真山仁のレビュー一覧

  • チップス(下) ハゲタカ6

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    日経ビジネス連載小説だったので、断片的に読んではいたが、結構単行本になって手が加えられている印象。台湾のTSMCを題材にした米中の仁義なき半導体獲得狂奔を描く。「ハゲタカ」サムライ・キャピタルがホワイトナイトの役回りをすることで、半導体が如何に軍事超大国の生命線になっているのかをまざまざと見せつけてくれる。特にとんでもない生成AIの進化をみていると、半導体と電気・水が、主義主張や宗教を超越したネオ帝国主義国家サバイバルの源泉になっていることがよく理解できる。エンタメに徹して読むのは勿体ない経済小説の傑作。

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    2026年04月11日
  • チップス(下) ハゲタカ6

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    鷲津が綿密に敷き詰めておいた幾つもの策略が、ハゲタカファウンドメンバーにより、怒涛の如く回収。特に第六章がオススメ。交渉術、度胸、冷静さ、人脈…それらを兼ね備える鷲津が、元ジャズピアニストだったのが、とてもミステリアス。早くも続編とドラマ化に期待が膨らむ。

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    2026年04月09日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    最先端半導体を製造する台湾のFSCは、米中に対する台湾の安全保障の意味合いを持っていた。
    そんな状況のなかで台湾に地震が発生し、FSCの創業者が亡くなってしまった為に、米中を巻き込むFSCの争奪戦が始まった。

    実際の半導体をめぐるアメリカ、中国、台湾、韓国、日本の関係を、事実と想像とを織り混ぜているので物語の進め方に説得力がある。
    特に凋落する日本半導体産業に対する評価は辛辣で的を射ているように思える。
    サムライキャピタル鷲津の深謀遠慮の冷徹な買収行動が通常であるのに対し、本作の鷲津の行動が台湾に対するホワイトナイト的働きとなり好ましく読めた。
    現在の時事ネタも盛り込まれ、今読むべき小説だと

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    2026年03月31日
  • 新装版 ハゲタカ(下)

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    壮大な企業買収の裏で、冷静かつ冷徹な判断の中に主人公の日本人としての誇りが垣間見える。
    本作は経済の駆け引きを描きながらも、人間ドラマとしての魅力を備えた魅力あふれる一冊でした。

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    2026年03月28日
  • 新装版 ハゲタカ(上)

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    バブル崩壊後の日本で、企業を買い叩くハゲタカファンドの冷徹な戦略が描かれる。敵か味方か曖昧な存在だが、汚職にまみれた銀行の闇へ切り込んでいく展開が面白い。下巻への期待が高まる一冊でした。

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    2026年03月24日
  • 標的

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    テーマ、題材は政治やら福祉やら司法、報道と硬めなのに、ものすごくエンタメな本でした。読書時間≒通勤時間が待ち遠しく感じたのは久しぶり…というくらい面白かった

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    2026年03月24日
  • チップス(下) ハゲタカ6

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    やっぱりハゲタカシリーズは面白い。一気読みしてしまった。鷲津だけじゃなく、成長した前島やアントニーの活躍もエモい。

    鷲津は慈善事業はしないと言うが、なんだかんだで社会にとって最善のおさまりになる。社会正義だ社会貢献だと耳障りの良いことを云々かんぬん言っている裏には見栄や承認欲求があっていろいろこじれて争いになっていく。結局のところシンプルな鷲津のような考えが社会をよくするのではないかと思う。小説だから誇張もあるだろうけど、事実は小説より希なりという。米中の覇権争いや国際情勢がこじれないことを祈りたい。

    カリスマのあとは必ず翳りが出るとか部下に考えることを求め気づくまでアドバイスしないとかビ

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    2026年03月24日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    待ちに待ったハゲタカシリーズ。鷲津ファンなら迷わず手に取ることをおすすめしたい。やっぱり面白い。

    世界の覇権争いをする米中が台湾の半導体ファウンドリーを巡ってマネーゲームを繰り広げる話の前半。あくまでも小説だが、米中がなぜ台湾にこだわるのかがよく理解できる。やはり毎度鷲津を待望したくなる。

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    2026年03月20日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    ネタバレ

    お久しぶりのハゲタカ続編。第6弾。
    あの空気感をたっぷり堪能。
    鷲津さん、ちょっと年をとって落ち着いてきました。
    それもまたよし。

    今回は、、、
    台湾の世界一の半導体企業FSCを巡って、中国、アメリカ、の攻防戦に巻き込まれ?っていうか、恩人に頼まれてそのFSCを守ろうとする鷲津さん、のお話。

    台湾有事とか、半導体とか、なんとなくは知ってたけども、よくわからなかった。
    これはあくまで小説なので、全てを鵜呑みにしてはダメだけど、あぁなるほど、こういう事か、という。
    わかりやすい。有難い。

    武力行使してくるという発想が、なかなかに怖くて。
    そりゃあみんな警戒するよねーというか。
    そういう国だと

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    2026年03月20日
  • チップス(下) ハゲタカ6

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    ネタバレ

    【チップス】 真山 仁 著

     ハゲタカ・シリーズは全て読んでおり、8年ぶりの鷲津政彦の登場に心躍らせて読み始めました。台湾の某半導体メーカーを巡る日台米中韓の闘いです。2023年11月から『日経ビジネス』に連載されたものを加筆修正したとありますが、高市首相の台湾発言、ワーグナー(トランプ)大統領のベネズエラ侵攻なども書かれており、一気に書き上げた感があります。登場人物が多いので、巻頭の「主な登場人物」を参照しながら読み進めました。

     上巻は導入部で背景説明的とも言えますが、下巻に入ると、まるで現実に展開されているかのような国際政治の絡んだ買収劇となり、緊迫度を増して一気に読み終えました。こ

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    2026年03月16日
  • アラート

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    怖い!現実感があり過ぎる。正に今の日本そのもの!米中関係そのものじゃないか!ただ、将来がそうならないことを願うのみ!

