ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
九野薫。36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故で亡くして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚の素行調査を担当して逆恨みされる。わずかな契機で変貌していく日常を絶妙の筆致で描く犯罪小説の白眉。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより) 静かに見える毎日の暮らしに、 隠されている極限状況。 奥田英朗は、新人の頃から凄い! 夜の冷気が空から降りかかってくる。 地面も九野の体温を奪おうとしていた。 死なないでくれよ。恭子のことを思った。死ぬことはない。 自分で死ななければならないことなど、人生には...続きを読むないのだ。(本文より) どうして自分が、こんな目に。 夫への疑念が深まり、いたたまれない恭子は、仲間に誘われた会社との「団体交渉」にのめりこんでゆく。放火の容疑者を追う九野は、容疑を確信しつつ逮捕にこぎつけられない。心がぎりぎりまで追い詰められた二人の中で、何かがついに決壊する――。日常に潜む極限状況を鮮明に描く傑作。 令和7年11月25日~27日
登場人物みんなどこかおかしい…!? 子どもを思うあまりの恭子の暴走も、現実を受け入れられない九野も、坂道を転がるような祐輔も、共感はできないけど怒涛の展開で思わず一気読みしてしまいました 子どもたちが1番気の毒だけど、決して悲観的な終わり方ではなく、読者が未来を想像できるだけの余韻があるのが良かった
最後の坂を勢い良く転げ落ちるような展開に唖然としながら、人は誰しも不安定な細い板の上を必死にバランスを取りながら生きているのだろうな、と考えた。思っていたほどバッドエンドでもなく、救いがほの見えるラストで一安心。及川家の子どもたちにとっては最悪な結果かもしれないが。あれだけ家庭を守ろうと奮闘してい...続きを読むた恭子が、あっさり吹っ切れたように行動するラストだけは解せない。恭子にばかり触れているが、九野のパートももちろん面白かった。
奥田英朗『邪魔 下』。 夫・茂則への疑惑が高まる恭子。パート先の待遇改善の団体交渉にのめり込んでいく… 放火の容疑者を追う九野。確信しているものの、逮捕にまでは至らない… 一方で、花村の逆恨みから、窮地に陥る九野。 恭子がそこまで… そこまでしなくても… 幸せな普通の家族が、夫のちょっとした...続きを読む出来心から、地獄に… 子供たちが不憫でならない。 夫に自首させるべきだったのでは。 恭子の豹変、そしてまだ行方知れずとは。 九野にとってはこれでよかったのか。 九野は妻と義母の事故死以来、精神的に不安定だったんだな。途中から義母⁇だったが… 結局、邪魔なやつを排除するって、ことだったのか、自分が生きていくために。
恭子の行動、心理が手に取るように感じられた。ヅルをする夫を非難するだけでなく、自分自身が敢えて目にしたくないものを避け、安穏と生きることに甘えてきた半生に気づくなど苦しい現実が迫ってきた。 甘えて生きるか、自分の人生を生きるか、選択肢があるから女は生きるのが難しい。
面白かったが、少し呆気ない終わり方かな。 新装版の表紙に描かれているチューリップ、華やかな上巻に対し、下巻は枯れている…。
うーん…なんかスッキリしない結末だと思うのは私だけ? 九野の義理の母は、結局妄想だったの? そして、恭子は一人でどこへ向かうの?
恭子の変貌ぶりと狂気にページを捲る手がとまりません。 いやー、面白い。普通の主婦がここまで堕ちてしまうとは。 小説って面白いな、と思わせてくれる作品。
下巻を楽しみにしてたが まどろっこしく ラストは、呆気なく終わった感 上巻のほうがテンポがあり 面白かったかな。
上下巻をぐいぐいと読ませる魅力はあるけれど、イヤミスのような読後感で、何か心に引っ掛かって考えさせられるようなものは得られなかった。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
邪魔
新刊情報をお知らせします。
奥田英朗
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
リバー 上
サウスバウンド
コメンテーター
東京物語
泳いで帰れ
試し読み
恋愛仮免中
家日和
田舎でロックンロール
「奥田英朗」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲邪魔(下) 新装版 ページトップヘ