読んでしまう。
    経済に疎い私でも、読み始めると一気読み。小説で描く半導体の未来が、現実とリンクするのがおもしろかった。

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    2026年06月24日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    リアリティ抜群
    TSMCを題材にしたストーリーなのだが、台湾有事が起こればとんでもないことになるという警告を受け止めた。
    それが台湾という一つの地域が抱える地政学的なリスクであり、全世界が共有しているリスクでもある。
    さすが真山先生。そういう角度から鷲津を登場させてきましたか。恐れ入りました。

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    2026年06月21日
  • オペレーションZ(新潮文庫)

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    読み応えのある真山仁作品。ドラマ化もされているので、そちらでご存じの方も多いと思う。この作品が作られた2017年以降、幸いにも日本の財政危機は顕在化していないが、2026年には長期金利の急激な上昇が生じ、財政に対する関心が再び増している様にも思える。本作内小説として登場する「デフォルトピア」が、実際に真山仁作品として作成進行中であると聞く。10年振りに日本の立ち位置の変化を確認するのにも良いかもしれない。

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    2026年06月07日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    東日本大震災後、阪神淡路大震災を経験した教師が被災地の小学校に赴任して奮闘する物語。原発問題、ボランティア、子供達の葛藤等。どれもこうあるのが正解と結論づけできないテーマばかりで、読後もまだ考えさせられている。震災3部作ということなので、あと2冊もよんでみたい。

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    2026年06月07日
  • そして、星の輝く夜がくる

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    目指したいべき人間像がここにあった。阪神淡路大震災の被災者としては、共感よりも反省すべき内容が多く、考えさせられた一冊。

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    2026年06月04日
  • オペレーションZ(新潮文庫)

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    真山さんの圧倒的取材力には脱帽である。
    国や地方自治体の現実的な振る舞いをこの文書の中に再現して余りある。
    それにしても、危機を目前にして変われない日本の現実に、改めて嫌になる。
    小説が悪いわけではなく、現実社会に。

    であるならば、日本人としての個人、私自身は地方議員として、どう振る舞えば良いのか、そう簡単に答えが出るものではない。

    しかしながら、この本で桃地教授が小説の中身として語られるように、繰り返し繰り返し、気がついた人から出来ることを動いていくほかないのだろうと思う。

    太平洋戦争後、幕末維新後、その他の歴史的転換点にあっても、市政の日本人、社会が大きく変わる中で、1日1日を必死で

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    2026年06月01日
  • ロスト7

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    スリリングな展開で、とても面白い。
    日本の核武装がテーマであるが、真のテーマは米国からの自立である。一貫して真山のテーマなのだろう。1970年代の過激派が社会の中枢を占めている点なども、とても参考になる。

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    2026年05月30日
  • ウイルス

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    スピード感あるドキドキの連続で内容も最高でおもしろかった。でも最後がもうチョイなんとかならなかったか。

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    2026年05月28日