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    2026年03月16日
  • 売国

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    終盤まで結末が見えず、グイグイと引き込まれた本でした。
    文庫最新の『墜落』を先に読んでいたので、主人公が亡くなるようなことはないんだろうなとは思ってましたが、それでもハラハラドキドキ。内容は重厚なのにテンポ良く物語が進む娯楽性溢れる1冊でした。さ、次は『標的』だ!

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    2026年02月27日
  • コラプティオ

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    政治が面白いと初めて思わされた小説だった。そもそも政治に興味を持たないのは、(ほとんど)全てが建前で構成されている、と思わされるからであるように思う。国を挙げての「茶番」の中で、時々本音を見せてくれる政治家に人気が集まるのもそのせいでではないだろうか。W主人公のこの小説で二人に共通するのは、この小説で何度も述べられる「青臭さ」にある気がする。なかなか巧妙な形で伏線が回収されていたので、近いうちに再読して、この小説をもっと楽しみたい。

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    2026年02月03日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    ネタバレ

    面白くてあっという間に読み終わった。

    司法書士としては登記周りが気になってしょうがない。
    貴子名義にするには貴子の住民票が必要だがどうしたのか?とか。(あれだけ容易に偽造パスポートが用意されるのだから偽造に決まっているが。お抱えの中国系司法書士が多分いるんだろうなぁ。それにしても本人に無断で登記までやる必要ないと思うんだが…)
    登記原因なに?税金周りは大丈夫なのか?貴子の個人名義にしない方が良かったんじゃないのか。
    謄本を受け取る、受け取らないは関係ないのよ。もう登記入っちゃってるんだから。
    いつかどこかで登記周りを深く考察してみたいなぁ。

    最後は貴子が成長して自らの実力でホテルを取り戻す

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    2026年01月11日
  • “正しい”を疑え!

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    リアル本にて。
    コーチャンフォー若葉台店にて見かけ、今の情報が氾濫している世の中で子供たちが生き抜いていくために何か伝えてあげられることがないかと思い、購入。
    著者の真山仁さんは、小説家で「ハゲタカ」が有名だが、まだ読んだことはなかった。
    ただ今回、この新書で、「小説を通じて社会を良い方に変えたい」と書かれているのを見て、俄然読んでみたくなった。
    日本においては「正しく」あることで安心を得ようとする人が多い。しかしその「正しさ」は、「世間の多くの人と同じ考え方をしている」という意味である。むしろ物怖じせずに「わからないから教えて」と言う姿勢の方が、新しい環境にも馴染みやすく、不安も解消されるの

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    2025年12月30日
  • ここにいるよ

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     教師を退職して10年以上経つ小野寺徹平は,かつての教え子・萌葱が若女将をつとめるえびす温泉郷――和倉温泉郷がモデル――旅館・翁木屋で,年末年始を迎えていた。小野寺とかつての教え子とその家族たちとの避難生活が始まる。
     物語の小見出しを紹介すると,「おかしも」「きのどくな」「ととらく」「おそすぎ」「ぬしや」「あめあめふるな」,そして本書のタイトルである「ここにいるよ」となっている。
     「おそすぎ」は,能登の復旧・復興のスピードが遅いことに対する言葉であり,わたしも地元民からも親戚からも聞いたことがある。とくに,奥能登住民じゃない人からの方が多かったような気がする。
     物語に戻る。ラポルトすずで

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    2025年12月30日
  • タングル

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    日本発のテクノロジーや日本の世界との仕事の仕方を考えるのに良いストーリー、そしていつもの真山仁様のエキサイティングな流れ。一気に読みました。ちょっと「日本から見た」世界で、世界が(もしくはシンガポールがでも)日本をこのように見てるかは不明。

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    2025年12月28日
  • レインメーカー

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    医療過誤を被告、原告、それに関わる人達を多方面から書いた秀作。真山仁の作品は初めてだけど、かなり良かったなぁ。他も読もうっと。

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    2025年12月14日
  • アラート

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    何と恐ろしいことか、アメリカ軍がもし全て日本から撤退したら、日本は本当の独立国家になるのかもしれないが、そんなことは考えもしない。
    散々日本からお金を引き出して、搾り取れなくなったら、退散するかもしれない。そうしたら、日本は防衛費だけではなく、国を守る人も足りなくなる。
    そんな現実を見せられることになろうとは、なんて恐ろしい本か!さすが真山仁。

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    2025年12月01日
  • アラート

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    面白かった。考えさせられた。戦後80年。80年も平和が続いた奇跡。徐々に有事が現実味を帯びてきた今、戦争に巻き込まれない為に、どうすればいいのか。防衛費増に反対するだけでは済まないが、本当に防人が必要なのか。ただ言えるのは平和ボケでいられる時代ではなくなっていること。政治家任せでなく、一人一人が真剣に向き合わないと。勇ましい女性首相が誕生したのは、単なる偶然ではないだろう。

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    2025年11月17日