真山仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地熱発電を中心に動き回る、投資銀行での出世争いや企業買収、政治絡みの利権争い、そうした泥臭いところまで描かれた本作。
地熱発電の仕組みやその意義、一方で普及の難しさも理解ができ、また電力という人間にとって今や必要不可欠なエネルギーにまつわる様々な利権についても、全てではないものの記載がされており勉強になった。
電力は太陽光以外、水蒸気がタービンを動かすことで発電するという仕組みが共通している。火力や原子力、地熱、風力、いずれもエネルギーの始点は異なるものの、水蒸気がタービンを動かしている。
個人的には黒木亮と似ている作風ながら、端々の表現において、黒木亮の方が好きなため、個人的嗜好により -
Posted by ブクログ
大好きな作家な一人である真山さんの小説。
今回のテーマは、農業(と言ったらよいのか)。
小説内では、当初は農薬のマイナス面からスタートしていましたが、
途中でGMOの是非にまで、テーマが多岐に渡っていきます。
まさしく社会派小説。
真山さんの小説は、初期のころはハゲタカに代表されるように
ファイナンス寄りの小説だったように記憶していますが、
最近は社会の問題に鋭く切り込んで、
問題提起をするような小説にシフトチェンジしてきているのでしょうか。
エンタメとしてのアップ・ダウンは今一つだったのですが、
この小説を通じて、そこまで興味のなかった「食」という問題に関心を持つことができました。
後