真山仁のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久しぶりの真山さんの本。
検察の話とロケット工学の話、それぞれの話に主要な主人公がいて、
それぞれで進行していくというストーリー。
最初、出てくる人物が多くて、話に入り込めなかったのと、
検察の方のストーリーはミステリー調で、
続きが気になって仕方がなかった一方、
ロケット工学の方は、そこまで没頭できず。
最後にこの二つの話が交差するのかと思いきや、、、
ここから先はネタバレなので、この辺りで。
ちょっと最後の終わり方を単純化しすぎたかな、
もうヒト山描写してもよかったのかな、とは思いますが。
日本の政治や産業の闇に隠れた部分を
よくあぶり出してくれているかと思います。
真山さんのファン -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公、篠塚幹はアルツハイマー病のための治療薬フェニックス7を東北にある最先端の研究所で開発しているが、動物実験での課題がクリアできず、なかなか人間での治験に移行できないことに焦りを感じ始める。
その頃、同じ市内で認知症高齢者が失踪してから数ヶ月後に死体で発見される事件が連続し、遺体の状態などに疑問を感じた所轄の刑事は、後輩刑事と事件の真相究明に動き始める。
始めはミステリーかと思ったが、上巻の早いうちに、事件と主人公に何らか関係があることがわかってしまった。
事件の真相、治療薬の研究の行方、登場人物たちの心の葛藤が読みごたえを感じさせてくれるか、後半に期待。 -
Posted by ブクログ
研究者、お金を出す人、認知症治療のためと言いながらも自らの要望のためだったね。その欲望と人間、そして神の領域である脳の物語でした。脳、人間とりわけ脳の神秘、神の領域に人間の手が入る日がやってくるのかなあ。夢や志がある人は認知症治療希望かもしれない、介護で周りの人、家族に負担をかけたくないという人もいるだろうからね。
認知症が治ったり、高齢化が進むというのは、自然に逆らっているように私には思える。すべての問題が乗り越えられたら、世界は変わってしまうね。研究や実用化には、安全面の問題、倫理の問題だけでなく、国際間競争、政府との調整等、大変難しいということがわかりました。