奥田英朗のレビュー一覧

  • 真夜中のマーチ

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    10億円強盗計画。前半奥田英朗らしく、面白い要素もありで一気に読みでしたが、後半ちょっと失速したかな。でも楽しく読める本でした。

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    2019年06月24日
  • 無理(上)

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    上下巻で分かれているからなのか、なかなか進まない。
    後半でやっと何かが起こりそうな感じがしてきたから、早く下巻を読みたい!

    それぞれの登場人物がどうやって交錯していくんだろう?

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    2019年05月21日
  • ララピポ

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    ほんとにどうしようもない人達の日々を書いた本だけど、それぞれストーリーにつながりごあるのと、タイトルが最後に意味が分かったところなど、エンターテイメント性はさすがかと。

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    2019年05月02日
  • 田舎でロックンロール

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    自由じゃないからこそ、得られるものがある。
    かつて、聴きたい曲を自由に聴くことができない時代があった。
    物理的に。
    経済的に。
    そして、倫理的に。
    そんな時代に、ラジオ、ステレオ、レコード、雑誌などを通して最新の洋楽と奮闘した著者による、1972年〜1977年までの、体験的、自伝的エッセイ。

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    2019年04月07日
  • 東京物語

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    この小説を一言で表すと
    「昭和を生きた若者の生きざま」である。


    まるで、映画「三丁目の夕日」を見ているような、
    とても穏やかな気持ちになる小説であった。


    昭和という時代を生きた若者が、
    東京というと階に憧れを抱いて上京し、
    新たな場所で生きる希望や心細さが、
    とても良く表現されている。


    その時代を象徴した出来事や流行歌、
    当時の若者のステータスとなっていた車や物など、
    当時の雰囲気を細部まで表現された、
    空気感がとても心地の良い小説であった。

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    2019年03月31日
  • 無理(下)

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    地方都市の訳ありな人々の群像劇。少しずつ悪い方へ悪い方へと転がっていく。ラストはあくまでもきっかけで、その後に控えているであろう展開はきっと明るくない。後半は人が死にすぎてないか。。

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    2019年02月16日
  • 真夜中のマーチ

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    疾走感あふれる作品である。
    奥田英明は変な作家だとおもっているが、変な作品の中に普遍的な面白さやおかしみが隠れているから、抜け目ない作家だなと思っている。
    そして題材が多岐にわたっている。
    大ヒットが1つ出たらそのシリーズを書くのが王道なのだろうけれど、そうしない変な作家だ。(このへんはあとがきの受け売り)

    この作品は初期の木下半太が好きな人にはきっとお勧めできる。
    傑作、とは思わないけれど、作家の傑出したところは感じることができる。
    奥田英明は読み続けるべき作家だ。

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    2019年01月14日
  • ララピポ

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    ネタバレ

    登場人物みんなどこかで繋がりがあって狭い世界で貪りあっている。有り得ないようなことも、なんだかすんなり受け入れて読んでしまう面白さだった。
    限られた登場人物内で語り手が替わっていくので、自分が思う自分と、他人から見た自分を意識せざるを得ない。あまりに客観性を失った人の回は読んでて辛かったなぁ。

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    2019年01月07日
  • 田舎でロックンロール

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    奥田英朗の洋楽青春期。

    01 サージェント・パパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
    02 名前のない馬
    03 スライダー
    04 展覧会の絵
    05 アビイ・ロード
    06 狂気
    07 ライヴ・イン・ジャパン
    08 黒船
    09 クイーン?
    10 ウッドストック
    11 フィルモア・イースト・ライヴ
    12 明日なき暴走
    13 シルク・ディグリーズ
    14 夏草の誘い
    15 南十字星
    16 彩(エイジャ)
    青春音楽短編小説(ボーナス・トラック) ホリデイ・ヒット・ポップス!
    あとがき

    作者の中学生から高校生の間に触れたロックの回顧録を熱く語る。

    ディープ・パ

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    2018年11月17日
  • 延長戦に入りました

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    雑誌「モノ・マガジン」に連載されていた「スポーツ万華鏡」をまとめたエッセイ。

    全34編もありますが、サクサクと読めました。

    スポーツを主なテーマにいろんないちゃもん!?へりくつ!?を書いていて、納得するものあり、共感するものあり。

    レスリングのタイツはなぜ乳首を出すのか?

    なぜなの?理由を教えて~

    結果が気になることいっぱいです。

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    2018年11月12日
  • 泳いで帰れ

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    流れで、アテネ五輪の観戦記も読んでみた。こちらはまとまりがあってさらに面白い。野球に出場していた選手の名前が懐かしい。現役なのは松坂と福留、そして上原は?

