真山仁のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
震災から2年を期して出た、のであろう本。同じ著者の小説「マグマ」で、地熱発電の面白さや可能性、問題点がわかったような気がしていましたが、そのおさらい的に。著者はその後も地熱の普及を熱心に訴えていたそうで(僕もそれで知ることになったのですが)、そして、風は吹いてきたのでは、と。地熱だって反対する人は出るし、どんな発電所だって大規模なものは交付金やらで利権が絡む、のだけど、太陽に直ちに依存しない自然エネルギー、という点(砕けて言うと雨の日も無風の日も使える)では、やっぱり大きな可能性があると思います。タイトルは仰々しくて、あんまり好きではないけれど、こりゃあイケるのではと思うんだよねえ。