奥田英朗のレビュー一覧
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奥田英朗の洋楽青春期。
01 サージェント・パパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
02 名前のない馬
03 スライダー
04 展覧会の絵
05 アビイ・ロード
06 狂気
07 ライヴ・イン・ジャパン
08 黒船
09 クイーン?
10 ウッドストック
11 フィルモア・イースト・ライヴ
12 明日なき暴走
13 シルク・ディグリーズ
14 夏草の誘い
15 南十字星
16 彩(エイジャ)
青春音楽短編小説(ボーナス・トラック) ホリデイ・ヒット・ポップス!
あとがき
作者の中学生から高校生の間に触れたロックの回顧録を熱く語る。
ディープ・パ -
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奥田英朗の群像劇小説。
特色のない中途半端な地方都市にくらす、
残念な人間たちを描く。
離婚した公務員つとめの男。
生活保護のケースワーカーの仕事のストレスから買春に走る。
都会を夢見て真面目に勉強する女子高生。
途中で引きこもりの男に拉致換金される。
唯一の単なる被害者かな。
偽の電気保安器を、一人暮らしの高齢社宅に訪問販売で売り歩く元ヤン男。
金を掴むため仕事に精を出すも、
元ヤンならではのトラブルに巻き込まれる。
スーパーの万引き保安員の仕事にハマる中年おばさん。結婚はしておらず、万引き犯を捕まえた際の優越感に浸るのが唯一の楽しみだが、途中で新興宗教にハマりトラブルに巻き込まれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ過去に自分として犯したと考えた罪、が心の底に眠っており、それが平穏な生活によりフラッシュバックしてくるという、かの大ポップスターの日本での生活を描いたもの。
この感覚はなんとなく分かるものではあるが、現実的にはキースの言っているように、背負って生きていくしかないものであると考える。もしくは、自分なりの線引きでの解決になるのであろうと思われる。
それらを催眠療法で解決しようというものだったが、そこをお盆という状況とうまく掛け合わせていて、その不思議な様子が漂っている。夏の暑さを感じず、冷たい様子が漂っている。
さて、実世界で同じようなものを抱えている人間はたくさんいるが、”背負っていく”、