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    2018年11月04日
  • 用もないのに

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    職業:小説家。年齢:とりあえず中年。じきに五十路の身である。〆切のある旅なんて真っ平御晩。自慢じゃないが、おやじの腰は重いのである。と、胸を張ったはどこへやら。編集者の甘言につられて、北京、NY、あっちこっちの野球場、果てはお遍路まで…。人気作家がしぶしぶ物した、脱力紀行エッセイ集。

    「延長戦に入りました」だったか、スポーツのエッセイを読んだことがある。こちらも脱力紀行エッセイで◎。

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    2018年11月03日
  • 無理(下)

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    奥田英朗の群像劇小説。

    特色のない中途半端な地方都市にくらす、
    残念な人間たちを描く。

    離婚した公務員つとめの男。
    生活保護のケースワーカーの仕事のストレスから買春に走る。

    都会を夢見て真面目に勉強する女子高生。
    途中で引きこもりの男に拉致換金される。
    唯一の単なる被害者かな。

    偽の電気保安器を、一人暮らしの高齢社宅に訪問販売で売り歩く元ヤン男。
    金を掴むため仕事に精を出すも、
    元ヤンならではのトラブルに巻き込まれる。

    スーパーの万引き保安員の仕事にハマる中年おばさん。結婚はしておらず、万引き犯を捕まえた際の優越感に浸るのが唯一の楽しみだが、途中で新興宗教にハマりトラブルに巻き込まれ

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    2018年10月24日
  • 純平、考え直せ

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    ネタバレ

    純平、考え直せって言うんだから考え直すのかと思ったら、直さないのね。
    奥田英朗ってミステリでもなくホラーでもエロでもないエンタメ作家として上手い人だなとおもう。これもイッキに読まされた。
    でもなあ、面白いけど、別に読む必要もない感じはする。マンガでも映像でもいい。が、歌舞伎町の若いヤクザが歌舞伎町や東松山で喧嘩したりウロウロしたりする映像を見たいかと聞かれると、あんまり見たくないか。やっぱりマンガだね。映画化されたらしいけど、ヒットするとも思えない。
    ジイサンは在りし日の鈴木清順で読んだ。他の人はだれでもいい感じ。

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    2018年09月24日
  • 新装版 ウランバーナの森

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    デビュー作とのこと。ジョン・レノンをモデルとしたかのような主人公が便秘になりつつ霊と交信するお話。設定が面白かった。

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    2018年09月06日
  • 無理(下)

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    徐々に何もかもがうまくいかなくなっていく、ゆめの市の人々。
    こういう人たちって、今の日本にはたくさんいるんだろう。
    そして、その結末とは…
    かなり気の重い話だったけど、目が話せないものがある。

    2018.8.17

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    2018年08月17日
  • 無理(上)

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    合併で生まれた地方都市「ゆめの」。
    不満を抱えながら過ごす男女の日々で話が進む。
    社会福祉事務所で働く公務員、東京に憧れる女子高生、暴走族あがりのセールスマン、新興宗教にはまる女性、良くありがちな裏で何やってるわからない市議会議員。
    田舎だから働き口もなく、生活保護を受けている住民も多い。
    さて、下巻でこの町はどうなっていくのか…

    2018.8.15

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    2018年08月15日
  • ララピポ

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    登場人物誰一人応援できない本。
    極端に言うと全員クズ。優しめに言うとアホ。
    いったいこの人たちはどうなるのか、気になるようなどうでもいいような~。
    そんな気持ちになりつつもやっぱり気になり読み切りました。
    題名はかわいい響きでも、内容はとっても下品なので人には勧められない本です。

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    2018年08月15日
  • 新装版 ウランバーナの森

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    ネタバレ

    過去に自分として犯したと考えた罪、が心の底に眠っており、それが平穏な生活によりフラッシュバックしてくるという、かの大ポップスターの日本での生活を描いたもの。

    この感覚はなんとなく分かるものではあるが、現実的にはキースの言っているように、背負って生きていくしかないものであると考える。もしくは、自分なりの線引きでの解決になるのであろうと思われる。

    それらを催眠療法で解決しようというものだったが、そこをお盆という状況とうまく掛け合わせていて、その不思議な様子が漂っている。夏の暑さを感じず、冷たい様子が漂っている。

    さて、実世界で同じようなものを抱えている人間はたくさんいるが、”背負っていく”、

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    2018年07月15日
  • 無理(下)

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    真面目に働くことの馬鹿馬鹿しさを知り、自分の地位が脅かされることにおののき、信じていたものには裏切られ…。5人の男女が心の軋みに耐え切れなくなった時、それぞれの人生は猛スピードで崩壊してゆく。矛盾だらけのこの国を象徴するかのような地方都市・ゆめのを舞台に、どん詰まり社会の現実を見事に描き切った群像劇。

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    2018年06月17日