邪魔(下) 新装版
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邪魔(下) 新装版

880円 (税込)

4pt

九野薫。36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故で亡くして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚の素行調査を担当して逆恨みされる。わずかな契機で変貌していく日常を絶妙の筆致で描く犯罪小説の白眉。

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邪魔 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 邪魔(上) 新装版
    880円 (税込)
    及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織り込んだ傑作。 スーパーのパート。不眠症の刑事。不良高校生。接点のなかった三人の日常が、ある事件を機に静かに急速に、転落してゆく――。 日常に潜む悪夢を描いたクライムノベルの傑作。 大藪春彦賞受賞作。
  • 邪魔(下) 新装版
    880円 (税込)
    九野薫。36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故で亡くして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚の素行調査を担当して逆恨みされる。わずかな契機で変貌していく日常を絶妙の筆致で描く犯罪小説の白眉。

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邪魔(下) 新装版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    静かに見える毎日の暮らしに、
    隠されている極限状況。

    奥田英朗は、新人の頃から凄い!


    夜の冷気が空から降りかかってくる。
    地面も九野の体温を奪おうとしていた。
    死なないでくれよ。恭子のことを思った。死ぬことはない。
    自分で死ななければならないことなど、人生には

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    登場人物みんなどこかおかしい…!?
    子どもを思うあまりの恭子の暴走も、現実を受け入れられない九野も、坂道を転がるような祐輔も、共感はできないけど怒涛の展開で思わず一気読みしてしまいました
    子どもたちが1番気の毒だけど、決して悲観的な終わり方ではなく、読者が未来を想像できるだけの余韻があるのが良かった

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

     最後の坂を勢い良く転げ落ちるような展開に唖然としながら、人は誰しも不安定な細い板の上を必死にバランスを取りながら生きているのだろうな、と考えた。思っていたほどバッドエンドでもなく、救いがほの見えるラストで一安心。及川家の子どもたちにとっては最悪な結果かもしれないが。あれだけ家庭を守ろうと奮闘してい

    0
    2024年11月26日

    Posted by ブクログ

    奥田英朗『邪魔 下』。

    夫・茂則への疑惑が高まる恭子。パート先の待遇改善の団体交渉にのめり込んでいく…

    放火の容疑者を追う九野。確信しているものの、逮捕にまでは至らない…

    一方で、花村の逆恨みから、窮地に陥る九野。

    恭子がそこまで…
    そこまでしなくても…
    幸せな普通の家族が、夫のちょっとした

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    恭子の行動、心理が手に取るように感じられた。ヅルをする夫を非難するだけでなく、自分自身が敢えて目にしたくないものを避け、安穏と生きることに甘えてきた半生に気づくなど苦しい現実が迫ってきた。
    甘えて生きるか、自分の人生を生きるか、選択肢があるから女は生きるのが難しい。

    0
    2023年05月28日

    Posted by ブクログ

    面白かったが、少し呆気ない終わり方かな。

    新装版の表紙に描かれているチューリップ、華やかな上巻に対し、下巻は枯れている…。

    0
    2021年08月27日

    Posted by ブクログ

    うーん…なんかスッキリしない結末だと思うのは私だけ?
    九野の義理の母は、結局妄想だったの?
    そして、恭子は一人でどこへ向かうの?

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    恭子の変貌ぶりと狂気にページを捲る手がとまりません。
    いやー、面白い。普通の主婦がここまで堕ちてしまうとは。
    小説って面白いな、と思わせてくれる作品。

    0
    2025年07月08日

    Posted by ブクログ

    下巻を楽しみにしてたが
    まどろっこしく
    ラストは、呆気なく終わった感
    上巻のほうがテンポがあり
    面白かったかな。

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    上下巻をぐいぐいと読ませる魅力はあるけれど、イヤミスのような読後感で、何か心に引っ掛かって考えさせられるようなものは得られなかった。

    0
    2023年08月07日

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